1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DeNA | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 6 | 0 | 2 |
広島 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 | 0 | 2 | X | 9 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:床田 寛樹(3勝1敗0S) 敗戦投手:井納 翔一(2勝1敗0S) 本塁打 |
◆広島が3連勝。広島は3回裏、田中広の犠牲フライで先制に成功する。続く4回には、4本の適時打を含む打者一巡の猛攻で6点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・床田が7回1失点8奪三振の力投で今季3勝目。DeNAは先発・井納が乱調で、4連敗を喫した。
◆広島鈴木誠也外野手(24)が得意のデーゲームで打つか。今季はナイターの12試合で打率1割3分9厘、3本塁打だが、デーゲームの6試合では打率4割7分6厘、4本塁打。デーゲームで4発は両リーグで鈴木だけと、別人のような好成績だ。
◆広島田中広輔内野手(29)が先制犠飛を放った。3回1死三塁の場面で、井納から左翼へ飛球を打ち上げた。 三塁走者・野間の本塁生還についてリクエストがあり、リプレー検証が行われたが、判定は覆らなかった。 「打ったのはフォーク。野間に感謝です」と話した。
◆DeNA筒香嘉智外野手(27)が、復帰2戦目で豪快な2打席連発をかました。 7点を追う6回に、広島床田から右翼中段席へ5号ソロ。「ボールに対して素直にバットを出せ、自分のスイングで捉えることができました」。13日に右肘に死球を受けた相手から1発を放つと、続く第4打席には一岡から右翼へ推定130メートル弾をマークした。 筒香は右肘に死球を受けた影響で14日広島戦(横浜)から3戦連続で試合を欠場。前日19日に4戦ぶりにスタメンに名を連ねたが、4打数無安打だった。
◆広島打線が4回、1イニング今季最多となる6点をもぎ取った。1死一、二塁から安部友裕内野手が左翼へ適時二塁打を放ったのが口火。 2死満塁となった後、田中広輔内野手、菊池涼介内野手、バティスタ外野手が3者連続タイムリー。打者11人の波状攻撃でDeNA先発井納を打ち崩した。安部は「打ったのはストレート。みんながつないでくれたので、自分もつなぐ気持ちでいきました」と話した。
◆広島松山竜平外野手(33)が頭部死球で退場した。8回1死三塁の場面で、代打で登場。平田が投じた146キロの初球ストレートがヘルメットを直撃した。 その場で頭を抱えて倒れ込み、しばらく動かなかった。駆けつけたトレーナーの問いかけには応じており、意識はあるもよう。頭部を固定され、担架でベンチ裏に下がった。平田は危険球で退場となった。
◆DeNA筒香嘉智外野手の復帰弾も空砲に終わった。6、8回と2打席連発。ともに右翼席へ豪快な1発を放り込んだ。 13日に右肘に死球を受け、スタメン復帰した前日19日は4打数無安打。復帰2戦目で好調をアピールしたが、チームは大敗。「打っても試合に負けたら意味がない。負けたことが一番」と淡々と振り返った。ラミレス監督は「ポジティブな要素。勢いづく」と今後の活躍に期待した。
◆広島松山竜平外野手(33)が20日のDeNA戦(マツダスタジアム)で頭部死球を受け、退場後に広島市内の病院に搬送された。 8回1死三塁の場面で代打で登場し、平田が投じた146キロの直球がヘルメットの側頭部の部分を直撃。頭部を固定され、担架でベンチ裏に下がった。診断は「脳振とう、右側頭部打撲」。球場に戻った松山は広報を通じ「大丈夫です」と話した。松原チーフトレーナーは「慎重に、脳振とう(特例措置の)プログラムに沿って進めていく」と説明。緒方監督は「ちょっと心配」と話した。21日に出場選手登録を抹消される。平田は危険球退場となった。
◆苦しんできた広島田中広輔内野手が、今季初の3連勝をもたらした。4回、1点加え、なお2死満塁の場面で会心の2点打。井納のカーブを引きつけ、執念で中前にはじき返した。これが、23打席ぶりの安打。そして、今季83打席目で初のタイムリー。「気分的にはいいですけど、まだまだなんで」。菊池涼介、バティスタが連続適時打で続き、今季チーム最多、1イニング6点の猛攻になった。 乗れないチーム同様、田中広もがまんを続けてきた。打率が2割を切り、12日DeNA戦では本来の1番から8番に降格した。打順が戻っても調子は戻らない。それでも自分を信じ、ホームゲームはいつものように一番乗りで球場入りしてきた。19日のナイターは午前中にじっくりランニング。翌日のデーゲームだったこの日は、午前8時前に球場入りして入念に準備した。3回の先制左犠飛で今季初打点を挙げており、この日は1安打3打点。ブレない姿勢で壁を破った。 中盤に大きなリードを奪い、今季チーム最多の12安打で圧勝した。2番菊池涼も3安打3打点と暴れ、1、2番の「タナキク」コンビだけで6打点。単独最下位が定位置だったが、これで5位タイとなった。緒方監督は「うちらしいつながりのある攻撃ができたのが大きい」と手応えを口にした。息を吹き返した広島は、ここから上位の背中を追いかける。【村野森】
◆広島床田寛樹投手(24)がDeNA打線を7回1失点に抑え、ハーラートップに並ぶ3勝目を挙げた。 1週間前にプロ初の完投勝ちを挙げた相手を連倒。8三振を奪う熱投で、チームに今季初の3連勝をもたらした。左肘手術の影響で昨年は1軍登板0だった男が、逆襲のキーマンとして欠かせない存在になってきた。床田にスイッチが入った。0-0の3回無死一、二塁。2番桑原を迎え、開き直った。145キロのストレートをズバッと外角に決め、見逃し三振。続くソトは外角低めのツーシームで空振り三振に仕留めた。筒香はカウント1-2から140キロのワンバウンドになるツーシームを振らせ、衝撃の3者連続三振。1点もやらなかった。 1週間前に完投勝ちした相手との再戦。「いやなもんですね」と話していた。体力、知力を尽くして封じた相手に、それ以上の投球はなかなかできない。しかも、独特の球筋を体感した相手は、徹底対策してくる。慎重に自らの調子を見極めた。ツーシームはイマイチ。スライダーは使える。相手の反応を見極め、思い切って腕を振った。味方打線の奮起を呼び、堂々の7回1失点。3勝目を挙げ「2回同じ相手を抑えられたことは、自分的にはよかった」と振り返った。 覚悟を決めていた。前回対戦で4番筒香の右肘に死球を当て、途中退場させた。翌日、関係者を通じ謝罪した。当てたことは本当に申し訳ない。だが同時に、内角攻めは自らの生命線ということもわかっている。「しっかりインコースに投げきりたい」と自らに言い聞かせた。第1打席は2球目にインハイに突っ込んだ。3回の第2打席も厳しく内角に2球投じた。6回はやや甘くなったところを右翼スタンドに運ばれたが、逃げずに勝負し続けた。 1勝目のウイニングボールは自分用。2勝目は17年に左肘手術を受けた群馬県の病院用。この日の3勝目は? 「もらえなかったけど、もういらないです」。緒方監督からは「前回同様、試合をつくってくれた」と絶賛された。左肘手術のリハビリに苦しんだのは過去のこと。勝ちを計算できる投手として、チームを支えていく。【村野森】
◆DeNA・筒香嘉智外野手が20日、広島戦(マツダ)で床田から右越え5号ソロを放った。 筒香は13日の広島戦(横浜)で床田から右肘に死球を受け、そのまま途中退場。その後、3試合連続で欠場し、前日14日の同戦からスタメンに復帰していた。 試合前には「床田選手といい勝負をお見せしたい」と語っており、復帰後初安打は死球を受けた床田からの本塁打となった。
◆広島・松山竜平外野手(33)が頭部死球で途中交代した。 松山は5点リードの八回、1死三塁の場面で代打で出場。するとDeNA・平田の初球、146キロの真っすぐが頭部に直撃。自力で立ち上がることができず、担架で球場外へ運ばれた。平田は危険球で退場処分。代走には曽根が送られた。
◆広島・松山竜平外野手(33)が20日、八回に代打で登場した打席で頭部死球を受けて途中交代した。ゴツンッ!! 硬式球とヘルメットが激しく衝突した鈍い音が響き渡ると、3万人以上が入ったマツダスタジアムが静まり返った。 問題のシーンは7-2の八回1死三塁。一岡に代わって打席に立った松山だが、平田の初球146キロがいきなり頭部右側に直撃すると、その場にうずくまった。一塁ベンチから飛び出したトレーナー、コーチ陣の呼びかけには応じていたが、自力で立ち上がることはできず、そのままストレッチャーに乗せられてベンチ裏へ。球場からは自然と大きな声援が沸き起こった。 この日勝てば今季初の3連勝。序盤に大差を付けて盛り上がる試合展開だったが、水を差す展開となった。
◆DeNA・筒香嘉智外野手が20日の広島戦(マツダ)で2本塁打をはなった。 13日の広島戦(横浜)で、床田から右肘に死球を受け、3試合を欠場。前日19日の同戦から戦列に復帰。この日の六回に迎えた第3打席で、その床田から右翼スタンドへ復帰後初安打となる5号ソロを放り込んだ。すると八回の4打席目でも一岡から右越え6号ソロをはなった。 それでもチームが敗れたために「そこが一番ですね。いくら打っても負けてしまっては意味がない。今日は今日で終わっている。明日は明日で頑張るだけです」と厳しい表情。チームは今季初の4連敗を喫し、「野球をやっているのは選手。選手がゲームを作るしかない。みんなで信じ合ってやっていくだけ」と、チーム一丸となって負の連鎖を打破する。
◆広島の田中広が3打点と躍動した。0-0の三回1死三塁で井納のフォークボールを左犠飛として今季初打点をマーク。四回2死満塁では23打席ぶりの安打となる中前打で2点を加え、この回の打者11人、6得点の猛攻に加勢した。 打率はまだ1割6分9厘。リードオフマンとして自らの不振がチームの低迷につながっているだけに「ほっとしたけど、まだまだなので我慢を続けるしかない。いい方向に向かうように頑張っていきたい」と表情を引き締めた。
◆DeNA・平田真吾投手が、広島5回戦で危険球による退場処分を受けた。セ・リーグでは今季初で両リーグを通じて2人目。八回1死三塁で代打・松山への初球が右頭部を直撃した。
◆松山が八回、頭部に平田の投球を受けて交代。代打で打席に立った初球、146キロの直球が死球となった。担架でグラウンドから運び出され、広島市内の病院で「脳振とう、右側頭部打撲」と診断された。球場に戻った後は自力で歩き、広報を通じて「大丈夫です」とコメント。松原チーフトレーナーは「慎重に症状を見ながらプログラムに沿って対応する」とし、緒方監督は「それ(経過)を見て復調を待つだけ」と説明した。 打者11人で6点を奪った四回の攻撃に広島・緒方監督 「うちらしいつながりを見せて得点してくれた」 四回の適時二塁打など2安打をマークした広島・安部 「自分もつなぐ気持ちでいった」 3打点を挙げた広島・田中広 「ほっとしたけど、まだまだなので我慢を続けるしかない。いい方に向かうように頑張っていきたい」
◆DeNAは広島に敗れ、今季初の4連敗で借金1。だが、右肘に受けた死球の影響での欠場から復帰2戦目の4番・筒香嘉智外野手(27)が、2打席連続アーチと存在感を示した。 筒香は13日の広島戦(横浜)で床田から死球を受け、3試合を欠場。六回の第3打席で、その床田から右越え5号ソロを放った。第4打席では一岡から6号ソロ。敗戦の中で光を放った。 「いくら打っても負けてしまっては意味がない。選手がゲームを作るしかない。みんなで信じ合ってやっていくだけ」と筒香。4連敗に厳しい表情だったが、その苦境を打破するには、主砲の一撃が不可欠だ。 (湯浅大) 2本塁打の筒香についてDeNA・ラミレス監督 「ポジティブな要素。これで勢いがつく。明日は投打がかみ合って勝つと思う」 中5日で先発し、4回8安打7失点で初黒星を喫したDeNA・井納 「イニングの先頭打者の出塁、2死からの四球が点に絡んでしまい、野手のリズムをつくることができませんでした」
◆勝つのが当たり前の投手になった。広島・床田が7回1失点で3勝目。チームを今季初の3連勝、開幕7カード目で初めてのカード勝ち越しに導いた。 「乗っていけました。ピンチで、いい意味で開き直って自分の投球ができたと思います」 三回に投手・井納からの連安打で無死一、二塁のピンチを招いたが、桑原を145キロの直球で、ソトと筒香はツーシームで3者連続三振。7-0の六回に筒香にソロを浴びたものの、7回5安打1失点で自身も3連勝。巨人の菅野と山口、ヤクルト・五十嵐と並び、ハーラートップに浮上した。 開幕ローテーション投手では床田以外は、大瀬良、野村がそれぞれ1勝しているだけ。岡田(2軍で再調整)、九里(中継ぎに配置転換)、ジョンソンが未勝利で厳しい先発事情の中、奮投を続ける24歳に、緒方監督も「しっかりとゲームをつくってくれている」と目を細めた。 プロ1年目の2017年4月に左肘の違和感で離脱。「もう終わったと思った」。同年7月に群馬県の病院で左肘の靱帯再建手術に踏み切った。昨季は1軍登板なし。投げたくても投げられない日々を過ごしたが、13年に同じ手術を経験した江草仁貴氏(17年に引退)の存在が励みになった。「今の間に下半身を鍛えておいた方がいいよ」。先輩の教えを守って体重は16キロ増の86キロになり、パワフルになって1軍に戻ってきた。 「(勝利球は)もらっていない。いつもはハイタッチのときにもらうのですが...。あ、きょうはないんや、と」 前回のウイニングボールを、手術を受けた病院に届けた左腕は残念そうに話したが、これも周囲が、床田が勝つのは特別なことではないと思い始めた証拠。防御率2・30の今の安定感なら、4個目、5個目もすぐに手にできるはずだ。 (柏村翔)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ヤクルト |
12 | 7 | 1 | 0.632 (↑0.021) | - (-) |
123 | 108 (+5) | 84 (+3) | 23 (+1) | 7 (+1) |
0.252 (↑0.001) | 3.930 (↑0.05) |
2 (-) |
巨人 |
11 | 7 | 0 | 0.611 (↑0.023) | 0.5 (-) |
125 | 91 (+2) | 71 (-) | 29 (+1) | 5 (-) |
0.277 (↓0.004) | 3.650 (↑0.22) |
3 (1↓) |
中日 |
10 | 8 | 0 | 0.556 (↓0.032) | 1.5 (↓1) |
125 | 79 (+3) | 59 (+5) | 17 (-) | 14 (+1) |
0.282 (-) | 3.240 (↓0.1) |
4 (-) |
DeNA |
9 | 10 | 0 | 0.474 (↓0.026) | 3 (↓1) |
124 | 75 (+2) | 76 (+9) | 22 (+2) | 4 (-) |
0.242 (↓0.003) | 3.690 (↓0.32) |
5 (1↑) |
広島 |
7 | 12 | 0 | 0.368 (↑0.035) | 5 (-) |
124 | 63 (+9) | 95 (+2) | 15 (-) | 6 (+1) |
0.220 (↑0.009) | 4.020 (↑0.11) |
5 (-) |
阪神 |
7 | 12 | 1 | 0.368 (↓0.021) | 5 (↓1) |
123 | 75 (-) | 106 (+2) | 16 (-) | 7 (-) |
0.236 (↓0.004) | 4.450 (↑0.13) |
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