123456789
楽天
40000020061021
ソフトバンク
0001110205703
勝利投手:岸 孝之(1勝0敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝1敗15S))
敗戦投手:高橋 礼(5勝1敗0S)

本塁打
【楽天】ブラッシュ(16号・1回表2ラン)
【ソフトバンク】内川 聖一(4号・5回裏ソロ),デスパイネ(15号・6回裏ソロ),今宮 健太(9号・8回裏ソロ)

◆楽天は初回、ブラッシュの2ランなどで幸先良く4点を先制する。4-3で迎えた7回表には、2死満塁から島内が2点適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・岸が6回3失点の好投で今季初勝利。敗れたソフトバンクは、先発・高橋礼が6失点と振るわなかった。

◆楽天が今季5勝負けなしのソフトバンク高橋礼からいきなり4点を先行した。 1回先頭茂木の二塁内野安打と島内の四球で無死一、二塁とすると、浅村の左前適時打で先制。2死三塁から銀次の二塁への適時内野安打で1点を追加し、続くブラッシュが左翼へ推定飛距離140メートルの特大16号2ラン。 今季初勝利を目指す岸に援護点をプレゼントした。

◆楽天が今季5勝負けなしのソフトバンク高橋礼からいきなり4点を先行した。 1回先頭茂木栄五郎内野手の二塁内野安打と島内宏明外野手の四球で無死一、二塁とすると、浅村栄斗内野手の左前適時打で先制。2死三塁から銀次内野手の二塁への適時内野安打で1点を追加し、続くジャバリ・ブラッシュ外野手がスライダーを捉えて左翼へ推定飛距離140メートルの特大16号2ラン。 5月10本塁打を量産した大砲は、6月最初の打席でも早速アーチをかけ「初回からいい流れで回ってきたからね。自分もその流れに乗ろうと思っていたよ。1発で仕留められたし、岸の援護ができて良かったよ」と笑顔だった。 今季初勝利を目指す岸孝之投手に援護点をプレゼントした。

◆ソフトバンク内川聖一内野手(36)が、5回に左翼ポール際へ特大の4号ソロを放った。 3点を追う5回、楽天岸のカーブを豪快にたたき込んだ。「何とか1点ずつ返していかなきゃいけないので、打ててよかった」。5月8日楽天戦以来17戦ぶりの1発となった。 6回の守りでは1死一塁で銀次の鋭い一塁へのゴロを好捕すると、すぐさま一塁ベースを踏み二塁ベースカバーの今宮へ送球。一、二塁間に一塁走者浅村を挟み併殺を完成させた。36歳のベテランが攻守でチームを引っ張っている。

◆楽天岸孝之投手(34)が今季初勝利の権利をもってマウンドを降りた。 1回に4点の援護を受けると、3回まで毎回の5三振を奪い、シングルヒット1本に抑えるほぼ完璧な投球。4回に松田宣の犠飛で1点を返され、5回には内川、6回にはデスパイネ21発を浴びて1点差まで迫られたが、6回4安打3失点8奪三振で104球を投げきった。 打線は7回に2点を追加。3点リードの7回から2番手ブセニッツがマウンドに上がった。

◆楽天は初回無死一、二塁から浅村の左前適時打で先制すると、なおもブラッシュの16号2ランなどで計4点を挙げた。 ソフトバンクは4回に1点を返すと、5回に内川の4号ソロ、6回にはデスパイネが15号ソロを放ち1点差に詰め寄った。 両軍、終盤に2点ずつ得点。楽天は1点差を守りきった。チームは同カード連勝で首位に立った。先発岸が今季初勝利を挙げた。 楽天松井が15セーブ、ソフトバンク高橋礼が1敗。

◆楽天岸孝之投手(34)が今季初勝利を挙げた。 1回に4点の援護を受けると、3回まで毎回の5三振を奪い、シングルヒット1本に抑えるほぼ完璧な投球。4回に松田宣の犠飛で1点を返され、5回には内川、6回にはデスパイネに1発を浴びて1点差まで迫られたが「ランナーをためずにソロだったので切り替えていけた。ズルズルいかずに良かった」。6回4安打3失点8奪三振で104球を投げきった。 移籍後初の開幕投手を務めた3月29日のロッテ戦で左太もも裏に違和感を訴え、5回途中に緊急降板。復帰戦となった5月25日のオリックス戦では1点リードの7回に同点弾を浴び、好投しながら勝ち星につながらなかった。ようやくつかんだ1勝を「やっぱりホッとしたし、勝つのはうれしい。勝った瞬間、このためにやっているんだとあらためて感じた」と、かみしめた。

◆ソフトバンク内川聖一内野手が技ありの4号ソロで気を吐いた。5回先頭打者で岸の109キロのカーブを左翼席中段に運び去った。 「何とか1点ずつ返していかなきゃいけなかった。打ててよかった」。この日は2回の1打席目にも左前打を放っており、今季10度目のマルチ安打。7回にはブセニッツから左ヒジに死球を受けるなど痛い「当たり日」ともなった。

◆8回から3番手で登板したソフトバンク高橋純平投手が2回無失点と好投した。この日本塁打を放っているブラッシュから高め151キロで三振を奪うなど打者6人で片付けた。この日は自己最速タイの154キロを計測した。 「今日は変化球に自信がなかったので直球で押そうと。(9回は)1点差で投げさせてもらってうれしい」。5月24日に再昇格後は3試合6イニング無失点。15年ドラフト1位が中継ぎとして本来の輝きを放ちつつある。

◆ここまで7戦5勝無敗だったソフトバンク高橋礼が、今季8試合目で自己ワーストの10安打、6失点で今季初黒星を食らった。チームは連敗で再び2位に転落した。 同率首位で並んでいた楽天に初回からつかまった。浅村、銀次に適時打を許し2点を失い、ブラッシュにはスライダーを左翼席上段まで運ばれる推定140メートルの特大16号2ラン。これまで3点以上取られたことがなかった高橋礼が初回で4点を失った。 高橋礼は「カウントを悪くして、ストライクを取りにいって狙われた。初回に4点は、試合が決まってしまうくらい(の失点)」とうなだれた。打線が1点差まで詰め寄った7回に2死満塁から島内にスライダーをとらえられ右前2点適時打を許し、降板した。 工藤監督は「(失点した1回、7回の)四球の怖さを理解してくれたと思う。1つ1つ学んでほしい」と糧にすることを期待した。高橋礼は試合終了から約3時間後に球場を後にした。打たれた映像を確認し、打たれた球種、配球を反省。「コース、低めを狙い過ぎた。高めの直球が一番の武器。次は立ち上がりからロングリリーフのつもりで」と、切り替えた。交流戦まであと1試合。2日に楽天に敗れ、西武、日本ハムが勝った場合は昨年8月6日以来のBクラス転落の可能性もある。交流戦へ勢いをつけるためにも、負けられない。【石橋隆雄】

◆楽天が難攻不落の相手に2日連続で今季初黒星をつけて単独首位に浮上した。 1回にブラッシュの特大16号2ランなどで4点を先制すると、1点差に迫られた7回には島内宏明外野手(29)の右前適時打で貴重な2点を追加。高橋礼をマウンドから引きずり下ろし、大黒柱岸の今季初勝利をアシストした。7回2死一、二塁でネクストバッターズサークルの島内は悔しさをのみ込み、集中力を研ぎ澄ませた。「(前を打つ)茂木が当たっているから、(歩かせて)僕に回ってくると思っていた」。前日決勝打でこの日も2安打していた茂木がストレートの四球で満塁となり、追い込まれてから変化球に食らいついた。「最近ずっと打てていなかったから、何とかバットに当てようという気持ちだった」。執念で右前に転がした。 開幕から40試合以上「つなぎの4番」を務め、今季楽天が好位置で戦えている立役者の1人。5月下旬には25打席連続無安打という苦しみを味わった。「これだけヒットが出ないことも、今までなかった」。打順は4番から2番、5番、7番と移り、このカードから再び2番に入る。3回にも二塁内野安打を放っており、5月18日以来のマルチ安打となった。 無安打のトンネルを抜け出せずにいた時でも、その献身的な姿勢でルーキーを救っていた。5月28日の西武戦の7回。逆転に成功した後、2死満塁でフルカウントが続き、スタートを繰り返していた二塁走者の辰己はけん制球に反応できなかった。三塁走者の島内が投げた瞬間に本塁へ突入したことで追加点につながり、辰己は「島内さんには感謝しかありません」と最敬礼。当の島内は「打てないので、何かしら貢献しないと」と涼しい顔で言った。 千賀に続いて高橋礼にも今季初黒星を刻み、チームは単独首位に浮上した。9回の左翼守備ではファウルフライに滑り込んでフェンスで左膝を強打しても「大丈夫です」。心も体も強い。【亀山泰宏】

◆楽天岸は同僚の美馬から「振らせすらしない。投手として、1つの理想型じゃないですか」と評される。昨季159奪三振はリーグ3位。ただ、見逃し三振に限れば両リーグ最多59個。直球、カーブ、チェンジアップ、スライダー。オーソドックスな4つの球種だけで、なぜ量産できるのか。 美馬は「外角と内角で直球の投げ方が違うんです」と証言する。「『あっち向いてホイ』みたいな感じ。(投げ方では)内に来ると思った直球が、外角に決まったり。あれはやろうとしてもできない。ずるいです」。笑いながら嫉妬を口にする。空振り特化型の奪三振マシン松井は「狙ったところに投げられる直球の制球力が一番」とした上で「『あっち向いてホイ』ですよね。投げないところに向かっていく練習なんて、普通誰もしないし、できないでしょう」。教科書のような美しいフォームに隠された唯一無二の技巧が、岸を最高峰の右腕たらしめる。 単独首位浮上に導く6回4安打3失点8奪三振。3つの見逃しはいずれも、初コンビの堀内が内外角に構えたミットへ狂いなく直球を決めた。「勝った瞬間、このためにやっているんだとあらためて感じた」。開幕戦で左太もも裏に違和感を訴えて離脱。慎重な調整の末につかんだ1勝に気持ちがあふれる。「しっかり投げてくれた。でもこれでナイスピッチングとか、タカ(岸)はそんな安っぽい選手じゃない」。平石監督の言葉が、大黒柱の偉大さを裏付ける。【亀山泰宏】

◆月が変わったから「ツキ」も変わったということではなかろう。開幕から無傷の5連勝だったソフトバンク高橋礼が今季初黒星を喫した。初回に4失点。制球に苦しみ、本来の小気味いいハイテンポの投球にはほど遠かった。技術的な問題は本人が一番自覚していることだろう。それよりも気になったのは、一般社会でもよく言われる「慣れたころが一番、危ない」という思わぬ心のスキである。 テクニカルより、メンタル面。快調な時ほど、不気味に頭をもたげてくる「おごり」「慢心」「油断」...。プロ2年目で先発ローテーションをつかみ、順調に白星を重ねてきた。白星の数が増えるにつれて自信もついただろうが、知らず知らずのうちに心に少しばかりのスキも生んだのではないだろうか。チームにとっては痛い1敗。だが、それ以上にサブマリンの奮起に期待を寄せる高村投手コーチは「(この敗戦は)本人にとってはいい薬になったかもしれませんね」とポツリと言った。 同期の左腕大竹は今季6試合目の登板前にこんな話をしていた。「もう1度、開幕以上の気持ちで投げたい。昨年失敗していますから」。昨夏、育成から支配下登録され先発5試合で2勝。6試合目の登板となった西武戦では2回途中8失点KOされた。昨年の反省はしっかり胸に刻んで臨んでいた。 侍ジャパンのユニホームにも袖を通したサブマリンだけに、さらなる成長に向け、この「黒星」の訳をしっかり見つめ直してもらいたい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆楽天は首位攻防戦で、2日続けて打線が機能した。一回に高橋礼の立ち上がりを攻め、浅村の適時打などで4点を先行。5試合ぶりの打点を挙げた浅村は「自分の仕事ができて良かった」と淡々と話した。  4-3と迫られた直後の七回には島内の右前打で2点を加え、高橋礼をKO。前夜の千賀に続き、今季初黒星をつけた。島内は「何とかバットに当てようと思った。いいところに飛んでくれた」と表情が緩んだ。

◆ソフトバンクの高橋純が2回を完璧に抑えた。3-6の八回から3番手で登板し「真っすぐでとにかく押そう」と、最速154キロの速球がさえて3奪三振。今季は4試合で9回無失点、12奪三振と猛アピールしている。  県岐阜商高からドラフト1位で入団した4年目の右腕。好投を続ければ、工藤監督は勝ちパターンの継投の一角で「十分いける」と期待する。高橋純も「もっと緊迫した場面で投げさせてもらう時へ、自信になるように積み重ねていこうと思う」と見据えた。

◆2番・島内が3打数2安打2打点で打線をけん引した。三回は二塁内野安打、1点差に詰め寄られた直後の七回は貴重な2点右前打を放った。開幕から4番に入っていた29歳が、最近は不調に苦しんでいただけに「何とかバットに当てて、飛んでくれという感じでした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。九回の守備で打球を追いかけ、フェンスに激突したが「大丈夫です」と気丈に振る舞った。

◆2年目の下手投げ右腕、高橋礼が七回途中まで10安打6失点で今季初黒星を喫した。ブラッシュに2ランを浴びるなど、一回に4点を失い、七回は島内に2点打を献上して降板。「初回は本当に悔いが残る」と唇をかんだ。いずれも四球が失点に絡み、工藤監督は「四球というところ。出さなくてもいい打者に出してしまった」と苦言を呈した。チームは楽天に連敗し、2位に転落した。

◆待望の今季初勝利だ。けがから復帰2戦目の楽天・岸孝之投手(34)が6回3失点で白星。同率で並んでいたソフトバンクを倒し、チームを単独首位に導いた。  「勝つのは必死。ほっとした。勝った瞬間、そのためにやっていると改めて感じました」  最速147キロの速球とカーブが有効だった。五回に内川、六回はデスパイネにソロを許したが、計8奪三振の力投。一回に4点の援護をもらい「若干、気が抜けそうになりがちになる」と振り返ったが、集中力は切らさなかった。  3月29日のロッテとの開幕戦に先発し、左太もも裏に違和感を訴えて五回途中で降板。5月25日のオリックス戦で戦列復帰し、7回1失点と好投していた。  ベテラン右腕の復活は頼もしい限り。それでも平石監督は「この成績でよかったとはいえない。そんな安っぽい投手ではない」と今後の活躍を期待した。 (広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
28231 0.549
(↑0.009)
-
(-)
91256
(+6)
239
(+5)
62
(+1)
18
(-)
0.257
(↑0.001
4.390
(↑0.01)
2
(1↓)
ソフトバンク
27242 0.529
(↓0.011)
1
(↓1)
90221
(+5)
203
(+6)
66
(+3)
49
(+1)
0.258
(↓0.001)
3.420
(↓0.05)
3
(-)
西武
26241 0.520
(↓0.011)
1.5
(↓1)
92268
(+7)
268
(+8)
63
(+1)
64
(+1)
0.258
(↑0.001)
4.540
(↓0.02)
3
(1↑)
日本ハム
26243 0.520
(-)
1.5
(↓0.5)
90232
(+8)
214
(+8)
35
(+2)
21
(-)
0.258
(-)
3.710
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
24261 0.480
(↑0.011)
3.5
(-)
92220
(+8)
219
(+7)
63
(+2)
38
(-)
0.241
(↑0.002)
3.860
(↓0.06)
6
(-)
ORIX
19294 0.396
(-)
7.5
(↓0.5)
91170
(+8)
224
(+8)
38
(+2)
45
(+1)
0.221
(-)
3.830
(↓0.06)