1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 5 | 0 | 0 | 7 | 14 | 0 | 1 |
日本ハム | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 1 | 0 |
勝利投手:齋藤 綱記(1勝0敗0S) 敗戦投手:有原 航平(1勝5敗0S) 本塁打 |
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◆オリックスは1点ビハインドの5回表、若月がソロを放ち同点とする。そのまま迎えた7回には、安達と西浦の連続適時打などで一挙5点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、3番手・齋藤がうれしいプロ初勝利。敗れた日本ハムは、先発・有原が6回まで好投を見せるも、7回に崩れた。
◆今季初の4連勝へ、日本ハム近藤健介外野手(26)が先制打を放った。 1回1死二塁で、1ストライクから榊原の2球目147キロを中前へはじき返した。「ここまで有原さんが登板している試合で、なかなか援護ができていなかったので、初回からしっかりと点を取ることができてよかったです」。 11試合連続安打とする一打で、先発のエース有原を援護。チームは3試合連続で先制した
◆日本ハム大田泰示外野手(30)のバットが好調だ。1点リードの3回2死一、二塁で榊原の3球目、145キロの速球を打ち上げた打球は中前に落ちる適時打となり、二塁走者近藤をホームへとかえした。「いいところに落ちてくれました。ラッキーなヒットでしたが、追加点を取ることができてよかったです」。 30日のオリックス戦では1発を含む2安打3打点。これで5試合連続安打となり、調子が上向いてきた。
◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手(28)が、今季1軍初出場の試合で追撃の打点を挙げた。 左手首を痛めたロドリゲスに代わり、この日1軍に合流。5番一塁でスタメン出場し、4回2死三塁で一塁線を襲う適時二塁打を放った。「2点ビハインドの状況だったし、なんとかランナーをかえして行こうと思って打席に入っていたよ。タイムリーになってくれてよかったし、なんとか1点ずつ返していけるようにこれからも頑張るよ」。ウエスタン・リーグ15試合で打率3割5分9厘と好調な打撃で、さっそくチームに貢献した。 モヤは6回2死一塁でも日本ハム有原から中前打を放ち、マルチ安打をマークした。
◆オリックス榊原翼投手(21)が、5回途中でマウンドを降りた。1、2、4、5回とすべて先頭を四球で歩かせ、初回は1死二塁から近藤に適時打を打たれて日本ハムに先制を許した。 3回も2死からの連続与四球で一、二塁とし、大田に適時打を浴びて2点目を失った。5回、先頭を歩かせたところで交代となった。2番手の吉田凌が後続を断ち、榊原の失点は2で終わったが「攻めていこうという気持ちが空回りしてしまっていたと思います。やはりフォアボールのところですし、リズムを作るピッチングができず、チームに申し訳ないです」と肩を落とした。
◆日本ハム有原航平投手(27)が7回途中で悔しい降板となった。 3回までオリックス打線をわずか1安打に抑える快投。4回モヤの適時打で失点すると、5回には若月に右中間席へのソロを浴び同点とされた。 我慢の投球を続けていたが、7回につかまった。先頭宗の右前打を皮切りに、安達の勝ち越し適時打、西浦の適時二塁打など4連打で2失点。無死二、三塁から大城を三直に打ち取り、1死を奪ったところで降板。6回1/3を112球、10安打6失点で、下を向いたままベンチへ下がった。 降板後「野手の方々が序盤に点数を取ってくれていただけに、そのリードを守り切らなければいけなかったと思います。甘いボールが多く、試合を壊してしまい、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメントし、悔しさをにじませた。
◆日本ハムは1回1死二塁から近藤の中前打で1点先制。3回は2死走者なしから2四球で好機を広げ、大田が追加点の中前適時打。 オリックスは4回に日本ハム有原を捉え、モヤが一塁線を破る適時二塁打。5回には若月の3号ソロで同点とした。 オリックスは7回、安達の勝ち越し打など一挙5得点。連敗を4で止めた。斎藤がプロ初勝利。日本ハム有原が5敗目を喫した。
◆日本ハム西村天裕投手が、待望の今季初登板を無失点に抑えた。 5点ビハインドの8回に登板。先頭の若月に死球を与えるなど無死一、二塁のピンチを背負ったが、無失点で切り抜けた。左内腹斜筋肉離れから復帰し、30日に今季初昇格。投球フォームを一から見直し、帰ってきた。「結果的に抑えられたのは良かった。変化球は全体的に高いので、詰めていきたい」と満足していなかった。
◆日本ハム打線は序盤の2得点止まりだった。オリックス先発榊原の制球難に乗じて3回までに2点を先制したが、5回以降は相手の継投策に太刀打ちできなかった。 小笠原ヘッド兼打撃コーチは「四球選んだり、何とかチャンスをつないでいる。なんとかそういうものを1つの試合で出せるように今後もやっていきたい」と次戦へ切り替えた。
◆日本ハムは約1年ぶりの4連勝を狙ったが、逆転負け。 3回まで1安打投球を見せていた先発の有原航平投手だったが、変化球を痛打され2点のリードを守れず。7回に4連続長短打を浴びノックアウトされ、12球団ワーストの5敗目を喫した。 「試合を壊してしまい、チームに申し訳ない気持ちでいっぱい」と有原。栗山英樹監督は「今日はどうしても取りたかった」と悔しがった。
◆プロ6年目のオリックス斎藤綱記投手(23)が、生まれ育った北海道・札幌で初勝利を手にした。2-2の6回1死一塁で登板。宇佐見を2球で2ストライクと追い込み、スライダーで空振り三振。続く中島も5球目の、大きく変化するスライダーで空振り三振に打ち取った。「うれしいの一言。頑張ってきてよかった」と声を弾ませた。 プロ5年の苦労が、8球で報われた。打者との早いカウントでの勝負は、先輩左腕の山田に助言を求めた結果。日本ハムの本拠地とはいえ、札幌の野球ファンに成長した姿を見せた。 プロ3年目のオフに左肘を下げ、サイドスローになった。きっかけは17年ドラフト1位の田嶋の入団。同じ左腕が18年から1軍の先発陣に加わったことで、斎藤は生きる道を探した。「(投球フォーム変更は)めっちゃいやだったんですけど、プロで投げるためにはそれしかないと思った」。葛藤を抑え込んだ。 1軍生活が長続きしなかった過去とは違い、今季は厳しい場面に耐えうる力を首脳陣にアピール。「昨年に比べて左打者のインコースに真っすぐを使えるようになったのが大きい。スライダーも速くなって、曲がりが大きくなった」と明かす。投球フォームが身につき、頼れる武器を手に入れた。西村監督も「今までの内容とは全く違う。成長してきている」と競り合いの場面で斎藤を送り出した。 チームの連敗を4で止めた、価値あるプロ1勝。「ここで勝てたのは記憶に残ります。地元なので。ウイニングボールは両親に」と笑った。力強い1軍戦力が誕生した。【堀まどか】
◆オリックス若月健矢捕手が、マルチ安打で斎藤綱記投手のプロ初勝利をアシストした。 5回に同点の3号ソロ。7回無死一塁では中堅フェンス直撃の二塁打で無死二、三塁に好機を広げ、安達の決勝打につなげた。「(斎藤)綱記は初勝利。昔から2軍で若い時から一緒にやってきたチームメートなので、うれしいですね」と喜ぶ。「打てる捕手」と期待されてきた女房役が、打力でもチームに貢献している。 ▽オリックス安達(7回に決勝打) 宗、(若月)健矢が頑張って作ってくれていたチャンスでしたし、バットに当ててランナーを返すことだけ考えていました。
◆日本ハムの近藤が0-0の一回1死二塁で適時打を放ち、11試合連続安打とした。1ストライクから榊原の2球目の甘い速球を中前にはじき返し「初回からしっかりと点を取ることができて良かった」とうなずいた。 6月は打率2割1分2厘と不調だった。それでも「いつか状態がいいときは来る」と気持ちを切らさず7月に入って安打を量産。過去5試合は17打数8安打で打率4割7分1厘と本来の打撃を取り戻している。
◆オリックスが連敗を4で止めた。2-2の七回に安達の適時打や西浦の適時二塁打など打者一巡の猛攻で5点を勝ち越した。3番手の斎藤が6年目でプロ初勝利。日本ハムは有原が七回途中6失点と誤算でチームの連勝は3でストップ。
◆日本ハムの有原は6回1/3で10安打を浴び、今季ワーストの6失点で5敗目を喫した。同点の七回の勝負どころで、浮いた球をことごとく痛打され「序盤に点を取ってくれていただけに、リードを守り切らなければいけなかった」とうなだれた。 昨季15勝を挙げて最多勝に輝いたが、今季は7試合でまだ1勝。チームの連勝も3で止まり「申し訳ない気持ちでいっぱい」と肩を落とした。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
21 | 15 | 1 | 0.583 (↑0.012) | - (-) |
83 | 167 (+5) | 141 (+4) | 41 (+1) | 21 (+1) |
0.248 (-) | 3.690 (↓0.01) |
2 (-) |
楽天 |
19 | 16 | 1 | 0.543 (↓0.016) | 1.5 (↓1) |
84 | 202 (+4) | 158 (+5) | 41 (+2) | 26 (-) |
0.271 (↑0.002) | 4.180 (↓0.04) |
3 (-) |
西武 |
17 | 17 | 1 | 0.500 (↓0.015) | 3 (↓1) |
85 | 154 (+4) | 164 (+5) | 34 (+3) | 20 (+1) |
0.244 (↓0.002) | 4.470 (↓0.03) |
3 (1↑) |
ロッテ |
18 | 18 | 0 | 0.500 (↑0.014) | 3 (-) |
84 | 145 (+5) | 165 (+4) | 30 (-) | 32 (-) |
0.239 (↑0.001) | 4.510 (↑0.02) |
5 (-) |
日本ハム |
16 | 19 | 2 | 0.457 (↓0.014) | 4.5 (↓1) |
83 | 143 (+2) | 163 (+7) | 32 (-) | 21 (-) |
0.230 (↓0.001) | 4.000 (↓0.05) |
6 (-) |
ORIX |
14 | 20 | 3 | 0.412 (↑0.018) | 6 (-) |
83 | 144 (+7) | 164 (+2) | 31 (+1) | 32 (+1) |
0.245 (↑0.004) | 4.130 (↑0.06) |
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