西武(☆4対3★)DeNA =オープン戦1回戦(2019.03.23)・メットライフドーム=
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DeNA
0002000103821
西武
010100002X4710
勝利投手:増田 達至(1勝0敗1S)
敗戦投手:国吉 佑樹(0勝1敗1S)

本塁打
【DeNA】ロペス(2号・4回表2ラン)

  DAZN
◆西武は、先発・今井が6回2失点の好投。先発ローテーション入りを当確させている若手右腕が、結果を残した。対するDeNAは、ロペスが2ランを含む2安打をマーク。開幕へ向け、状態の良さをアピールした。

◆西武今井達也投手がオープン戦最終登板を上々の仕上がりで締めた。6回5安打2失点の5奪三振で、安定した投球を披露。 最速151キロと、100キロを切るカーブで緩急をつけた。4回、ロペスに2ランを浴びた1球は「高さが甘く入った」と反省。それでも、得点圏で踏ん張りを見せ「ピンチを切り抜けられるようになってきた」と手応えを得て開幕を迎える。

◆西武が誇る山賊打線が、持ち前の終盤力を発揮してDeNAにサヨナラ勝ちした。 立役者は金子侑司外野手&源田壮亮内野手の新1、2番コンビだ。1点を追う9回、代打中村の内野安打と木村の四球で1死一、二塁の好機に。金子侑が左前へ運ぶ同点適時打を放ち、2番源田が右翼線へのサヨナラ打で仕上げた。源田は「大事なところでつないでくれたので『なんとか』と思っていた」とバットで応えた。 不動の3番だった浅村が楽天へ。秋山が中軸に回り、機動力抜群の上位が生まれた。源田は「打席に行く前に、投手によって話をしている。準備ができていないということはない。(3番)秋山さんも含めて、野球の会話ができている」と話し呼吸はOKだ。昨季は7度もサヨナラ勝ちを記録し、首位を譲らない原動力となった勝負どころの攻撃力。健在ぶりを発揮した。 1、2番の2人は最終回まで無安打も「ココイチ」のひと振りを並べてひっくり返した。辻監督も「ヒットが出てホッとした。ヒットが出ないと不安になるからね」。オープン戦1試合を残し、連覇への土台ができあがった。【栗田成芳】

◆DeNA京山将弥投手の開幕ローテ入りが急浮上した。右肘の張りを訴えた飯塚に代わって先発し、4回を3安打2失点。2失策も絡んだが「チャンスだと思って投げた。満足してないけど次につながる投球だった」と話した。 ローテ再編は必至で、ラミレス監督は「全体的にかなりいいピッチング。100%決めてないけど可能性はある」。当初はドラフト1位の上茶谷や飯塚が登板する可能性があった、30日の中日戦(横浜)に抜てきする可能性もありそうだ。

◆西武の源田がサヨナラ打を放った。3-3に追い付いてなお九回1死一、二塁で右翼線へ痛烈な打球を運び、試合に終止符を打った。「変化球が入っていなかったので直球かなと思った」と狙い通りの一打だった。  八回には中前に抜けそうな楠本の打球を華麗にさばいてアウトにした。新人から2年連続でフルイニング出場を継続中。3年目のシーズンに向けて「体はちゃんと動けるようにできあがった」と仕上がりに自信を見せた。 辻監督(金子侑と源田の連続適時打でサヨナラ勝ち) 「勝負事なのでオープン戦でも勝てて良かった。(調子を落としていた)金子侑があそこで打ってほっとした」

◆DeNAの山崎康晃投手(26)が23日の西武とのオープン戦(メットライフドーム)に登板。1点リードの八回からマウンドに上がり、山川、森、外崎の中軸を三者凡退に抑えた。  キャンプを通じて取り組んできたスライダーも投じ、「きょうが一番良かったと思う。打者に考えさせる1球になるのかなと思う」と手応えを口にする。オープン戦最後の24日西武戦(同)でも登板し今季初めて連投をチェックする予定。「試合で試せることも沢山ある。いい準備をして開幕を迎えられたら」と話した。  "憧れの人"のフィナーレに、心打たれた。山崎は引退したイチロー(元大リーグ、マリナーズ)の最終戦となったアスレチックス戦(東京ドーム)をテレビ観戦。深夜の記者会見もくぎ付けになったという。  「本当に人間味あふれる会見でした。ああいう方が今後も野球界のプラスになる影響を与えていただければうれしい」としみじみ。少年時代にはイチローモデルのグラブを使っていたというヒーローの終幕を「本当に残念。一度は対戦してみたかった打者でした」と惜しんだ。

◆先発予定だった飯塚が右肘の張りを訴え、登板を回避し、緊急先発した京山が4回3安打2失点(自責1)で代役を果たした。当初は2軍で登板予定だった20歳は、「チャンスだと思って投げました。真っすぐの強さと、走者が出てからも粘り強く投げられたのは収穫」と納得顔。ラミレス監督は「全体的にいい球種の使い分けが出来ていた。ローテ入りの可能性はある」と及第点を与え、開幕ローテ入りが、確実となった。 四回に左越え2ランを放ったDeNA・ロペス 「本塁打はほぼ完璧な当たり。(オープン戦は)あと1試合あるので、しっかりプレーして準備したい」 八回に登板し、中軸を三者凡退に抑えたDeNA・山崎 「(取り組んできたスライダーは)きょうが一番良かった。相手を考えさせられる一球になるのかなと思う」

◆3年目の今井が先発し、6回5安打2失点。四回、ロペスに2ランを浴びたが、「真っすぐでファウルを打たせて変化球が生きた。そこは自分の持ち味」と手応えもつかんだ。オープン戦3試合で防御率2・12。開幕2戦目となる30日のソフトバンク戦の先発が内定した20歳右腕は、「しっかり修正して、先発の仕事ができれば」と目を輝かせた。

◆糸を引くようなライナーで、右翼手・楠本の横を抜けた。九回1死一、二塁で西武・源田壮亮内野手(26)が国吉の148キロの内角直球を捉えてサヨナラ打。「見送ればボールだったかな...。同点だったので、プレッシャーはなかった。シーズンにつなげたいですね」と控えめに喜んだ。  昨季は3番を打った浅村が楽天にFA移籍し、1番が金子侑、3番が秋山と前後の打者が代わる中、自らの2番は不動。オープン戦は打率・313をマークし「特に意識は変わらない」と自然体で好調を維持している。  遊撃守備でも昨季よりマウンドへ足を運ぶ回数が増加。「意識はしています」と内野の"リーダー"としての自覚が芽生えている。「出だしが肝心。けがをしないように開幕を迎えたい」と語る源田が、今年も攻守のキーマンだ。(花里雄太)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
843 0.667
(↓0.06)
-
(-)
64
(+2)
52
(+5)
12
(-)
7
(+1)
0.234
(-)
3.380
(↓0.07)
2
(2↑)
ORIX
952 0.643
(↑0.028)
0
(↓1)
61
(+4)
51
(+2)
11
(-)
19
(-)
0.261
(-)
2.030
(-)
2
(2↑)
ソフトバンク
950 0.643
(↑0.028)
0
(↓1)
52
(+5)
49
(+2)
13
(+1)
9
(+1)
0.251
(↑0.007)
3.430
(↑0.11)
4
(2↓)
楽天
742 0.636
(↓0.064)
0.5
(-)
59
(+3)
43
(+4)
12
(+1)
8
(-)
0.246
(↓0.007)
2.970
(↓0.11)
5
(2↓)
巨人
960 0.600
(↓0.043)
0.5
(-)
70
(+5)
61
(+8)
16
(+2)
12
(+2)
0.252
(↑0.003)
3.950
(↓0.29)
6
(-)
ロッテ
661 0.500
(↑0.045)
2
(↑1)
57
(+8)
48
(+5)
10
(+3)
13
(+1)
0.248
(↑0.013)
3.520
(↓0.12)
7
(1↑)
西武
671 0.462
(↑0.045)
2.5
(↑1)
57
(+4)
73
(+3)
8
(-)
18
(+1)
0.249
(↓0.004)
4.150
(↑0.09)
8
(1↑)
中日
792 0.438
(↑0.038)
3
(↑1)
50
(+4)
58
(+3)
10
(+1)
10
(+1)
0.214
(↑0.001)
3.020
(↑0.06)
9
(3↓)
DeNA
574 0.417
(↓0.038)
3
(-)
53
(+3)
64
(+4)
14
(+1)
5
(-)
0.251
(↓0.001)
3.640
(↑0.03)
10
(1↑)
ヤクルト
691 0.400
(↑0.043)
3.5
(↑1)
71
(+5)
77
(-)
16
(-)
19
(-)
0.255
(↑0.001)
4.300
(↑0.29)
11
(1↓)
日本ハム
363 0.333
(↓0.042)
3.5
(-)
46
(-)
45
(+5)
14
(-)
8
(-)
0.259
(↓0.015)
3.810
(↓0.12)
12
(-)
阪神
4111 0.267
(↓0.019)
5.5
(-)
47
(+2)
66
(+4)
11
(-)
16
(+1)
0.226
(↑0.004)
3.820
(↑0.13)