オリックス(★2対5☆)日本ハム =リーグ戦12回戦(2019.07.23)・ほっともっとフィールド神戸=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日本ハム
2100020005711
ORIX
0000002002421
勝利投手:金子 弌大(4勝5敗0S)
(セーブ:秋吉 亮(0勝2敗16S))
敗戦投手:田嶋 大樹(2勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】石井 裕也(4号・2回表ソロ)
【オリックス】モヤ(3号・7回裏2ラン)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 日本ハム戦チケット予約
◆日本ハムは初回、中田と渡邉の連続適時二塁打で2点を先制する。続く2回表には石井にソロが飛び出し、追加点を挙げた。投げては、先発・金子が6回無失点の好投で今季4勝目。その後は4人の継投でリードを守った。敗れたオリックスは、7回にモヤの2ランで追い上げるも及ばなかった。

◆日本ハムは1回、中田、渡辺の連続適時打で2点を先制。2回にも石井の4号ソロで加点した。オリックスは3回まで無安打。 日本ハムは6回、安打に2つの敵失で2点を追加。オリックスは金子の前に6回まで2四球のみでノーヒットが続く。 オリックスは7回、2番手公文からモヤが3号2ランを放つが及ばなかった。 日本ハムは金子が6回無安打の好投で4勝目。秋吉は16セーブ目。オリックス田嶋が2敗目。

◆オリックスの左腕田嶋大樹投手(22)が、6回途中5失点(自責3)の投球を反省した。1回に連続二塁打で2点。2回には石井に4号ソロを浴びた。 3回からは立ち直ったが、6回に味方の失策もからみ2失点。イニング途中で降板した。田嶋は「調子自体は悪くなかったと思いますが、序盤は力みすぎてしまいました。中盤からはボールを動かしながら、ストライク先行の投球に修正することができましたが、3回以降のようなピッチングを初回からできるようにしなければいけませんでした」と振り返った。

◆オリックスの2年目左腕田嶋大樹投手が、日本代表稲葉監督の御前試合で、代表入りをアピールできなかった。1回に連続二塁打を浴び2失点。2回には石井に左翼ポール直撃の4号ソロを被弾した。6回には味方の失策もからみ2失点。計5失点(自責3)で、6回途中に降板。この日、視察に訪れた稲葉監督に本来の姿を見せられなかった。東京五輪まであと1年。「そこ(五輪)は狙っていきたい」と語ったことがある田嶋にとっても、無念の結果となった。 田嶋は、新人だった昨季、開幕からローテ入りして6勝をマークしたが、左肘の故障のため6月に戦線離脱。今季も2軍戦で調整を続け、6月5日のDeNA戦で1軍マウンドに復帰した。ここまで2勝1敗。前回登板の15日楽天戦では、4回途中3失点で負け投手になった。「考えすぎたり、マウンドで球数とかリズムを意識しすぎてしまった」と反省していたが、リベンジはならなかった。

◆日本ハム石井一成内野手(25)がシーズン自己最多となる4号ソロを放った。 2回先頭の第1打席で、先発左腕田嶋の投じた外角の149キロ直球を振り抜き、左翼ポールを直撃した。 6月20日DeNA戦(横浜)以来となる本塁打に「追い込まれていたので、速い球に合わせて、厳しいところはファウルにしようと思っていました。たまたま良いところに飛んでくれたと思います。追加点になってくれてよかったです」と振り返った。

◆日本ハム渡辺諒内野手(24)が追加点を挙げる貴重な一打を放った。 1回2死二塁から、先発左腕田嶋の高め147キロ直球をたたき、左中間を破る適時二塁打。自身4試合連続の打点をマークした。「入ってくるボールに合わせて思い切って打ちました。打った感じも良かったですし、1点だけではなく追加点が取れて良かったです」と話した。

◆日本ハム中田翔内野手(30)が先制点をもたらした。1回2死一塁、フルカウントから、左腕田嶋の内角147キロの直球を振り抜き、左翼線を破る適時二塁打とした。 「速い真っすぐに負けないようにと思っていて、うまくはじき返すことができて良かったです。(大田)泰示もよく走ってくれたしね。ツーアウトから良い形で先制できた」と話した。

◆日本ハム金子弌大投手(35)が、6回無安打無失点の快投を演じた。 中継ぎで登板した7月6日の楽天戦(楽天生命パーク)以来となる中16日でのマウンド。2回と6回に四球で走者を出したが、それ以外はすべて3者凡退に抑え、二塁を踏ませない完璧な投球を披露した。 古巣相手に6回を投げ打者20人に今季最多の92球、無安打無失点4奪三振2四球と好投した。 金子は「初回に味方に2点取ってもらったので、攻める気持ちを持って投げることができました。序盤はフルカウントになることが多くて球数が増えましたけど、その後は3人で抑えるイニングをつくれたので、そういう意味ではしっかり抑えることができたと思います。安打は打たれていませんが、四球を出してしまったことを反省して、次回につなげていきたいです」と話した。

◆日本ハム近藤健介外野手が2安打と仕事した。6回先頭の第3打席では左翼前へ放った当たりにすかさず二塁を陥れ、その後の得点につなげた。 「常に先の塁を狙っているので。常にチームが勝てるような打撃がしたいと思っているのでそれはよかった」。東京オリンピック(五輪)開幕まで1年。「チームでしっかり結果を出して、まずファイターズで優勝に貢献できるように」と活躍を誓った。

◆オリックスが"元エース"にしてやられた。昨季までチームメートだった日本ハム金子に、6回ノーヒットピッチングを食らった。四球2つだけで、二塁さえ踏めなかった。7回に、2番手公文から吉田正がチーム初安打。モヤが3号2ランで一矢は報いたものの、金子には3月30日の初対戦で1、2回に1点ずつ取って以降、得点がない。 今季4度目の対戦で、通算19イニング連続無得点。この日は安打も出なかった。金子の4勝うち2勝がオリックスが献上したもの。元エースの"お得意さん"になってしまっている。 西村監督は「ノーヒットですから。どうやったら対応できるかをもう1度やっていかないと」と渋い顔。試合後は打撃担当コーチと野手陣がベンチ裏で約15分ミーティングを行い、さらに室内練習場で野手だけのミーティングも行った。ソフトバンクが勝ったため、再び自力優勝が消滅。オリックスには厳しい夏だ。【高垣誠】

◆日本ハム金子弌大投手(35)が力投で白星をたぐり寄せた。オリックス12回戦(ほっともっと神戸)で6回まで無安打無失点と快投した。 蒸し暑い環境下での投球に、コンディション面での異変もあったもよう。首脳陣と話し合って6回での降板となったが、6月8日阪神戦(甲子園)以来の4勝目。チームを3カード連続で初戦白星に導いた。金子は、立ち上がりから気合満点だった。中16日で臨んだ先発マウンドは、圧倒的だった。「連勝していて前の試合で負けたので、今日の試合は大事だと思っていた。初回から飛ばしました」。2点の援護を受け、立ち上がりからフルスロットル。伸びる直球に宝刀のチェンジアップ、カウントが取れるカーブも効果的。わずか11球で初回を3者凡退で切り抜け、自身もチームも波に乗せた。 6回までスコアボードにゼロを並べ続けた。被安打もゼロ。快記録に期待がかかったが、7回のマウンドに金子はいなかった。蒸し暑い環境下で、初回から飛ばして今季最多の92球を投げていた。「もうちょっと投げないといけないけど、諸事情があって...」とコンディション面で何らかの異変があったもよう。栗山監督も「体の状態を含めて、本人と話をしているので」と説明。大事に至る前に両者納得の上で交代した。 これで古巣相手に19イニング連続無失点。チームの連敗を阻止した快投にも、自己評価は厳しい。試合後のヒーローインタビューでは「フォアボールだけは出したくないと思っていたけど、出してしまったので、それだけは悔いが残っています」と反省した。2回と6回に2死無走者から1つずつ与えた四球。ともに次の打者をきっちり抑えながらも、自らダメ出し。好投にも浮かれないからこそ長年、日本トップレベルの力を保ってきた。 この日は、東京オリンピック(五輪)を1年後に控えた侍ジャパン稲葉監督が視察していた。36歳で東京五輪を迎える右腕について「ベテラン、中堅含めて経験がある投手は、ここという時に大事。そういう投手も含めて、考えていきたいと思います」とコメントした。金子は「そこに関しては考える余裕がなかったので...(興味は)ないことはないですけど、それ以外にやるべきことが僕には今、ある。まずは、それって感じです」と率直な思いを明かした。それ=自身初のリーグ優勝へ向かって、今は全力を注ぐ。【木下大輔】

◆日本ハム4番手で登板した宮西尚生投手が1回を無失点に抑えた。3点リードの8回のマウンドで中川から空振り三振を奪うなど、1回をゼロに抑えた。 17年にWBC代表経験のある左腕は、1年後に迫った東京五輪を前に「五輪を目指して戦っているわけじゃないけど、自分の投球をして(代表に)選ばれるなら光栄。まずはチームが勝つこと」と気を引き締めた。

◆オリックスのスティーブン・モヤ内野手が23日、日本ハム戦(ほっと神戸)の第3打席で、左翼へ3号2ランを放った。  0-5の七回1死一塁から日本ハム2番手、公文が投じた初球をとらえ、左翼スタンドまで運んだ。  21日の西武戦(メットライフ)の第1打席でも2号2ランを放っており、中日時代を含めても来日初の2試合連発となった。

◆田嶋は5回2/3を5失点(自責3)で今季2敗目も、侍ジャパン入りへ一歩近づいた。今季初めてノーワインドアップで投球。立ち上がりに苦戦し、「三回以降のような投球を初回からできるようにしなければいけない」と悔やんだが、田嶋の視察に訪れた野球日本代表の稲葉監督は、スリークオーターのフォームに注目し「ファイターズの打者にどういう見え方がしたのか聞きたい。腕が遅れてくるような感じでタイミングが取りづらそう」と分析。「(今後も)しっかり見ていきたい」と話した。

◆またも元エースにやられた。オリックスは今季4度目の対戦となった金子の前に六回まで無安打。西村監督も「しっかりと(打撃コーチが)指示は出しているんでしょうけど、野手がやれていない。どうやったら対応できるか、もう一回やらないと」と渋い表情を浮かべた。自力優勝の可能性も再び消滅。試合後には約20分、野手ミーティングを行い、奮起を求めた。

◆ノーヒットノーランの期待を抱かせる好投だった。日本ハム・金子弌大(ちひろ)投手(35)が安打を許さず6回無失点で、4勝目を挙げた。昨季まで在籍したオリックス打線を手玉に取り「攻める気持ちを持って投げることができた」と充実感に浸った。  救援で4回無失点だった6日の楽天戦以来、中16日での登板。間隔が空いた中でも「(前半戦の)最後にいい形で終われたのが大きかった」と、良い感触は残っていた。緩急を付けてタイミングを外し、手元で動く球でバットの芯を外す。許した走者は四球の2人だけだった。  六回を投げ終えた時点で、球数が今季最多の92となり、七回からは救援陣に託した。無安打のままでの交代については「諸事情があったので」と言葉を濁したが、4月18日に移籍後初勝利をつかんだ神戸のマウンドで、再び古巣から白星を挙げた。 金子について日本ハム・栗山監督 「間隔を空けて調整してもらった。疲れを取ればこれだけ投げられる。素晴らしかった」 二回に左翼ポール直撃の4号ソロを放った日本ハム・石井 「速い球に合わせて、厳しいところはファウルにと思っていた。たまたまいいところに飛んでくれた」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
50374 0.575
(↑0.005)
-
(-)
52378
(+11)
345
(+7)
124
(+5)
80
(+2)
0.250
(↑0.002)
3.460
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
47404 0.540
(↑0.005)
3
(-)
52384
(+5)
364
(+2)
63
(+1)
37
(-)
0.256
(-)
3.720
(↑0.02)
3
(-)
西武
45421 0.517
(-)
5
(↓0.5)
55453
(-)
424
(-)
97
(-)
94
(-)
0.258
(-)
4.270
(-)
4
(-)
楽天
44422 0.512
(-)
5.5
(↓0.5)
55388
(-)
369
(-)
88
(-)
31
(-)
0.251
(-)
4.020
(-)
5
(-)
ロッテ
41452 0.477
(↓0.005)
8.5
(↓1)
55397
(+7)
389
(+11)
107
(+4)
55
(-)
0.245
(↑0.001)
4.060
(↓0.09)
6
(-)
ORIX
38475 0.447
(↓0.005)
11
(↓1)
53311
(+2)
393
(+5)
60
(+1)
83
(-)
0.233
(↓0.001)
3.910
(↑0.01)