オリックス(★1対7☆)日本ハム =リーグ戦18回戦(2019.08.24)・京セラドーム大阪=
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日本ハム
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ORIX
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勝利投手:有原 航平(13勝6敗0S)
敗戦投手:アルバース(2勝3敗0S)

本塁打
【日本ハム】横尾 俊建(3号・4回表2ラン),大田 泰示(17号・9回表2ラン)
【オリックス】モヤ(8号・2回裏ソロ)

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◆日本ハムは1点ビハインドで迎えた4回表、横尾の2ランが飛び出し逆転に成功する。そのまま迎えた9回には、大田の2ランなどで5点を挙げ、試合を決めた。投げては、先発・有原が7回2安打1失点で今季13勝目。敗れたオリックスは、打線が3安打と沈黙した。

◆今季12勝の日本ハム有原航平投手(27)は、通算では登板104試合で49勝。 日本ハムで105試合目までに50勝到達は、90年西崎(92試合)09年ダルビッシュ(93試合)の2人だけ。今日勝つと球団3位のスピードとなる。

◆オリックスのアンドリュー・アルバース投手(33)が5回2失点で降板した。 立ち上がりから走者を出し、2、3回は2死一、二塁のピンチを迎えるが後続を切り無失点。2回にはモヤの先制ソロで援護をもらったが、4回、先頭打者を歩かせ、続く横尾に逆転2ランを食らった。アルバースは「調子自体は悪くなかったと思うけど、4回にリズムを崩してしまった。ストライクを欲しがってホームランを打たれてしまったところは、悔やんでも悔やみきれないし、なんとか防がないといけなかった」と悔しがった。

◆オリックスがスティーブン・モヤ外野手(28)の1発で先制した。2回、先頭打者で打席に入ったモヤは、日本ハム先発の有原が投じた外角の143キロストレートを逆方向のレフトへ運ぶ8号ソロ。勝てば4月26日以来の最下位脱出となる大事な一戦で先手を取った。 モヤは「まずは先制することができてよかったよ。まだまだイニングも残っているし、もっと点を取っていけるように頑張りたいね」とコメントした。

◆オリックスは2回、先頭のモヤが8号ソロを放ち先制。日本ハムは3回まで毎回走者を出すが、打線がつながらず無得点。 日本ハムは4回、無死一塁から横尾が3号2ランを放ち逆転。オリックスは3回以降無安打で、6回まで1安打1点に抑えられる。 日本ハムは9回、大田の2ランなどで5点を挙げ勝負を決めた。有原が7回1失点で13勝目。オリックスは最下位脱出を逃した。アルバースが3敗目。

◆オリックスが、勝てば4月26日以来の最下位脱出のチャンスを逃した。 日本ハム有原の前に7回2安打。モヤのソロ本塁打の1点に抑えられ、結局、後続投手を含め3安打に封じられた。粘っていた投手陣も9回に5失点して万事休す。 西村監督は「もっと打っていかないとね。これから上に行くならヒット1、2本じゃあダメ」と渋い表情。先発アルバースも制球に苦しみ、4回に先頭打者を歩かせた直後の初球を横尾に逆転2ランを浴びた。指揮官は「本塁打も四球の後だし、慎重にいかないと」と話した。 それでも「本来なら一気に行かないといけないんでしょうけど、まだ20何試合あるので」と、最下位脱出、CS進出へ前を向いた。 ▽オリックス・アルバース(5回2失点で3敗目)「調子自体は悪くなかったと思うけど、4回にリズムを崩してしまった。ストライクを欲しがってホームランを打たれてしまったところは、悔やんでも悔やみきれないし、なんとか防がないといけなかった」

◆日本ハム有原航平投手(27)が、エースの役目を全うした。24日、オリックス18回戦(京セラドーム大阪)に先発し、7回2安打1失点の好投。両リーグ単独トップを走る13勝目は、自身通算50勝の節目の勝利。105試合目での到達は、球団では90年西崎、09年ダルビッシュに次ぐ、3番目のスピード記録となった。負ければ最下位転落の危機を救う快投だった。またエースの座を揺るぎなくした。有原がチームの危機を救った。負ければ最下位転落。重要なマウンドで、7回2安打1失点の快投を演じた。「先に点を取られましたけど、7回まで何とか粘れた」。試合後、栗山監督に呼び寄せられ、固く握手を交わした。ハーラートップを走る13勝目。勝ち星の数だけ、使命感は増している。 立ち上がりの違和感を、マウンド上で修正した。「体重移動が、うまく出来ていなかった」。普段は150キロを超える直球が、序盤は140キロ台止まり。2回にはモヤに先制弾を献上した。だが「相手にうまく打たれた。そこから切り替えて、うまく粘れた」。直後に打線が逆転したことも力になった。直球の威力は本来のものを取り戻し、最速は153キロに上昇。1点リードの7回1死二塁で再びモヤを迎えると、3球続けて直球で押し、空振り三振に仕留めた。ホッとしたように笑みをこぼした。 エースにふさわしい白星を挙げた。プロ5年目、通算105試合の登板で50勝に到達した。90年西崎(92試合)09年ダルビッシュ(93試合)と各世代のエースに次ぐ、球団3位の早さだった。「全然考えていなくて、勝ち星は野手の方に付けてもらってなので」と控えめに受け止めたが、チームが下位に低迷する中、大車輪の活躍を見せている。 栗山監督は「素晴らしかったですね。今の状況はなかなかうまくいかないけど、苦しいところを止めてくれるのは、すごく助かる」と称賛の言葉を送った。混戦の上位争いで、頭1つ抜け出すために-。有原は「これからも、粘り強く投げていきたい」と貫禄をまとい、言った。【田中彩友美】

◆3試合ぶりスタメン出場の日本ハム横尾俊建内野手(26)が、オリックス18回戦(京セラドーム大阪)で決勝の3号2ランを放った。12日ソフトバンク戦以来の1発に、笑顔で「おにぎり」を握った。 1点を追う4回。無死一塁から、オリックスの先発、アルバースの初球、外角の直球をとらえた。送りバントも想定される場面だったが、ベンチからのサインは「打て」。スラッガーの心が、踊った。「思い切りいけました。打った瞬間に(スタンドへ)行ってくれるだろうなと思った。本当に最高です」。バックスクリーンに伸びていく打球を、満足げに眺めた。 "大好物"は、ボールを打って、遠くへ飛ばすこと。チームメートをはじめ、多くの選手と打撃論をかわすのは日常茶飯事だ。前カードの西武3連戦での練習中にも、「おかわり君」こと、過去6度の本塁打王を手にした相手主砲の中村に、打撃に対する考え方を質問したばかり。「詳しくは言えませんけど」と、うれしそうに笑った。 渡辺ら覚醒する若手がいる一方で、今季は2度の登録抹消を経験するなど、もがいている。打率も1割台。それでも「フルスイングしてホームランを打ちたい」という思いには、ブレがない。栗山監督は「今年1年間、苦しみながらやっているけど、ああいうの(長打力)が特長なので」。ロースコアで1点を追う展開で、指揮官は背番号58の持ち味を信じた。 横尾は「信頼して使ってもらっている以上、こういう打席を増やしていきたい」。「おにぎり君」の声に、明るさが戻ってきた。【中島宙恵】

◆日本ハム4番清宮幸太郎内野手が3試合連続のマルチ安打を記録した。 2回の第1打席に左前打を放つと、9回にも内野安打で5打数2安打。「2ストライクと追い込まれてからも粘れているので、そこはいいかな」と手応えを実感している。 一方で2度の得点機では無安打に終わり「分かっているので、原因は。明日直せれば」とリベンジを誓った。

◆オリックスは勝てば最下位から脱出できていたが、有原を攻略できずに敗れた。二回にモヤのソロで先制した後は七回まで単打1本のみで無得点に抑え込まれた。西村監督は「上を目指すなら、もっと打っていかないと」と厳しい表情だった。  先発したアルバースは1-0の四回に制球を乱して先頭打者を歩かせ、続く横尾に中越えへ逆転2ランを浴びた。3敗目を喫し「悔やんでも悔やみ切れない。防がないといけなかった」と肩を落とした。

◆約4カ月ぶりの最下位脱出はならなかった。二回にモヤの8号ソロで先制するも、先発のアルバースが5回2失点。四回無死一塁から大田に逆転2ランを浴び、西村監督は「本塁打は四球を出したあとの初球。相手も初球を狙っている。考えて投げないといけない」と渋い表情だった。

◆横尾が0-1の四回無死一塁で逆転の3号2ランを放った。左腕アルバースの初球をバックスクリーン右へ。「バントもある場面で打てのサインが出たので、思い切りよく行くことができた」と笑顔で話した。打率・191だが、長打を期待して起用した栗山監督の思いに応えた。「信頼して使ってもらっている。結果を残さないと」と必死さを強調した。

◆オリックス・沢田圭佑投手(25)が24日、日本ハム戦の九回に登板し、右膝付近に打球を受け負傷降板した。アイシングなどの治療を受けた。今後に関しては25日の状態をみて判断される。沢田は右第5中手骨基部骨折により、6月1日に出場選手登録を抹消。この日が復帰登板だった。

◆チームを窮地からまた救った。日本ハムの有原航平投手(27)が7回2安打1失点で、自己最多を更新する両リーグ単独トップの13勝目。負ければチームが今季初めて最下位に転落していた一戦で白星を挙げた。  「先に点は取られたが、粘ることができた」  立ち上がりは不安定だった。持ち前の直球は140キロ程度と威力を欠き、二回にモヤに左翼席へ先制ソロを運ばれた。「球に力が伝わっていなかった。体重移動があまりできていなかった」と反省。直後にフォームを修正して150キロを超える直球を取り戻すと、その後は単打1本のみで9三振を奪った。  1学年下の仲間の思いも背負い、開幕からただ1人、先発ローテーションを守っている。開幕投手だった上沢が6月中旬に左膝蓋骨骨折で離脱。先発陣の柱として切磋琢磨(せっさたくま)してきた同志の入院中には、真空パックされた鶏刺しを差し入れした。上沢は「めっちゃおいしかった」と大喜び。頻繁に連絡を取り合い、勝利の度に祝福してくれている。  前回登板の17日の楽天戦(札幌ドーム)も7回1失点でチームの10連敗を阻止していた有原は、プロ5年目にして通算50勝にも到達。「これからも勝ち星を積み重ねたい」と貪欲に話した。 有原に日本ハム・栗山監督 「本当に(チームの)状況が良くない中で止めてくれるのは助かる。素晴らしかった」 2試合続けて有原をリードした日本ハム・宇佐見 「前回より分かってきたところはある。右、左の両打者からスライダーでカウントが取れたのは大きかった」 3試合連続の複数安打を放った日本ハム・清宮 「安打が出るのはいいこと。できるだけ多く打てればいい」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
64504 0.561
(↓0.005)
-
(-)
25498
(+5)
464
(+9)
155
(+2)
101
(+1)
0.252
(↑0.001)
3.590
(↓0.02)
2
(-)
西武
61541 0.530
(↑0.004)
3.5
(↑1)
27622
(+6)
589
(+5)
144
(+2)
118
(+4)
0.264
(-)
4.530
(↑0.01)
3
(-)
楽天
56564 0.500
(↓0.004)
7
(-)
27501
(+5)
497
(+6)
118
(+1)
39
(+1)
0.252
(↑0.001)
4.000
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
56583 0.491
(↑0.004)
8
(↑1)
26527
(+9)
502
(+5)
138
(+1)
70
(-)
0.248
(-)
3.960
(↓0.01)
5
(-)
日本ハム
55575 0.491
(↑0.005)
8
(↑1)
26482
(+7)
491
(+1)
83
(+2)
44
(-)
0.252
(-)
3.840
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
53585 0.477
(↓0.005)
9.5
(-)
27451
(+1)
511
(+7)
82
(+1)
103
(-)
0.244
(↓0.001)
4.010
(↓0.01)