西武(☆3対2★)オリックス =リーグ戦1回戦(2020.06.30)・メットライフドーム=
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ORIX
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西武
00020100X3410
勝利投手:髙橋 光成(2勝0敗0S)
(セーブ:増田 達至(1勝0敗4S))
敗戦投手:アルバース(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】ロドリゲス(1号・7回表2ラン)

  DAZN
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◆西武は4回裏、栗山の2点適時打で先制に成功する。そのまま迎えた6回には、外崎の内野ゴロの間に1点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・高橋光が7回途中2失点の好投で今季2勝目。敗れたオリックスは、守備の乱れが失点につながり、泥沼の7連敗を喫した。

◆オリックス先発のアンドリュー・アルバース投手(34)は孤軍奮闘の末に力尽きた。 4回2死まで無安打無失点の好投だったが、山川に四球を与えてから暗転した。外崎に左前打を許して一、二塁。中村の強烈なゴロは一塁T-岡田が捕球ミス失策を犯して、満塁のピンチを招いた。栗山には内寄りに入った初球スライダーで詰まらせたが、打球は中前にポトリ...。先制の2点を失った。 この日は5回途中降板の2失点。「今日は調子自体も悪くなかったし、4回まではいい投球ができていた。ただファウルで粘られることも多く、球数が多くなってしまっていた。4回の場面はアンラッキーな部分もあったけど、何とか粘りたかった」と振り返った。 チームは先週、ロッテに6連戦6連敗だった。1勝8敗で敵地に乗り込んだが、序盤から打線も西武先発の高橋光に沈黙し、力投していたアルバースを援護できない。ようやく7回、ロドリゲスの来日初アーチとなる2ランで詰め寄った。

◆オリックス新外国人のアデルリン・ロドリゲス内野手(28=パドレス3A)が来日初アーチを放った。 3点を追う7回無死二塁。高橋光の外角スライダーをバットの先端でとらえ、パワーで左翼席に運んだ。1点差に詰め寄る豪快2ラン。「しっかりととらえることができたよ! T-岡田が出て、チャンスを作ってくれていたし、チームの得点になる打撃ができてよかった」と話した。メジャー昇格こそないが、マイナー通算174本塁打の怪力が魅力だ。チームは1勝8敗で所沢に乗り込んでいた。窮地でナインを鼓舞する一撃になった。

◆西武高橋光成投手が立ち上がりからゲームをつくり、2勝目を挙げた。 オリックス・アルバースとの投げ合いで、援護を受けた直後の5回、この試合初めての3者凡退に抑えるなど6回まで3安打無失点。7回に2ランを打たれ途中降板した。前回登板でも終盤に崩れており「前回と同じことの繰り返し。中継ぎの方にも負担をかけてしまったので納得がいっていないです」と戒めた。

◆オリックスは球場変われど流れを変えられず、泥沼の7連敗を喫した。千葉でロッテに6連戦6連敗した悪循環を断てない。所沢での西武戦。拙守連発の悔しい1点差負けに、西村監督は「やっぱり、そこが失点に結びついている。きっちり取っていかないといけない。最初のは2死から。その後も取れておけば。結局6回の1点が最後まで...」と険しい表情で指摘した。 皮肉すぎる流れだった。2点ビハインドの6回無死一塁。山川のゴロを捕った三塁中川が二塁にワンバウンド送球...。併殺コースだったが痛恨の失策で走者の三塁進塁を許し、さらに内野ゴロで1点を失った。直後の攻撃で1点差に詰め寄ったが守備ミスで献上した1点で逃げ切られた。指揮官は「ゲッツーというのも」と嘆き節が止まらない。 この日は先発アルバースが力投していた。4回2死まで無安打無失点。この回は2死一、二塁で中村のゴロが一塁正面に飛んだが、T-岡田がはじく。満塁機を迎え、栗山に先制2点適時打を許した。致命的な守備だけでなく打線も援護できず、後手に回る試合運びで5回から継投へ。6連戦初戦からつぎ込んでいった救援陣は徒労に終わった。 昨季8勝17敗と苦戦した西武に惜敗し、連敗は止まらない。開幕10戦の1勝9敗は88年以来、32年ぶりの惨状で、近鉄と球団統合後ワーストの屈辱だ。指揮官も「これからですね。10試合というところで、あと110試合、しっかりと戦っていくだけ」と前を向くしかなかった。【酒井俊作】 ▽オリックス・アルバース(5回途中降板の2失点)「今日は調子自体も悪くなかったし、4回まではいい投球ができていた。4回はアンラッキーもあったけど、何とか粘りたかった」

◆オリックスの新外国人アデルリン・ロドリゲス内野手の来日1号アーチは空砲に終わった。 3点差の7回無死二塁。高橋光のスライダーをとらえ、左翼に豪快2ラン。1点差に詰め寄り、意地を見せた。だがチームは敗れ「しっかりとらえたのでいい感じ。なかなか点を取れていない状況だったし、いい流れになってほしかった」と浮かない表情だった。 5試合連続安打も勝利につながらず、7連敗。「こういう形でスタートするのは本当に厳しい。9回、しっかり全部出し切る」と気合を込めた。

◆西武1番コーリー・スパンジェンバーグ内野手が脇腹痛で欠場した。 試合前練習で痛みを訴えたため、大事を取った。辻監督は「彼も全力でやるタイプだから。フリー打撃から全力で振るし、試合で全力で打つし、そこでちょっと痛めたら、長引いてしまえばこっちは困るのでね。そこは泣く泣く、なだめて」と説明。1日以降は流動的になりそうだ。

◆山賊が首位攻防戦に猛プレッシャーをかけ続ける。オリックス6連戦初戦、プロ19年目の西武栗山巧外野手(36)が、4回に先制V打を放った。前打者の中村が一塁強襲(記録は失策)でつくったチャンス。ロースコアゲームの展開で、ベテランコンビの勝負強さが光り、4連勝を収めた。ロッテ、楽天の首位攻防のすぐ後ろで手堅く勝利を収め、首位浮上を狙う。鈍い打撃音と一緒に、打球を押し込んだ。栗山は4回2死満塁のチャンスを一撃で仕留めに掛かった。3回まで無安打のアルバース。初球スライダーを詰まらせながら、中堅と遊撃の間にポトリと落とす、先制2点適時打。硬直状態を打ち破り、一塁上で「ヨッシャー!」と叫び、手をたたいた。「打った瞬間、落ちるんちゃうかなっていう期待はありました」。これが決勝打となった。 出ばやしを復活させていた。ここ数年は登場曲を採用せず"無音"こそ栗山の登場曲だった。無観客での開催が決定し、開幕前の練習試合から「無観客で練習試合も行われて、公式戦も無観客。自分の中でのテンポ、リズムをちょっと変えてみる」。かつて使っていたクレイジーケンバンドの「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。」を復活させ、タイトル通りの活躍を見せている。 1週間前の開幕4戦終了時点は、リーグ打撃成績で1位栗山、2位中村とベテランコンビが独占していた。この試合も前打者の中村が一塁強襲で満塁にチャンスを広げ、19年目コンビが先制点を演出。「負けないようにとは思わないけど、なんとかサンペイ(中村)が打ったらいい流れで僕も勢い乗りたいと思いますね」と自然体で結果を残す。 36歳コンビの活躍で4連勝。1位と2ゲーム差の3位に詰め寄った。「2人そろってアカン日も出てくると思う。今は何とか2人そろっていい形で打てたりできている。これを継続していって、願わくば最後までこの調子でいけるようにと思っています」。元気過ぎる2人が、ライバルチームに脅威を与え続ける。【栗田成芳】

◆オリックスは1歩及ばず痛恨の7連敗を喫した。3点を追う7回。ロドリゲスの来日1号2ランで1点差に詰め寄ると、なおも2死二塁の同点機を築いて中川を迎えた。 ここで西村徳文監督(60)は代打山足を起用。二塁失策で出塁したが後続が倒れて同点に追いつけなかった。中川は気鋭の2年目で開幕スタメンを張った期待株だ。指揮官は「中川はもう1割台で、打つ方も結果が出ていない。そういうところで交代しました」と説明した。この日、中川は三塁守備で致命的な失策を犯し、7回の打席前まで打率1割5分2厘と低調だった。厳しい采配は実らなかった。

◆両先発が上々の立ち上がり。西武は高橋光が3回1安打無失点。オリックス・アルバースも3回まで無安打に抑えた。 西武は4回2死満塁から、栗山が中前へ先制の2点適時打。6回には無死一、三塁から外崎の遊ゴロの間に1点を加えた。 3点を追うオリックスは7回、ロドリゲスが2ランを放つも、1点が届かず7連敗。継投で守りきった西武は4連勝。 西武の高橋光は2勝目、増田が4セーブ目。オリックスのアルバースは1敗目。

◆オリックスが泥沼の7連敗。拙守連発の悔しい1点差負け。西村徳文監督のコメント。 「やっぱり、そこが失点に結びついている。きっちり取っていかないといけない。最初のは2死から。その後も取れておけば。結局6回の1点が最後まで...」 2点ビハインドの6回無死一塁。山川のゴロを捕った三塁中川が二塁にワンバウンド送球...。併殺コースだったが痛恨の失策で走者の三塁進塁を許し、さらに内野ゴロで1点を失った。 「ゲッツーというのも」 開幕10戦の1勝9敗は88年以来、32年ぶりの惨状で、近鉄と球団統合後ワーストの屈辱だ。 「これからですね。10試合というところで、あと110試合、しっかりと戦っていくだけ」

◆山賊が首位攻防戦に猛プレッシャーをかけ続ける。オリックス6連戦初戦、プロ19年目の西武栗山巧外野手(36)が、4回に先制V打を放った。前打者の中村が一塁強襲(記録は失策)でつくったチャンス。ロースコアゲームの展開で、ベテランコンビの勝負強さが光り、4連勝を収めた。ロッテ、楽天の首位攻防のすぐ後ろで手堅く勝利を収め、首位浮上を狙う。鈍い打撃音と一緒に、打球を押し込んだ。栗山は4回2死満塁のチャンスを一撃で仕留めに掛かった。3回まで無安打のアルバース。初球スライダーを詰まらせながら、中堅と遊撃の間にポトリと落とす、先制2点適時打。硬直状態を打ち破り、一塁上で「ヨッシャー!」と叫び、手をたたいた。「打った瞬間、落ちるんちゃうかなっていう期待はありました」。これが決勝打となった。 出ばやしを復活させていた。ここ数年は登場曲を採用せず"無音"こそ栗山の登場曲だった。無観客での開催が決定し、開幕前の練習試合から「無観客で練習試合も行われて、公式戦も無観客。自分の中でのテンポ、リズムをちょっと変えてみる」。かつて使っていたクレイジーケンバンドの「あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。」を復活させ、タイトル通りの活躍を見せている。 1週間前の開幕4戦終了時点は、リーグ打撃成績で1位栗山、2位中村とベテランコンビが独占していた。この試合も前打者の中村が一塁強襲で満塁にチャンスを広げ、19年目コンビが先制点を演出。「負けないようにとは思わないけど、なんとかサンペイ(中村)が打ったらいい流れで僕も勢い乗りたいと思いますね」と自然体で結果を残す。 36歳コンビの活躍で4連勝。1位と2ゲーム差の3位に詰め寄った。「2人そろってアカン日も出てくると思う。今は何とか2人そろっていい形で打てたりできている。これを継続していって、願わくば最後までこの調子でいけるようにと思っています」。元気過ぎる2人が、ライバルチームに脅威を与え続ける。【栗田成芳】

◆オリックスは球場変われど流れを変えられず、泥沼の7連敗を喫した。千葉でロッテに6連戦6連敗した悪循環を断てない。所沢での西武戦。拙守連発の悔しい1点差負けに、西村監督は「やっぱり、そこが失点に結びついている。きっちり取っていかないといけない。最初のは2死から。その後も取れておけば。結局6回の1点が最後まで...」と険しい表情で指摘した。 皮肉すぎる流れだった。2点ビハインドの6回無死一塁。山川のゴロを捕った三塁中川が二塁にワンバウンド送球...。併殺コースだったが痛恨の失策で走者の三塁進塁を許し、さらに内野ゴロで1点を失った。直後の攻撃で1点差に詰め寄ったが守備ミスで献上した1点で逃げ切られた。指揮官は「ゲッツーというのも」と嘆き節が止まらない。 この日は先発アルバースが力投していた。4回2死まで無安打無失点。この回は2死一、二塁で中村のゴロが一塁正面に飛んだが、T-岡田がはじく。満塁機を迎え、栗山に先制2点適時打を許した。致命的な守備だけでなく打線も援護できず、後手に回る試合運びで5回から継投へ。6連戦初戦からつぎ込んでいった救援陣は徒労に終わった。 昨季8勝17敗と苦戦した西武に惜敗し、連敗は止まらない。開幕10戦の1勝9敗は88年以来、32年ぶりの惨状で、近鉄と球団統合後ワーストの屈辱だ。指揮官も「これからですね。10試合というところで、あと110試合、しっかりと戦っていくだけ」と前を向くしかなかった。【酒井俊作】

◆オリックスのアデルリン・ロドリゲス内野手(前パドレス3A)が30日、西武戦(メットライフ)に「6番・DH」で出場。七回に来日初本塁打を放った。  「打ったのはスライダー。しっかりととらえることができたよ! T(-岡田)が出て、チャンスを作ってくれていたし、チームの得点になる打撃ができてよかった!」  0-3の七回無死。先頭のT-岡田が右中間二塁打で出塁。好機で打席に入ったロドリゲスは西武先発・高橋が投じた1ストライクからの2球目、134キロの変化球をとらえ、左中間席へ運んだ。来日42打席目での初アーチとなった。

◆西武が4連勝した。四回2死満塁から栗山の2点適時打で先制し、六回に外崎の遊ゴロの間に加点した。高橋光は七回途中2失点で開幕2連勝。救援陣が無失点でつなぎ、九回は増田が締めた。オリックスは追い上げも及ばず7連敗。

◆西武・高橋光成投手(23)が30日、オリックス1回戦(メットライフ)で七回途中まで2失点と粘り、3-2の勝利に貢献。今季2勝目を挙げた。チームは先週のソフトバンク戦に続き、同一カード6連戦を白星発進。今季初の4連勝で貯金を2とした。  同一カード6連戦の行方を左右する大事な初戦。高橋光が堂々たる投球を見せた。七回途中2失点。開幕から2連勝を飾った。  「最初、バタついていた中で修正できた。うれしいけど、素直に喜ぶことができません。中継ぎの方にも急いで肩を作ってもらった」  力のある直球を軸に六回まで3安打と好投。しかし七回にロドリゲスに2ランを浴びるなど3連打を許して降板を告げられた。23日のソフトバンク戦での六回途中まで3失点に続いてイニング途中での交代。それでも白星をもたらした。  昨季は5年目で初の2桁となる10勝をマーク。昨季にチーム最多の12勝を挙げたニールから投球術を学ぶべく、練習の自粛期間中に英会話の習得に励んだ。ニールはツーシームなどで打たせて取る投球が持ち味。高橋光はこの日、101球を要したが、身近なお手本から貪欲に学ぼうとしている。  23歳の右腕について、辻監督は「投げっぷりは前回よりよかった」と評価。一方で「6連戦の頭を任されている投手。厳しいようだが、もうちょっと頑張ってもらいたい」と注文をつけた。  前橋育英高2年だった2013年夏の甲子園大会で全国制覇した190センチの大型右腕。首脳陣の期待に応えるべく、次回登板で快投を見せる。(樋口航)

◆また勝てなかった。ロッテに食らわされた同一カード6連戦6連敗という屈辱から2日。気持ちを切り替え、西武の本拠地・メットライフドームに乗り込んだオリックスだったが、守備の乱れが黒星に直結した。  「いや~、やっぱり、そこが失点に結びついているということですよね。キッチリ捕っていかなければ」  西村監督は渋い表情を浮かべた。失点に直結した2つの「E」。まずは0-0の四回2死一、二塁。中村の放った痛烈なゴロを一塁手・T-岡田がはじき、ピンチ拡大。続く栗山に中前へ2点打を打たれた。  六回無死一塁では山川のゴロを処理し、併殺を狙った三塁手・中川が二塁へ悪送球。一、三塁とされ、外崎の内野ゴロの間に3点目を失った。指揮官も「最初の(失策)は2アウトから。そのあとのゲッツーというのも...」と指摘。七回には新助っ人、ロドリゲス(前パドレス3A)が追撃の1号2ランを放っただけに「六回の1点が、きょうはね」と分岐点となってしまった。  昨年9月1日のロッテ戦(ZOZOマリン)から11日の同戦までの9連敗(1分け挟む)以来となる7連敗。開幕から10試合を消化して1勝9敗と苦しい状況だが、将は「これからですね。あと110試合をしっかり戦っていく」と前を向いた。長いトンネル。だが、1つ勝てれば勢いに乗っていけるはず。必ずきょうは勝つ。(西垣戸理大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
820 0.800
(↓0.089)
-
(-)
11044
(+4)
40
(+15)
11
(+2)
13
(-)
0.244
(↑0.003)
3.870
(↓1.26)
2
(-)
楽天
730 0.700
(↑0.033)
1
(↑1)
11069
(+15)
31
(+4)
9
(+3)
12
(+3)
0.298
(↑0.013)
3.000
(↓0.11)
3
(-)
西武
640 0.600
(↑0.044)
2
(↑1)
11047
(+3)
46
(+2)
9
(-)
5
(-)
0.240
(↓0.011)
4.400
(↑0.27)
4
(-)
日本ハム
451 0.444
(-)
3.5
(↑0.5)
11036
(+1)
50
(+1)
10
(-)
2
(-)
0.205
(↓0.009)
4.810
(↑0.52)
5
(-)
ソフトバンク
361 0.333
(-)
4.5
(↑0.5)
11036
(+1)
48
(+1)
11
(-)
7
(+1)
0.212
(↓0.015)
4.700
(↑0.49)
6
(-)
ORIX
190 0.100
(↓0.011)
7
(-)
11028
(+2)
45
(+3)
7
(+1)
6
(-)
0.217
(↓0.002)
4.080
(↑0.42)