中日(★3対12☆)DeNA =リーグ戦15回戦(2019.07.27)・ナゴヤドーム=
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DeNA
840000000121500
中日
00000030031200
勝利投手:石田 健大(2勝0敗0S)
敗戦投手:松坂 大輔(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆DeNAが7連勝。DeNAは初回、筒香の適時打など打者一巡の猛攻を見せ、一挙8点を先制する。続く2回表には、石田とソトの適時打で4点を加え、試合の大勢を決めた。投げては、先発・石田が5回無失点で今季2勝目。敗れた中日は、先発・松坂が誤算だった。

◆中日松坂大輔投手(38)のDeNA戦は通算4試合に登板して4勝0敗。 登板経験のない広島戦と西武戦を除くと、プロ入りから黒星を喫していない相手はDeNAだけ。得意のカードで今季初勝利を目指す。

◆DeNAが「横浜高校打線」で同校OBの中日松坂に挑む。ラミレス監督はオーダーを聞かれると「前回は(横浜高校)ラインアップでうまくいかなかったけど、リベンジしたい。左打者の方が松坂を打っているのはあるが、これはフィーリング。センパイを打ってくれれば」。1番に乙坂、2番に筒香、9番に石川と同校出身の3選手を起用する。 松坂には昨年2戦2敗。18年8月16日の対戦(ナゴヤドーム)では、スタメンに筒香、倉本、石川、荒波と同校出身の4選手を並べたが、惜しくも白星を献上した。ただ、今年の6月11日のロッテ戦(ZOZOマリン)では、同じく横浜高OBの涌井の対して「横浜高校打線」で挑み、石川、筒香、乙坂の3人で攻略している。果たして、今回は攻略となるのか?

◆女優中村玉緒(80)が試合前の始球式に登場した。ホームから5メートル地点から投じた球はスリーバウンドで捕手のミットに収まった。60年以上の女優生活での初体験を堪能した。 「緊張したけど、気持ちよかった。一生に1度の経験。こんな夢をかなえていただき、ありがとうございます」と笑顔を見せた。投球前には司会者と掛け合いも披露。「グフフフフ」といつもの笑い声を球場内に響かせた。中日松坂の大ファンと公言。「夏から秋までまだ時間はある。頑張って欲しい」と、エールを送っていた。 中村はレフトスタンド上段『フロンティアの介護』の看板のモデルをしていることから始球式を務めた。

◆中日松坂大輔投手(38)が今季2度目の先発で大炎上した。NPBでは西武、ソフトバンク時代を含め、過去最短KOになった。 DeNAの1番乙坂にいきなり初球をセンター前に運ばれた。2番筒香には2球目をとらえられ、左中間への先制タイムリー二塁打。3番ソトには右前打で無死一、三塁。4番ロペスに左前適時打を許し、阿波野投手コーチがマウンドへ駆け寄った。5番宮崎を一邪飛に打ち取ったが、6番伊藤光に死球を与え、1死満塁のピンチを招く。7番大和、8番石田、9番石川、乙坂に4者連続タイムリーを浴び、32球で8失点KOされた。 前回16日の阪神戦(ナゴヤドーム)では5回4安打2失点。勝敗はつかなかったが、試合を作りチームの連勝に貢献した。今季初勝利を目指したが、無残な結果に終わった。

◆中日松坂大輔投手(38)が今季2度目の先発で大炎上した。NPBでは西武、ソフトバンク時代を含め、過去最短KOになった。DeNA戦は過去4戦4勝と相性抜群だったが、アウト1つしか取れない屈辱のマウンドになった。 DeNAの1番乙坂にいきなり初球をセンター前に運ばれた。2番筒香には2球目をとらえられ、左中間への先制タイムリー二塁打。3番ソトには右前打で無死一、三塁。4番ロペスに左前適時打を許し、阿波野投手コーチがマウンドへ駆け寄った。5番宮崎を一邪飛に打ち取ったが、6番伊藤光に死球を与え、1死満塁のピンチを招く。7番大和、8番石田、9番石川、乙坂に4者連続タイムリーを浴び、32球で8失点KOされた。 松坂はベンチに戻り、肩を落とした。「チームが苦しい中でどうにかしたいと思いマウンドにあがったが、このような結果で、申し訳ない」とコメント。前回16日は5回2失点と試合を作ったが、今季2度目登板は、無残な結果に終わった。

◆DeNAは初回に中日先発の松坂から8安打。この8点を奪いKOし、3回までに12得点。DeNA先発の石田は3回まで無失点。 中日は4回2死一、三塁で木下拓が凡退。DeNA石田は5回無失点で降板した。DeNAが12-0の大量リードで終盤に入った。 中日は7回に3点を返したが12-3で破れ、4年ぶりの8連敗を喫した。石田は今季2勝目。DeNAは7連勝で貯金5にした。 中日松坂が今季初黒星。

◆DeNAは先発全員安打、全員得点で圧勝して7連勝。1回は打者13人で8点、2回も4点を奪った。5回無失点で2勝目の石田が、打撃でも2安打4打点と活躍した。中日は4年ぶりの8連敗。松坂は1死しか取れずにKOされた。

◆DeNA石田健大投手が2打席連続適時安打を放って4打点。投手の1試合4打点以上は17年10月1日広島戦で3打数3安打、4打点のウィーランド(DeNA)以来。 他に14年8月5日にはメッセンジャー(阪神)が4打点しているが、日本人投手の4打点は10年5月15日涌井(西武)以来、9年ぶり。

◆DeNA石田健大投手が、投打に大暴れだった。5回無失点と試合を作れば、バットでもみせた。 初回に松坂から右前適時打を放てば、第2打席の2回には左翼線への適時二塁打。 本職のピッチング以外でもチームの勝利に大きく貢献したが、「長いイニングを投げられなかったことは残念」と自身に厳しい評価を下した。

◆母校の夏は終わっても、俺たちの夏は始まったばかりだ。DeNA「横浜高校打線」が、同校の大先輩・中日松坂から初勝利した。スタメンに1番乙坂、2番筒香、9番に石川と同校出身者を起用。1回に3人それぞれが、適時打を放つハマリっぷりで、過去2戦ともに敗北を喫していたレジェンドをあっという間にKOした。チームは7連勝。貯金も今季最多の5。首位巨人が敗れ、いよいよ3・5ゲーム差にまで迫った。「DeNA横浜高校打線」がセ界の夏を熱くする。かつては「ヨココー生」だった。横浜高の伝統を紡いだ男たちが、ナゴヤドームに集結した。DeNAの先頭打者に成長した12年卒の乙坂は「小さいころから見てきた投手」と母校のレジェンド松坂を見つめた。1回先頭。大きな存在と尊敬する大先輩に気後れすることなく、初球を中前にはじき返した。次打者は今や球界を背負って立つ主砲・筒香だ。前日26日に「みんなが憧れる横浜高校の大先輩。ファンの人が、見ていてワクワクするようなプレーを見せられるように頑張りたい」と話していた10年卒の後輩も、左中間への適時二塁打で続いた。 1、2番の「ヨココー」2人で1点をもぎ取れば、05年卒の石川も黙っていない。リードを4点にまで広げた1死満塁。「高校に入った時(松坂)世代はめちゃくちゃすごくて、憧れていた。対戦できることはめったにない。何とか打ちたかった」。2ストライクと追い込まれながら、右前へ適時打を放った。レジェンドから打者一巡。この回2打席目の乙坂にも適時打が生まれ、3人で4安打3打点と「横浜高校打線」が松坂をKOした。 ラミレス監督の仕掛けだった。「前回は(横浜高校)ラインアップでうまくいかなかったけど、リベンジしたい。左打者の方が松坂を打っているのはあるが、これはフィーリング。センパイを打ってくれれば」と期待を持って送り出した。松坂には過去2戦2敗。18年8月16日の対戦ではスタメンに筒香、倉本、石川、荒波と同校出身の4選手を並べながらも白星を献上していただけに、同監督は「並べた意味があった。ミッションコンプリート」と大きくうなずいた。 惜しくも母校の後輩たちは25日、神奈川県大会の準々決勝で敗れた。DeNAは7連勝で貯金も今季最多の5だ。首位巨人に3・5ゲーム差と肉薄。神奈川、いや"セ界"の頂上も見えてきた。後輩たちの悔しさを胸に? 先輩たちが熱い夏を終わらせない。【栗田尚樹】

◆中日松坂大輔投手(38)が先発ではメジャーを含めプロ最短KOの屈辱を味わった。今季2度目の先発マウンドで取ったアウトは1つだけ。1回持たず、1/3回を32球8安打8失点で今季初黒星を喫し、2軍降格が決まった。 台風6号がちょうど愛知県を通過している中、ナゴヤドーム内でベテラン右腕が荒れに荒れた。初回先頭乙坂に初球を打たれ、中前打を許した。続く横浜高の後輩筒香には左中間への先制二塁打。たった3球で1点を失った。ソト、ロペスにも連打を許すと、たまらず阿波野コーチがマウンドに駆け寄った。それでも流れは変わらない。宮崎を変化球で一邪飛に打ち取ったが、1死満塁から4者連続タイムリー。屈辱の降板となった。 ベンチに戻った松坂は、ぼうぜんとし、視線は泳いだ。「チームが苦しい中でどうにかしたかった。こういう結果で申し訳ない。こういう時にどうにかする立場と思っていたが、残念です」と厳しい表情を崩さずに振り返った。日本、メジャーを通じ、先発での最短KOにショックは隠せなかった。 試合後には2軍降格が決定。「明日からファームです。走ってきます」と松坂は力なく話した。自身の令和1勝は遠のいた。チームは8連勝の後、4年ぶりの8連敗。与田監督は「甘い球は見逃してくれない。そこ(筒香の場面)をしっかり仕留められたら...。配球を含め考える余裕がなくなってしまった」と分析した。3カ月連続での月間負け越しが決定した。【伊東大介】

◆中日先発松坂大輔投手が1/3回で8失点。西武時代の03年7月13日ダイエー戦、06年6月24日ロッテ戦の2/3回を抜く自身先発最短KOとなり、1イニング8失点は00年6月10日ロッテ戦の6回に9失点して以来2度目。 ▼7月7~18日に8連勝の中日が、連勝がストップした19日DeNA戦から8連敗。8連勝以上のチームが連勝が止まった試合から8連敗以上は68年中日以来、51年ぶり史上2度目の珍事。68年中日は4月20日から5月1日に9連勝し、2日から15日に8連敗した。

◆今季2度目の登板を果たした中日・松坂大輔投手(38)が大乱調で、一回もたずに8安打8失点、32球で降板した。  DeNAが一回から打者一巡の猛攻で、松坂をKOした。先頭の乙坂が中前打で出塁すると、2番・筒香がセンター方向へ適時二塁打を放って先制。後続のソト、ロペスの連打で筒香が生還し、2点目を奪う。さらに1死満塁から7番・大和、8番・石田、9番・石川、1番・乙坂の4連打で4点を追加し6-0とし、松坂を降板に追い込んだ。その後も2死満塁からソトが、代わった2番手・三ツ間からレフト前へ2点適時打を放って、この回一挙8点。大量リードを奪った。  松坂は1/3回を投げ、8安打8失点(1死球)。ベンチに戻ると厳しい表情を浮かべた。

◆まさかの32球KO! 令和初勝利を目指した中日・松坂大輔投手(38)が27日、DeNA戦(ナゴヤドーム)で今季2度目の先発登板をしたが、一回、アウトを1つしか取れず、8安打8失点KOとなった。  先頭の乙坂に中前打。続く筒香に左中間を破る適時二塁打で先制された。3番・ソトにも右前に運ばれ、一、三塁からロペスに左前適時打。一死後、伊藤光に死球を与えて満塁。ここから大和、石田、石川、乙坂に4連続適時打を浴びたところで降板。打者10人に8安打されて1死満塁と走者を残してマウンドを降りた。さらに、2番手の三ツ間もソトに2点適時打を打たれて8失点となった。  松坂は「チームが(7連敗中と)苦しい中でどうにかしたいと思いマウンドに上がりましたが、このような結果で申し訳ない」と広報を通じてコメントした。  松坂は今季初登板だった16日の阪神戦(ナゴヤドーム)は5回2失点に抑え、「僕は満足していない。次は、もっと長いイニングを投げたい」と話していた。  与田監督は、前日26日の試合後、「前回、勝ち投手になれなかったが、ゲームは作ってくれた。松坂の力に大きな期待は持っています」と、チームの連敗ストップを託したが、松坂は期待に応えられなかった。

◆DeNA・ラミレス監督は中日・松坂を攻略しての12-3快勝に破顔一笑だ。「一回も勝っていなかったので、きょうこそ何とかしなければというモチベーションは誰もが持っていた」。  この日は先発オーダーに1番・乙坂、2番・筒香、9番・石川と、松坂の後輩にあたる横浜高のOBを並べて出陣した。昨年8月16日の対戦(ナゴヤドーム)でも筒香、荒波、倉本、石川と横浜高OBの4選手を並べたが白星を献上。1年越しの雪辱を期していた。  打線は一回にその乙坂が松坂の初球をいきなり中前打し、「あれで号砲が鳴った」とラミレス監督。続く筒香が左中間二塁打で、わずか3球で先制点をもぎとると、ソト、ロペスも連打するなど打線が爆発した。さらに1死満塁の場面では、9番の石川が2ストライクと追い込まれてから右前打。「きょう、横浜高出身者を並べた意味合い、ミッションは完璧になったと思う」と指揮官はうなずいた。  DeNAは連勝を7に伸ばし、貯金は「5」。敗れた首位・巨人とのゲーム差を「3・5」とし、その背中をはっきりととらえた。

◆中日からトレードで加入したオリックスの松井佑が2年ぶりの1試合3安打を放った。3-0の四回、先頭打者で中越えへ移籍後初となる本塁打を放つと、六、八回はいずれも中前打をマークした。「出来過ぎ。チームの勝利に貢献できたと思う」と喜んだ。  移籍後初出場した23日に初安打を放った。32歳の外野手は「若い選手に元気で負けないように、切磋琢磨したい」との言葉通り新天地で奮闘している。

◆連敗ストッパーの期待を背負った中日・松坂がまさかの大乱調だ。一回、自己最短の1アウトしか取れず、8安打1死球、8失点で降板。チームも4年ぶりの8連敗となった。試合後、38歳に待っていたのは無期限の2軍降格だった。  「チームが苦しい時になんとかするのが自分の立場。(連敗を)止めてやるという気持ちでマウンドに上がったが、こういう結果になって本当に申し訳ない」  報道陣の前に姿を見せたのは試合終了から1時間半後。1軍のロッカーから持ち出す"荷物"を詰め込んだスーツケースを手に、口を開いた。  「明日からファームです」  相手は昨季2勝と相性が良かったDeNA。一回先頭の乙坂に中前打され、続く筒香に左中間を破る適時二塁打。横浜高の2人の後輩に出鼻をくじかれた。大崩れしないのが持ち味だったが、球速は140キロにも達せず、変化球にもいつもの切れがない。ソトに右前打されると、ロペスにも左前適時打。さらに、宮崎一邪飛の1死後、大和、投手の石田、石川、乙坂と4者連続適時打を許し、1死満塁で降板した。  与田監督は「全体的に球が甘く入った。打線のいいチーム。そう簡単に見逃してくれない。それ(松坂の処遇は)は、これから決めていきたいと考えている」と多くは語らなかったが、オリックスから移籍した松葉、昨秋、左肘遊離軟骨の除去手術を受けた小笠原も2軍で結果を残している中、答えは明らかだった。  春季キャンプでファンと接触した際に古傷の右肩を痛めて離脱。2軍戦で4試合計18回を投げて防御率2・00(自責4)と結果を残して1軍に昇格し、16日の阪神戦(ナゴヤドーム)では5回2失点の粘投。チームのサヨナラ勝ちにつなげた。しかし、そこから中11日での登板で結果を出せず、再び2軍の本拠地・ナゴヤ球場で、1軍再昇格を目指しての日々が始まる。  「しっかり走ってきます」  日米通算で170勝を挙げた38歳が、崖っぷちに立たされた。 (三木建次) ★悪天候もファン3万6350人  午後2時の試合開始時、東海地方を直撃した台風6号の影響で、名古屋市内は激しい風と雨に見舞われていた。悪天候の中、松坂を見るために3万6350人のファンが詰めかけたが、主役は一回を投げきることができずに降板。二回終了時には0-12と一方的な展開になり、与田監督は「たくさんのファンの方に来ていただいたのに、こういう試合をして申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。

◆DeNAは27日、中日15回戦(ナゴヤドーム)に12-3で大勝し、首位・巨人とのゲーム差を「3・5」に縮めた。アレックス・ラミレス監督(44)が、今季2度目の登板となった中日・松坂大輔投手(38)に対抗して組んだ横浜高OB3人が並ぶ「横浜高打線」が爆発。1番・乙坂智(25)、2番・筒香嘉智(27)両外野手が一回に3球で先取点を奪うなど、松坂をプロ最短の1/3回、32球でKOした。チームは今季初の7連勝で貯金を今季最多の「5」とした。  日米通算170勝右腕に、横浜高の後輩たちが容赦なく襲いかかった。  「あれが号砲となった。横浜高を並べた意味合いが出た」  ラミレス監督が真っ先にたたえたのは、7試合ぶりに「1番」で起用された乙坂だ。松坂の13学年下の外野手は「小さい頃から見ていた大きな存在」という大先輩の初球を中前にはじき返し、出はなをくじいた。  続いて球宴明けの15日から「2番」に入っている11学年下の筒香が、137キロのカットボールを左中間へ運んで適時二塁打とし、12試合連続安打をマーク。わずか3球で先制点を奪った。  4-0として迎えた1死満塁では、横浜高で2度甲子園大会に出場している石川が続いた。「9番」で3試合ぶりに出場した6学年下の後輩は右前適時打でチーム5点目。さらに、乙坂がイニング2安打目の左前適時打で畳みかけ、松坂を32球、米大リーグ時代を含めてプロ最短となる1/3回でのKOに追い込んだ。  打線は代わった三ツ間も攻め、一回に打者13人で9安打8得点。筒香は「(横浜高の)3人だけじゃない。試合に出ている人も出ていない人も一つになって勝ちにいけた」と、主将の顔でうなずいた。  横浜高OB3人を先発に並べる「横浜高打線」は、1年越しの秘策だった。「前回はうまくいかなかったが、リベンジしたい。センパイを打ってくれれば」と、ラミレス監督は試合前に松坂が1999年の新語・流行語大賞を受賞した「リベンジ」の言葉を用い、気勢を上げていた。  昨季は中日移籍1年目の松坂に対して2戦2敗を喫した。昨年8月16日の対戦(ナゴヤドーム)では筒香、荒波、倉本、石川と同校OB4人を先発に並べたが完敗した。一方、今年6月11日のロッテ戦(ZOZOマリン)ではこの日と同じ乙坂、筒香、石川を先発で起用し、同校OBの涌井を攻略した。  高校野球の季節。横浜高は今夏の神奈川大会で相模原高に敗れて全国切符を逃したが、先輩たちがプロの舞台でファンを魅了する勝負を演じた。「彼(松坂)は横浜高のスーパースターだが、日本のヒーローでもある。きょうこそ何とかというモチベーションを誰もが持っていた」と指揮官。後輩たちの憧憬と敬意が、打線爆発によるリベンジの原動力となった。  中盤以降に主力を休ませる理想的な展開で、チームは連勝を今季最長の7、貯金を今季最多の5とし、首位・巨人に3・5ゲーム差と迫った。頂点を視界に捉え、DeNAが一気呵成(かせい)に攻め立てる。 (佐藤春佳) 一回にチーム5点目をもたらす右前適時打を放ったDeNA・石川 「あんなにすごい人と対戦できる機会はめったにない。流れに乗り遅れないようにと思っていた」 ★DeNA・昨季のvs松坂VTR  昨年8月16日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発した松坂と対戦。先発メンバーに1番・荒波、2番・石川、4番・筒香、7番・倉本と横浜高の後輩4人が並んだ。石川と筒香が1本ずつ安打を放ったが、得点はロペスとソトの本塁打による3点のみ。試合は5-11で敗れ、6回5安打で降板した松坂に2戦連続で白星を献上した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
51391 0.567
(↓0.006)
-
(-)
52430
(+2)
365
(+3)
117
(+1)
56
(+2)
0.264
(↓0.001)
3.730
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
48433 0.527
(↑0.005)
3.5
(↑1)
49394
(+12)
371
(+3)
108
(-)
28
(-)
0.248
(↑0.002
3.590
(-)
3
(-)
広島
47453 0.511
(↑0.006)
5
(↑1)
48378
(+3)
380
(+2)
93
(+3)
54
(-)
0.248
(-)
3.440
(↑0.02)
4
(-)
阪神
43465 0.483
(↑0.006)
7.5
(↑1)
49344
(+3)
375
(+2)
62
(+1)
63
(-)
0.247
(↓0.002)
3.400
(↑0.02)
5
(-)
中日
41510 0.446
(↓0.005)
11
(-)
51348
(+3)
366
(+12)
54
(-)
47
(-)
0.259
(↑0.001
3.900
(↓0.09)
6
(-)
ヤクルト
37552 0.402
(↓0.005)
15
(-)
49413
(+2)
477
(+3)
100
(-)
38
(+1)
0.239
(↓0.001)
4.630
(↑0.02)