巨人(★4対9☆)ヤクルト =リーグ戦4回戦(2020.07.11)・ほっともっとフィールド神戸=
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ヤクルト
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巨人
2000000024911
勝利投手:小川 泰弘(3勝0敗0S)
敗戦投手:サンチェス(2勝2敗0S)

本塁打
【ヤクルト】青木 宣親(3号・1回表ソロ)
【巨人】吉川 尚輝(2号・9回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトは同点で迎えた4回表、雄平の犠飛で勝ち越しに成功する。その後は6回に山崎の適時打、7回には青木の2点適時二塁打が飛び出すなど、終わってみれば10安打で9得点を挙げた。投げては、先発・小川が6回2失点の好投で今季3勝目。敗れた巨人は、投手陣が崩れた。

◆巨人は、左脇腹の違和感でスタメンを外れていた坂本勇人内野手(31)が「2番遊撃」でスタメンに復帰した。1番には、9日の阪神戦で通算1000安打を達成した亀井善行外野手(37)が入った。

◆巨人-ヤクルト4回戦は降雨の影響で、試合開始時間が午後6時30分に変更された。グラウンドにはシートが敷かれ、グラウンドキーパーによる整備が行われている。

◆ヤクルトのキャプテン青木宣親外野手が、チーム通算8000本塁打の節目弾を放った。 1回2死、カウント2-2からの6球目、巨人先発サンチェスの154キロ直球を左中間スタンド最前列へ運んだ。先制の3号ソロが、節目の1発となった。笑顔でベンチに戻り、チームメートとエアハイタッチをかわした。「ヤクルト8000号というメモリアルアーチをお客さんの入っている中で打ち、こういった節目で名前を残せたことはうれしく思います。まだまだ続けて打ちたいと思います」とコメントした。

◆「2代目若大将」が、初回からスタンドを沸かせた。巨人岡本和真内野手(23)が、逆転の2点適時二塁打を放った。1点を先制された直後の1回1死二、三塁、ヤクルト小川の低めのチェンジアップを三塁線にはじき返した。「すぐに取り返すことができて良かった」とコメントした。 岡本の一打は、有観客試合でのチーム初の適時打だった。普段ならスタンドに集まったファンはタオルを回すシーンだが、新型コロナウイルスの感染予防のためにタオルは上に掲げ、拍手などの新様式で盛り上がった。

◆ヤクルトが1回、青木の3号ソロで先制。巨人は1回、岡本の適時二塁打で逆転したが、ヤクルトは2回、内野ゴロの間に同点。 ヤクルトは4回に犠飛で追加点。6回は山崎の適時打でリードを2点とした。巨人サンチェスは6回途中4失点(自責3)で降板。 ヤクルトが引き分けを挟み、3連勝を飾った。先発小川が6回2失点で3勝目。巨人は今季初の3連敗を喫した。 巨人サンチェスが2敗目。

◆巨人は有観客試合の"開幕戦"に大敗し、今季初の3連敗を喫した。坂本が左脇腹の違和感から2試合ぶりにスタメン復帰したが、4打数無安打。守備では今季初の失策と攻守に精彩を欠き、9回の守備で交代した。今季17通り目のオーダーも、ヤクルト小川から奪ったのは、岡本の適時二塁打による2点だけだった。 中継ぎ陣の乱調も響き、今季ワーストタイの9失点。長嶋終身名誉監督を超える原監督の通算1035勝目は持ち越され、2位ヤクルトとは0・5差。原監督は「(観客は)球場そのもの、ゲームそのものを非常に華やかにしてくれますよね。そういう中でいいプレーを見せ、歓声をもらうのが我々の腕の見せどころ」と奮起を求めた。 ▽巨人元木ヘッドコーチ(計9失点での大敗に)「ミスが続いたよね。サンチェスに申し訳ない。せっかくファンの人が入ってくれて勝っている姿を見せたかったけど、明日頑張ります」 ▽巨人サンチェス(6回途中4失点で2敗目)「状態も良かったし、マウンドの感触も良かったよ。何より(ファンの)たくさんの拍手に勇気づけてもらった。またコンディションを整えて集中していく」 ▽巨人吉川尚(途中出場で9回に2号2ラン)「ファンの皆さんの前でいいバッティングができて良かった。明日につながる打席になったと思います」

◆ヤクルト先発小川泰弘投手は6回を被安打5の2失点で、セ・リーグトップ3勝目を挙げた。 初回に連打で2点を許したが、2回以降は粘った。5回は亀井を外角低めカットボールで見逃し三振。6回には丸を内角の直球で空振り三振を奪い「2回以降修正して、粘りながら投げることができた。野手の方の好プレーもあり最低限の仕事ができたと思う」。高津監督は「まだまだ再生中。結果がついてきているのは、去年と違うところ」と評価した。

◆巨人は有観客試合の"開幕戦"に大敗し、今季初の3連敗を喫した。巨人宮本和知投手チーフコーチ(9回に四球が絡み2失点した鍬原について)「あの辺がしっかりやってもらわないと困るんだけどね。鍬原は喝でしょうね。喝! でしょうね」。

◆ヤクルトのキャプテン青木宣親外野手が、チーム通算8000本塁打のメモリアル弾を放った。 「ヤクルトの長い歴史に名を刻めることが出来て本当にうれしいです」と喜んだ。チームは今季初の3連勝で首位巨人とのゲーム差を0・5とした。 1回2死、カウント2-2からの6球目、巨人先発サンチェスの154キロ直球を左中間スタンド最前列に運んだ。「いい当たりだった。ライナー性だったけど、入ってくれてよかった」と振り返った。 今季、初めての有観客試合。左翼の守備でも、打席でも、ファンの応援は届いていた。「今までは、自分のモチベーションを上げるのが難しかった。お客さんが入って、見られていると自分のプレーの刺激にもなった。ファンの方に感謝ですね」。高津監督も「8000号にふさわしい男だと思う」とたたえた。

◆ヤクルトファンの前で、偉大なキャプテンが球団史に名前を刻んだ。青木宣親外野手(38)が、巨人戦の1回に球団通算8000本塁打のメモリアル弾を放った。「ヤクルトの長い歴史に名を刻めることができて本当にうれしい」。チームは今季初の3連勝で首位巨人との差を0・5とした。 ファンの拍手は、打席にも届いた。10日の巨人戦が雨天中止となり、初の有観客試合。1回2死、カウント2-2からの6球目、巨人先発サンチェスの154キロ直球を捉え、燕党が多く座る左翼スタンド最前列へ先制3号ソロ。黒の打撃グローブをした右手と、素手の左手。感覚の微妙なズレを調整するスタイルで、憧れていたイチロー氏がオリックス時代に活躍した神戸の地で決めた。「お客さんの前でプレーできることを本当に幸せに感じた。ファンの方に感謝ですね」。 土屋五郎が球団初本塁打を放った1950年(昭25)3月24日から、2万5678日。令和を戦うキャプテンが歴史を紡いだ。高津監督は「8000号にふさわしい男。元気で、キャプテンらしくチームを引っ張ってくれる」と笑顔でたたえた。 首位巨人と0・5差に迫った。昨季はセ・リーグワーストタイの16連敗を喫し、2年ぶりの最下位。あの悔しさは忘れられない。青木は「勝つことで、信じられるようになる」と勝利を追い求めてきた。今季初の3連勝で「いい流れでプレーできている。まだやらないといけないことはあるけど(選手は)うまくなろうとしている」と手応えアリ。リーダーとして、主軸として、燕の原動力になる。【保坂恭子】

◆巨人は有観客試合の"開幕戦"に大敗し、今季初の3連敗を喫した。原辰徳監督のコメント。 「(観客は)球場そのもの、ゲームそのものを非常に華やかにしてくれますよね。そういう中でいいプレーを見せ、歓声をもらうのが我々の腕の見せどころ」

◆左脇腹の違和感を訴えていた巨人・坂本勇人内野手(31)が11日、ヤクルト戦(ほっと神戸)で「2番・遊撃」として、6日ぶりにスタメンに名を連ねた。  通算2000安打まで残り101本としている主将は、8日の試合前練習後に2018年7月に痛めた古傷でもある左脇腹の違和感を訴え、9日の阪神戦(甲子園)を欠場。今週は雨天で3試合が中止となっているが、5日の中日戦(東京ドーム)以来の試合出場となる。

◆ヤクルト・青木宣親外野手(38)が11日、巨人4回戦(ほっと神戸)に「3番・左翼」で先発し、一回2死から巨人・サンチェスの154キロ直球を捉え、左中間スタンドへ先制の3号ソロを放った。ヤクルトはこの一発が球団通算8000号となった。  球団1号の土屋五郎に始まり、小淵泰輔(1000号)、大矢明彦(2000号)、八重樫幸雄(3000号)、広沢克己(4000号)、ミューレン(5000号)、岩村明憲(6000号)、畠山和洋(7000号)が節目のアーチを描いてきた。  ヤクルトで通算113号を誇る青木は「ヤクルト8000号というメモリアルアーチをお客さんの入っている中で打つことができ、節目で名前を残せたことはうれしく思います」とコメントした。

◆巨人のエンジェル・サンチェス投手(30)=前韓国SK=が11日のヤクルト戦(ほっと神戸)に先発し、5回1/3を4安打4失点(自責は3)で降板した。  今季3勝目に向けて「とにかくチームの勝利につながるピッチングができるように全力を尽くします」と意気込んでいた右腕。8つの三振を奪うなど力投したが、白星をつかむことはできなかった。

◆ヤクルトが首位攻防戦を制し、巨人とのゲーム差を0・5に縮めた。ヤクルトは一回、青木が巨人先発・サンチェスから球団通算8000号となるソロアーチを放ち先制した。先発の小川はその裏、岡本の左翼線2点適時二塁打で逆転を許したが、二回以降は粘り強いピッチングで無失点。6回5安打2失点で降板した。  打線は二回1死一、三塁で、嶋の遊ゴロの間に三塁走者が生還して同点に追いつくと、四回に雄平の左犠飛で勝ち越しに成功。六回には山崎の中前適時打で4-2とし、巨人先発サンチェスをマウンドから引きずり下ろした。  その後もヤクルトの攻撃の手は緩むことなく、七回に青木の中越え2点適時二塁打、八回に雄平の左前適時打、九回に山田哲の左翼線への2点適時二塁打で追加点を奪った。巨人はその裏、吉川が2点本塁打を放ち9-4とするも、反撃はここまで。先発の小川は今季3勝目を挙げた。  ◆ヤクルト・高津臣吾監督 「お客さんが入ってくれる状況になったことはうれしく思う。(青木は)8000号にふさわしい男。頼りにしている」  ◆ヤクルト・小川泰弘投手 「初回に2点取られてしまいましたが2回以降修正して粘りながら投げることが出来ました。野手の方の好プレーもあり最低限の仕事が出来たと思います」  ◆ヤクルト・山崎晃大朗外野手 「打ったのはフォークボールです。小川さんが粘って投げていたので楽にしてあげたい気持ちでした。いい追加点になったと思います」

◆巨人の吉川尚が途中出場で開幕戦以来となる2号2ランを放った。2-9の九回1死一塁で近藤の直球を右中間席へ運んだ。大差がついた中でも観客から大きな拍手を送られ「ファンの皆さんの前でいい打撃ができて良かった」と素直に喜んだ。  開幕戦の阪神戦での2ランは逆転弾だった。正二塁手を狙うが、ここまで打率2割2分2厘といまひとつ。「明日につながる打席だった」と前向きに話した。(ほっと神戸)

◆ライアンらしさが戻ってきた。ヤクルト・小川泰弘投手(30)が6回2失点で開幕3連勝。勝ち星でリーグトップに躍り出た。  「二回以降は修正して、粘りながら投げることができた。野手の方の好プレーもあり、最低限の仕事ができたと思います」  青木の本塁打で先制した直後の一回に2失点。それでも二回以降は味方の好守にも助けられ、得点を与えなかった。二、四回に併殺を取るなど、走者を背負った場面での集中力が光った。  昨季は5勝12敗。高津監督は「僕からしたら、まだまだ再生中。でも、その中で結果が出ているのはいいこと。反省するところは山ほどあるけど、4つ目を勝てるように努力してほしい」と厳しい言葉で期待を寄せた。

◆球場に足を運んでくれたG党の期待に応えることができなかった。巨人は今季初の3連敗。左脇腹痛の坂本勇人内野手(31)が6日ぶりに戦列復帰したが、精彩を欠いた。  「(患部の)異常はないようなのでよかったですね。結果はともかく。(失策は)本人が一番反省しているでしょう」と原監督が語った。主将は8日の練習中に古傷でもある左脇腹に違和感を覚えた。この日は、「2番・遊撃」で5日の中日戦以来の出場を果たしたが、打っては4打数無安打。守備では二回に一塁悪送球を犯すなど、本来の躍動感はなかった。  開幕10試合で7勝2敗1分けと好発進したチームだが、7月に入り、苦戦している。今季初の3連敗で2位・ヤクルト、3位・DeNAに0・5ゲーム差まで迫られた。  指揮官は「ファンの方がいらっしゃるのは球場そのものを華やかにしてくれる。その中で、いかに歓声をもらうかが、われわれの腕の見せどころ」と反攻を誓った。(谷川直之)

◆ヤクルト・青木宣親外野手(38)が11日、巨人4回戦(ほっと神戸)の一回、先制の3号ソロ。球団通算8000号のメモリアルアーチをかけ、七回は駄目押しの2点打を放った。初の有観客試合を9-4で制したチームは今季初の3連勝(1分け挟む)。首位・巨人と0・5ゲーム差に肉薄し、12日の同カードに勝てば首位に浮上する。  節目のアーチは雨上がりの神戸で生まれた。青木が一回、巨人・サンチェスの154キロの速球を捉える。左翼席の燕党が立ち上がって手招きし、その思いが乗ったように打球は伸びた。左中間席への3号先制ソロは、球団通算8000号だ。  「ヤクルトの長い歴史に名を刻めることができて、本当にうれしい」  前日10日の試合が雨天中止となったため、チームにとっては今季初の有観客試合。降雨のため30分遅れの午後6時30分開始となったが、青木の痛快な一発が歓喜の傘の花を咲かせた。  4日のDeNA戦(神宮)で青木が7999号を放って以降、チームは4試合でノーアーチ。ヒットメーカーが本塁打で勢いをつけ、4-2の七回は中越え2点二塁打。試合を決定づけ、今季初の3連勝(1分け挟む)に大きく貢献した。  38歳になっても衰えを知らない打撃。シーズンオフの取り組みに秘訣(ひけつ)がある。  毎年、自身の全打席を映像とデータで振り返るといい「今は動画も撮影できるし、打球速度や角度も知ることができる。そういうことも含め、頭に入れておきたい」。米大リーグ、メッツからヤクルトに復帰した2018年は打率・327、10本塁打をマーク。好成績にもかかわらず、同年オフの検証では打球速度に対し、打球角度が伴っていないことに気づいた。  だから、打球を押し込むために必要な左肩の筋力を強化。翌19年に16本塁打に増やし、反対方向への本塁打も18年の2本から5本に。この日は今季初となる左翼方向へ、アーチをかけた。  過密日程も望むところだ。120試合制の今季は主に6連戦。雨天中止が増えれば、それ以上の連戦になる。それでも2012年から6年間、プレーしたメジャー時代を踏まえ「10連戦は当たり前だし、20連戦も年に3回くらいある。必要のないものは省くことが絶対に必要になると感じた」。疲労がたまれば練習量を抑え、ヨガなどでコンディションを整える。全てはグラウンドで結果を残すためだ。  首位の巨人に0・5ゲーム差まで迫った。「メモリアルアーチをお客さんが入っている中で打ててうれしい。お客さんの前でプレーできることを本当に幸せに感じました」。12日の巨人戦に勝てば首位浮上。頼もしいキャプテンが打線をけん引する。(横山尚杜)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
1061 0.625
(↓0.042)
-
(-)
10388
(+4)
60
(+9)
21
(+1)
12
(-)
0.263
(-)
3.490
(↓0.28)
2
(-)
ヤクルト
1071 0.588
(↑0.025)
0.5
(↓1)
10289
(+9)
89
(+4)
18
(+1)
16
(-)
0.250
(↑0.002
4.360
(↑0.02)
3
(-)
DeNA
1180 0.579
(↑0.023)
0.5
(↓1)
10190
(+4)
69
(+2)
20
(+1)
3
(-)
0.292
(↓0.002)
3.560
(↑0.09)
4
(1↑)
広島
791 0.438
(↑0.038)
3
(↑1)
10385
(+19)
72
(+4)
19
(+1)
7
(+2)
0.285
(↑0.016)
4.100
(-)
5
(1↓)
中日
8111 0.421
(↓0.023)
3.5
(-)
10071
(+4)
101
(+19)
12
(+1)
3
(-)
0.261
(↑0.002)
4.960
(↓0.75)
6
(-)
阪神
6110 0.353
(↓0.022)
4.5
(-)
10348
(+2)
80
(+4)
18
(+1)
13
(-)
0.228
(-)
4.580
(↑0.1)