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阪神
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中日
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勝利投手:大野 雄大(5勝5敗0S)
敗戦投手:青柳 晃洋(5勝5敗0S)
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◆中日が4連勝。中日は2回裏、加藤、平田、大島の適時打が飛び出すなど、打者一巡の猛攻で一挙5点を先制する。そのまま迎えた5回には、井領の適時打でリードを広げた。投げては、先発・大野雄が7回1失点の好投で今季5勝目。敗れた阪神は、先発・青柳が誤算だった。

◆中日は2回、打者10人5安打2四球の猛攻で5点を先制した。 まずは1死満塁で8番加藤匠馬捕手が右翼線に2点二塁打。「チャンスで回ってきたので、何とかかえして投手を楽にさせたかった」と振り返った。 7番阿部寿樹内野手から1番平田良介外野手まで4連打も決まり、この回3本目の適時打を放った3番大島洋平外野手は「みんなの勢いに乗って打てました」とお膳立てに感謝した。

◆阪神先発の青柳晃洋投手(25)が今季最短に並ぶ4回でマウンドを降りた。 リーグ戦再開の初戦を任された右腕は、初回こそ無失点に抑えたものの2回に捕まった。 1死から連続四球と安打で満塁のピンチを招くと、8番加藤に一塁線を破られる2点適時二塁打を打たれた。その後も平田、大島の適時打などでこの回5失点。2四球をキッカケに4連打を含む5安打を集められ、打者一巡の猛攻を許した。3回以降は立ち直り、無失点に抑えるも5回に代打を送られた。4回83球、6安打5失点で降板となった。 悔しいマウンドを振り返り「四球をきっかけに序盤から失点を重ねてしまいました。交流戦明けの初戦を任せてもらい、なんとか自分の役割を果たしたいと思っていましたが、それができずチームに申し訳ないです」とコメントした。 青柳は今季、試合前まで12試合に先発し、チームトップの5勝。4月29日に同球場でプロ初完封を果たした相手にキャリアハイ更新となる6勝目を狙ったが、中日打線にはね返された。

◆阪神木浪聖也内野手(25)が3試合連続となる適時打を放った。 6点を追う7回。マルテ、陽川の安打で1死一、二塁の得点機に、先発大野雄大の初球、外角のスライダーを右前へ運んだ。二塁走者マルテが生還し、1点を返した。 木浪は2回にも左前へ安打を放ち、マルチ安打。3試合連続適時打を含む6試合連続安打と、ルーキーが調子を上げている。

◆中日は2回、8番加藤の2点二塁打など2四球5安打で5点先制。先発大野雄は3回まで4安打を浴びながらも無失点。 阪神先発青柳は4回5失点で降板。中日は5回、6番井領の右前適時打で6点目。大野雄は6回終了時点で5安打無失点。 中日は大野雄が5勝目を挙げ、交流戦終盤から今季初のチーム4連勝。阪神は投打ともに精彩を欠き、勝率5割に戻った。青柳が5敗目。

◆中日が伏兵の先制打で天敵の阪神先発青柳晃洋投手を打ち崩し、今季初の4連勝を飾った。 2回1死から2四球1安打で満塁とすると、8番加藤匠馬捕手が右翼線に2点二塁打。この回打者10人5安打2四球の猛攻で5点をたたき出した。 打線は試合前時点で青柳を相手に対戦6試合で防御率1・80と抑え込まれ、今季は4月29日のナゴヤドームでプロ初完封を献上していた。 4回5失点で降板させるきっかけを作った加藤はプロ2度目の猛打賞も記録し「前回と同じ投手で同じ球場。先に点を取ってチームを楽にしたかった」と笑顔。プロ5年目で初めてお立ち台に上がり、「緊張しました。何をしゃべったのか覚えていません」と照れ笑いしていた。 青柳をKOしての4連勝には、与田剛監督も「前回ピシャッとやられていた。交流戦明け初戦で無様な負け方はしたくなかった」と納得顔だった。

◆中日の主砲ビシエド内野手が驚きの今季初盗塁で追加点を呼び込んだ。 5点リードの5回1死から左前打で出塁すると、5番高橋の打席で二盗に成功。2死二塁から6番井領の右前適時打でスタートよく本塁を陥れた。本人いわくサインだったようで「いい盗塁だった。また明日だね」と満足げに球場を後にした。

◆貫禄たっぷりのマウンドさばきだった。中日大野雄大投手(30)が交流戦明け初戦の阪神戦で7回1失点と好投し、チームを今季初の4連勝に導いた。 2回に5点リードをもらうと、走者を許しても要所を締める大人の投球。今季5勝目を手にして「ある程度はボールを操れた」と納得した。 リーグ戦再開初戦の先発マウンド。「今日立たせてもらった意味を考えて投げた」。140キロ後半の強い直球に変化球を効かせ、8安打を浴びながら粘投した。7回は1点を奪われ、なおも1死一、二塁で代打原口を空振り三振。2ボール2ストライクからサインに首を振り、内角146キロ直球に思いを込めた。 昨季はプロ1年目の11年以来となる未勝利。今季は春先から懸命に試合を作り続け、首脳陣の信頼を取り戻しつつある。与田監督はこの日、味方攻撃中にベンチ前で行うキャッチボールにしても「丁寧にやっている」と評価していた。伝え聞いた左腕は思わぬ褒め言葉に「高めに浮いている時は相手に座ってもらってワンバウンドを投げて、リリースポイントを前にしています」と照れ笑いだ。 これで阪神戦は通算20試合登板で10勝4敗。「虎キラー」復活の兆しがある。「連勝を伸ばせて(リーグ最多8勝で30日先発する)柳につなげたのは大きい。まだ借金がたくさんあるので1個1個返していきたい」。背番号22にはやはり、頼もしい言葉が似合う。【佐井陽介】

◆「7番左翼」で出場した阪神陽川尚将内野手が今季初のマルチ安打とアピールした。 先発は6月1日広島戦以来で、2回2死から右前打を放ち、7回は1死一塁から左前打を放ちチャンスを広げた。矢野監督は「チーム内の競争が激しくなるヒット2本。そういうのはプラス材料」と評価。ただ、陽川は「結果を出していくしかない。明日も試合がある。切り替えて準備していきたい」と笑顔はなかった。

◆阪神5番ジェフリー・マルテ内野手が今季10度目のマルチ安打をマークした。 ともに先頭で4回に中前打、7回には左前打。開幕はケガで出遅れたが、6月は62打数19安打、打率3割6厘、13打点と上昇気配だ。クリーンアップを担うマルテは「打順は関係なく与えられたチャンスのなかでチームに貢献したいと思っている」と語った。

◆手堅さを欠いて、みすみす敗れ去った。阪神は勢いをつけたいリーグ戦再開初戦をワンサイドゲームで落とした。 一気に敗勢に傾いたのは2回だ。先発青柳が1死後、高橋、井領に四球を連発。阿部に右前へ軽打でつながれて満塁のピンチを背負う。初球がボールになって後手に回る。加藤にボール先行で速球を右翼線にはじき返され、先制の2点を献上した。 負けるべくして負けた。矢野燿大監督(50)も淡々と「点を取られる典型。四球を出してカウントを悪くして(ストライクを)取りにいってという。そういう感じになっちゃった」と振り返った。投球だけではない。大野雄の打球は一、二塁間へのボテボテのゴロ。二塁糸原が重なる格好になり一塁マルテが捕ったが送球するはずの一塁に誰もいない。青柳がベースカバーに入れず、内野安打で走者をためた。 指揮官は続ける。「(カバーに)行っておくべきだとはもちろん思う。それでセーフになるなら仕方ないけど、やることをやれていたかというと。そういうふうになっちゃうから」。凡事徹底できず、さらに平田の左前適時打などで3失点と傷口を広げた。5安打を集中されて一挙5失点。「5点というのはどうしても重くなる。追いかけるのがしんどい感じになった」と指揮官も、白旗を揚げるしかなかった。 打線は左腕アレルギーをまたも露呈してしまった。内外角に140キロ後半の速球を投げ分ける大野雄に苦戦。7回に木浪の適時打で1点奪うのが精いっぱいだった。相手先発が左投手なら9勝14敗3分け、チーム打率も2割2分に落ち込み、足かせになっている。指揮官は「走者が出たら最後のかえすところができてない。相手も絶対に打たさんというなかで、こっちの気持ちも技術も含めて上回っていかないとなかなか点は取れない。つなぐとか選ぶのは大事」と続け、しぶとさを求めた。 交流戦を負け越し、仕切り直しの一戦でも停滞ムードをぬぐえない。またも勝率5割に逆戻り。サヨナラ勝ちした4位DeNAに0・5ゲーム差に迫られ、もどかしさだけが募った。【酒井俊作】

◆阪神上本が1軍で初めて一塁の守備に就いた。 8回の代打出場からそのまま入り、二ゴロなどで2度送球を受けた。捕球後は足を付けたベースの位置を何度も確認。初ポジションの感覚には「まだ1試合なので分からない。しっかり練習します」。今後も経験を積む。矢野監督は一塁上本について「ちょっとでも守れたら、そういう時のオプションの1つに、考えとして広がる」と期待を寄せた。

◆阪神・青柳晃洋投手(25)が29日、中日戦(ナゴヤドーム)に先発。二回に四球から崩れ、先制点を献上した。  一回は三者凡退と抜群の立ち上がりをみせたが、二回。1死から高橋、井領に連続四球を与え、阿部にも右前打を浴び1死満塁。ここで加藤に一塁線を破る2点二塁打を浴びた。  投手の大野にも一塁内野安打で1死満塁とピンチは続き、平田には左前に落ちる適時打。大島にも中前適時打など、一気に5点を失った。  4月29日の同戦ではプロ初の完封勝利を挙げている相手。リーグ戦が再開した初戦で、早々に崩れてしまった。

◆阪神-中日戦が29日にナゴヤドームで行われ、阪神打線は五回を終えて無得点。中日の先発・大野雄大投手(30)の前に沈黙した。  二回、2死から陽川、D3位・木浪聖也内野手5(ホンダ)の連打で一、三塁と好機を作るも青柳が空振り三振。四回には先頭のマルテが中前打を放つも、1死後、陽川が三ゴロ併殺と流れを作れず。四回まで毎回安打を放つも、五回は三者凡退と勢いに乗らせてしまった。  大野との対戦は昨季の7月4日(甲子園)以来。5回1/3で4点を奪っていたが、この日は好投を許してしまった。

◆中日に並ぶ9安打を放った阪神は、七回に木浪の適時打で挙げた1点止まりだった。好機であと1本が出ず、矢野監督は「最後に(走者を)かえすというところができていない。そういうところでつなぐとか、粘るとかが大事」と奮起を求めた。  七回はマルテ、陽川の安打で1死一、二塁とし、木浪がこの日2本目の安打を右前へ運んだ。6試合連続安打と好調のルーキーは「(調子は)上がってきている。チャンスで打てたことは大きい」と前を向いた。 陽川(6月1日以来の先発出場で2安打) 「いつでも出られるように、しっかり準備したい」 上本(途中出場で初めて一塁守備に就く) 「まだ1試合。しっかり練習していきたい」

◆中日の大野雄は要所を締める投球で四死球を出さず、7回1失点で5勝目を挙げた。「(交流戦明けの)初戦を任されて、期待されていた部分もあったと思うのでうれしい」と話した。  七回1死一、二塁から木浪に適時打を浴びた直後、代打の原口を直球で空振り三振に打ち取った。続く近本も右飛で最少失点に抑え「真っすぐは高めに浮いていたが、ここ一番ではしっかり制球できた。意図した投球ができて良かった」と貫禄を示した。 平田(二回に適時打) 「根性でいった」 大島(二回に適時打で追加点。青柳に) 「球自体は良くなかった。前回やられたので作戦を練ってしっかり攻撃できて良かった」 井領(五回に適時打) 「追加点が取れて良かった」

◆阪神は29日、ナゴヤドームでリーグ戦再開初戦となる中日戦に1-6で敗れた。連敗で再び貯金がゼロになった矢野燿大監督は二回に2四球から崩れて5点を失い、4回5失点KOの先発青柳について「点を取られる典型の四球を出して、カウント悪くして取りにいって(という形)。まあまあ、そういう感じになっちゃったね」と話した。  二回の一塁のベースカバーが空いたシーンについては「俺もちゃんと、というか、そっちを見ていなかったけど。もちろん、(投手の青柳が)行っておくべきだとはもちろん思うし。それでセーフになるんであれば仕方がないけど。やることやれたかと言うと、そういうところ、そういうふうになっちゃう」と話した。  相手先発が左腕の大野雄ということもあり、高山でなく、7番・左翼で先発起用した陽川が2安打を放ったことについては「チーム内の競争が激しくなるようなヒット2本やったんで。プラス材料かな」と話した。  代打で出場した上本が一塁の守りに就いたことについては「想像以外のプレーも起り得ると思うんだけど、そういうところでは数をやっぱりこなしていかないと。まあまあ、難しい部分というのはあるのは分かって、こっちは使っているので。だから、そういうところでちょっとでも守れたら、そういうときのオプションの1つに、また可能性としては広がるから」となどと話した。

◆試合前のミーティングでハッパをかけて臨んだ矢野燿大監督(50)だったが、9安打を放ちながら1得点の打線に「技術も気持ちも含めて上回っていかないと」と奮起を促した。  矢野監督は二回の5失点にも言及。2点を失い、なおも1死二、三塁。大野雄の一、二塁間のゴロをマルテが飛び出して捕球し、二塁・糸原の一塁ベースカバーが遅れた。投手・青柳のカバーもなかったことに「ちゃんと見ていなかった」と前置きしつつ「(投手が)行っておくべきだとはもちろん思うし。それでセーフになるんであれば仕方がないけど、やることをやれたかと言うと(できていなくて)、そういうところ、そういうふうになっちゃう」と苦言を呈した。  失策にこそならなかったが、拙い連係で一方的な試合になり「結局、あそこだけやん? 追いかけるのはしんどいなという感じになっちゃった」と振り返った。

◆陽川は6月1日の広島戦(マツダ)以来、約1カ月ぶりに「7番・左翼」でスタメン出場。相手が左腕の大野雄とあって、左打者の高山ではなく矢野監督に抜てきされた形だが、二回2死から右前打、七回1死一塁では左前打でチャンス拡大に貢献。期待に応えた。今季初マルチにも「結果を出していくしかない。しっかり準備したい」と気を引き締め直した。

◆上本がプロ初の一塁守備に就いた。八回に代打で登場して空振り三振に倒れ、そのままマルテに代わり一塁に。「まだ1試合だから、わからないです。しっかり練習していきます」。26日のソフトバンク3軍との練習試合(鳴尾浜)に「1番・一塁」で出場していた。起用した矢野監督は「守れたら、オプションの1つに可能性としては広がるから」と言及した。

◆世界の主要20カ国・地域の首脳が集まった「G20」はそれなりの成果と各国の思惑...それに「大阪」という独特の文化都市を世界中に発信できて、ちょっとイイ気分でした。  なにしろ各国首脳をもてなした「食いだおれの宴(夕食会パーティー)」は大阪独特の食材を使って、おしゃれでそれなりの雰囲気があって人気だったそうです。  だけど...です。タッタひとつ、ズーッとトラ番記者一筋の私としては、思わずその辺のちゃぶ台をひっくり返したかったのも事実ですヮ。なんですか、ナゴヤドームのあの試合は...。  同じ9安打でどちらも本塁打なんかは出ていないのに...1-6。各国のエライ方や世界中のプレス関係の方に「あ、このタイガースの000000100というのは、皆さんを歓迎するためのスペシャル『タコ焼きスコア』なんですヮ...アハハッ」なんてそんなアホみたいなこといえますかいな。しかも二回裏の中日の5点だって、私めのつたない英語力では「早い話が下手くそ! で記録にでないエラーと雑なプレーがでたからですヮ」と説明する能力もおまへん...ホンマにもうッ! みんな「地に足がついとらん」とムカムカしてしまいました。  おまけにこの日、編集総括の運動部長大澤謙一郎が、わざわざ窓際の「虎ソナ班」に来て、こういうじゃないか。  「ちょっと前に阪神のフロントの方とコーヒーを飲みながら、甲子園である7月5~10日の広島、巨人の6連戦が前半戦のヤマですなあ...という話をしていたんですが...。ところが、交流戦で中日とDeNAが元気になってしまって、その前の名古屋と横浜が油断ならん状況になってしまいました。激励して帰ってきたんですが、心配になってきたヮ」だと。  あのなぁ大澤部長。コーヒー一杯でいい加減なヨイショなんかするなよなぁ...見なさい、いきなりこの大阪名物タコ焼きスコアは...。場所がナゴヤドームだったけど...ってそういう問題か!  中日番に戻ったビヤ樽三木建次は「試合前に青柳攻略に、わざと阪神に目につくようにセーフティーバントの練習を入念にやってたヮ。交流戦終盤から好調なので心理戦も使うわけョ。阪神は若いのが多いから、オタオタせんか心配やけどなぁ」と言ってきた。  ソレって"陽動作戦"か。昔、巨人が江夏攻略に、試合前に江夏や村山の見ている前でONらにフリー打撃などさせず、チマチマとトス打撃だけをさせた。どういうつもりや...と阪神はケムにまかれる...。黙々と円山球場のグラウンドで野手にそれをやらせた参謀・牧野茂のイヤらしさ...見事という他はない。  そしてツルンとして強打にも出た。いわゆる呑んでかかるというヤツである。そんな"余裕"すらないのか?  いよいよリーグ戦が再開! それだけに今の若い阪神にはこういうミジメな試合はしてほしくない。調べてみると、交流戦直後、リーグ戦再開初戦の成績は、2005年からこれで7勝7敗1分け。まだ五分ですがナ(情けないけど...)。  この日、藤浪晋太郎投手は2軍の広島戦(マツダ)に登板して8回1失点。梅雨の湿気の中、まだ首脳陣は何か彼に不足なのでしょうか...。  「水無月の頃、あやしき家に夕顔の白く見えて、蚊遣火くすぶるもあはれなり...」(徒然草)とありますが、6月30日は『夏越(なごし)の祓い』という。つまりここまでの半年の心身をきよめて心機一転を祈る日なのであります...。

◆青柳は一回、平田、京田、大島に初球からバント攻撃を受けたが、落ち着いてこれをかわした。しかし、二回1死から苦手な左打者の高橋、井領に2者連続四球を出し、直後の4連打などで5失点。ともに今季自己ワーストタイの4回5失点で5敗目(5勝)に「四球2つから5失点につながった。申し訳なかった」と唇をかんだ。リーグ戦再開初戦の先発を託した矢野監督は「点を取られる典型。フォアボール出して、カウント悪くして(ストライクを)取りにいって(打たれる)。そういう感じになっちゃったね」と苦言を呈した。

◆――序盤の失点がやはり重かった  矢野監督 「5点っていうのはね、どうしても重くなるし。なかなか追いかけるのはしんどいなというね、感じになっちゃったので」  ――陽川が久々のスタメンで良いアピール  「そうやね、アイツ自身もつなげられたものになっていくと思うし。またチーム内の競争が激しくなるようなヒット2本やったんで、そういうのはプラス材料かな」  ――上本の一塁は今後のバリエーションの1つ  「もちろんもちろん、だから守らせた。想像以外のプレーも起り得ると思うけど、そういうところは数をやっぱりこなしていかないと。まあ難しい部分というのはあるのは分かって、こっちは使っているので」  ――藤浪が2軍で結果を残した。夏場に向けていつでも行ける状態でいてくれるのは大きい  「いやまあ、そらそうやな」

◆交流戦明け初戦で大敗。貯金なくなるって...俺は怒っとるでェ!!  二回に連続四球から5点を許した青柳は、コントロールを安定させるべく下半身強化やー! ただちにヤギブラウンとなり、100メートル10秒を切るまで走り込めってんだ(そんなむちゃな...。走れたら東京五輪出場できまっせ~)。  打線も9安打を放っているのにわずか1点のみって、とにかく長いの(本塁打)がないから相手投手も怖くないのだ!!  例えば猛虎打線の5番までの本塁打数を見ると近本「6」、糸原「0」、糸井「4」、大山「10」、マルテ「6」の計「26」。これって西武・山川の「27」に5人がかりで負けてんだよー!!  よーし、かくなる上は怖いのに出場機会が少ない巨人・阿部さんに力を借りよう!! 闇営業は駄目だけど、巨人さんも大目に見る"直営業"で阪神のチャンスに一発決めてくれー...なんてできるわけないから猛虎打線よ、思いっ切りバットを振ってこうぜー!!  さらに中日の8番・加藤!! 本日も先制2点打を含む3安打と阪神戦だけ、何で3割超えとるんやー!! も~イヤ!!

◆将の狙いに、応えたかった。D3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が意地の適時打。左vs左の起用で快音を響かせた。  「チャンスで打てたのは大きいです。(常に)チャンスでは積極的にいこうと思っています」  中日・大野雄に要所を締められ無得点。迎えた七回1死一、二塁で初球の129キロを捕まえ、ライナーで右前へ運んだ。二走・マルテが生還し、零封負けを阻止。3試合連続打点と、勝負強さに磨きがかかってきた。  二回2死一塁も左前打で今季14度目のマルチ。対左腕に対し、結果を残した。右打者の北條もいるが、こちらは対左打率・125(右は・345)。木浪は対左・256で右・260。左右関係なく打てば、定位置確保が近づいてくる。シーズンの途中でも、矢野虎の競争はまだまだ熱い。  「もちろん、そういう(起用に応えたい)気持ちです。(調子は)上がってきていると思います」  打率は・259まで上昇。敗戦の中でも光った勝負強さが、虎を再び押し上げる。 (竹村岳)

◆今季初の4連勝を飾った。前回対戦した4月にプロ初完封を献上した阪神・青柳を、この日は攻略。二回に2四球を絡めた打者一巡の猛攻で5得点を挙げ、4回で降板させた。与田監督は「前に全く打てなかった相手に何とか序盤で点を取りたかった。(変化球の)軌道の見極めがうまくできた」と満足げだった。3安打を放ち、大野雄をリードでも支えた加藤は「とにかく向かっていこうという気持ちだった」とうなずいた。 二回に適時打を放った中日・平田 「根性でいった」 青柳について中日・大島 「前回やられたので作戦を練ってしっかり攻撃できてよかった」

◆中日・大野雄が7回を投げ、8安打されながらも1失点と要所を締めて今季5勝目(5敗)。チームを今季初の4連勝に導いた。  「(交流戦明けの)初戦を任されたのは期待されたからだと思う。連勝を止めなかったのでうれしい」  左腕は充実感でいっぱいだった。二回、女房役の加藤が1死満塁から右翼線に先制の2点二塁打を放って打線に火をつけて5得点。大野雄を勇気づけた。  6-0から1点をかえされた七回、なおも1死一、二塁で、代打・原口を内角直球で空振り三振に仕留めた場面を「たくさん点を取ってもらって点差はある。『ホームランを打たれてもいい』と、びびらずに投げられた」と振り返った。  「あしたは(先発の)柳に期待してほしい」  試合後の勝利のお立ち台で叫んだ。30日も勝てば、3位阪神とのゲーム差は「2・5」に縮まる。竜、逆襲へ。その任務は、大野雄からリーグトップの8勝右腕に託された。(三木建次)

◆あぁ、黒星再発進...。阪神は中日戦(ナゴヤドーム)で1-6と完敗。試合前のミーティングでハッパをかけて臨んだ矢野燿大監督(50)だったが、9安打を放ちながら1得点の打線に「技術も気持ちも含めて上回っていかないと」と奮起を促した。3位は変わらないが、連敗で貯金がなくなり、4位DeNAとはついに0・5ゲーム差。尻に火がついた!?  苦しいリスタートになった。だが、前を向かなくては歩けない道だ。矢野監督は試合前、ナインに改めて「楽しむ」ことを求めた。5位中日にいいように攻められ、いいところで一本も出ない。完敗で4位DeNAとついに0・5ゲーム差。リーグ戦再開早々に正念場を迎え、指揮官は打線の奮起を促した。  「ランナーが出たら、最後のかえすというところがね、もちろんできてないし。相手も『絶対に打たさんとこう』というところで、技術も気持ちも含めて、そこで上回っていかないと、なかなか点は取れない」  左腕・大野雄相手にチャンスは作ったが、ここぞで上回れなかった。一回2死、糸井が二塁内野安打でチーム初安打も、大山が三ゴロ。二回は陽川、木浪の連打で2死一、三塁としたが、青柳が三振。三回2死一塁では再び大山が三ゴロ。八回1死一、二塁ではマルテが空振り三振...。四、七回も先頭打者を出したのに、同じ9安打を放って6得点した中日に対して、モノにできたのは七回の1点だけ。チーム得点圏打率・244はセ5位と、相変わらずここぞで一本が出ない。「ウチも早いところでもう1点でも2点でも取れたら、楽に勝たせる感じはなかった」とうめいた。  シーズンの半分を過ぎて突入した節目の一戦。ナゴヤドームに到着した矢野監督は選手とコーチをベンチ裏に集めて、残り70試合も「楽しむ」ことを忘れないでほしい-と伝えた。簡単なことではない。ここから終盤に行くほど順位に直結する、胃がキリキリ痛む戦いが待っている。  だが、6勝10敗2分けと苦しんだ交流戦、15日のオリックス戦(京セラ)で大山がスライディングを怠った日でさえ、将は「苦しい場面だからこそ楽しむというのは、俺は大事にしたい」と語った。前向きに戦わなければ、成長もない。成長途上と位置づけるチームだからこそ「楽しむ」ことを忘れないでほしい。軸となる考えを、改めて強調していたのだが...。  5位中日に5月10日(甲子園)以来3連敗で、6月22日の西武戦(甲子園)で「2」に戻した貯金は、また「0」に。背後には4月に10連敗して置き去りにしたはずの4位DeNAが、0・5ゲーム差に接近。きょうの勝敗次第では4位転落の可能性もあるが、こんなときこそ楽しむ。  「ホームランでガンといければ一番、いいんだけど、ウチのやることっていうのは粘ったり、つないだりというところ。そして最後は、相手が抑えに来るところで、どう(走者を)かえすかっていうのが、これからもチームとしての課題」  ここぞの一本を、みんなで喜び、力にするために、率先して「矢野ガッツ」も繰り出している。課題を受け止め、それでも前向きに、残り69戦を戦い抜く。(長友孝輔) 7回1失点と好投を許した中日・大野雄について阪神・浜中打撃コーチ 「フォークやツーシームを投げられて、なかなか調子はよかったと思う」

◆必死さが足りない! リーグ戦が再開しても、阪神の拙守&拙攻は相変わらず。阪神OBで楽天初代監督の田尾安志氏(65)=サンケイスポーツ専属評論家=は、特に12球団ワーストの失策「66」を数える守備面に注目。この日は「E」ランプこそつかなかったが、随所に集中力不足を感じたと指摘した。  残念なことだが、必死さが伝わって来ない試合だった。  顕著な例として挙げたいのは梅野のキャッチング。低めの球を上からミットで捕りにいったため、球審がストライクをコールしかけて、思いとどまりボール判定にした場面があった。ミットを下から上へという基本の捕球をしていたら、ストライク判定で三振だった可能性は大。状況は一変する。正捕手として頑張っている梅野だが、この日は1球1球に集中できていたのだろうか。必死だったかどうか。  8番・加藤に3安打を許したのも、首をかしげる。普通、外寄りを右方向へ2本打たれれば、内角を攻めるものだが、それがなかった。らしからぬリード。途中交代は、ひょっとしたらベンチが物足りない部分を感じての交代かもしれない。  またしても守備が乱れたのも残念。二回1死二、三塁から大野雄が放った右方向へのゴロ。一塁手・マルテは三走の本塁突入を予測して、思い切って飛び出して捕球。二塁手・糸原も打球処理のため前進してきて、結果、一塁ベースカバー不在で内野安打に。  微妙な打球ではあるが、普段からコンビを組んでいるのだから、とっさの判断はできたはず。糸原が一塁ベースカバーに動けば、どうってことのないプレーだ。これも1球1球必死にプレーしていれば防げる失点。交流戦前の顕著な傾向だったミスの連鎖は、断ち切れていない。  これだけミスで試合を失うとなると、対策は1つ。ハンパない守備練習だけ。私が西武で現役時代の頃の広岡監督は、オールスターまでユニホームを着ない日は1日もなかった。ただ今は、練習を強制してはダメ。首脳陣が「やってみよう」と呼びかけ、自主的にできるかどうか。当時の内野は石毛、辻、秋山...。若かった。今の阪神も大山、糸原、木浪、北條...。若い。強くなりたいなら、取り組んでほしい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
39301 0.565
(↑0.006)
-
(-)
73342
(+6)
281
(+2)
95
(+1)
42
(+1)
0.261
(↓0.001)
3.660
(↑0.02)
2
(-)
広島
38342 0.528
(↓0.007)
2.5
(↓1)
69298
(+1)
300
(+2)
70
(-)
49
(+1)
0.249
(-)
3.390
(↑0.02)
3
(-)
阪神
35354 0.500
(↓0.007)
4.5
(↓1)
69291
(+1)
308
(+6)
51
(-)
52
(-)
0.250
(-)
3.480
(↓0.04)
4
(-)
DeNA
35361 0.493
(↑0.007)
5
(-)
71291
(+2)
290
(+1)
86
(+1)
23
(-)
0.247
(↓0.001)
3.720
(↑0.04)
5
(-)
中日
32390 0.451
(↑0.008)
8
(-)
72277
(+6)
282
(+1)
44
(-)
39
(+1)
0.260
(-)
3.890
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
28452 0.384
(↓0.005)
13
(↓1)
68329
(+2)
394
(+6)
84
(+1)
27
(-)
0.235
(↓0.001)
4.760
(↑0.02)