楽天(☆3対2★)ロッテ =リーグ戦16回戦・楽天宮城球場=
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ロッテ
00010 0100 242
楽天
20000 001× 370
勝利投手:青山 浩二(3勝1敗0S)
(セーブ:ハーマン(2勝1敗17S))
敗戦投手:松永 昂大(2勝2敗0S)
  DAZN
◆楽天は初回、島内と銀次の適時打が飛び出し、幸先良く2点を先制する。同点とされて迎えた8回裏には、枡田の安打に相手失策が絡み、勝ち越し点を挙げた。投げては、3番手・青山が今季3勝目。敗れたロッテは、最終回に一打逆転の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテは先発のマイク・ボルシンガーが2回の投球練習中に右手薬指と小指に力が入らなくなり、大事を取って降板。替わってマウンドに上がった左腕チェン・グァンユウが5回2安打無失点と好投した。  チェンは2回こそペゲーロと西巻に連続安打を打たれて1死一、二塁とされたが、田中を三-二-一の併殺に仕留めてピンチ脱出。3~6回は島内に1四球を与えただけで無安打無失点とほぼ完璧な投球をみせた。  「1イニング目は緊張したけど、2イニング目から落ち着きました。でもチャンスがもらえて良かった」。17日には故郷台湾で第1子女児が誕生したばかりで、父親になって最初の登板での好投に「すごくうれしいです」と笑顔をみせた。

◆楽天田中が「ひょっこり」顔をのぞかせた。同点の8回1死三塁。ロッテ加藤の一ゴロを捕球した今江は三塁方向へ走り、三本間で走者の田村を挟んだ。三塁手ウィーラーへ送り、タッチアウト。2死から抜け目のなさを発揮した。  ウィーラーは二塁へ送球した。そこには、いるはずのない「中堅手」田中が...ギリギリまで存在を消しながら、猛ダッシュでベースカバーに入り打者走者の加藤をタッチアウトとした。極めてレアな「3-5-8」の併殺完成で勝ち越しを許さず、平石監督代行を「よく少年野球とかでは見た。田中はよく野球を考えている選手」と言わしめた。  田中は「もちろん野球人生で初めて。たまたまですよ」と謙遜したが「送球がそれたら1点。でも(加藤が)オーバーランしていたので、行くしかないと思った」と賢明な状況判断が生きた。ウィーラーも「田中が手を上げているのは分かっていた」と絶対的な確信を持って託した。  田中は、走塁でも冷静に判断した。その裏。四球で出塁すると、2死二塁から枡田の右前打で三塁に進塁。右翼からの送球を捕手田村が後逸した姿を確認すると、本塁へ猛ダッシュし勝ち越しホームを陥れた。「8回は存在感消していましたから」と笑うが「ひょっこりはん」と言わんばかりに試合の流れを変えてみせた。【栗田尚樹】

◆今季13勝を挙げているロッテ・ボルシンガーが突然降板した。  初回に4安打を浴びて2失点した右腕は、2回裏に投球練習をしている際、右手の異常を訴えてベンチに下がり、そのままチェンと交代した。「右手の薬指と小指に力が入らなかった。こういう形で降板してチームに迷惑をかけてしまい申し訳ない」。小林投手コーチによると、試合後は手の力も戻ったそうで、今後については様子を見て決める。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(30)が18日、楽天戦(楽天生命)の二回に緊急降板した。  この日は一回に先頭打者から3連打を許すなど2失点。二回は投球練習を始めてすぐに不調を訴えベンチに下がり、そのまま交代となった。「右手の薬指と小指に力が入らなかった。こういう形で降板してチームに迷惑を掛けてしまい申し訳ない」と話した。アイシングなどで対処し様子をみるという。二回からはチェンが登板した。  ボルシンガーはここまで両リーグトップの13勝を挙げている。

◆楽天は2-2の八回2死二塁で枡田が右前打を放ち、その返球が乱れる間に三塁で止まっていた田中が生還した。新人の近藤が切れのある球で6回1失点と試合をつくった。ロッテは八回の攻守でまずいプレーが出て3連勝を逃した。

◆楽天の島内が0-0の一回無死一、三塁で左前へ適時打を放った。ボルシンガーの直球をきっちり捉えて18試合ぶりの打点を挙げ「最近タイムリーを打っていなかったので、しっかり走者をかえせて良かった」と喜んだ。  打点からは遠ざかっていたが、この一打で13試合連続安打と好調を保っており「しっかり甘い球を仕留められている」という。競り合いを制し「勝つのはでかい。チームも波に乗っていける」とうなずいた。 銀次(一回に適時打) 「食らいついた。自分も流れに乗れた」

◆ロッテが同点の八回に攻守でミスを連発した。表の攻めでは1死三塁を迎えたが、三塁走者の田村がゴロで飛び出して挟殺に。さらに打者走者の加藤も油断して二塁でタッチアウトとなり、好機を生かせなかった。  直後の守備では2死二塁で右前打を打たれ、右翼手の岡は本塁に返球。二塁走者は三塁で止まっていたが、田村が後逸して勝ち越し点を与えた。井口監督は「目に砂が入ったらしいが何としても(球を)抑えないといけない。自分たちで勝利を手放している」とあきれ顔だった。 チェン(二回から緊急登板し5回無失点) 「久しぶりの登板だったし、1イニング目は緊張した。いい守備をしてもらって無失点で切り抜け、次の回からは落ち着いた」

◆2-2で迎えた八回一死から田村が三塁打を放ったが、続く加藤の一ゴロで飛び出して挟殺された。さらに二塁へ進んでいた加藤も離塁してタッチアウトになり併殺。その裏に送球ミスが出て勝ち越された。井口監督は「相手がくれたチャンスを自分たちで手放した」と怒り心頭。先発のボルシンガーが1回で降板するアクシデントもあり、後味の悪い試合となった。

◆D1位・近藤(岡山商大)が3度目の先発で最長となる6回を3安打1失点と好投した。プロ初勝利こそ逃したが、無四球の71球で勝利に貢献し「直球とフォークが良かった。何とか6回を投げ切ることができた」と息をついた。チームは敗れると、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消えていた。平石監督代行は「十分過ぎる内容」とたたえた。 一回に自身18試合ぶりの打点を挙げた楽天・島内 「勝つのはでかい。チームも波に乗っていける」

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(30)が18日、楽天16回戦に先発したが、1回で降板した。二回の投球練習中に不調を訴え、そのまま交代。「右手の小指に力が入らなかった。こういう形で降板してチームに迷惑をかけてしまい、申し訳ない」とコメントした。  この日はアイシングなどで様子をみるにとどめ、週明けに検査を受ける予定。小林雅英投手コーチは「しびれのようなものがあったようだ。降板後は普通に力が入ると話していた」と語った。ボルシンガーは、ここまで両リーグトップの13勝(2敗)を挙げている。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
624120.602
(↑0.004)
0
(-)
38587
(+7)
492
(+6)
149
(+2)
105
(+1)
0.273
(-)
4.32
(↓0.01)
2
(-)
日ハム
574720.548
(↓0.005)
5.5
(↓1)
37458
(+6)
429
(+7)
116
(-)
69
(-)
0.25
(-)
3.71
(↓0.04)
3
(-)
福岡
524910.515
(↑0.005)
9
(-)
41462
(+7)
436
(+2)
146
(-)
63
(+1)
0.26
(-)
4.11
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
485230.48
(↓0.005)
12.5
(↓1)
40397
(+2)
418
(+3)
50
(-)
96
(+1)
0.253
(-)
3.73
(↑0.01)
5
(-)
ORIX
495550.471
(↓0.005)
13.5
(↓1)
34402
(+2)
434
(+7)
81
(+1)
71
(-)
0.238
(↓0.001)
3.7
(↓0.02)
6
(-)
楽天
465920.438
(↑0.005)
17
(-)
36383
(+3)
416
(+2)
96
(-)
52
(+1)
0.242
(-)
3.63
(↑0.01)