広島(★2対3☆)中日 =リーグ戦22回戦(2019.09.11)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:岡田 俊哉(3勝2敗11S)
(セーブ:祖父江 大輔(3勝4敗1S))
敗戦投手:レグナルト(6勝3敗0S)

本塁打
【中日】京田 陽太(3号・10回表ソロ)

  DAZN
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◆中日が接戦を制した。中日は2点ビハインドの5回表、大島と福田の適時打で同点とする。そのまま迎えた延長10回には、京田のソロが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、6番手・岡田が今季3勝目。敗れた広島は、5番手・レグナルトが痛恨の一発を浴びた。

◆広島長野久義外野手(34)が好守でチームをもり立てた。4番左翼で先発。 1-0の3回2死一塁で、京田の左中間への大飛球を追い、左手のグラブを伸ばしてランニングキャッチ。抜ければ同点のピンチを救い、本拠地の大声援を浴びた。

◆広島は1回1死三塁から鈴木の当たりが二塁手の野選となる間に1点先制。3回2死一、三塁から会沢の適時打で1点追加した。 中日は5回、大島の右前適時打と福田の左前適時打で同点に追いついた。5回から継投に入り、6回まで2-2。 広島先発床田は6回8安打2失点で降板した。両チームとも救援陣が踏ん張り、2-2のまま延長戦に入った。 中日は延長10回、京田が決勝の3号ソロを放った。岡田が3勝目。祖父江が今季初セーブ。広島の連勝は2で止まった。 広島レグナルトが3敗目。

◆広島は3試合ぶり先発の堂林翔太内野手が今季2本目の安打を記録した。7回に4月6日阪神戦以来の安打を二塁後方へ落とし(記録は右前打)、犠打で二塁に進んだ後は捕逸の間に三塁を奪う好走塁。 一塁守備でも好捕と一定のアピールに成功した。7日に第3子となる次女が誕生したことも明らかとなり「そこは頑張ります」と表情を引き締めた。

◆中日は2-2の延長10回、5番手のカイル・レグナルト投手(30)が京田に決勝弾を浴び、連勝は2で止まった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -投手陣がよくつないだが 緒方監督 こうやってピッチャーもがんばって接戦に持ち込んだ中で、あと1点、先に取らなければという試合だった。 -レグナルトが痛恨被弾 緒方監督 早い回から中継ぎの人が1回(肩を)つくったり、2回つくったり、非常に難しい試合の中での入り。そういう(大事な)ポジションで、がんばってもらうというところで。 -先発床田が粘った 緒方監督 球自体は問題ないと思う。細かい制球というか、1発のある人が並んでいるからね。慎重になって四球からの失点になってしまったけど。下からつなげられて上位に回ると、苦しくなる。そういう中で何とか2点で粘ってくれたけどね。 -あと1点取りたい場面 緒方監督 そこが出なかったから勝ちきれなかった。また、明日。

◆中日はマツダスタジアムで今季9戦目にして初勝利を飾った。 2-2の延長10回、先頭の京田陽太内野手がレグナルドから右翼へ3号ソロを運び、鬼門での連敗を一振りで止めた。 京田は「久しぶりに気持ちのいい打席だった。監督が我慢して使ってくれる。CSに出られるように緊張した場面で野球ができるようにしたい」と、4月13日阪神戦以来の1発を喜んだ。 ▼中日与田監督(今季マツダスタジアムで初勝利)「勝てたのはうれしいけど、球場どうのこうのは関係ない。残り14試合で勝つゲームをするだけ」

◆広島が中日に逆転負けで、クライマックスシリーズ(CS)2位争いから1歩後退した。先発床田寛樹投手(24)は6回2失点。同点の7回から勝ちパターンで登場する救援陣が0封リレーでつないだが、延長10回に5番手カイル・レグナルト投手(30)が京田に痛恨の決勝ソロを浴びた。2位DeNAとのゲーム差は再び1に拡大。残り9試合。CS本拠地開催をかけ最後の踏ん張りどころだ。痛烈なライナーが右翼スタンドに突き刺さった。マウンドのレグナルトは、ぼうぜんと立ち尽くすしかない。2-2の延長10回、先頭の京田に勝ち越しソロを浴びた。9月6日に2軍から復帰したばかり。「リフレッシュできたよ」と話していたが、救援陣がつないだ0封リレーを途切れさせた。「ふがいない気持ちでいっぱいだ」。反撃及ばず、1点差で敗れた。 必死の投手リレーだった。3戦連続中5日での先発となった床田は、毎回走者を背負いながら、6回を8安打2失点にまとめた。2-0の5回に2四球と2安打で同点に追いつかれたが、なお2死一、二塁のピンチで4番ビシエドを三ゴロ。粘りの投球で勝ち越しを許さなかった。8月24日に2軍から復帰して以降、4戦連続してクオリティースタート(6回以上で自責点3以下)を達成。「中継ぎ陣に負担をかけないためにも長い回を投げたい」と、必死に腕を振っていた。 同点の7回からは、勝ちゲームで投入されるリリーフ陣が次々と登場した。7回は中村恭が1番からの好打順を3者凡退。8回は51試合目の菊池保が負けじ4番以降を3者凡退。左右のセットアッパーがお膳立てし、登板62試合目となる抑えのフランスアにつないだ。9回はそのフランスアが走者を許しながら無失点。1死二塁で代打藤井に3ボールとなったが、最後は155キロで空振り三振に仕留めた。続く大島も凡退させ、ここまでは想定通りだった。 痛恨の延長逆転負け。2位DeNAを逆転するチャンスで、逆に1ゲーム差をつけられた。緒方監督は「ピッチャーもがんばって接戦に持ち込んだ中で、あと1点、先に取らなければという試合だった」と振り返った。残り試合が1桁となる中、前だけを見て戦うしかない。【村野森】 ▽広島床田(6回2失点も)「無駄な四球から点を取られてしまった。そこは反省したい」

◆広島レグナルト投手が失投に泣いた。 同点の10回。先頭の京田を2球で追い込みながら、続けたパワーカーブが甘く入った。右翼席への勝ち越し弾となり、自身3敗目。チームの連勝が止まり「意図したところとは違う、浮いたところに投げてしまった。失投をしっかり捉えられた」と敗戦の責任を背負った。

◆広島は今季初対戦の小笠原を早々に攻略し、四回限りでマウンドから降ろしたが、追加点を奪えなかった。逆転負けで3連勝を逃し、2位DeNAとの差が1ゲームに広がった。  2-2の七回は福を攻め、1死三塁としたが、代打磯村が空振り三振、西川は粘った末に左飛に打ち取られた。八回1死一、三塁では、会沢の投直に一塁走者の野間が戻れず、痛恨の併殺。終盤の勝ち越し機をことごとく逸した。  緒方監督は「投手も頑張って接戦に持ち込んだ中で、あと1点を先に取らなければという試合だった。取れなかったから勝ち切れなかった」と話した。

◆今季3度目の先発出場となった堂林が七回先頭で右前打を放った。この日までに、元TBSアナウンサーで夫人の枡田絵理奈さん(33)が第3子となる女児を出産。28歳で3児のパパとなったが、試合に敗れただけに「そこはもう...」と多くを語らなかった。

◆今季8戦全敗だったマツダスタジアムで、京田の一打が初白星をもたらした。2-2の延長十回、高めのカーブを右翼席へ。4月13日以来となる3号ソロに「久しぶりに気持ちいい打席だった」と会心の一発だった。この日負ければ自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消えていたが、踏みとどまった。残り14試合。「一日一日を大事にして、一つでも勝てるようにしたい」と目を輝かせた。 中日・与田監督 「とにかく勝ってめちゃくちゃうれしい」 2年ぶりのセーブを挙げた中日・祖父江 「一人ずつ丁寧に投げた」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
70572 0.551
(↓0.005)
M9
(-)
14605
(+4)
517
(+10)
163
(-)
74
(-)
0.259
(-)
3.740
(↓0.04)
2
(-)
DeNA
67623 0.519
(↑0.003)
4
(↑1)
11549
(+10)
552
(+4)
150
(+4)
38
(+1)
0.245
(↑0.001)
3.860
(-)
3
(-)
広島
67643 0.511
(↓0.004)
5
(-)
9555
(+2)
553
(+3)
132
(-)
76
(-)
0.254
(-)
3.590
(↑0.01)
4
(-)
阪神
60646 0.484
(↑0.004)
8.5
(↑1)
13491
(+10)
528
(+3)
86
(+2)
86
(-)
0.252
(↑0.001)
3.540
(-)
5
(-)
中日
61662 0.480
(↑0.004)
9
(↑1)
14505
(+3)
502
(+2)
82
(+1)
61
(-)
0.265
(-)
3.810
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
53772 0.408
(↓0.003)
18.5
(-)
11597
(+3)
677
(+10)
152
(+1)
57
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.720
(↓0.05)