日本ハム(★3対8☆)ソフトバンク =リーグ戦5回戦(2020.07.04)・札幌ドーム=
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ソフトバンク
30200101181301
日本ハム
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勝利投手:和田 毅(1勝0敗0S)
敗戦投手:加藤 貴之(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(2号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは初回、今宮のソロとバレンティン、長谷川の連続適時打で3点を先制する。5-0となって迎えた6回表には、今宮の適時打で1点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・和田が8回途中3失点で今季初勝利。敗れた日本ハムは、先発・加藤が試合をつくれなかった。

◆ソフトバンク和田毅投手(39)が7回無死で初安打を許した。先頭の日本ハム近藤に右前打を許した。 初回からキレのある直球を中心に、ストライク先行のテンポの良い投球。6回までは初回の大田、4回の中田への四球以外で走者を許していなかった。

◆ソフトバンクは1回、今宮の2号ソロなどで3点を先制、3回に2点を追加。日本ハムは先発和田の前に3回まで無安打無得点。 ソフトバンクは6回に今宮の右前適時打で1点を追加。リードを6点に広げた。先発和田は6回まで無安打無失点投球。 ソフトバンクが快勝し、2連勝。先発和田は今季初勝利。日本ハムは8回に3点を返したが、反撃及ばず2連敗で借金3となった。日本ハム加藤が1敗目。

◆ソフトバンク今宮健太内野手が、長打で勝利に貢献した。1回1死走者なし、直球に対し、クルッと体を回転させて放った打球が、札幌ドーム左翼ポール際中段へ突き刺さった。「1発で仕留められてよかった。流れが作れてよかった」。本人も納得の先制2号ソロで打線を勢いづけ、チームを快勝に導いた。 有言実行だった。前日(3日)に史上7人目の通算300犠打をマーク。それでも「本当はバントを少なくシーズンを終えることが自分の理想。打てるショートを目標にしていきたい」。前日にそう口にしていた2番打者が、犠打でつないで勝利を呼んだ翌日は一振りでまた勝利を呼んだ。 背中の張りもあり、休みながらの出場だが「出た試合は何か1つ、勝利に貢献したい気持ちはある」。6回にも追加点を挙げる適時打もマーク。先制弾と中押し打で打線をけん引した。

◆ソフトバンク和田毅投手(39)が、圧巻の投球で今季初勝利を挙げた。6回までは無安打投球。キレのある直球を中心に、ストライク先行のテンポの良い投球で次々にアウトを重ねた。「前回ふがいない投球だったので、初回から気持ちを入れて、1球1球投げました」。3回5失点だった前回の6月27日西武戦からの、見事な変身を披露した。 7回無死で近藤に初安打を許したが「打たれてないなとは思ったんですけど、相手もプロの選手なので。いつかはヒット打たれるだろうと、そういう気持ちで投げていました」と切り替え。達成していれば球団では昨年の千賀以来3人目、球団最年長のノーヒットノーランを逃しても淡々と打者に向かった。 左足がつりそうになるアクシデントもあり、8回無死から3連打を浴びて走者を残して降板。「いやー、50点ですね。あそこで8回までいけたら70、80点くらいですけど。あんな形で降りて、中継ぎの方を4人も出してしまって。すごく反省しています」。8回途中3失点で白星を手にしたが、高みを目指す左腕は悔しそうに振り返った。 この日、九州南部は大雨の被害を受けた。和田は米カブスから日本復帰した16年以降、震災復興支援の野球教室開催などで毎年のオフに熊本を訪問。子どもたちの笑顔に触れ「こちらが元気をもらった」と常々話す。試合中にも現地の状況は動いており、言葉を選びながら「こっちの方でもニュースが流れていたので、すごく気にはかけていました。裏方さんや選手も出身の方がたくさんおられるので...」と思いやった。 ベテランの快投に導かれ、チームは今季初めてのカード勝ち越し。「6連戦がずっと続く。必ず勝ち越していけるように、チーム一丸で戦っていきたい」。今年の和田はより一層、頼もしい。【山本大地】

◆日本ハムは反撃が遅く、2カード連続の負け越しが決まった。打線は7回までソフトバンク和田を攻略できず、先発加藤は3回までに5失点。 8回に3点を返すのが精いっぱいだった。栗山英樹監督は「本当に勝たなきゃいけないゲームだった。なかなか、うまく...選手たちを勝たせてあげられない」と悔しさをかみ殺した。

◆日本ハム加藤貴之投手が序盤から強力ソフトバンク打線にのみ込まれた。1回1死から今宮に先制の1発を許すなどいきなり3失点。 3回には味方の失策が絡んで2点を失うなど、今季最短となる3回1/3、59球7安打5失点(自責4)であえなく降板となった。「序盤から悪い流れを作ってしまいチームに申し訳ない気持ちです。次回はもっと長いイニングを投げられるようにしたい」と話した。

◆ソフトバンクのベテラン長谷川勇也外野手が、今季初打点をマークした。5番左翼でスタメン出場。初回の1死二塁で中前適時打を放った。 今季出場11試合、42打席目での待望の初打点で、2番今宮から4連打での3得点に貢献した。「ココ(4番バレンティン)がタイムリーを打ってくれたので、少し楽な気持ちで打てました。ココ(バレンティン)ナイスラン!」と二塁から本塁へ激走したバレンティンに感謝していた。

◆ソフトバンク工藤公康監督が、カード勝ち越しへ執念を見せた。7点リードの8回無死満塁から津森、嘉弥真、モイネロと3投手をつぎ込んだ。 3点は失ったが、大量失点を全力で食い止めた。指揮官は「今日はどうやっても勝って、勝ち越したいという思いがあった」。九州南部の大雨被害にも触れ「心配です。少しでも被害が出ないように、みなさん気をつけていただきたいです」と話した。

◆今季初スタメンの日本ハム松本剛外野手が執念で初安打初打点をマークした。 7点を追う8回無死満塁で、2番手津森の直球を引っかけた当たりは「いいところにいってくれたので、結果的にはラッキーだった」と三塁前への適時内野安打となった。チームは2連敗と苦しい状況だが「安打が出たことは僕にとってはうれしいですし、チームのプラス材料に少しでも何かになれば」と前向きだった。

◆ソフトバンク・今宮健太内野手(28)が4日、日本ハム戦(札幌)に「2番・遊撃」で先発出場。一回1死から左翼ポール際に先制の2号ソロをたたきこんだ。  「先制できてよかったです。しっかり芯でとらえられました」  137キロ直球を逃さなかった。打った瞬間に歩を進める確信弾は、6月24日の西武戦(メットライフ)の逆転3ラン以来。前日3日の日本ハム戦(札幌)では通算300犠打を最年少で達成したが、一夜明けて今度はパワーを見せつけた。  続く柳田は中前打。バレンティンの左中間フェンス直撃の適時二塁打で2点目。「きのうに続いていいバッティングができた」。長谷川も中前にはじき返すと、バレンティンも全力疾走で生還。長谷川も「ココ(バレンティン)ナイスラン!」と球団広報を通じたコメントに感謝を込めた。

◆ソフトバンク・和田毅投手(39)が4日の日本ハム戦(札幌)で今季初勝利を挙げた。  「前回も初回に2点を取ってもらった。自分は絶対にゼロで抑えようという気持ちで投げました。(六回を終えて無安打は)打たれていないとは思っていました。向こうもプロの選手なので、いつかは打たれるだろうと思って投げました。自分も必死なので」  六回まで貫禄の無安打投球。七回先頭の近藤に右前打を浴びるも、中田を右飛。渡辺を一ゴロ併殺で切り抜けた。  2016年4月20日のロッテ戦(当時QVC)以来の完封が見えてきた八回。横尾、代打・杉谷に連打を浴びたところで森山投手コーチがマウンドへ。数球、投球練習を繰り返し続投を選択したが、代打・王にも右前打。無死満塁となったところでタオルが投げられた。  バトンを受け取ったのはD3位・津森(東北福祉大)。松本の三塁前のボテボテの当たりは適時内野安打。すかさずリリーフエースの嘉弥真にスイッチすると、西川の二ゴロが併殺崩れになる間に1点を献上。大田が適時内野安打を放ち4点差となると、今度はモイネロを投入。近藤を見逃し三振。中田を空振り三振で切り抜けた。

◆日本ハムは0-7の八回に3点を返すのが精いっぱいで、2週連続の同一カード6連戦負け越しが決まった。栗山監督は「なかなかうまく選手たちを勝たせてあげられない」と渋い顔で話した。  打線は相手の先発和田に六回まで無安打に封じられ、投手陣も先発加藤が四回途中5失点でKOされるなど精彩を欠いた。加藤は「序盤から悪い流れをつくってしまい、チームに申し訳ない」と言うしかなかった。

◆39歳のソフトバンク・和田が八回途中3失点で今季初勝利。七回から左ふくらはぎがつりかけたといい、八回に3連打で無死満塁とされ降板。「鍛え方が足りない。中継ぎに負担をかけてしまった」と反省した。チーム最年長野手、38歳の高谷との"77歳バッテリー"で勝利し、「自分のいいところを引き出してくれた」とはにかんだ。(札幌ドーム)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
1040 0.714
(↑0.022)
-
(-)
10685
(+3)
44
(+1)
15
(+1)
15
(+1)
0.299
(-)
2.980
(↑0.1)
2
(1↓)
ロッテ
950 0.643
(↓0.049)
1
(↓1)
10657
(+1)
56
(+3)
14
(-)
15
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.960
(↑0.01)
3
(-)
西武
761 0.538
(↓0.045)
2.5
(↓1)
10663
(+3)
65
(+4)
13
(-)
8
(+2)
0.245
(↓0.003)
4.040
(↑0.08)
4
(-)
ソフトバンク
671 0.462
(↑0.045)
3.5
(-)
10660
(+8)
61
(+3)
16
(+1)
11
(-)
0.233
(↑0.009
4.290
(↑0.11)
5
(1↓)
日本ハム
581 0.385
(↓0.032)
4.5
(↓1)
10649
(+3)
74
(+8)
13
(-)
6
(-)
0.213
(-)
4.870
(↓0.17)
6
(-)
ORIX
3101 0.231
(↑0.064)
6.5
(-)
10647
(+4)
61
(+3)
12
(+2)
8
(-)
0.222
(↑0.001)
3.980
(↑0.08)