ソフトバンク(☆9対2★)オリックス =リーグ戦18回戦(2019.07.28)・福岡ヤフオクドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:ミランダ(4勝3敗0S)
敗戦投手:竹安 大知(2勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】上林 誠知(10号・2回裏2ラン),デスパイネ(23号・3回裏2ラン),今宮 健太(11号・4回裏2ラン)

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◆ソフトバンクは初回、松田宣の2点適時打で先制する。続く2回裏に甲斐の適時打と上林の2ランで3点を加えると、3回にはデスパイネに2ランが飛び出し、試合を優位に進めた。投げては、先発・ミランダが6回無失点の好投で今季4勝目。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンク内川聖一内野手が1回に左中間へ二塁打を放ち、史上43人目の通算350二塁打を記録した。 この日はオリックス先発の竹安に試合前までで今季3打数3安打と好相性を買われ7戦ぶりに3番で起用され、見事に期待に応えチャンスを広げ、松田宣の2点先制適時打につなげた。 ▼通算350二塁打=内川(ソフトバンク) 28日のオリックス18回戦(ヤフオクドーム)の1回、竹安から左中間へ二塁打を放って達成。プロ野球43人目。初二塁打は横浜時代の02年5月12日の中日7回戦(横浜)で川上から。

◆オリックス先発の竹安大知投手(24)が自己ワースト7失点と乱調で、今季最短2回0/3で降板した。 初回2死二、三塁から松田宣に先制の2点適時右前打を浴びた。2回は1死三塁から甲斐に適時打を打たれた直後、上林に左翼越えの2ランを被弾。3回は無死一塁からデスパイネに右越え2ランを許し、1死もとれずにマウンドを降りた。 竹安は「打たれた後にリズムを変えるなどの工夫をしなければいけませんでしたし、もっと高さやコースを投げ切っていかなければいけませんでした」とコメント。ここ3試合連続で7回2失点以下と試合を作っていただけに、早すぎる降板となった。

◆ソフトバンクは初回に2点先制。2回には上林の10号2ランなど3点、3回にもデスパイネの23号2ランと序盤から大量リード。 ソフトバンクは4回、今宮の11号2ランで追加点を奪った。先発ミランダは6回まで3安打無失点投球と好投し降板した。 ソフトバンクが序盤の大量リードを守って完勝。先発ミランダが約2カ月ぶりの白星で4勝目。チームは連敗を3で止めた。 オリックス竹安が1敗。

◆ソフトバンク先発アリエル・ミランダ投手(30)が、6回3安打無失点の好投でチームの連敗を3で止めた。 自身も5月19日の日本ハム戦以来、約2カ月ぶりとなる4勝目となった。 「(3連敗中)の状況は分かっていた。責任を持ってマウンドに立った」。この日の直球は最速150キロと力があり、フォーク、チェンジアップとの緩急が生きた。 「チーム全体がいい雰囲気をつくってくれた。野手が早めに得点を取ってくれたので、自分の投球に集中できた」。お立ち台には、この日スタンドで観戦していた双子の息子、長男アディエル君、次男アドリエル君(ともに7)と一緒に上がった。「初めてお立ち台に立ったよ。いい投球を見せられてよかったよ」と、パパの顔に戻り笑顔が弾けていた。

◆無傷2勝だったオリックス竹安大知投手が今季最短2回0/3で自己ワースト7失点を喫し、FA西の人的補償で阪神から移籍後初黒星を喫した。 初回に2点を先制され、2回は上林の2ランなどで3失点。3回もデスパイネに2ランを浴びて降板した。 「打たれた後にリズムを変えるなど、工夫をしないといけなかった」。西村監督は「今までの内容と全然違った。原因がどこにあるのかを探していかないと」と指摘。13年9月以来6年ぶりのソフトバンク戦敵地3連勝はならなかった。

◆ソフトバンクが3発9得点で連敗を3でストップした。4万178人、超満員のヤフオクドーム。今季最後の本拠地での「鷹の祭典」を黒星で終わらせるわけにはいかなかった。 初回に松田宣が右前へしぶとく先制2点適時打を放つと、2回には甲斐の適時打の後、上林が左翼へ10号2ラン。3回にはデスパイネが右翼ホームランテラスにチーム単独トップの23号2ラン、4回には今宮が右中間へ11号2ラン。2ラン3発でオリックスを一気に突き放し、選手とおそろいの「チャンピオン奪Sh!ブルー」ユニホームを着た鷹党たちは、文字通りのお祭り騒ぎとなった。 工藤監督は「みんなよくつないでくれた。ヤフオク最後の鷹の祭典で勝つことができてよかった」。本拠地の祭典6連戦は連勝後に3連敗。最後に大勝し勝率5割に持ち込んだ。試合前練習には3日連続で王球団会長がグラウンドに姿を見せ、上林に声をかけた。右手の故障もあり打率1割台と不振が続く上林だが、王効果かこの3試合は8打数4安打、2本塁打、3打点。工藤監督も「逆方向に本塁打が出たのが大きい。調子が上がってくれば」と期待。上林は「気を使っていただいてありがたい。結果で返すだけ」と巻き返しのきっかけにする。 首位陥落は回避したが、この1週間で日本ハムにゲーム差を縮められた。この後は西武、日本ハム、ロッテと遠征が続く。工藤監督は「大事な9試合になる」。3発快勝の勢いで優勝争いを左右する長期ロードへ向かう。【石橋隆雄】 ▽ソフトバンク王球団会長(大量9得点の打線爆発で連敗を止め)「連敗が止まって、(敵地の)西武、札幌、千葉と行けるからいいよ。これからの戦いは熱いよ。気候も暑いけどね」 ▽ソフトバンク・ミランダ(6回無失点で約2カ月ぶりの4勝目)「(3連敗中)の状況は分かっていた。責任を持ってマウンドに立った。(双子の子どもと)初めてお立ち台に立ったよ。いい投球を見せられてよかった」 ▽ソフトバンク松田宣(先制2点適時打)「ここ数試合、相手に先制されていたので、初回に打ててよかった」 ▽ソフトバンク今宮(11号2ラン)「強い打球を打とうと意識して打ちにいった」 ▽ソフトバンク・デスパイネ(23号2ラン)「甘い球を1球で仕留められた」

◆ソフトバンク栗原陵矢捕手が6回からプロ初の外野守備についた。 7回にはファウルグラウンドの客席に手を伸ばして好捕するなど2つの飛球をさばいた。村松外野守備走塁コーチからノックを受け、準備をしていた。「村松コーチは高校1年レベルと言うけれど、高校3年レベルにはアップしてますよ」と、上達の手応えを感じて臨んだ。工藤監督も「いろいろなバリエーションができる」と、故障者続出の中、栗原の打撃力を生かす策となりそうだ。

◆ソフトバンクが「祭り」の最後を派手に決めた。3連敗で消沈していた打線に勢いをもたらしたのは「3番内川」の一打だった。初回1死から今宮が四球で歩く。カウント1-2と追い込まれた4球目。フォークボールにタイミングを外されながらも左中間を割る二塁打を放った。 「うまくバットに乗ってくれましたからね」。プロ通算350二塁打。史上43人目のメモリアル打。試合後、内川は納得の表情で記念の一打を振り返った。松田宣の右前打で2点を先制。ホークス打線は4回までに2ラン3発も飛び出し、9点を挙げた。内川は3回の先頭打者でも左前打。デスパイネの2ランを誘導した。 マルチ安打は今季19度目。通算マルチ安打も603回となった。現役トップの数字である。600回をクリアしたとき、内川は「いろんな数字があるんですね」と気にしたそぶりは見せなかったが、600回以上をクリアしているのはプロ野球史上ほかに16人しかおらず、16位山本浩二氏(元広島)の629回に少しずつ歩みを進めている。この日の2安打で通算安打数も2126本となった。清原和博氏(元オリックス)の2122本を抜き26位にジャンプアップしている。 チーム状況もあって固定された打順でボックスに入ることはない。だが、厳しいV戦線を勝ち抜いていく上で内川、松田宣らベテランの力は必要不可欠。希代のヒットマンにとっても復調のきっかけとなったことだろう。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆来日2年目の左腕、ソフトバンクのミランダが6回3安打無失点と好投し、5月19日以来となる4勝目を挙げた。好調の吉田正を150キロで三ゴロに打ち取るなど、3打数無安打に封じた。  観戦に訪れた双子の息子と一緒にお立ち台に上がり「子どもたちにも満足してもらえたと思う。こういう投球を見せられたのは誰しもができる経験ではない」と感慨深げだった。先発陣の苦戦が続く中、復調ぶりを示し「しっかり体調面を整えて投げていきたい」と早くも次戦に目を向けた。

◆竹安が2回0/3、7失点と炎上。九回に2点を返すも及ばなかった。西村監督は「全部甘いところにいっていた。いつもの内容と違った。どこに原因があるのか探さないと。次もチャンスがあるわけだから」と首をかしげた。ソフトバンク戦は6年連続の勝ち越しなしが決定。打線も犠打失敗などミスが続いており、「残り試合(49試合)も少ないわけだから、しっかりやらないと」と奮起を求めた。 2回0/3を7安打7失点で今季初黒星を喫したオリックス・竹安 「リズムを変えるなど工夫をしなければいけませんでしたし、もっと高さやコースを投げきっていかなければいけませんでした」

◆3連敗中の鬱憤を晴らすような序盤からの猛攻だった。ソフトバンクは、3本の2ランなどで四回までに9点を挙げて快勝。7試合ぶりに3番に座った内川聖一内野手(36)が打線に火を付けた。  相手先発・竹安との相性の良さを買われてクリーンアップで起用されると、一回1死一塁で低めのフォークボールを左中間へ運んだ。7日に竹安から放って以来となる二塁打で、プロ野球43人目となる通算350二塁打を達成。「(記録の)大きさ自体は僕には分からない。後ろの打者が打ってくれたから生きただけ」と、2死から先制の2点打を放った松田宣を立てた。  5-0の三回は先頭で左前にはじき返し、続くデスパイネの2ランにつなげた。竹安との対戦成績を5打数5安打とした内川に工藤監督は「本当によく打ってくれた」とたたえた。 一回の2点打が20打席ぶりの安打となったソフトバンク・松田宣 「4試合全く働くことができなかった。最初のいいチャンスで打つことができて良かった」 10号2ランを放ったソフトバンク・上林 「いろいろコーチと話している中で、いい方向に来ているかな」 6回3安打無失点で5月19日以来となる4勝目を挙げ、双子の息子と一緒にお立ち台に上がったソフトバンク・ミランダ 「子供たちにも満足してもらえたと思う」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52404 0.565
(↑0.005)
-
(-)
47401
(+9)
369
(+2)
131
(+3)
83
(-)
0.250
(↑0.002
3.500
(↑0.01)
2
(-)
日本ハム
50414 0.549
(↓0.007)
1.5
(↓1)
48418
(+7)
389
(+8)
68
(+3)
40
(+2)
0.259
(-)
3.800
(↓0.02)
3
(1↑)
西武
47451 0.511
(↑0.006)
5
(-)
50482
(+8)
458
(+7)
109
(+1)
99
(+4)
0.259
(↑0.001)
4.350
(↓0.02)
4
(1↓)
楽天
46452 0.505
(↓0.006)
5.5
(↓1)
50409
(+3)
393
(+4)
95
(+2)
33
(+1)
0.252
(↑0.001)
4.010
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
44472 0.484
(↑0.006)
7.5
(-)
50424
(+4)
414
(+3)
115
(+1)
58
(+1)
0.246
(-)
4.090
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
40495 0.449
(↓0.006)
10.5
(↓1)
49328
(+2)
412
(+9)
65
(-)
86
(+1)
0.234
(-)
3.940
(↓0.06)