楽天(★4対8☆)オリックス =リーグ戦19回戦(2019.08.10)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:比嘉 幹貴(3勝1敗1S)
敗戦投手:久保 裕也(2勝1敗0S)

本塁打
【楽天】田中 和基(1号・2回裏ソロ),ウィーラー(17号・9回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは0-2で迎えた6回表、吉田正、中川、小田の適時打などで一挙5点を奪い、逆転に成功する。そのまま迎えた9回には、モヤの適時打などで3点を加え、試合を決めた。投げては、2番手・比嘉が2回無失点の投球で今季3勝目。敗れた楽天は、投手陣が序盤のリードを守れなかった。

◆オリックスが中川圭太内野手(23)の適時打で、同点に追いついた。 2点を追った6回、先頭の西野、吉田正の連打でまず1点。楽天ベンチは先発の菅原に代えて久保をマウンドに送ったが、ロメロも左前打で続いて無死一、二塁。モヤは6球連続ファウルで粘った末に右飛に倒れたが、二塁走者の吉田正が好判断で三塁に走り、1死一、三塁の状況をつくった。この好機で中川が久保のスライダーを捉え、三遊間を破る同点打にした。 この日は先発予定の山本が、左脇腹の違和感で登板を急きょ回避。緊急先発の山崎福が2回までに2点を失ったものの、4回2失点と試合をつくって比嘉にバトンを渡していた。あとは打線の援護を待つ状況だっただけに、中川は「甘く入ってきたボールに対してしっかりと一発で仕留めることができました。中盤で追いつくことができてよかったです!」と振り返った。

◆「BOAT RACEナイター」と銘打たれた試合で、ボクシングWBA世界ミドル級王者の村田諒太(33)が始球式に登場した。 昨年7月6日の楽天-西武戦でも「登板」を予定していたが、雨天中止となっていた。セットポジションからの投球は捕手の手前でワンバウンドとなり「ズバンといきたかったですけどね。でも、晴れてよかったです」と笑顔で振り返った。 試合前は楽天平石監督と並んで打撃練習に熱い視線を送った。「息子が野球を始めて半年くらい。よくキャッチボールもします。右バッターなんですが、チームの監督からは『浅村選手や、昔なら落合選手のバッティングを参考にするように』と言われているので、(浅村の打撃練習の)動画も撮らせていただいた。あの球をあそこまで(遠くに)飛ばすなんて、あり得ない。生で見ると、見る側にもリスペクトがいる。スポーツは生観戦だなとあらためて思いますね」と父親目線も交えながらほほ笑んだ。 トークショーも開催。7月12日にロブ・ブラント(米国)との再戦を制して王座に返り咲いた。「せっかく世界チャンピオンの称号があるので、できるだけ強い相手、名前のある相手とビッグファイトをしたい。(元3団体統一王者の)ゴロフキン、カネロ(ミドル級トップのサウル・アルバレス)、強いチャンピオンがいる。彼らのような選手と試合がしたい。次の試合なのか、その次なのか、(さらに)その次なのか分かりませんが、皆さんが見たいと思う、面白い試合がしたい」と意欲をにじませた。

◆楽天田中和基外野手(25)が今季1号を放った。 2回にオリックス山崎福の外角高め直球をバックスクリーンにたたき込み「スリーボールでしたので甘い球は積極的にいこうと思っていました。同級生の秀が頑張っているので打つことができてよかったです」。先発の菅原秀投手(25)に追加点をプレゼントする1発を笑顔で振り返った。 昨季18本塁打で新人王に輝くも、今季は開幕から不振。5月には左手三角骨骨折と診断されて離脱も経験した。離脱前は27打席立って21打数無安打に終わるなど、苦しみ続けた右打席で豪快なアーチをかけた。

◆楽天は1回に浅村の適時二塁打で先制。2回には田中の今季1号で追加点を奪った。先発菅原は3回2死満塁を切り抜け無失点。 オリックスは6回に小田の適時三塁打など3本の適時打と犠飛で5点を奪って逆転。山崎福から比嘉への継投で3回以降は無失点。 オリックスは9回、3得点でダメ押し。比嘉は3勝目。楽天はその裏、ウィーラーのソロなどで反撃したが、届かなかった。久保は初黒星。

◆楽天は後半戦8カード目で初めてカード初戦を落とし、4位に後退した。 試合前に先発変更となったオリックス山崎福から田中の今季1号などで2点を先行したが、6回に一挙5失点。 8月の打率が4割を超える吉田正には6回の適時打を含む4安打を許し、平石監督は「状態がいいのは分かっている。何とかしないといけない」と唇をかんだ。

◆オリックスがアクシデントを乗り越え、今季2度目の4連勝を飾った。 先発予定の山本が左脇腹の違和感を訴え、登板を回避。だが急きょ先発を託された中継ぎの山崎福が、2回までに2点を失ったものの、4回2失点と粘投。楽天の攻撃が中軸から始まる5回にマウンドに上った比嘉も、無失点でつないだ。 投手陣の奮闘に打線も応え、6回に5安打で一挙5点を奪って逆転。無死三塁でチーム最初の適時打を放った吉田正は「いつも投手陣に助けられてる。きょうは打線が頑張らなければと思っていました」と、4月16日日本ハム戦以来今季2度目の4安打を記録した。決勝打の小田も「いい流れでチャンスが続いていましたから」と、投打一丸で危機を救った。 西村監督は「比嘉と増井がしっかり2イニングずつを抑えてくれたのが大きかった。1つ1つ勝って、上のチームを早くつかまえていかなければ」と次を見据える。最下位は変わらなくても、3位西武との差は3・5となった。

◆オリックスの福田が連続試合出塁を45に伸ばし、パ・リーグでは西川(日本ハム)に並ぶ歴代8位となった。5-2の七回、先頭打者で高めへの速球を左前に運んだ。「1試合に一つは出たいと思っている。積み重ねられている」とうなずいた。  広島・広陵高から明大、NTT東日本を経て2018年にドラフト3位で入団した。荻野(ロッテ)、源田(西武)と並んでリーグ2位の25盗塁をマーク。充実した2年目を過ごしている。

◆オリックスの山本由伸投手が10日、予告されていた楽天19回戦(楽天生命パーク宮城)の先発登板を取りやめた。前日9日の練習中に左脇腹に違和感を訴え、10日に仙台市内の病院で精密検査を受けた結果、「左外腹斜筋損傷」と診断された。  検査後に山本は「痛みになる前の状態。万全な状態で戻りたい」と話した。患部の状態を確認しながらリハビリを行う予定で、西村監督は11日に出場選手登録を外すことを明らかにした。  山本は3年目の今季、先発としてここまで16試合に登板して6勝4敗、防御率は12球団トップの1・84をマークしている。

◆六回、2点を返して同点としてなおも1死一、二塁で、小田が右中間を破る2点三塁打。「いい流れでチャンスが続いていた。勝ち越すことができて良かった」と喜びに浸った。チームは最下位のままだが、今季2度目の4連勝をマーク。5位ロッテに2ゲーム差に迫った。「もっと盛り上げていきたい」と力強かった。

◆先発の菅原は5回0/3を4安打2失点。五回まで無失点だったが、六回無死三塁から吉田正に中前適時打を許して降板し、「先頭を出さないように注意したが、六回に出して失点したので悔しい」と猛省した。チームは序盤に2点のリードを奪いながら、逆転負けで4位に転落。平石監督は「(翌日は)しっかり準備して臨みたい」と前を向いた。 二回のバックスクリーンへの1号ソロに楽天・田中 「3ボールだったので、甘い球は積極的にいこうと思った」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
57454 0.559
(↑0.005)
-
(-)
37443
(+8)
409
(+4)
142
(-)
88
(+3)
0.250
(-)
3.520
(↓0.01)
2
(-)
日本ハム
52494 0.515
(↓0.005)
4.5
(↓1)
38440
(+4)
432
(+8)
73
(+1)
42
(-)
0.253
(-)
3.770
(↓0.01)
3
(1↑)
西武
52501 0.510
(↑0.005)
5
(-)
40532
(+8)
515
(+3)
121
(+3)
106
(+2)
0.259
(↑0.001)
4.420
(↑0.04)
4
(1↓)
楽天
51503 0.505
(↓0.005)
5.5
(↓1)
39453
(+4)
438
(+8)
105
(+2)
37
(-)
0.251
(-)
3.970
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
50513 0.495
(↓0.005)
6.5
(↓1)
39475
(+3)
455
(+8)
127
(-)
68
(+1)
0.248
(-)
4.010
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
47525 0.475
(↑0.006)
8.5
(-)
39384
(+8)
451
(+4)
70
(-)
95
(-)
0.240
(↑0.001
3.930
(-)