阪神(☆10対3★)ヤクルト =リーグ戦22回戦(2019.09.11)・阪神甲子園球場=
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ヤクルト
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阪神
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勝利投手:青柳 晃洋(8勝9敗0S)
敗戦投手:小川 泰弘(4勝12敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(33号・5回表ソロ)
【阪神】マルティネス(12号・5回裏2ラン),高山 竜太朗(4号・5回裏ソロ)

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◆阪神が快勝。阪神は0-0で迎えた4回裏、2死満塁から北條の適時打が飛び出し、2点を先制する。続く5回には、福留の適時打とマルテの2ランなどで一挙4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・青柳が今季8勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が崩壊した。

◆ヤクルト山田哲人内野手(27)は4日広島戦から5試合連続で二塁打をマーク。 連続試合二塁打のプロ野球記録は09年金子誠(日本ハム)の7試合だが、セ・リーグでは78年ヒルトン(ヤクルト)85年クロマティ(巨人)10年ラミレス(巨人)の6試合が最長。今日も二塁打を打って、セ・リーグ記録に並べるか。

◆阪神近本光司外野手(24)が578打席目でプロ初の併殺打を記録した。 初回、1番木浪が先発小川から中前打で出塁。無死一塁で2番近本は送りバントの構えを見せず、カウント2-2からの6球目。外角低めに落ちるフォークを引っ張ったが、鋭い当たりは二塁ベース寄りに守っていた二塁手太田の正面に飛んだ。二-遊-一とスムーズに渡り、近本の快足をもってしても併殺打を防ぐことはできなかった。「(無併殺が)続いていたというよりも、ああいうところで併殺打を打ってしまったのが残念だなと思います」と得点に絡めなかったことを悔やんだ。 試合前まで577打席で1度も併殺打はなし。129試合目の第1打席、シーズン残りはこの試合を含めて14試合というところで、記録が止まった。2リーグ分立の50年以降、規定打席に到達した新人でシーズン併殺打なしは98年の阪神坪井だけ。虎の先輩に続く2人目の記録達成がかかっていた。悔しい記録ストップとなったが、8回2死二塁では、今季143安打目の中前適時打を放ち、二塁走者の鳥谷を生還させた。【奥田隼人】

◆阪神が、6試合ぶりに先発出場した北條史也内野手(25)の2点タイムリーで先制した。4回1死から福留が四球で出塁すると、糸原、高山が安打でつなぎ2死満塁。 7番北條が、ヤクルト小川の外角低めのスライダーを左前にはじき返した。 「ヤギさん(先発青柳)のために打ちました。先制点がほしかったので、打つことが出来て良かったです」。 前回先発出場した4日DeNA戦(横浜)でも、2安打2打点と活躍。この日もチャンスをものにした。 この日の試合前時点で3位広島と4・5ゲーム差。自力CS進出の可能性は消滅したが、負けられない試合で先手を取った。

◆ヤクルト村上宗隆内野手が5試合ぶりの33号ソロを放った。 2点を追う5回無死、阪神先発青柳の3球目、真ん中143キロを逃さずに捉えた。 逆方向の左翼席最前列に飛び込む1発に「打ったのはストレート。力負けせず、しっかり押し込むことができました」と話した。6回にも中前適時打を放ち、打点を92まで伸ばした。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が今季12号を放ち、ヤクルトを突き放した。 1点差に詰め寄られた直後の5回、先頭の木浪が右前打で出塁すると、1死二塁から福留の中前適時打で1点を追加。続く1死二塁から4番マルテが、小川の高めに浮いた直球をとらえ左翼スタンドへ運んだ。なおも2死から6番高山が右翼へ6点目のソロ本塁打。「いい流れの中で回ってきた打席だったので、その流れに乗って打つことが出来ました。ヤギ(青柳)を援護することが出来て良かったです」。この回4安打で一挙4点を奪った。

◆阪神青柳晃洋投手が、苦しみながらチームトップの8勝目を挙げた。 雨で1時間遅れで試合開始も、立ち上がりの3イニングをパーフェクトに抑えた。矢野監督も「いい流れを作ってくれた」と評価したが、5回に村上にソロを被弾。6回に4安打を集中され途中降板した。 初の2桁勝利が見えた青柳だが「あれだけ点を取ってもらったのでもっと長いイニングを投げないと。申し訳ない」と反省しきり。指揮官も「ナイスピッチングとは言えないよね。あのイニングは投げてもらわないと本当の意味でのナイスピッチングとは言いにくい」と、期待するだけに厳しく注文した。

◆阪神高山俊外野手が4号ソロで6点目をたたき出した。5回、マルテの12号などで5-1としたあと、2死からヤクルト小川のカットボールを捉えた。 「流れに乗って打つことができました。そのあとに(相手に)点を取られたことを思えば、大事な1点だったかなと思います」と振り返った。10日は2軍のプロアマ交流戦に志願出場。矢野監督は「貪欲に2軍の試合に行ったりとか、本当に自分が試合に出たいとか、結果を出したいとかいう思いがああいうホームランにつながっていると思う」と認めていた。

◆阪神ベテラン福留孝介外野手がタイムリーヒットを放った。5回1死二塁のチャンスに、2球目のカットボールをたたき、センターへ運んだ。 福留は「良いところへ落ちてくれました」と話した。4回に2点を先制した直後に、青柳が村上にソロアーチを浴びて1点差となっていただけに大きな適時打だった。この一打からマルテ、高山の本塁打が飛び出し、4点奪取のビッグイニングとなった。

◆阪神鳥谷敬内野手(38)が出場63試合、94打席目で今季初打点を挙げた。 8回1死一塁で代打で登場。カウント2ボール2ストライクからの5球目を捉え、左翼フェンス直撃の二塁打。梅野が一塁から激走し、チーム9点目のホームに滑り込んだ。 ホームに梅野が滑り込むのを見届け、鳥谷は二塁ベース上で息をついた。8月31日に今季限りでの阪神退団を表明。その後の初安打でもあった。

◆ヤクルト先発小川は、3回1死二塁をしのぐなど3回まで2安打無失点。阪神青柳は3回まで無安打、4奪三振の好投。 阪神は4回に2点先制。5回にもマルテの本塁打などで4点を追加。ヤクルトは5回に村上が33号ソロ、6回にも2点をかえした。 阪神は8回に梅野の2点適時打などで4点を奪いダメ押し。ヤクルトは先発小川が5回6失点と乱調だったのが誤算。阪神青柳8勝目、ヤクルト小川は12敗目。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手は8月以降、打率3割1分7厘と調子を上げてきた。9月に限れば3割4分6厘と好調。また、8月以降のの甲子園での試合では3割6分4厘と、地元ファンにもアピールを続けている。 ▼大山に代わって25試合務める4番では、打率3割4分2厘と真価を発揮。ノーヒットに終わったのはわずか5試合と、安定感も抜群だ。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手(28)が放った打球は、勢いよく左翼スタンドへ消えていった。 「最近の試合はいい感触で打てていた。今日は1打席目からなかなかリズムがつかめなかったけど、手応え十分なホームランだったよ」 5回1死二塁、ヤクルト小川の直球を強振すると、マルテは確信したかのように打球を見つめた。チームトップタイの今季12号。8月10日広島戦(京セラドーム大阪)から座る4番の仕事を果たし、来季残留へ大きなアピール弾となった。 新助っ人による激震が、チームに走ったばかりだった。6日広島戦(マツダ)から1軍合流予定だったヤンハービス・ソラーテ内野手(32)が、モチベーションが上がらないことを理由に緊急帰阪。そのまま契約解除となり9日に帰国した。7月途中に来日した助っ人による前代未聞の事態。「もちろん悲しい気持ちはあるけど、チームなので残りの仲間で戦っていくほうが大事だよ」。騒動に惑わされることなく、マルテはチームのために全力を尽くしている。 同じ立場の助っ人がシーズン途中に加入。それでもマルテは腐らなかった。ソラーテが本塁打を打てば、誰よりも先にベンチで祝福し、活躍には「自分のことのようにうれしい」と話した。マルテ自身も同じ経験がある。加入直後の春季キャンプでは、2年目のエフレン・ナバーロ内野手(33)がずっとそばにいてくれた。練習前のアップでは常に一緒。野球談義も交わした。ライバルとなる存在のサポートに、マルテは感謝の気持ちを持っていた。 コンスタントに安打を重ね、打率は2割8分8厘まで浮上。「いいコンタクトだったけど、それより試合に勝てたことがうれしいよ」。逆転CSには、真面目な助っ人のバットが欠かせない。【磯綾乃】

◆今季限りで退団する阪神掛布雅之オーナー付シニア・エグゼクティブ・アドバイザー(SEA、64)が11日、同職の仕事を終了した。 藤原崇起オーナー(67=阪神電鉄会長)と甲子園で阪神-ヤクルト22回戦を視察。今季限りでの退団を表明している鳥谷の初打点や2桁得点の快勝を見届け、笑顔で甲子園をあとにした。試合前には三塁ベンチへ出向き、今季限りでの辞任を発表したヤクルト小川監督を訪問。「習志野(千葉)の後輩だし、お疲れさまということでね」と話し、山田哲や村上らを育てた手腕をたたえて労っていた。

◆阪神能見篤史投手がヤクルトの反撃ムードを消し去った。 6-1で迎えた6回に2点を返され、なおも2死一、三塁のピンチで先発の青柳が降板。本塁打が出れば追いつかれる場面で、救援の能見が代打・山田哲人を空振り三振に。「ホームランだけは防ごうと思っていた。残り試合も少ないですし、中継ぎ陣みんなでつないで行きたい」とベテラン左腕は結束を強調。矢野監督も「あそこ1人、確実に取ってくれたというのは本当に大きいと思います」と能見の5球を絶賛した。

◆阪神の梅野隆太郎捕手が激走で鳥谷の今季初打点を演出した。 8回1死二、三塁で投手強襲の2点適時打で勝負を決めた。さらに代打鳥谷の左翼線への二塁打で、一塁から長駆ホームインした。「雨でいつもより(土が)重く感じられたし、足を取られた感じでしたけど、なんとか(ホームへ)かえりたいと。トリさん(鳥谷)の打点を取れたのもよかったですし、トリさんが打ってくれたからかえれるし、よかったです」と笑顔を見せた。

◆6試合ぶりスタメンの阪神北條史也内野手が、決勝打となる先制2点適時打でアピールした。 4回2死満塁。カウント1-1から、先発小川の外角低めに落ちるスライダーに食らいついた。うまくバットを合わせた打球は左翼前に落ちた。「(凡退すれば)流れも良くなかった。追い込まれる前に仕掛けることができた。自分の中でも、いい一打だった」。3回にも中前打を放ち、2安打2打点の活躍。前回のスタメン出場となった4日DeNA戦(横浜)でも同様の働きを見せており、首脳陣に存在感を見せつけた。 現在は、同学年の大山と併用される形で「三塁」の座を争っている。「(試合に)出た時はしっかり結果を出したい。出ていない時もしっかり、準備していきたい」。浜中打撃コーチは北條の活躍に「1打席目にヒットが出たのも大きかった。みんなで成長してくれているし(大山)悠輔の刺激にもなる。競争がチームを強くしてくれる」と相乗効果を期待。矢野監督も決勝打の場面について「2アウトになってから。ジョー(北條)らしい、食らいついていくヒットになった」と評価した。北條にも、チームにも価値ある一打となった。【奥田隼人】

◆阪神木浪聖也内野手が29度目のマルチ安打で、通算100安打まで残り12本とした。 初回の初打席で中前打も、続く近本のプロ初の併殺打で得点ならず。3回2死二塁は空振り三振に倒れたが、5回の第3打席で一、二塁間を破り、チーム3点目につなげた。「先頭で(塁に)出ることに変わりはないので、そこはよかったかなと。1打席ごとに修正して結果を残さないといけないので」と責任を果たした。

◆阪神が一夜で自力CS進出の可能性を復活させた。 4回に北條が先制2点タイムリーを放つなど、打線が爆発。 今季限りで退団する鳥谷が今季初打点を挙げるなど13安打10得点の猛攻でヤクルトを圧倒し3位広島とのゲーム差を再び「3・5」に戻した。 矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。 -快勝した 前半はなかなか点を取れなかったですけど、北條が打ってから、いい形ができたと思います。 -北條は先制打と犠打 北條らしい、本当にしぶとい打撃と、つなぐところもよくやってくれました。守備もいいプレーがあったので、北條らしさが出た。 -マルテが久しぶりの本塁打 マルちゃんが打つとチームが盛り上がる。本塁打は大きくムードも上がる。 -鳥谷が今季初打点 もう言うことはないですし。ちょっと打撃フォームが若干変わったのかなというね。そういうところに鳥谷の探究心とか、すごさがあるんじゃないですか。 -鳥谷の走塁も光った 走るのもいつも試合に出ないときも、そういう準備は試合前からすごくやるのが当たり前になっている選手。当たり前のすごさを感じています。

◆雨の甲子園が感動に包まれた。阪神鳥谷敬内野手(38)が8回1死一塁で代打出場。 今季限りの退団表明後、初安打となる二塁打を放った。この一打が今季初タイムリー、初打点でチームの快勝に貢献した。3位広島とのゲーム差を「3・5」に戻し、一夜で自力CS進出の可能性が復活。奇跡の逆転Aクラスへ、鳥谷の一打で球場全体が1つになった。雨が降りしきる甲子園にとんでもないプレゼントが待っていた。午後10時すぎだ。3点リードの8回1死二、三塁。梅野が打席に立つと人もまばらな客席がざわついた。ネクストサークルに鳥谷が立つ。銀傘の下で雨宿りしていた虎党が一斉にフェンス際まで駆け寄る。スマートフォンを片手に背番号1を写真に撮る。 誰もが境遇を分かっている。8月31日に阪神退団を表明していた。今季打点はゼロ...。チャンスは目の前に訪れたが、梅野が投手強襲の2点適時打を放ち、1度は"期待感"もしぼんでいた。その直後だ。1死一塁。鳥谷が左翼へ快音を響かせた。一塁から梅野が長駆生還。表明後、初安打となるタイムリー二塁打。今季94打席目での初打点を刻み、ずぶ濡れで泣いているファンもいた。 クラブハウスへの帰り際に鳥谷は言う。「ファンの声援に応えることができて良かった。追い込まれていたけど、いいところに飛んでくれた」。相変わらず、淡々とした表情で振り返った。ルーキーの頃から、まるで変わらない立ち居振る舞いだった。「自分のできることをしっかりやっていきます」。さりげなく話して姿を消す。プロ16年目。阪神歴代最多2083安打を放った男の意地だった。 いまや、1人ではなくなった。絶頂期の鳥谷はナイターでも午前10時過ぎから始動。誰もいない甲子園を1人で走っていた。揺るぎなき地位を築いても「いつレギュラーを奪われるか分からないから」とスキを見せない。野球に向かう、妥協なき心こそがタイガースの財産だ。あの頃は1人だったが、今は違う。多くの若手が午前中から室内練習場などでランニングで汗を流している。糸原、梅野、大山、木浪...。ひたむきな鳥谷の背中に感化され、いつしか、道ができていた。 雨が降りしきる甲子園で鳥谷は激走も見せた。近本の中前打で軽やかなピッチを刻んで生還。38歳になっても「足」に衰えは見られない。ベテラン、若手が奮闘してヤクルトに快勝。自力CS進出の可能性が復活。タテジマの鳥谷を見納めるには、早すぎる。残り13試合に全力を尽くし、奇跡を起こす。【酒井俊作】

◆阪神・北條史也内野手(25)が11日のヤクルト戦(甲子園)の四回2死満塁で左前適時打を放ち、2点を先制した。  四回2死一塁から糸原の左前打、高山の二塁内野安打で満塁の好機。カウント1-1からの3球目、外角133キロにくらいつき、しぶとく左前へ運んだ。走者が2人かえり、値千金の先制打に。好投を続ける先発・青柳に貴重な援護をもたらした。

◆阪神・青柳晃洋投手(25)が11日のヤクルト戦(甲子園)に先発し、五回に村上に33号ソロを被弾した。  2点の援護をもらった直後の五回。先頭の村上に、2ボールからの3球目、真ん中に入った143キロを持っていかれた。打球はきれいな放物線を描いて左翼席へ着弾。1-2と点差を縮められた。  青柳が村上に被弾するのはこれで今季3本目。選手別では最多で、次いで巨人の丸に2本塁打を献上している。

◆阪神・木浪聖也内野手(25)が11日のヤクルト戦(甲子園)の五回先頭で右前打を放ち、今季29度目のマルチ安打とした。  一回先頭でいきなり中前打を放つと、五回にも魅せた。カウント2-2からの5球目、136キロを振り抜き右前へ。好機を演出すると、近本の三前犠打で1死二塁。続く福留の左中間への適時打で3点目のホームを踏んだ。  これで木浪は今季88安打に到達。2戦連続マルチ安打でシーズン100安打まであと「12」に迫った。

◆阪神のジェフリー・マルテ内野手(28)が11日のヤクルト戦(甲子園)の五回1死二塁で左翼席へ12号2ランを放った。  五回、1死二塁から福留の左中間への適時打で1点を追加し3-1に。なおも1死二塁で打席に入り、カウント2-1からの4球目、高めに浮いた141キロを迷うことなく振り抜いた。打球はぐんぐん伸びて左翼席へ着弾。ダメ押しの2ランで5-1と点差を広げた。

◆阪神・高山俊外野手(26)が11日のヤクルト戦(甲子園)の五回2死で右中間席へ4号ソロを放ち、6-1と点差を広げた。  五回、福留の適時打、マルテの2ランなどで5-1に。2死走者なしで打席に入り、カウント2-1からの4球目、低め143キロをすくいあげた。高々と上がった打球は左中間席へ。7日の広島戦(マツダ)以来の4号ソロでリードをさらに広げた。  高山が本塁打を打った試合では2018年6月12日の日本ハム戦(札幌ドーム)から4連勝中。"不敗神話"継続へ、期待が懸かる。

◆阪神・青柳晃洋投手(25)が11日のヤクルト戦(甲子園)に先発し、5回2/3を6安打3失点。今季8勝目の権利を手にして降板した。  「野手の方々に大量援護を頂いたので本来はもう少し長いイニングを投げなければいけなかったのですが、イニングの途中でマウンドを降りてしまい悔いが残ります」  五回まで村上のソロのみの1失点と好投。しかし打線が4点を追加し6-1とリードを広げた直後の六回に4安打を浴びて2失点。粘りきれず、険しい表情でマウンドを降りた。

◆ヤクルトの村上が0-2の五回に33号ソロ本塁打。2ボールから甘く入った青柳の速球を逆方向へ、甲子園の左翼席に放り込んだ。「力負けせず、しっかり押し込むことができた」と納得する一撃で度肝を抜き、六回はフルカウントから中前に適時打を運んだ。敗れた中、新人王を争う近本の目の前で活躍。打点を92に伸ばした。  飛躍の2年目。全試合で我慢強く起用し続けてくれた小川監督が今季限りで退任する。村上は「打てない時も守れない時も試合に出してもらった。感謝の気持ちしかない。残り試合もチームに貢献したい」と必死の恩返しを誓った。

◆今季限りでの阪神退団を表明している鳥谷が今季130試合目、自身出場63戦目で待望の初打点をマークした。  八回に代打で登場、持ち前の巧みなバット操作で左翼線に二塁打を運ぶ。一塁から梅野が激走して生還。甲子園は熱狂に包まれ、喜びのあまり涙を流す観客も。38歳のベテランは「ファンの声援に応えられて良かった。いいところに飛んでくれた」と感慨深げだった。  梅野は「グラウンドが重い感じで足をとられたが、何とかホームにかえりたいと思った」。五回に一発を放った高山は「やっぱり僕たちはトリさんの背中を見てやっている。一日でも長く(一緒に)やりたいと思っている」と意気込んだ。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が11日、阪神22回戦(甲子園)の五回に33号ソロを放ち、自身が持つ10代選手の最多本塁打記録を更新した。六回の中前適時打を合わせ、2安打2打点。チームは3-10で敗れたが、開幕から辛抱強く起用し続け、今季限りで去りゆく小川淳司監督(62)へ"恩返し"を誓う一発にもなった。  降雨のため1時間7分遅れての試合開始。小雨降る重苦しい夜空に、村上がはつらつとアーチを描いた。  「自分らしいじゃないけれど、いい本塁打だったと思います」  敗戦の中で手応えを口にした33号は2点を追う五回、青柳の直球を逆方向の左翼席へ運んだ。10代選手の最多本塁打を記録した4日の広島戦(神宮)以来、5試合ぶりの一発で自身の記録をさらに伸ばした。  4点差を追う六回には「とにかく後ろにつなぐ気持ちでコンパクトに」とスライダーを中前に運び、打点を92に伸ばした。リーグトップのDeNA・ソトがこの日5打点をたたき出し、その差を5とされたが、タイトルはまだ射程内だ。  9日。小川監督が契約満了に伴い、退任することが発表された。村上にとっては、開幕から起用し続けてくれた大恩人だ。「打てないときも守れないときも試合に出させてもらいました。本当に感謝の気持ちしかない。残り試合少ないけれど、何とかチームに貢献できるように頑張ります」。力強い言葉には恩返しの思いが宿る。  一方の小川監督も、自身が残す財産といえる19歳のスラッガーの成長にうなずく。「甲子園で逆方向に本塁打を打つというのは本当にすごい。久々に打点がついてよかったんじゃないかな」。親心をのぞかせ、優しいまなざしを向けた。  レギュラーシーズンは残り11試合。指揮官は「1年出たという結果が残れば彼にとって大きい」と、村上をフル出場させる方針。逆襲の来季へ、希望を灯す若き才能は光を放ち続ける。(佐藤春佳)

◆--北條は先制打と犠打  矢野監督 「つなぐところもよくやってくれました。守備もいいプレーがあったので、北條らしさが出たと思います」  --マルテが久しぶりの本塁打  「マルちゃんが打つとチームが盛り上がる。本塁打は大きなムードも上がる」  --高山もアーチ  「俊も貪欲に2軍の試合に行ったりとか、本当に自分が試合に出たいとか、結果を出したいとかいう思いが、ああいうホームランにつながっていると思う」  --鳥谷が初打点  「言うことはないですしね。ちょっと打撃フォームが若干変わったのかなというね。そういうところに鳥谷の探究心とかすごさとかそういうのがあるんじゃないですか」  --走塁も光った  「走るのもいつも試合に出ないときも、そういう準備というのは試合前からすごくやるのが当たり前になっている選手なんでね。当たり前のすごさを感じています」

◆絶望の中に光を見たー!! 阪神ファンなら誰もが好きな38歳の鳥谷が苦しみ抜いた今シーズン、代打で涙、涙の初打点を挙げたのだ!!  そのレジェンドを143安打目でホームにかえしたのがルーキー近本だっていうんだから、これはもう虎版の人情ドラマなのだ。たまらへ~ん!!(涙)  そして、近本といえば気になるヤクルト・村上との新人王争いである。「確かに村上は19歳で、あの天才・清原超えの、しかも本日も"大甲子園"のレフトにほうり込んでの33号は怪物や!! せやけど実際は2年目(ルール的にはOK)やろ!! 一方、わが阪神の近本は正真正銘のピカピカの1年生や! せやから新人王は近本やー!!」という、ケ○の穴の小さいコトは俺は言わーん!!  ただし! 近本が153安打を放ったら、その時点で新人王、即決定にしましょう!!  なぜなら153安打の新人安打記録(セ・リーグ記録)はミスタープロ野球・長嶋茂雄さんの記録なんだから、むしろ受賞できない方が不思議でしょう!?  てか、近本と村上のダブル受賞でええや~ん!! プロ野球ファンの真の心の声なのだ!!

◆プレーボールは遅れに遅れて午後7時7分。雨の中、スタンドで待ち続けたファンは大喜びだった。今や甲子園の阪神戦は、全試合が入手困難プラチナチケット。試合が見られるのなら、待ちます、何時まででも。お客さまには何よりでしたね。  ただし、そこまでは紆余曲折。快晴のもと、普段通り甲子園のグラウンドで始まった練習は、迫り来る雷雲を見越して途中から室内練習場に。選手は大移動。  「3時に降ります」  球団関係者の言葉。最近の天気予報は見事なぐらいに的中する。やがて豪雨。すると、サブキャップ長友孝輔の携帯が鳴った。当番デスク阿部祐亮からだ。  「さあ、中止になったときの準備をしようか」  新聞社のデスクの大事な仕事に危機管理ってのがある。試合があると信じこんで、急に中止になって、書けるネタが何もない、というのが一番の悲劇。というわけで、長友以下、虎番軍団は「試合があるとき」「ないとき」の両にらみで取材しなくちゃいけない。虎番記者の最悪の展開です。  「私はもっと最悪でした」  違う悲劇を伝えてきたのは虎番・箭内桃子。朝から2軍の練習に駆け付けるなどフル回転していたのだが...  「コンビニでカップのあさりのおみそ汁を買って、お湯を注いで、タクシーに乗ったんです。ひざの間にカップを挟んで、新聞を読んだり、スマホをみていたら...」  おいおい、それ、うら若き娘がやる格好じゃない気がするぞ。案の定...。  「はい、タクシーの中にバシャッとこぼしてしまって。でも、優しい運転手さんで、怒られませんでした」  そんな姿までして気になるニュースがあったのか。  「先輩、知らないんですか。新型iPhoneが発表された大ニュースを。記念日ですよ」  不思議な"記念日"があるもんだ。全く知らなかった。オジサンはついていけない。  さて、阪神がCS進出へ崖っぷちとなっている。これ以上負けたら...。いろんな心配をする。開始が1時間以上遅れた試合。もし、延長戦になったら、試合終了は何時になるんだろうか。そんな心配もする。とにかく、いつも心配するのが新聞記者。だからデスク阿部も浮かぬ顔に。  今から27年前の9月11日。この日と同じ阪神-ヤクルトは、今もなおさん然と輝く? 日本最長試合となる。6時間26分。試合終了は午前0時26分だった。九回、八木裕(サンケイスポーツ専属評論家)が放った打球は、一度はサヨナラ本塁打と判定されながら、覆ってエンタイトル二塁打に。抗議は認められず、延長十五回の末にドロー。まさしく誰もが認める"記念日"だろう。  若き虎番たちの会話を聞いていると、9月は阪神の記念日が多いそうだ。岡田阪神が中村豊の決勝弾で優勝へ大きく前進したのが14年前の9月6日。岡田監督が「打たれろ。ムチャクチャしたれ!」と叫んだあの試合だ。今なにかと注目の鳥谷が2000安打を放ったのが2年前の9月8日。なるほどね。  ちなみに、12日も虎らしい記念日です。1996年、当時監督藤田平が球団事務所で解任を告げられ、不満爆発。9時間以上"籠城"したあの日です。  そんな不幸が繰り返さないように。祈るのは心配性の虎番ですが、スカッとするこの展開。ひょっとしたら、後世では、奇跡が始まった記念日になっているかも。

◆近本が一回無死一塁から二ゴロ併殺。今季開幕から続けていた無併殺打が130試合目、578打席目で止まった。「もう少し思い切り打っていればという思いもありますが。併殺とより、あそこで打てなかったことが残念です」。八回には球団新人記録を更新する143安打目となる中前打を放ち、ダメ押し4点の口火を切った。

◆今季限りで退任する小川監督は試合前の練習中に、習志野高の先輩である阪神・掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブ・アドバイザーからねぎらいの言葉をかけられた。試合では変則右腕の青柳対策として山田哲とバレンティンを先発から外し、1番から7番まで左打者を並べた。だが、先発・小川が崩れての大敗に「今年は本塁打が多すぎる。いかにボールが甘いか」と厳しかった。 5回6失点で12敗目を喫したヤクルト・小川 「試合を壊して申し訳ない。緩いボールをちゃんと使う必要があると感じた」

◆試合前練習中、金村投手コーチがアクシデントに襲われた。左翼付近の芝生でキャッチボール中に、打撃練習の打球が左頬を直撃。しばらくの間その場にうずくまり、藤川らが駆けつけるなど騒然とした。何とか立ち上がると、トレーナーとともに自力で歩いてクラブハウスへ。幸いにも大事には至らなかった。

◆悔しさをにじませマウンドを降りた。青柳がチームトップの8勝目。それでも5回2/3での降板に笑顔はなかった。  「勝たせてもらったのは素直にうれしいですが、連投連投で来ている後ろのピッチャーのことを考えたら、1イニングでも長くいかないといけなかったと思います」  1番から7番までズラリと左打者を並べてきた燕打線。三回までの1巡目は無安打4Kと完璧な立ち上がりで封じ込んだが、2巡目から徐々につかまった。「回を重ねるごとにファウルで粘られたり。今後の課題です」。五回に村上にソロを被弾して1点を失うと、打線が4点を追加して6-1とした直後の六回も雄平、村上に適時打を許し、3点目を献上した。  降雨により試合開始が1時間7分遅れるアクシデント。高山にはお立ち台から「雨男の青柳のせいで1時間も遅れてしまって」とイジられたが正真正銘の雨男だ。今季5度の雨天中止のうち、3度が自身の登板予定日。「初回はいい感じに投げられましたし、結果的に問題なかったかなと思います」と動じなかった。  「(左打者に対して)チェンジアップがあるからツーシームだったりが生きてくると思う。もっと精度を上げていかないといけないと思います」  自身初の2桁勝利も射程に入れた。1年間ローテを守った男の矜持がある。最後の力を振り絞る。 (箭内桃子)

◆これが、100%だ。ド派手な左越え12号2ランをブッ飛ばしたマルテは、走り出そうともせず、自らの打球をうっとり見つめた。ふてぶてしいまでに頼もしい。"助っ人はこうでなくっちゃ"という豪快弾だった。  「サイコウデース! アシタモ、オレガ、ヤル!」  北條、高山と並んだお立ち台。やや照れくさそうにしながら、一生懸命、日本語をつむいだ。  試合開始を1時間7分も遅らせた雨粒も、チームにまとわりつくイヤな流れも、すべて振り払う一撃だった。3-1の五回1死二塁で、ヤクルト・小川の高め141キロを一閃。常人なら背中がねじ切れそうな振りだった。左翼席へ着弾。8月20日のDeNA戦(横浜)以来、16試合ぶりの12号2ランに「いい追加点が取れた」と喜んだ。  「(ソラーテが)いなくなったのは悲しいが、残った仲間で頑張っていこうと思う」  ソラーテが加入した直後、7月下旬には矢野監督も「2人でしゃべれるだけで、ストレス解消もあると思うし。相乗効果はある」と"マルソラ"に期待をかけていた。マルテとしても日本の生活や、日本の投手のことを伝えようと、惜しみなく協力してきたつもりだったが、現実として、ソラーテが1軍昇格を拒否し、すでに帰国。前に進むしかなかった。  4試合連続安打&3試合連続打点となり、9月は打率・346(26打数9安打)、1本塁打、5打点。すでに球団サイドから来季の残留交渉を水面下で受けており、大筋合意にいたっているもよう。試合を、打席を重ねるにつれ結果を出す。来季の外国人野手2人制に向けても視界良好だ。  「試合に勝てたことがうれしいよ。なるべく多くのホームランを打てるようにしたいね」  ソラーテのニックネームだった"セクシータイム"とは、まさに、このこと。残されたマルテが4番の仕事を全うする。

◆虎党に最高のごほうびや! 今季限りでの退団を表明している阪神・鳥谷敬内野手(38)が待望の今季初打点をあげた。八回に代打登場し、左翼フェンス直撃の適時二塁打。ヤクルトに快勝し、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が復活。雨天で試合開始が1時間7分も遅れたけれど、試合ができてよかった!  翼は折れていない。悲鳴にも似た虎党の声が、一身に降り注がれた。すべてを受け止め放った白球は、雨を切り裂き羽ばたいていった。左翼フェンスを直撃する。一走梅野が本塁へ滑り込む。「8・29」に引退勧告を受けて以降初の安打を、甲子園で見せつけた。  「ファンの声援に応えられてよかった。追い込まれていたので、良いところに飛んでくれた」  試合開始を1時間7分遅らせた雨粒は、鳴り物が禁止となった午後10時を過ぎてもまだ、甲子園にまとわりついていた。勝利はすでに確実でも、どれだけ濡れても、ファンはまだ帰れなかった。1人の男を待っていた。  8-3となった八回1死一塁でコールされると、360度から「ウォー!!」と地鳴りが起きた。顔色一つ変えずに投手と向き合った。これまでと違ったのは打球の鋭さだった。かつて何度も見せてきた、逆方向へスーッと伸びる打球。今季130試合目、鳥谷自身94打席目で初打点となる適時二塁打が飛び出した。長打は5月31日の広島戦(マツダ)での右翼線二塁打以来。安打は8月25日のヤクルト戦(神宮)以来8打席ぶりで"あの日"以降では初-。3位広島が中日に敗れ、自力CSもわずか1日で復活させた。  すべてが変わった、あの日-。8月29日。鳥谷は球団から「引退」を勧告された。歴代2位の1939試合連続出場。更新し続ける球団最多安打は、この夜で2083になった。だが、プロ16年目の今季残る数字は打率・205、0本塁打、得点圏での43打席連続適時打なしは継続中で、ここでようやく今季初打点。若返りを図るチームの流れに、抗えなくなった。8月31日には自らの口で「タイガースのユニホームは脱ぐということを伝えたい」と発信した。  引退か、他球団での現役続行か。そんな状況に立たされても、鳥谷は鳥谷だった。誰より走り、誰より自分の体をいじめ抜く。遠征先でもチーム宿舎では昼食を摂らず、栄養価が高く体のためになる食品を"テイクアウト"してくる。  そんなストイックさに加え、今季は午前10時半頃から室内練習場に姿を現わして、ビジネス書などを読みながら走る姿も目撃されてきた。若手選手らが目を丸くしても「いろいろ勉強しておかないといけないからさ」と涼しい顔。あの「8・29」以降も、周囲は「あれは引退する選手のトレーニングじゃない。トリさんは何も変わっていない」と唸りっぱなしだ。  「自分のできることをしっかりやっていきます」  残り13試合。現在発表されている今季最終戦も30日(中日戦、甲子園)に迫る。これまで通りの鳥谷敬が立っているはずだ。まずは一筋の、強烈な意思表示を甲子園のグラウンドに刻みつけた。 (長友孝輔) ★同期のヤクルト・青木「同じ舞台に立つのは励み」  鳥谷と早大時代の同期、ヤクルト・青木は「(今季初打点と)知ってましたよ」と感慨深げに話した。「特別な存在? もちろん。すごく学ぶことがある選手。同級生が同じ舞台に立っているのは励みになる。この年齢になると、なおさらです」。退団公表後に連絡があったといい「(自分も)結果を出し続けたいという気持ちを常に持っていますし。あいつは難しい立場でプレーを続けている。結果を出すのは大変だと思いますが、すごく毎日、準備している」と思いやった。

◆青柳を相手に、ヤクルトは左打者を1番から7人も並べてきた。私も右のアンダースローだったが、中日などは8人も左打者を並べてきたことがあった。しかし右、左と交互にくる方が、焦点が合わなくなり、気持ち的にも難しい。逆に左がズラッと並んでくれた方が、この球種を使っていこうとかパターンが作りやすかったものだ。  実際、この日の青柳の内容はよかったし、成長を感じた。左打者の外角にスライダーを決めるバックドアなど、外のボールでストライクがとれていた。その制球力は確実に上がっている。ただ、7回は投げ切ってほしかった展開で、問題は3回り目に入った六回だ。  球自体は悪くないが、外角中心を読み切られ、4安打はすべて中堅から左方向だった。唯一、打ち取った青木の一ゴロは逆球で内角にいったスライダー。これを、狙って投げないといけない。  右の下手、横手投げの投手は左打者の内角を突くのが一番難しい。まだ青柳には、その制球力がない。課題は明白で、本人もわかっていること。いかに左打者の内角に投げ込めるか。改めて、意識して取り組んでほしい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
70572 0.551
(↓0.005)
M9
(-)
14605
(+4)
517
(+10)
163
(-)
74
(-)
0.259
(-)
3.740
(↓0.04)
2
(-)
DeNA
67623 0.519
(↑0.003)
4
(↑1)
11549
(+10)
552
(+4)
150
(+4)
38
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.860
(-)
3
(-)
広島
67643 0.511
(↓0.004)
5
(-)
9555
(+2)
553
(+3)
132
(-)
76
(-)
0.254
(-)
3.590
(↑0.01)
4
(-)
阪神
60646 0.484
(↑0.004)
8.5
(↑1)
13491
(+10)
528
(+3)
86
(+2)
86
(-)
0.252
(↑0.001
3.540
(-)
5
(-)
中日
61662 0.480
(↑0.004)
9
(↑1)
14505
(+3)
502
(+2)
82
(+1)
61
(-)
0.265
(-)
3.810
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
53772 0.408
(↓0.003)
18.5
(-)
11597
(+3)
677
(+10)
152
(+1)
57
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.720
(↓0.05)