オリックス(☆5対1★)ヤクルト =オープン戦1回戦(2019.03.05)・大阪ドーム=
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ヤクルト
0000000101510
ORIX
00000122X51101
勝利投手:山本 由伸(1勝0敗0S)
敗戦投手:ハフ(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(1号・8回裏2ラン)

  DAZN
◆オリックスは、先発ローテーション候補のアルバースと山本が登板。アルバースが4回無失点、山本が2回無失点とそろって好投を披露した。一方のヤクルトは、先発・ブキャナンが4回無失点。開幕に向け、順調な仕上がりを見せた。

◆オリックスのアンドリュー・アルバース投手(33)が4回2安打無失点と好投した。開幕ローテーション入りが濃厚の左腕は、ヤクルトとのオープン戦に先発。直球は最速137キロながら、変化球でタイミングをずらしながら、凡打の山を築いた。「全球種の感覚を確かめることができました。肩ももう1、2段階は上げることができると思う。それ以外の精度ももう少し上げていきたい」と語った。 昨季は9勝を挙げるも、8月途中に腰痛で離脱した。今季の目標について「ケガをしないことが大きな目標。ケガをしなければ1年間いいシーズンが送れると思います」。 次戦は12日西武とのオープン戦(姫路)に先発し、70~75球で5イニング程度投げる予定。

◆オリックス新外国人のジョーイ・メネセス内野手(26)が本拠地デビュー戦で2安打1打点と奮闘した。 「3番一塁」でスタメン出場。両チーム無得点で迎えた6回1死二塁からヤクルト・ハフが投じた真ん中低めのカットボールをとらえ、左中間を破る先制の適時二塁打を放った。初回にもブキャナンの真ん中直球を左前にはじき返し、マルチ安打を記録。 「初めての京セラドームでの試合で、ヒットもタイムリーも出てくれた。いい内容、いい結果が出てよかったよ」とコメントした。

◆ヤクルトの先発ブキャナンが、シーズンへ向けて調整の順調ぶりをアピールした。 オリックス打線を相手に4回48球を投げて4安打無失点、無四球1三振。3回以外は安打で走者を出したが、持ち前の粘りで得点は許さなかった。 春季キャンプから練習しているという新球フォークを試投した。まだまだ空振りを取るところまではいかなかったが、ファウルでカウントを稼いだり、見せ球に使ったりと有効に活用。「これまで練習してきたことをマウンドで出せたと思う。順調に調整できていると思うので、このまま継続して開幕まで良い準備をしていきたい」と手応えを口にした。 ヤクルトは2人目としてマウンドに上がった新外国人マクガフも、1回1安打無失点とまずまずの投球。投のキーマン2人が、小川監督を納得させる内容を見せた。

◆オリックスドラフト2位の頓宮裕真内野手(22=亜大)が本拠地でド派手なデビュー弾を放った。 今季オープン戦初戦で、本拠地京セラドーム大阪初陣でもあったヤクルト戦に「6番三塁」でスタメン出場。2点リードの8回2死二塁だ。2ボールからの3球目。ヤクルト久保の内角直球を捉え、5階席フェンスに直撃する特大の2ランをかました。「ちょっと詰まって上がりすぎたと思ったんですけど、入って良かった」と振り返った。 ルーキーながら持ち味のパンチ力を発揮し続けている。2日の楽天との練習試合ではバットを折りながら左中間へ放り込んだ。キャンプ中は実戦12試合の出場で29打数8安打10打点、本塁打も2発放ち、結果を残した。頓宮は「まだ自信はないです。インコースの攻められ方の対応が課題。いろいろ試しながらやっていきたい」と言うが、本拠初勝利を飾った西村監督は「最後に結果を出せるというのは切り替えもできるということ」と新人の対応力に目を細めた。 三塁守備でも好プレーで投手を援護した。3回先頭の塩見の強烈なライナーに飛びつき、三直に。こちらでも、頓宮は「最初に比べたらバウンドにも合わせ方にも慣れてきた部分はあるけど、まだまだです」と気を引き締めたが、西村監督は「守備でもいいプレーをみせた。守る方も上達している」と評価。大学時代まで捕手だったがプロ入り後に内野手にコンバート。春季キャンプでは守備練習を中心に汗を流したことが結果として表れた。パンチパーマのルーキーは攻守で存在感を示した。【古財稜明】

◆ヤクルト広岡大志内野手(21)が、チーム唯一の得点をたたき出した。6回裏の守備から一塁手として登場。8回1死一塁の打席で左越え適時二塁打を放った。 試合後は「芯には当たったので、抜けてくれと思いました。少ないチャンスなので1打席、1打席必死にやるだけ。何とか仕留めようと打席に立っています」と話した。 3日の巨人戦でオープン戦2号を放っているだけに、小川監督は「相変わらず良いバッティングをしますね。(守備での)使いどころに困るね」とうれしい悲鳴をあげた。 ただ広岡は二塁到達後、相手の送球間に三塁を狙って憤死。3点を追う展開から1点を返した場面で、二塁に残っていればチャンスは継続していただけに、何とも惜しい走塁死だった。 この日は6番三塁で出場した村上も7回にけん制死。小川監督は「村上の一塁のけん制死と、あの2つはどう考えてもやっちゃいけない」と期待の大きさゆえの注文をつけることも忘れなかった。

◆オリックスの守護神増井浩俊投手(34)が今季初実戦で完全投球を披露した。 4点リードの9回に4番手で登板。最速150キロの直球と今季本格的に習得中のカーブを試し、3人でピシャリと抑えた。「全球種試してみたかった。(カーブは)今日くらいの制球を続けていけたら使えると思う」と手応え。西村監督は「ちゃんとプランを立ててここまで来ている。しっかりしたものは出してくれました」と称賛した。

◆オリックスのアンドリュー・アルバース投手(33)が5日、ヤクルトとのオープン戦(京セラ)に先発。4回を投げ、2安打無失点だった。  「オープン戦期間中は一試合一試合、状態を上げていくことが目標。全ての球種で感触を確かめることができたよ」  二回に雄平の中前打、村上の遊撃内野安打で無死一、二塁とされたが、後続を断って無失点。予定のイニングを投げ、順調な仕上がり具合を見せた。昨季はシーズン中盤に腰痛のため、戦線を離脱した助っ人だが、ここまでの調整は順調そのものだ。

◆ヤクルト・デービッド・ブキャナン投手(29)が5日、オリックスとのオープン戦(京セラ)に先発。4回4安打無失点の好投を見せた。  新球のフォークボールを織り交ぜながら6個のゴロアウトを奪った。無四球とテンポのいい投球で「これまで練習してきたことをマウンドで出せたと思う。順調に調整できていると思うので、このまま継続して開幕までにいい準備をしていきたい」と振り返った。

◆オリックスのアルバースがオープン戦初戦で4回を単打2本の無失点と好投した。昨季は9勝(2敗)を挙げながら腰痛で8月14日を最後に登板がなかった。久々の本拠地のマウンドで「シーズン途中で抜けて、その点を踏まえても興奮した」と充実感に浸った。  低めへの制球力が光り、二回無死一、二塁では西浦を二ゴロに、続く中村を遊ゴロ併殺打に仕留めた。西らが抜けて手薄になった先発陣で存在感が高まる中「全ての精度をもう少し上げたい。一年間、1軍にいれば、いいシーズンになる」と力みなく話した。

◆オリックスのドラフト2位・頓宮裕真内野手(22)=亜大=が5日、ヤクルトとのオープン戦(京セラ)に「6番・三塁」で出場した。  八回の第4打席で左中間に特大の2ランを放ち、オープン戦のチーム1号をマークした。2日の楽天戦(SOKKEN)でも美馬から左中間へ3ラン。開幕1軍を目指すルーキーが、出場2試合連続本塁打で存在感を発揮した。

◆途中出場のヤクルトの広岡が八回に適時二塁打を放ち、打力をアピールした。1死一塁で打席に入り、フルカウントからの直球を捉えると打球は左翼フェンスを直撃した。チームトップのオープン戦5打点目を挙げ「何とか食らい付いていこうという気持ち」と満足げに振り返った。  内野の複数ポジションを守れるが、現時点では控えの立場。小川監督も「使いどころに困る」と頭を悩ませる中、持ち前のパンチ力でレギュラー陣を脅かしたい広岡は「少ないチャンスなので必死にやるだけ」と前向きに話した。 ブキャナン(4回無失点) 「練習してきたことをマウンドで出せた。順調に調整できている」 ヤクルト・田畑投手コーチ(ブキャナンに) 「制球がまとまってきている」

◆オリックスのドラフト2位新人の頓宮(亜大)が自慢のパワーを見せつけ、開幕戦先発へアピールした。八回に左越えに高々と運び、オープン戦初戦で1号2ラン。「本塁打か長打を期待されていると思う。何とかヒットを打ちたくて、その結果が本塁打になって良かった」と笑った。  2ボールからの3球目だった。それまでの3打席は凡打が続いていたが、思い切りの良さを失わずに速球を仕留めた。練習前にはグラウンドを1周して雰囲気を確かめた本拠地の初試合で、ファンの大声援を浴び「うれしかった。気持ち良くプレーできた」と胸を張った。 西村監督(2回無失点の山本に) 「しっかり投げられるというところは見せてくれている」 福田(七回に適時二塁打) 「結果は良かったけれど、ボール球。あそこに手を出さなければ、出塁率が上がる」 増井(九回に登板して三者凡退) 「全球種を試すことができた。(ブルペンと)同じ投球ができたのが良かった」 メネセス(新外国人。2安打1打点) 「初めての京セラドーム大阪の試合で、いい内容、結果が出て良かった」

◆先発したアルバースは4回を無失点。順調な仕上がりを見せ「オープン戦期間中は1試合1試合、状態を上げていくことが目標。全ての球種で感触を確かめることが出来たよ」と手応えを口にした。次回は12日の西武戦(姫路)に登板予定で、開幕2カード目、4月2日のソフトバンク戦(京セラ)での先発が決定的だ。

◆途中出場の広岡が八回1死一塁で左中間フェンスを直撃する適時二塁打を放った。チーム唯一の得点をたたき出した4年目内野手は「少ないチャンスなので必死にやっていきたい」と貪欲。オープン戦は5試合で2本塁打5打点で、小川監督は「相変わらずいい打撃をしている」と評価した。

◆2番手で登板した山本は2回をゼロ封。最速152キロの直球を軸に3三振を奪った。「とにかく力を入れず、楽に投げようと思いました」。先発再転向に伴う"脱力投法"にも手応え。メキシコ代表との強化試合(9、10日、京セラ)に臨む侍ジャパンに合流するため、一時チームを離れるが、西村監督も「いつもいいものを出してくれている」と満足そうに振り返った。

◆ヤクルト投手陣の大黒柱が、順調な調整ぶりをアピールした。先発したデービッド・ブキャナン投手(29)が4回4安打無失点の好投。「これまで練習してきたことをマウンドで出せたと思う。順調に調整できていると思うので、このまま継続して、開幕まで準備していきたい」と先を見据えた。  沖縄・浦添キャンプで習得した新球のフォークボールも織り交ぜ、12アウトのうち、6つを内野ゴロで奪った。田畑投手コーチは「制球はまとまってきている。球種が1つ増えたと相手にわかれば十分」と太鼓判を押した。  来日3年目の右腕は4月2日の本拠地開幕戦(対DeNA、神宮)での先発が有力。新球の完成度をさらに上げ、万全の状態で開幕を目指す。 (横山尚杜)

◆オリックスのドラフト2位・頓宮裕真内野手(22)=亜大=が5日、ヤクルトとのオープン戦(京セラ)に「6番・三塁」で出場。八回の第4打席で左中間へ特大の2ランを放ち、オープン戦のチーム1号をマークした。強打のルーキーが開幕スタメンへまた1歩近づいた。  豪快なアーチに、誰もが目を奪われた。滞空時間の長い白球が、左中間5階席まで届く。強打が武器の頓宮が、オープン戦チーム1号だ。  「ちょっと詰まって(打球が)上がりすぎたと思ったんですけど、入って良かったです。(ダイヤモンドを一周したときは)うれしかったです」  八回2死二塁。それまで3打席凡退していたルーキーの第4打席だった。カウント2-0からヤクルト久保が投じた136キロの直球をフルスイング。白球は大きな放物線を描き、左中間スタンドに飛び込んだ。2日の楽天戦(SOKKEN)でも左中間へ3ラン。出場2試合連続アーチに、西村監督も「あそこまでヒットは出なかったけど、気持ちを切り替えて最後にああやって出せる。さすが」とご満悦だ。  大学までは捕手専門だったが、プロ入り後、三塁に挑戦。まだまだ練習中だが、この日は三塁守備でも好プレーを披露。三回、塩見の放ったライナー性の打球に飛びついた。指揮官も「打つ方はいいものを見せてくれているが、守る方も上達している」とたたえ、三塁手での開幕スタメンについても「本人もそこを目標にやっている。しっかりしたものを見せてくれている」と高く評価した。  京セラドームは初体験。この日は午前11時半に球場入りしてグラウンドを一周し「スタンドとかも見たことなかったので」と本拠地となる球場の雰囲気を体感した。本人は「まだ自信はないです」と謙遜するが、大学日本代表で4番を務めたルーキーがスタメンに名を連ねれば、オリックス打線はさらに強力になる。パンチパーマがトレードマークの若者が、レギュラー争いに殴り込みをかける。 (西垣戸理大)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ロッテ
200 1.000
(-)
-
(-)
12
(-)
4
(-)
0
(-)
6
(-)
0.303
(-)
2.000
(-)
1
(-)
楽天
200 1.000
(-)
0
(-)
14
(-)
6
(-)
5
(-)
0
(-)
0.303
(-)
2.500
(-)
1
(-)
ORIX
100 1.000
(-)
0
(-)
5
(-)
1
(-)
1
(-)
1
(-)
0.355
(-)
1.000
(-)
1
(-)
広島
301 1.000
(-)
0
(-)
24
(+4)
10
(+1)
4
(+2)
0
(-)
0.298
(↓0.021)
2.500
(↑0.5)
5
(4↓)
ソフトバンク
210 0.667
(↓0.333)
1
(↓1)
11
(+3)
13
(+11)
3
(+1)
2
(+2)
0.236
(↑0.008)
4.330
(↓3.33)
6
(1↓)
DeNA
112 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
13
(-)
14
(-)
3
(-)
3
(-)
0.246
(-)
3.090
(-)
6
(1↓)
日本ハム
111 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
8
(-)
4
(-)
3
(-)
1
(-)
0.240
(-)
1.040
(-)
8
(3↓)
巨人
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
14
(+1)
22
(+4)
4
(-)
3
(+1)
0.236
(↓0.014)
4.300
(↓0.05)
8
(3↓)
ヤクルト
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
22
(+1)
23
(+5)
8
(-)
5
(-)
0.253
(↓0.018)
4.360
(↑0.22)
10
(-)
西武
120 0.333
(↑0.333)
2
(-)
16
(+11)
19
(+3)
3
(+2)
1
(-)
0.262
(↑0.038)
4.330
(↑0.67)
11
(2↓)
中日
130 0.250
(-)
2.5
(↓0.5)
12
(-)
22
(-)
1
(-)
2
(-)
0.207
(-)
5.500
(-)
12
(2↓)
阪神
040 0.000
(-)
3.5
(↓0.5)
7
(-)
20
(-)
3
(-)
3
(-)
0.200
(-)
5.630
(-)