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ORIX
02200000041003
楽天
11010012X6801
勝利投手:森原 康平(3勝2敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(2勝7敗34S))
敗戦投手:増井 浩俊(1勝3敗18S)

本塁打
【オリックス】中川 圭太(2号・2回表ソロ),山足 達也(1号・2回表ソロ),吉田 正尚(26号・3回表2ラン)
【楽天】浅村 栄斗(29号・2回裏ソロ)

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◆楽天は1点ビハインドで迎えた7回裏、代打・フェルナンドの適時打が飛び出し、同点とする。続く8回には、浅村が2点適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・森原が今季3勝目。敗れたオリックスは、4番手・増井が誤算で泥沼の8連敗を喫した。

◆オリックス吉田正尚外野手(26)が自己最多に並ぶ勝ち越しの26号2ランを放った。 2-2の同点で迎えた3回1死一塁で楽天岸の低めカーブをとらえ、右翼スタンドに放り込んだ。「カーブにうまく反応できましたし、しっかりとらえることができました。勝ち越しの本塁打になってくれてよかったです」。9月4本目。 初回にも中前打を放っており、現在パ・リーグ首位打者を走る西武森にじわじわと迫ってきた。

◆オリックスは先制された直後の2回、中川と山足のソロで逆転。2回に楽天浅村が同点ソロも、3回に吉田正が勝ち越し2ラン。 楽天は4回ブラッシュの適時打で反撃。オリックスK-鈴木は5回3失点で降板。6回は2番手神戸が3者凡退でリードを守った。 楽天は8回に浅村が決勝打。森原が3勝目。松井が自己最多34セーブ目。オリックスは引き分けを挟んで8連敗。増井が3敗目。

◆楽天浅村栄斗内野手が自らのバットで誇りを取り戻した。8回1死二、三塁から中前へ決勝打。1日で勝率5割復帰に導き「良かった」と実感を込めた。7月28日以来の猛打賞は、3本それぞれに価値があった。今季初の中5日でマウンドで上がった岸が2発を浴びた直後、13試合ぶりとなる同点の29号。再び1点ビハインドの7回も、先頭として三塁打で追いつく活路を開いた。 ここまで打率2割6分、79打点。打順も前カードで指定席の3番から5番に変わった。「FA移籍した選手にしか分からない重圧と闘っている。信頼は、今年スタートした時から揺るぎない」。そんな平石監督の言葉をかみしめるように「体もあまり動かない時もある中、ずっと出させてもらっている。何とか、という気持ちだった」と吐露した。「(移籍して)いい経験をさせてもらっている」。自ら選んだ道。全てを受け止める覚悟で進む。

◆オリックスが8連敗を喫し、借金は今季ワーストタイの12に膨らんだ。序盤に本塁打3発で攻勢を仕掛けたが、逆転を許した。 7回守備では、浅村の中前への打球に宗が飛び込んで後逸。同点の8回の攻撃では中前打を放った福田が二塁を狙うも走塁死。負の連鎖が続いた。 西村監督は「状況判断できないところが続いている。使っている監督の責任になってくる」と自戒した。逆転CSを目指した勝負の11連戦は2勝8敗1分けに終わり、「前を向いてやるしかない」と切り替えるしかなかった。

◆苦労人がイーグルスを救った。楽天ルシアノ・フェルナンド外野手(27)がオリックス戦の7回、代打で起死回生の同点適時打を放った。 昨オフに支配下から育成契約となり、7月31日の期限ギリギリで支配下復帰を勝ち取った男が土壇場で結果を出し、チームを1日で勝率5割復帰に導いた。重苦しい雰囲気を、フェルナンドがひと振りではね返した。1点ビハインドの7回。先頭浅村が三塁打で絶好機を演出も、続く藤田と茂木が倒れて2死。代打下水流が四球でつないでも、平石監督の見立てでは「7対3、8対2くらいで向こうの流れ」。そんな重圧のかかる場面に「『オレにチャンス来い!』としか思ってないんで」と言ってのけた。誘い球のチェンジアップを見切り、狙っていたカットボールを左前へ。「自分は主力じゃない。1打席1打席が勝負。腹をくくっていったのがよかった」と白い歯をのぞかせた。 平石監督の2軍監督時代には、チームバスの中で指揮官のためにバースデーソングを熱唱した陽気な男。「自分が後ろ向きになることはない」と言い切る。7月28日に同じ育成から由規と寺岡の支配下登録され「今年、自分は(支配下は)ないんだと思った」。一瞬だけ楽天のユニホームで野球ができるのも今季限りかもしれないとよぎったが、すぐに思い直した。「誰か、他球団の人が見ていてくれるかもしれない」。気持ちを切らさず、結果として、最終日に復帰を勝ち取った。「『あいつは終わった』とか言われたりすることもあったけど、神様は見ていてくれたのかもしれない」。どんな時も下を向かず、逆境で開き直れるハートの強さがある。 平石監督も「今日はフェルナンドですよ。よく打ってくれた」と熱っぽく繰り返し、ヒーローをたたえた。その言葉を伝え聞き、うれしそうにした後で表情を引き締めた。「余裕なんてない。呼ばれた時に自分の仕事をして、信頼を勝ち取っていかないと」。スタメン出場した前日は第3打席まで無安打も、9回にヒットを放った。試合後に同じ外野手の小郷が2軍行きとなり「最後に打っていなかったら、自分が2軍だったかもしれない」。明るい笑顔の裏で危機感と闘い続けながら、1軍に食らいつく。【亀山泰宏】

◆楽天松井裕樹投手が左腕では83年江夏(日本ハム)に並ぶパ・リーグ最多タイの34セーブ目を挙げた。 最後は白崎を遊び球なしで三振に斬るなど、わずか9球で3者凡退に仕留め「前回(7日の西武戦で34球を投げ)長くかかってしまったので省エネを意識した。(セーブ数は)通過点だけどうれしい」と満面の笑み。お立ち台では「残り試合、全部勝つつもりでいきます! 背中を押してください!」と声を張った。

◆楽天松井裕樹投手が今季34セーブ目を挙げ、自身が15、17年にマークした球団記録の33セーブを更新した。 また左投手のシーズン最多セーブは05年岩瀬(中日)の46セーブがあるが、パ・リーグの左腕では83年江夏(日本ハム)の34セーブに並ぶ最多タイ。

◆オリックスの吉田正が昨季マークした自己最多に並ぶ26号2ランを放った。2-2の三回1死一塁で、1ストライクから岸の低めカーブを強振して右越えへ運んだ。打った瞬間に本塁打と分かる当たりに「うまく反応できたし、しっかり捉えることができた」とうなずいた。  今季は岸に対して苦戦していた。「いい投手。早いカウントから勝負になってくる」と考え、初球のチェンジアップをヘルメットが落ちるほどのフルスイングで空振りし、2球目を完璧に捉えた。  一回2死の第1打席では中前打を放った。追い込まれてから外角の速球をうまくさばいて7試合連続安打。月間打率4割7厘をマークした8月から好調を維持し、熾烈な首位打者争いに加わっている。

◆オリックスは1分けを挟んで昨年7月以来の8連敗を喫した。今季最長の11連戦は、2連勝でスタートしながら2勝8敗1分けに終わった。  序盤に3本塁打で4点挙げたが、四回以降は追加点を奪えなかった。4-4の八回2死満塁で小島が空振り三振に倒れると、その裏に増井が崩れて浅村に2点打を浴びた。西村監督は「残り15試合、前向いてやるしかない」と気丈に話した。

◆楽天の松井が球団新記録の34セーブ目を挙げた。九回をわずか9球で三者凡退に抑え、自身が2015、17年にマークした球団記録を塗り替えた。「毎年、キャリアハイ(自己最高)を目指している。うれしいけど、まだまだ通過点」と貪欲だった。  開幕から抑えを務め続け、登板数は自己最多だった15年の63試合に次ぐ61試合に達した。チームは残り13試合。お立ち台で「残り試合を全部、勝つつもり。背中を押してください」とファンに訴えた。

◆1日で5割復帰だ。パ・リーグ4位の楽天。浅村栄斗内野手(28)が4-4の八回1死二、三塁で、中前に勝ち越しの2点打を放った。  「自分が決めるという気持ちでいきました。ホームランよりも最後の打席がよかったです」  西武からFA移籍1年目の主軸が、お立ち台で胸を張った。二回無死で同点弾。13試合ぶりの29号ソロを中越えに放ち、2年連続30本塁打に王手をかけたが、決勝タイムリーを大いに喜んだ。  負ければ今季初の借金2だったが、逆転勝ちで勝率5割復帰。3位・ロッテとの0・5ゲーム差をキープした。  9月はこの試合の前まで月間打率・087と苦しんでいた浅村が、4打数3安打3打点で浮上の兆しを見せた。クライマックスシリーズ進出争いの真っ最中で「どっしり構えていこうと意識している。どんな場面でもあわてない」と実に頼もしい存在だ。 (山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
70554 0.560
(↓0.005)
-
(-)
14540
(+6)
509
(+11)
170
(+1)
106
(-)
0.252
(-)
3.620
(↓0.06)
2
(-)
西武
71571 0.555
(-)
0.5
(↓0.5)
14695
(-)
643
(-)
163
(-)
124
(-)
0.266
(-)
4.450
(-)
3
(-)
ロッテ
64634 0.504
(↑0.004)
7
(↑1)
12585
(+11)
557
(+6)
150
(+1)
73
(+1)
0.247
(-)
3.870
(↓0.01)
4
(-)
楽天
63634 0.500
(↑0.004)
7.5
(↑1)
13560
(+6)
540
(+4)
130
(+1)
41
(+1)
0.251
(-)
3.860
(-)
5
(-)
日本ハム
59655 0.476
(-)
10.5
(↑0.5)
14521
(-)
540
(-)
88
(-)
47
(-)
0.254
(-)
3.820
(-)
6
(-)
ORIX
55676 0.451
(↓0.004)
13.5
(-)
15491
(+4)
576
(+6)
92
(+3)
109
(-)
0.245
(↑0.001
4.080
(↓0.02)