DeNA(☆5対3★)中日 =リーグ戦21回戦・横浜スタジアム=
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中日
00011 0001 380
DeNA
11000 012× 5100
勝利投手:石田 健大(3勝7敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(2勝4敗27S))
敗戦投手:ガルシア(12勝7敗0S)
  DAZN
◆DeNAは2-2で迎えた7回裏、嶺井がソロを放ち、勝ち越しに成功する。続く8回には、無死一塁からソトの2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、3番手・石田が今季3勝目。敗れた中日は、5回に大島の適時打で同点とするも、先発・ガルシアが一発に泣いた。

◆8月の中日ダヤン・ビシエド内野手(29)は22試合で41安打。セ・リーグの月間最多安打記録は13年8月村田(巨人)の46本だが、中日では54年8月西沢、64年8月高木守の42本が最多。2リーグ制後の球団記録へあと1本。

◆DeNA嶺井博希捕手が、勝ち越しアーチで連敗を止めた。 2-2で迎えた7回2死からカウント3-0で、ベンチから「打て」のサイン。1スイング目は空振りしたが、続く144キロのど真ん中への直球をとらえた。打った瞬間、バットを大きく投げ飛ばす手応え。バックスクリーン左に運ぶ4号勝ち越しソロ本塁打となった。「打率が低いので甘い球を狙っていた。ガルシアはいい投手なのでどんどん積極的にいこうと。(バットは)いつも投げてます」。 扇の要としても、先発、中継ぎ、抑えまで5人のリレーを好リード。攻守にわたる活躍でチームの連敗を2で止め、順位を5位に浮上させた。

◆DeNA石田健大が中継ぎ転向直後に、勝利投手となった。 2-2の接戦の展開で、6回からマウンドを託された。まずは下位打線を3者連続三振。続く7回、先頭の平田をチェンジアップで三ゴロに打ち取った。京田を中飛、最後は大島を再びチェンジアップで空振り三振。2回無安打4三振と、パーフェクトの内容で7回勝ち越しの流れをつくった。26日ヤクルト戦前の神宮球場で、アレックス・ラミレス監督から直接配置転換を伝えられていた。「今、100%投げられるのは中継ぎじゃないか?」と言われ、転向を受け入れた。 お立ち台では「しんどい日が続いていたが、これだけの声援の中、マウンドで投げることは幸せ。少しでもチームの力になって、一員となれるように頑張ります!」と、ファンと約束した。

◆中日ダヤン・ビシエド外野手(29)が大記録に肉迫している。28日のDeNA戦で2安打を放ち8月の月間安打数を「43」にした。これで中日では54年8月の西沢道夫、64年8月の高木守道が記録していた「42」の球団記録を54年ぶりに更新。「これまでたくさんの選手がいる中で(記録を)残せてうれしい。記録のことは全然知らなかった」。敗戦の中での更新だっただけにビシエドは表情を緩めず答えた。 外国人の月間安打記録は86年8月のクロマティ(巨人)の45で、リーグ記録は13年8月の村田修一(巨人)の46だ。そして2リーグ制後、最多記録のイチロー(オリックス)の96年8月の48。「(イチローの記録は)考えず、1日1日準備する。結果はどうなるかわからないが、明日からまた一生懸命がんばる」とビシエド。8月は残り3試合もある。竜の主砲が球史に名前を刻む可能性が出てきた。

◆中日ビシエドが2安打で8月の安打数を「43」とし、西沢道夫、高木守道の月間安打球団記録を更新した。「(記録は)全然知らなかった。たくさん選手がいる中で残せたのはうれしい。明日もまた一生懸命がんばる」。 外国人の月間最多安打記録はクロマティ(巨人)の45で、リーグ記録は村田修一(巨人)の46。8月残り3試合。2リーグ制後、最多記録のイチロー(オリックス)の96年8月の48などの更新も視野に入れた。

◆中日ガルシアが7回3失点で7敗目を喫した。 7回に7番嶺井に痛恨の決勝ソロを許した。「全力で頑張って投げたが、7回に打たれた本塁打はとても悔しい。それまではなんとか粘ることができた」。試合はつくったが、森監督は「何度も言うが、打たれちゃいけないところで打たれている」と苦言を呈した。カード初戦を落とし、最下位に転落した。

◆DeNAのソトが得意のガルシアから一回に先制ソロを放った。来日1年目の両者。試合前までの対戦成績は、ソトが8打数6安打、3本塁打と打ち込んでいる。スライダーを捉えた打球は「感触はそこまで良くなかった」と言うが、相性の良さを示すように左翼席へと吸い込まれた。  ソトは八回にも福谷から2ランを放ち、8月だけで11発。メジャーでの実績がなく、推定年俸3500万円で獲得しながら、出場77試合で27号と大当たりの新戦力となっている。

◆DeNAが競り勝ち、中日と入れ替わって5位浮上。同点の七回に嶺井のソロで勝ち越し、八回はソトのこの試合2本目となる27号2ランで加点した。好救援の石田が3勝目。中日のガルシアは終盤に球威が落ち、嶺井に一発を浴びた。

◆開幕投手の意地が、快勝を呼び込んだ。2-2同点の六回。3番手でマウンドに上がったのは石田。福田を136キロチェンジアップで空振り三振に取ると、松井雅はスライダーで空振り三振。ガルシアは簡単に見逃し三振と、打者3人を15球で3三振に斬った。  七回も3者凡退に抑え、2回を無安打4奪三振。味方の反撃を呼び込み3勝目の白星がついた左腕は「結果がついてきたというのは自分の自信にもつながると思う。前半戦迷惑をかけた分、1イニングでも多く補うことができれば」と思いをかみしめた。  この日から1軍昇格したが、先発としてではなく、中継ぎへ配置転換。球宴前にも調整登板で中継ぎを経験しており、ラミレス監督の「今大切なのは個人的なことより、いかにチームに貢献してもらうかだ」との言葉に背中を押された。  中継ぎ陣の調整の難しさなどを近くで見るにつけ「中で投げなければ分からないことも見えてきた。4年目にしてそういう勉強ができているのは自分にとってプラスだと思う」と捉えているという。  チームの勝利が決まり、真っ先に石田の肩を抱き祝福したのは筒香だった。開幕から不調に苦しみ結果が出ないときに、常に叱咤激励してくれた存在。「どんなときも一番に言葉をかけてくれていた。"任されたところでしっかりやるだけだ"と言われた(筒香の)言葉を持って、これからの先のマウンドも上がれれば」と石田は感謝を口にする。  ラミレス監督は今後の起用法について「状態が良ければ先発というのもないとは言い切れない。しかしリリーフだと直球も149キロを連発しているし、4三振といい投球をする。しばらくはリリーフでいくのかなと思う」と含みを持たせた。  2年連続開幕投手をつとめた左腕にとってしばらく慣れないマウンドは続く。「いい結果を残せていないなかでも声援のなかで投げささせていただけるのは幸せなこと」と石田。CS圏内の3位・巨人まで4ゲーム差。感謝の思いを胸にチームのために奮投を続ける。

◆この日1軍に昇格した石田が同点の六回から中継ぎで登板し、2回を無安打投球。3者連続を含む4三振を奪った。七回に嶺井の勝ち越し弾が出て3勝目(7敗)を挙げ「前半戦迷惑をかけた分、少しでも補うことができれば」。2年連続開幕投手を務めた左腕の今後の起用について、ラミレス監督は「状態が良ければ先発がないとも言い切れないが、当面はリリーフで行くのかなという感じ」と含みを持たせた。

◆ビシエドが五回に二塁打、八回に中前打を放って月間安打を「43」とし、西沢道夫(1954年8月)、高木守道(64年8月)の球団記録「42」を塗り替えた。96年8月にイチロー(オリックス)がマークした48安打に、残り3試合で5本と迫ったが「記録のことは考えず、一日一日しっかり集中していきたい」。チームは敗れて再び最下位転落。4戦連続のマルチ安打にも笑顔はなかった。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
664420.6
(↑0.004)
M21
(-)
31581
(+10)
507
(+5)
148
(+1)
71
(+4)
0.269
(↑0.002)
4.15
(↓0.01)
2
(-)
ヤクルト
555510.5
(↑0.005)
11
(-)
32522
(+1)
537
(-)
106
(-)
62
(+1)
0.269
(↓0.001)
4.42
(↑0.04)
3
(-)
巨人
576020.487
(↓0.004)
12.5
(↓1)
24527
(+5)
485
(+10)
122
(+2)
53
(-)
0.26
(↓0.001)
3.89
(↓0.04)
4
(-)
阪神
505710.467
(↓0.005)
14.5
(↓1)
35421
(-)
475
(+1)
66
(-)
51
(-)
0.25
(-)
4.01
(↑0.03)
5
(↑1)
DeNA
506120.45
(↑0.005)
16.5
(-)
30451
(+5)
525
(+3)
141
(+3)
62
(-)
0.252
(-)
4.33
(↑0.01)
6
(↓1)
中日
526410.448
(↓0.004)
17
(↓1)
26485
(+3)
522
(+5)
77
(-)
51
(-)
0.264
(-)
4.31
(↓0.01)