ソフトバンク(☆1対0★)日本ハム =リーグ戦24回戦(2019.09.20)・福岡ヤフオクドーム=
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日本ハム
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ソフトバンク
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勝利投手:バンデンハーク(2勝0敗0S)
(セーブ:森 唯斗(2勝3敗34S))
敗戦投手:加藤 貴之(5勝7敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクが接戦を制した。ソフトバンクは3回裏、今宮の適時打で先制に成功する。投げては、先発・バンデンハークが6回無失点の好投。その後は3投手の継投で1点を守り抜き、バンデンハークは今季2勝目を挙げた。敗れた日本ハムは、打線が5安打無得点と沈黙した。

◆ソフトバンクは3回、1死二塁から今宮の中前適時打で1点を先制した。先発バンデンハークは3回まで1安打無失点投球。 日本ハムは好機をものにできない。5、6回と得点圏に走者を進めたが無得点。ソフトバンクも3回以降は無得点を続けた。 ソフトバンクが1点を守りきった。先発バンデンハークが6回無失点の好投で2勝目。森は34セーブ目。日本ハムは2試合連続の0封負け。加藤は7敗目。

◆日本ハム加藤貴之投手が、故郷に向けて左腕を振った。 3回、今宮に先制点を許したが5回4安打1失点にまとめた。3試合連続で、計15イニング2失点の好投も実らず7敗目。「3-2からのボールだったり、慎重だったんですけど自分のミス」と猛省した。 出身地の千葉・南房総が台風15号の甚大な被害を受けたことで、支援金100万円を寄付した。「まだまだ避難している人もいるし、自分ができることを、野球を通じてやれることがあればと思った」と話した。

◆日本ハムは昨年8月以来の2試合連続完封負けで、シーズン負け越しが決定。 栗山監督は「選手は一生懸命、やっているんだけど。残念」と、悔しさを押し殺した。打線は散発5安打。相手投手の状態が良かったとはいえ、走者の飛び出しや犠打失敗など、小さなミスが悔やまれた。3位を争う楽天、ロッテも敗れ、CS出場のチャンスはわずかに残っている。指揮官は「必死に過ごして、頑張るだけ」と、自らを鼓舞した。 ▽日本ハム大田(6回2死三塁、あわや長打の惜しいファウルを放つなど粘るも空振り三振)「最後はいいボールだったので、その前に打ち返せたら良かった。(バンデンハークは)真っすぐは良かったけど、変化球は甘いところに来ていた。打ちに行くボールは間違っていなかったが、安打にすることができなかった」

◆ソフトバンク今宮健太内野手が虎の子の1点をたたき出した。 0-0で迎えた3回1死二塁。加藤のフォークボールをしぶとく中前に運んだ。「いい当たりではなかったけど、(先発の)バンディもいい投球をしていたし、抜けてくれてよかった」。先頭甲斐が四球を選び、続く川島が送りバントでつくったチャンス。「すごいプレッシャーでした。最低三塁まで走者を進めれば、という楽な考え方も打席でできたのでよかった」。5回にも中前打を放って2安打。「残り6試合全勝するつもりで頑張る」と逆転Vへ気合十分だった。

◆ソフトバンク先発のリック・バンデンハーク投手(34)が、崖っぷちのチームを救った。右肘痛から3カ月ぶりの復帰マウンドで6回8奪三振、無失点の快投。1-0勝利を導いた。首位西武はサヨナラ勝ちで優勝マジックを4に減らし、2ゲーム差は縮まらなかったが、まだまだ逆転Vはあきらめない。バンデンハークは興奮気味に、真っ赤なグラブをパチンとたたいた。6回2死三塁、この日背負った最大のピンチ。日本ハム大田を外角低めへの152キロ直球で空振り三振に斬り、復帰先発の役目を終えた。「マウンドに戻ってこられて、なんとも言えない気持ち。自分にとっても、みんなにとってもタフなシーズン。ずっと戦ってきた仲間には脱帽の思いしかない。チームの一員になって、勝利に貢献できてうれしいよ」。救援陣も1点のリードを守り抜き、負けられない戦いでチームを勝利に導いた。 今季は腰痛で開幕メンバーを外れ、6月4日中日戦でようやく初登板初勝利。だがその後、右肘を痛めて再離脱となった。「1日1日、前向きにポジティブに。リハビリで居心地良く過ごしてしまえばダメになってしまう。練習時間より早く行って、やることをやったり。1日でも早く1軍に戻ろうと、奮い立たせながらやってきました」。つらい約3カ月のリハビリで自分を律し、勝負どころで救世主のように帰ってきた。感慨もひとしおの3カ月ぶりの2勝目だ。 現在、アナ夫人のおなかには第1子の命が宿っている。バンデンハークは「ムスコ」と日本語で、男児であることをうれしそうに明かした。出産予定日は日本シリーズまっただ中の10月下旬だ。大舞台での勇姿をまだ見ぬベビーに見せるためにも、最後まで腕を振り続けるつもりだ。 逆転優勝を目指す中で、先発投手の台所事情は苦しくなっている。19日のオリックス戦ではエース千賀が右膝に打球を受けて、今後の登板に影響が出る可能性も出てきた。そんなピンチでの助っ人復活を工藤監督も喜んだ。「期待していた以上の投球。彼が戻ると先発に厚みが増すのでうれしい」。バンデンハークはお立ち台で「ユウショウ、ガンバリマショウ」と言った。首位西武が勝ったため、2ゲーム差は変わらなかった。残り6試合。まだまだあきらめるつもりはない。【山本大地】 ▽ソフトバンク王球団会長(1-0勝利に)「よかったね。しびれたよね。(先発の)バンディがよく投げた。今日みたいなしびれる試合もある。また明日ね」

◆ソフトバンク森唯斗投手が34セーブを挙げた。 1点リードの9回に登板し、2死から近藤に安打されたが、4番中田を空振り三振に斬った。試合中には徳島市内の病院で、第3子となる女児も誕生。「そういう日に投げられて、チームも勝てたのでうれしい。より一層頑張らないといけない。早く会いたいですね」と目尻を下げた。

◆あきらめない気持ち、やり遂げる心...。最後の最後までそんな気持ちを持続させることが勝敗を分けていくのだろう。1点を守りきって、ソフトバンクが日本ハムを下した。V奪回を目指す工藤ホークスと、最後の最後までCS入りをあきらめない栗山ハム。「目標」を失わなければ、緊迫した試合をファンに提供できる。 試合前の練習中。三塁側ベンチ裏でばったり日本ハム栗山監督に出くわした。「何とか最後まで頑張ります」。V戦線から早期離脱しても闘争心は失われていなかった。当然だろう。指揮官が敗戦を前提に戦うことはない。読書家の栗山監督に聞いてみたいことがあったので、尋ねてみた。今季限りで引退する田中賢に「木のいのち 木のこころ」(西岡常一著)という本をプレゼントしたという。世界最古の木造建築である法隆寺の改修を担当した宮大工の話である。 「『木のいのち 木のこころ』ですね。はい。いろんな選手にあげているんですけどね」。宮大工の修行は何年で一人前になるかわからない。人によっては10年以上たってもなれない場合もあるという。それだけ厳しくつらい日々を送る仕事だ。弟子入りから数年は、ひたすらカンナやノミなどを磨き続け...。まあ、そんな内容なのだが、同本を読んだホークス内川がバットを磨いて試合に臨んでいることを伝えると「僕らはしっかりと、そういうことを選手たちに教えなくちゃいけないと思います。大事なことだと」。栗山監督は真剣なまなざしで答えてくれた。 勝っても、負けても、やるべきことをやる。伝えるべきことを伝える。息詰まる熱戦の裏で、指導者は「勝敗」以外でも戦っている。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクの今宮が三回に適時打を放ってこの試合唯一の得点を挙げた。先頭の甲斐が四球を選び、続く川島がきっちりと送る。今宮は2球で追い込まれたが、3球目のフォークボールに食らいつき、しぶとく二遊間を破った。「僕より打ってる(川島)慶三さんが送ってくれた。どんな形でも1点入れたかった」と白い歯を見せた。  3試合ぶりの安打で値千金の1点をもたらすと、五回にも痛烈な中前打を放って、12日以来の1試合2安打をマーク。緊迫感漂う優勝争いの最終盤で、じわじわと調子を上げ「残り6連勝しないと優勝もない」と、首位追走に闘志を燃やした。

◆日本ハムはバンデンハークらソフトバンク投手陣に打線が5安打とねじ伏せられ、今季13度目の零敗でシーズン負け越しが決まった。栗山監督は「それは残念。点が入る形にしてあげられないのは、俺が悪い」と渋い顔で話した。  三、四回と先頭打者が出塁しながら、ともに併殺と好機を広げられなかったのが響いた。

◆打線が散発5安打に終わり、今季初となる2試合連続の零封負け。5回1失点の加藤を援護できず、栗山監督は「選手たちは一生懸命にやっている。点が入る形にさせられないのは俺が悪い」と自らを責めた。CS進出に向けて厳しい状況が続く中、6試合を残して2年ぶりのシーズン負け越しが決定。「それは残念。明日しっかりやります」と懸命に前を向いた。

◆今季2度目、3カ月半ぶりのマウンドで剛速球がうなった。バンデンハークが崖っぷちのソフトバンクの救世主だ。  「戻ってこられて何ともいえない気持ち。チームメートと野球ができてすばらしかったよ」  最速154キロで一回1死から4者連続三振など6回無失点で2勝目。今季は腰痛で出遅れて6月に復帰も、1試合で右肘を痛めて検査のために渡米した。「自分を奮い立たせたよ。練習開始より早く行って、やるべきことをした」。懸命のリハビリで間に合った。  昨季まで2年連続2桁勝利の右腕の復活で2試合連続の1点差勝利。首位西武との2ゲームを死守した工藤監督は「期待していたけど、それ以上の投球。負けられない試合が続く。内容より勝つこと」とかみしめた。  来日5年目の助っ人はお立ち台で「優勝、がんばりましょう」と日本語を披露。「タフなシーズンを戦い続ける仲間に脱帽しかない。その一員になれて貢献できて本当にうれしいよ」。苦難を乗り越え、最後に大仕事だ。(安藤理)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
78591 0.569
(↑0.003)
M4
(↑1)
5732
(+5)
668
(+3)
169
(+1)
130
(-)
0.267
(-)
4.320
(↑0.01)
2
(-)
ソフトバンク
74594 0.556
(↑0.003)
2
(-)
6561
(+1)
539
(-)
176
(-)
112
(-)
0.251
(↓0.001)
3.630
(↑0.02)
3
(-)
楽天
67674 0.500
(↓0.004)
9.5
(↓1)
5587
(+3)
564
(+5)
134
(-)
44
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.780
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
67684 0.496
(↓0.004)
10
(↓1)
4627
(+8)
595
(+11)
158
(+2)
75
(-)
0.248
(↑0.001)
3.920
(↓0.06)
5
(-)
日本ハム
62705 0.470
(↓0.003)
13.5
(↓1)
6543
(-)
568
(+1)
91
(-)
48
(-)
0.252
(↓0.001)
3.810
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
58716 0.450
(↑0.005)
16
(-)
8521
(+11)
610
(+8)
98
(+1)
116
(+3)
0.245
(↑0.002)
4.100
(↓0.01)