日本ハム(★2対4☆)西武 =リーグ戦3回戦(2019.04.07)・東京ドーム=
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西武
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日本ハム
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勝利投手:髙橋 光成(1勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(0勝0敗1S))
敗戦投手:ハンコック(0勝1敗1S)

本塁打
【西武】外崎 修汰(2号・9回表3ラン)

  DAZN
◆西武が逆転勝ちで連勝。西武は2点ビハインドで迎えた9回表、森の適時打で1点差とする。なおも続く好機に外崎の3ランが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、先発・高橋光が8回2失点の力投で今季初勝利。敗れた日本ハムは、2番手・ハンコックが誤算で、痛い敗戦を喫した。

◆日本ハム中島卓也内野手が今季初打点を挙げた。 3回1死三塁、西武先発の高橋光が投じた初球の変化球を振り抜き、右翼線を破る適時三塁打。 「(スライダーです。真っすぐを打ちにいって引っかかった感じなんですけど、点につながってよかったです。全然打てていなかったので、少しホッとしましたね。積極的に打ちにいった結果だと思います」と話した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(26)が2試合連続の打点を挙げた。 先制した直後の3回1死三塁、先発高橋光の変化球を右前へと運ぶ適時打。前日に今季1号を放った不動のリードオフマンは「あまりいい打ち方ではなかったです。次の打席が大事です」と気を引き締めた。

◆西武外崎修汰内野手(26)が、9回に値千金の逆転3ランを放った。 1-2と追い上げ、なお1死一、三塁のチャンス。日本ハム2番手ハンコックの3球目、内角高め149キロ直球を肘をたたみながら完璧に捉え、左翼席に2戦連発となる2号3ラン。土壇場での逆転弾に、笑顔でナインとハイタッチを交わした。

◆アップルパンチ! 西武外崎修汰内野手(26)が、9回に2試合連続となる逆転2号3ランを放ち、チームに今季初の貯金を運んだ。 土壇場の9回にドラマが待っていた。森の適時打で1-2とし、なお1死一、三塁。「コンパクトに強く振ることだけを意識しました」と日本ハム・ハンコックの3球目を捉えた。青森出身の背番号「5」が右肘をギュッと絞って内角高め149キロ直球をたたくと、鋭く伸びた打球は左翼3階席に吸い込まれた。笑顔でナインとハイタッチを交わし「すごくうれしい。調子が悪いながら何とか食らいついていけている」。好調山賊打線の中で、5日まで打率1割台と低迷したが、6日の同カードで今季1号を含む3安打を放ち「メンタル的な部分は少し楽になりました」。6連戦の最終日で最高の結果を残した。 9回の守備では3アウトすべてをさばいた。昨季までは主に外野も、今季は開幕から不動の「6番二塁」。楽天に移籍した浅村の定位置で、辻監督の本職でもあった「西武のセカンド」も板についてきた。「内野手として1日1日、いい経験ができています」。攻守でチームを支えていく。【鈴木正章】

◆日本ハムが7日、西武3回戦(東京ドーム)で痛恨の逆転負けを喫した。 2点リードの9回に登板したジャスティン・ハンコック投手(28)が乱調。不安定な制球につけ込まれ、西武の新山賊打線に土壇場でひっくり返された。チームはカード勝ち越しでの勝率5割復帰が目前で消え、手痛い2カード連続の負け越しとなった。ハンコックが投げた149キロ直球は、無情の放物線を描かれた。1点差に迫られた9回1死一、三塁。西武外崎に逆転2号3ランを左翼席へたたきこまれた。「自分のミスで勝てる試合を落としてしまった」。先発有原が8回3安打無失点と、ほぼ完璧に抑えていただけに「もちろん、緊張感はあった」。プレッシャーは悪い結果となった。力みから、スライダーが制球できない。外崎にも初球からスライダーを2球続けたが、完全なボール。直球狙いに絞りやすい状況をつくった時点で、ほぼ勝負は決していた。 今季も守護神は石川直でスタートしたが、不調で5日に出場選手登録が抹消された。代役に指名されたハンコックだが、4点リードの9回に登板した5日西武戦でも1失点。この時はリードを守りきったが、登板4試合目で来日初黒星を喫した投球内容に、「スライダーのコントロールがあまりよくなく、打者有利のカウントにしてしまった。その辺を修正したい」と猛省した。 8回で117球を投げていた有原を続投するか、それともクローザーに任せるか。難しい判断の中で継投を選択した栗山監督は「いろんな理由がある」と多くは語らなかった。逃げ切っていればカード勝ち越しで勝率を5割に戻し、勢いに乗って9日からの敵地でのソフトバンク3連戦に臨めた。敗戦によって状況は一転した。シーズン最初の踏ん張りどころとなる。「みんながそろうまで、しっかりやるしかない」。まだ9試合を消化しただけだが、悪い流れは早めに断ち切りたい。【木下大輔】

◆西武高橋光成投手が今季初勝利を挙げた。8回を8安打2失点。9回の逆転で白星が転がり込み「粘って投げていれば打ってくれることが分かりました」と笑顔で打線に感謝した。 四死球は申告敬遠の1つだけ。130球を力強く投げ抜き「こういう投球ができれば、おのずと結果はついてくると思う」と納得の表情だった。

◆日本ハム有原航平投手が8回を0封も、白星はつかめなかった。6回をのぞき、毎回の11奪三振。 前回登板に続いて自責点0の快投で抑えのハンコックにつなぐも、無情にも9回に逆転され2勝目は消えた。「全体的にいい投球ができた。野球をやっていれば、こういうこともある。次も信頼して託したい」と結果を受け止めた。

◆日本ハムは1番西川遥輝外野手と9番中島卓也内野手のコンビで西武先発高橋光成投手から2点を奪った。 3回1死三塁から中島が右翼線を破る先制の適時三塁打を放つと、直後に西川が2試合連続打点となる右前適時打。今季初打点を挙げた中島は「チャンスなので初球からいこうと思った」。結果は逆転負けだったが「切り替えて、次の試合も先に点を取っていい流れでいけたら」と前を向いた。

◆ライブのため来日中の英歌手エド・シーラン(28)が、日本ハム対西武戦(東京ドーム)を観戦した。 昨年も甲子園でプロ野球を観戦するなど大の野球好きなグラミー賞歌手は、試合前に日本ハムの選手らとも交流。この日の試合では、日本ハムの選手の登場曲が全てシーランの曲で彩られた。

◆日本ハム・中島卓也内野手(28)が7日、西武3回戦(東京ドーム)に「9番・遊撃」で先発出場。三回に今季初打点となる先制の右翼線適時三塁打を放った。  1死三塁で迎えた三回の第1打席。高橋光成の初球、135キロのスライダーを捉えた。「真っすぐを打ちにいって引っかかった感じなんですけど、点に繋がって良かったです。全然打ててなかったので、少しホッとしましたね。積極的に打ちにいった結果だと思います」とコメントした。

◆日本ハムの有原が8回無失点と好投したが、救援が逆転されて2勝目はならなかった。  強打者のそろう西武打線を、球威抜群の速球と切れのある変化球をコーナーに投げ分けて散発3安打に抑え込んだ。11三振を奪い、三塁を踏ませない会心の投球だったが、九回にハンコックが打たれてチームは逆転負け。「野球をやっていればこういうこともある。次も信頼して託したい」と気丈に振る舞った。

◆日本ハムの新外国人投手のハンコックがリードを守り切れず来日初黒星を喫した。2-0の九回に登板し、外崎に逆転3ランを浴びるなど4失点。制球に苦しんでストライクを取りにいったところを狙われ「自分のミスで勝てる試合を落とした」と肩を落とした。  抑えの軸になるはずだった石川直が開幕から状態が上がらず2軍落ち。ハンコックも期待に応えられず厳しい状況に、栗山監督は「みんながそろうまでやるしかない」と渋い顔で話した。

◆5年目の高橋光が8回2失点の力投で今季初勝利。既に108球を投げていたが志願して八回も続投して抑えると、直後に外崎の逆転3ランが飛び出して白星が転がり込んだ。「粘っていたら打っていただけるんだなと、すごく感じた」。少年時代に地元の群馬から何度も足を運んだ球場での初マウンドに「またプロになった実感が湧いた」と笑みを浮かべた。

◆有原が8回無失点11奪三振と力投したが、2点リードの九回に登板したハンコック(前カブス)が外崎に逆転の3ランを浴びるなど4失点。チームは2連敗を喫した。前日に16失点で大敗するなど投手陣の台所事情は苦しい。栗山監督は「勝てなかったのは、俺の責任。しっかりやります」と自らを責めた。  8回、117球を投げて3安打無失点と好投した日本ハム・有原 「(捕手の石川亮が)うまく配球をしてくれた。しっかり真っすぐが使えたので変化球が生きた」

◆前日に4安打4打点を許した森の打席で、チームとして公式戦初の外野4人シフトを採用した。三塁・浅間が左翼の定位置付近へ移動し、3外野手は右寄りへ。シフトを敷いた3打席は二ゴロ、空振り三振、見逃し三振だった。緒方守備チーフ兼内野守備走塁コーチは「相手が(打席で)考えてくれれば。きょうはうまくいったと思う」と手応えを口にした。

◆レオ党を"ほろよい"させる西武・外崎修汰内野手(26)の"アップルパンチ"が東京ドームの左翼3階席に飛び込んだ。  「いい感じでした。スライダーが2球きて、空振りでもいいと、まっすぐに狙いを絞りました」  1点を追う九回1死一、三塁。ハンコックの149キロの直球を捉えて、今季初の逆転勝利を呼び込んだ。昨季は42度の逆転勝ちで10年ぶりの優勝をつかんだ西武。ソフトバンクを相手に開幕3連敗を喫したが、この1勝で貯金生活に突入した。  実家が青森でりんご園を営む外崎の一発は、レオ党の間で「アップルパンチ」として定着。そんな殊勲の男に、CM出演を待ち望む声が挙がっている。現在、サントリーのチューハイ「ほろよい」ブランドから、なんと「アップルパンチ」味が期間限定で発売中だ。外崎は「両親は飲んだみたいです。CM? いやいや、僕なんて...」と謙遜するが、富士大の先輩の山川も沖縄限定で「オリオンビール」のCMに出演しており、このまま「アップルパンチ」を量産すれば、奇跡のコラボが実現するかも...。  「(高橋)光成もいいピッチングをしていたので、何とか追いつきたかった。勝てると楽しい。もっと勝ちたいですね」と外崎。「ほろよい」にとどまらない。秋にはレオ党を大いに酔わせる。 (花里雄太) ★打撃復調3戦2発  思い出の地で打撃が復活した。日本代表として出場した17年秋のアジアチャンピオンシップでMVPに輝くなど、東京ドームは好相性。日本ハム3連戦の前までは打率・174と苦しんでいたが、「右に打ったら入るイメージだから好き」と3試合で2戦連発を含む12打数5安打5打点と大暴れ。辻監督も「フリー打撃もよかったし、大丈夫だな。(調子が)上がってきている」と復調を確信した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
621 0.750
(↑0.036)
-
(-)
134
(-1)
45
(+11)
29
(+1)
19
(+7)
5.000
(↑1)
0.000
(-)
2
(-)
楽天
531 0.625
(-)
1
(↓0.5)
134
(-1)
45
(+5)
27
(+5)
9
(-)
2.000
(-)
0.000
(-)
3
(-)
西武
540 0.556
(↑0.056)
1.5
(-)
134
(-1)
56
(+4)
37
(+2)
10
(+1)
10.000
(↑1
0.000
(-)
4
(-)
日本ハム
351 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
134
(-1)
29
(+2)
47
(+4)
5
(-)
2.000
(-)
0.000
(-)
5
(1↑)
ORIX
243 0.333
(-)
3
(↓0.5)
134
(-1)
22
(+5)
34
(+5)
3
(+1)
12.000
(↑3)
0.000
(-)
5
(-)
ロッテ
360 0.333
(↓0.042)
3.5
(↓1)
134
(-1)
40
(+1)
63
(+11)
18
(-)
7.000
(-)
0.000
(-)