ロッテ(★0対8☆)楽天 =リーグ戦11回戦(2020.08.01)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:塩見 貴洋(2勝3敗0S)
敗戦投手:種市 篤暉(3勝2敗0S)

本塁打
【楽天】内田 靖人(5号・1回表満塁)

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◆楽天は初回、島内の適時打と内田のグランドスラムで一挙5点を先制する。そのまま迎えた6回表には、浅村が走者一掃の適時二塁打を放ち、試合の大勢を決めた。投げては、先発・塩見が7回無失点の好投で今季2勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテ種市篤暉投手(21)はZOZOマリンで昨年から6連勝中。 昨年の同球場は67回1/3を投げ75三振の奪三振率10・02で、今年は13回で18三振の奪三振率12・46。本拠地では奪三振率10・00以上を記録し連勝を伸ばしている。

◆楽天内田靖人内野手(25)が2戦連発となる5号満塁弾を放った。 初回、島内の適時打で先制。2死満塁から内田がロッテ種市の外角高め134キロカットボールをバックスクリーンへはじき返した。 7月19日西武戦以来、今季2度目のグランドスラム。2試合連続のスタメン起用に応え「打ったのはたぶんスライダーです。変化球が浮いたところをしっかり打てました。チャンスで結果が出せて良かったです。」と喜んだ。

◆先発はロッテ種市と楽天塩見。楽天が初回に島内の先制打と、内田の5号満塁弾で5点を先行。ロッテは3回まで1安打で無得点。 楽天が6回2死満塁から浅村の走者一掃二塁打で3点追加。ロッテは6回まで無得点。先発種市が5回2/3を12安打8失点で降板。 楽天が0封リレーで大勝して20勝目。7回無失点の塩見が2勝目を挙げた。ロッテは種市が2敗目で、再び借金1となった。

◆ロッテが投打にかみ合わず、大敗で再び借金1となった。 種市篤暉投手(21)が6回途中、自己ワーストタイの8失点でKOされた。直球が高く集まった。初回、楽天島内に先制適時打を許すと、死球を挟んで2死満塁から内田にバックスクリーン弾を被弾。いきなり5点を失った。 毎回安打されながら、2回から5回は無失点でこらえた。だが6回だ。2死満塁から浅村に左中間へ走者一掃の二塁打を打たれたところで降板を告げられた。 106球、被安打は12となり「ゲームをつくれず、チームに申し訳ないです」と反省。前週に西武を完封するなど、ここまで全6試合でクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)を達成していたがストップ。昨季から続く本拠地ZOZOマリンでの連勝も6で止まった。 打線は塩見を打ちあぐね、4安打で今季2度目の0封負け。8連勝した6月28日を最後に、チームとして1カ月以上、連勝ができないでいる。【鎌田良美】

◆ロッテが投打にかみ合わず、大敗で再び借金1となった。ロッテ井口資仁監督(種市が炎上し、打線は0封負け。6月28日の8連勝を最後に連勝なし)「あれだけ球が高く浮けばホームランを打たれる。レアードは併殺打が2つあったし、もっと彼らしいスイングをしてもらわないと困る選手」。

◆楽天内田靖人内野手が7月19日西武戦に続き今季2本目の満塁本塁打。 楽天でシーズン2本の満塁弾は07年山崎武司、フェルナンデス、15年藤田一也、17年ペゲーロに次いで5人目の球団最多タイ。

◆2位楽天が16安打8得点とロッテを圧倒し、リーグ20勝に到達した。首位ソフトバンクも西武に勝利したため、1・5差は変わらない。貯金は4。 初回2死一、三塁から島内が先制の中前適時打。ロメロの死球を挟み、2死満塁から2試合連続スタメンの内田が2戦連発の5号満塁弾。一挙5得点で、昨季からZOZOマリンで6連勝中のロッテ先発種市に先制パンチを浴びせた。 三木監督は「立ち上がりをしっかりと攻められた。内田は1打席目からしっかりと準備して入れましたし、素晴らしい打撃でしたが、島内が2アウトから先制のタイムリーを打ってくれたことも大きい」と振り返る。試合の流れを決める貴重な1発を放った内田には「チーム全体でも打席に入るまで、マウンドに上がるまでのことをしっかりやっていこうとやっている。1打席目のファーストスイングではじき返せたことはよかった」と評価しつつ「後の打席をもうちょっと頑張ってほしかったかな」と無安打に終わった2打席目以降の内容に注文をつけ、さらなる活躍に期待を込めた。 先発の塩見は大量援護を受け、立ち上がりからテンポよく腕を振った。6回までは1安打投球。7回1死から連打を許したが、後続を切り7回3安打無失点で2勝目。三木監督は「塩見らしく緩急を使いながら、丁寧に1人1人抑えてくれた。最初の5点をうまく利用しながら、しっかり投球してくれてよかったと思う」と評価した。

◆優男が初っぱなから鬼と化した。楽天内田靖人内野手(25)が1回、ロッテ種市から5号満塁弾を放った。島内の先制中前適時打から、なおも2死満塁。ふさふさのあごひげに、鋭い目つきで打席へ。1ストライクから2球目。真ん中高めのスライダーをしばき、バックスクリーンへたたき込んだ。2試合連続のスタメン起用に連発で応えた。 「バナナあるよ」「誰がゴリラや!」。日常茶飯事にいじられる、心優しい25歳。温厚な性格で「うっちー」と呼ばれ、親しまれる。三木監督も「素晴らしい人格者で本当に優しい。野球をしてなかったら仲良くなって友達になりたいくらい」と笑う。 ただ、弱肉強食が当たり前のグラウンドでは、時に優しさがあだとなる。18年に12本塁打も昨季は2試合出場のみ。昨年7月。当時の三木2軍監督から、泉練習場の監督室に呼ばれた。「生まれ持った優しさは大切にしてほしい。だけど野球を仕事として勝負をしている。ユニホームを着た時は優しさが出ないように」。敵はもちろん仲間も蹴落とさなければ、縄張りは張れない。「今年は強い気持ちでやれている。それがいい結果につながっている」。加えて「打撃を探求、研究して極めよう」と助言を受け、真摯(しんし)にバットと向き合った。 2戦連発は自身2度目。前回の2発目は18年9月17日。同じZOZOマリンでロッテ種市から2ランを放ち、黒星をつけた。「2年前に打ったのは覚えていますが、それから対戦がなかった。初対戦の気持ちでいきました」。生き残りに温情はいらない。21歳の右腕をどん底へ突き落とした。【桑原幹久】 ▽楽天三木監督(内田に)「1打席目でしっかり準備して入れて、ファーストスイングではじき返せたことはよかった。ただ、残りの打席はもうちょっと頑張ってほしかったかな」

◆楽天塩見貴洋投手が7回3安打無失点で自身3戦ぶりの白星を挙げた。初回に5点の援護を受け、3併殺を奪うなどし、ロッテ打線を封じた。 7月9日ソフトバンク戦以来の2勝目。2回に失策した中堅手辰己へ「全然気にするなよ」と声をかけミスも経験でカバー。「負けが3つあるので、勝ち越せるように頑張ります」と力を込めた。

◆楽天・内田靖仁内野手(25)が1日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に「7番・一塁」で先発し、バックスクリーンに5号満塁弾を放った。  1点を先制した一回なお2死満塁。相手先発・種市の2球目、134キロの外角球をたたいた。  球団広報を通じて「打ったのは、たぶんスライダーです。変化球が浮いたところをしっかり打てました。チャンスで結果をだせてよかったです」とコメントした。  一方で、先制の中前適時打を放った島内宏明外野手(30)は、「きのう(7月31日)の(3安打したロッテ・)安田選手のバッティングを参考にしました。"安田打法"です」とコメントした。

◆楽天が大勝した。一回に島内の適時打と内田の満塁本塁打で5点を先制し、六回に浅村の走者一掃の二塁打で突き放した。塩見が7回3安打無失点と好投し2勝目。ロッテは種市が六回途中12安打8失点と乱れ、勝率5割を切った。

◆ロッテの種市は六回途中で自己ワーストの12安打を浴び、ワーストタイの8失点で2敗目を喫した。一回、内田に満塁本塁打されるなどいきなり5失点。この回に浴びた4長短打はいずれも3球目以内とストライクを取りにいって痛打され「ゲームをつくれずチームに申し訳ない」と言葉を絞り出した。  二回から粘ったが、六回2死三塁から2四球で満塁とされると、浅村に3点二塁打を許してKOされた。7月4日の前回対戦でも黒星を喫した楽天に雪辱を果たせなかった。

◆楽天の塩見が7回無失点の快投で2勝目を挙げた。一回に5点の援護をもらい、立ち上がりからコースを突く丁寧な投球で流れを渡さなかった。許した安打は単打3本だけで、打たせて取り「初回に点を取ってもらってスムーズにいけた」とうなずいた。  今季最多の108球の力投。昨季は腰の張りに悩まされて9試合の登板で3勝にとどまった。チームは左投手が手薄で寄せられる期待は大きく「またきっちりと投げられるように頑張る」と意気込んだ。

◆パ・リーグ2位の楽天・塩見貴洋投手(31)が今季最長タイの7回を投げ、3安打無失点。2勝目を挙げた。  「(捕手の)足立がうまくリードをしてくれました。併殺(3個)が大きかったです」  七回1死まで被安打1。直球とカーブで緩急をつけ、タイミングを外した。七回は2死一、三塁とされたが、レアードを128キロのツーシームで左飛に仕留めた。  公式戦開幕前に、八戸大時代の同期で、レッズに移籍した秋山翔吾とテレビ電話で会話。ロサンゼルスに滞在中の秋山から「しっかりやれよ」と言われ、「さすがメジャーリーガーやなと思った。すげえヒマしてて、変な顔してました」と笑いを誘った。  さらに開幕直前に「オンラインで『激励会をやろう』といわれたけど、都合も合わなくて面倒くさいので」と、まさかの"拒否"をしていたことも明かした左腕。秋山は米国で本塁打を放っていないが「大丈夫ですよ、あの人なら打ちますから」とエールを送り、自身も結果を出した。(広岡浩二)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
22151 0.595
(↑0.012)
-
(-)
82171
(+4)
141
(-)
42
(+1)
21
(-)
0.249
(↑0.001)
3.590
(↑0.1)
2
(-)
楽天
20161 0.556
(↑0.013)
1.5
(-)
83210
(+8)
158
(-)
42
(+1)
26
(-)
0.275
(↑0.004
4.070
(↑0.11)
3
(-)
ロッテ
18190 0.486
(↓0.014)
4
(↓1)
83145
(-)
173
(+8)
30
(-)
32
(-)
0.236
(↓0.003)
4.610
(↓0.1)
4
(1↓)
西武
17181 0.486
(↓0.014)
4
(↓1)
84154
(-)
168
(+4)
34
(-)
20
(-)
0.239
(↓0.005)
4.470
(-)
5
(-)
日本ハム
17192 0.472
(↑0.015)
4.5
(-)
82146
(+3)
164
(+1)
33
(+1)
21
(-)
0.229
(↓0.001)
3.920
(↑0.08)
6
(-)
ORIX
14213 0.400
(↓0.012)
7
(↓1)
82145
(+1)
167
(+3)
31
(-)
34
(+2)
0.243
(↓0.002)
4.110
(↑0.02)