123456789
広島
33202 1200 13161
ヤクルト
01000 0510 791
勝利投手:九里 亜蓮(5勝3敗0S)
敗戦投手:ブキャナン(8勝7敗0S)
◆広島は初回、鈴木の3ランで先制すると、続く2回表には丸のソロなどで3点を追加した。その後も田中と菊池の2者連続本塁打が飛び出すなど一発攻勢で得点を重ね、終わってみれば、16安打で13得点を挙げた。投げては、先発・九里が今季5勝目。敗れたヤクルトは、投手陣が崩壊した。

◆ヤクルト山田哲人内野手が、球団新記録となる10試合連続打点を決めた。  2-13の7回2死一、三塁で、広島九里から中堅に適時二塁打。「とにかく、走者をかえすことだけを考えて打席に入りました」と語った。1打席目には安打を放っており、連続試合安打は11に伸ばした。

◆広島鈴木誠也外野手(23)が1回に先制の15号3ランを放った。  1回1死一、三塁から4番鈴木はヤクルト先発ブキャナンの直球を捉え、ライナーで左翼席に突き刺した。「自分のスイングでしっかり捉えることが出来ました。初回にいい形で先制点を取ることができて良かったです」。チームにとって7試合連続となる先制攻撃で試合の主導権を奪った。

◆フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演する元サッカー日本代表でタレントの前園真聖が、始球式で計測不能の剛速球!? を披露した。   現役時代にも背負った「7」の背番号が入ったヤクルトのユニホームを着て、リフティングをしながら登場。ヤクルトの球団マスコットつば九郎にファウルで倒されたものの、すぐに立ち上がり、落ち着いたマウンドへ向かった。  三塁、一塁の両ベンチに一礼し、りりしい表情で投球動作へ。やや山なりの直球を高めにノーバウンド投球。捕手のミットにボールが収まると、球速を確認するために電光掲示板に目を向けたが、表示はまさかの「計測不能」だった。それでも前園がガッツポーズを決めると、場内から大きな拍手と歓声が起きた。

◆序盤に試合は決した。ヤクルトは1回に広島鈴木に先制3ランを献上。2回には丸のソロなどで3失点で、あっという間に6点のリードを許した。その後も着実に加点され、終わってみれば13年8月2日広島戦以来、5シーズンぶりの1試合6被本塁打で13失点を喫した。  7連勝後に3連敗で、対広島では5連敗。3位に転落し、小川淳司監督は「コメントのしようがない。あれだけ点を取られると。とにかくまんべんなく取られた。力の差をまざまざと感じさせられる試合だった。これだけ完璧に打たれたら何とも言いようがない」と厳しい表情。打線が7回に5点、8回に1点と粘りを見せたことには「明日につなげてほしい」と語った。

◆ヤクルト山田哲人内野手が、球団新記録となる10試合連続打点を決めた。  2-13の7回2死一、三塁で、広島九里から中堅に適時二塁打。「とにかく、走者をかえすことだけを考えて打席に入りました」とコメントした。  この日は5打数2安打1打点で、連続試合安打は11に更新。それでもチームが3連敗を喫したことで「(新記録は)特に何も思わない。負けたのが悔しい。調子は普通です」と言葉少なに、クラブハウスへと引き揚げた。

◆広島が、優勝マジック点灯に王手をかけた。ヤクルト14回戦(神宮)で強力打線が6本塁打と爆発。4番鈴木誠也外野手(23)は1回に先制15号3ランを放つと、7回にダメ押しの16号2ランをたたき込んだ。2回には丸佳浩外野手(29)が22号ソロ。3回には「タナキク連弾」が飛び出すなど13得点と圧勝した。広島の過去の最速優勝マジック点灯日は昨年の8月8日だったが、今日2日に勝てば球団史上最速点灯となる。  神宮花火ナイターが行われる5回裏終了を待たず、広島打線の花火大会が、ドッカンドカンと開演した。打線に火をつけたのは、4番鈴木のバットだった。1回1死一、三塁。カウント3-1から中に入ったカットボールを捉えた打球は左翼席に突き刺さった。2回には二塁打、3回には右前打。広角に打ち分け、サイクル安打に王手をかけたが、5回の第4打席は二塁打。7回の打席は、打球を高々と舞い上がらせ、バックスクリーンに放り込んだ。「サイクル超え」の5安打7打点の活躍だ。  今季は右足首手術から復帰。開幕直後には下半身の張りで離脱し、後半戦も自打球を受けて欠場したこともあった。「今年は数字なんて気にしてない。チームが勝てれば、それでいい」。個人タイトルよりも、昨年できなかった優勝決定試合でプレーしたいという一心だ。昨季終盤の戦いを病室で見た苦い記憶は今も鮮明に残る。昨年の打率3割、26本塁打、90打点の好成績も、何の慰めにもならなかった。「8月は苦しい戦いになる。昨年僕はケガをしてしまった。こういう暑い日は点を数多く取らないといけない」。優勝に貢献することで報われると信じている。  鈴木の思いに呼応するように、打線が快音を連ねた。2回に丸がソロ。勢いはとどまるところを知らず、3回には代わった星からも、田中と菊池の連弾。6回にはバティ弾も飛び出した。そして7回の鈴木の2発目...。緒方監督(写真)は「(サイクル安打を)狙って欲しかったけど、最後に本塁打で締めてくれたね」とたたえた。  たくましくなった鈴木にけん引され、4月24日に首位に立ってからセ・リーグの2位球団に13勝1敗。今日2日、ヤクルトに勝てば優勝マジックが点灯する。緒方監督は「戦っている我々には関係ない」と意に介さず、監督通算300勝に王手となる299勝も興味を示さない。3連覇を目指す緒方広島にとって、次の1勝はあくまでも通過点。頂点にたどりつくまで、歩みは止めない。【前原淳】
 ▼広島がヤクルトに連勝し、今日にも優勝マジックが点灯する。広島がヤクルト戦に○でM42、ヤクルト戦に△の場合は、DeNAが△か●でM43が出る。昨年の8月8日を抜いて球団最速M点灯日となるか。

◆広島がヤクルト14回戦(神宮)で強力打線が6本塁打と爆発。4番鈴木誠也外野手(23)は1回に先制15号3ランを放つと、7回にダメ押しの16号2ランをたたき込んだ。2回には丸佳浩外野手(29)が22号ソロ。3回には「タナキク連弾」が飛び出すなど13得点と圧勝した。  ▼広島は13年8月2日ヤクルト戦以来の6本塁打。今季の広島は5本塁打が4度あり、5本以上は5度目になる。1試合5本塁打以上をシーズンに5度以上記録したチームは10年に阪神が6度、巨人が5度マークして以来で、広島にとっては95年に並ぶ球団タイ記録だ。5本塁打以上の最多回数は80年近鉄の8度だが、セ・リーグでは10年阪神の6度。セ・リーグ記録へあと1度に迫った。

◆リーグ最多114本塁打。広島打線の強みはやはり伝統の練習量にある。本拠地では午後6時開始のナイター試合では正午までにほぼ全選手が球場入り。各自でストレッチやウエートトレーニング、打撃練習などを行う。最近の猛暑で屋外の早出練習は行っていないが、選手は各自で球場内ブルペンでマシン打撃を行うなど、自主的に振り込んでいる。  遠征先では昼時に若手中心が集まり素振りを行う。そこには丸や田中だけでなく、バティスタやメヒアの姿もある。29歳の丸は「まだ特別扱いされる年齢じゃないですからね」とサラリという。タナキクマル世代もまだ20代。主力が率先して練習を行う姿も、チームに好影響を与えているといえる。  首脳陣も、やみくもに長時間やらせるだけではない。25年ぶり優勝の一昨年から試合のない日などは積極的に休養を設けている。それまでは無休も珍しくなかったが、東出コーチは「日ごろしっかりやらせているからメリハリをつけないと」と選手の気持ちを理解する。加えてレベルの高い選手たちによるチーム内競争もまた、強力打線をつくり上げている。【広島担当=前原淳】

◆マジック王手!! 広島が6発を含む16安打13得点でヤクルトに大勝した。連勝で貯金は今季最多18とし、2位とのゲーム差を最大10・5ゲーム差に広げた。緒方孝市監督(49)にとっては監督通算299勝。300勝のメモリアル勝利にも王手をかけた。今日2日に勝てば、球団最速の優勝マジック点灯となる。  目の前に迫ったマジック点灯の前祝いのように、6本の花火を神宮の夜空に打ち上げた。広島打線をけん引する中軸のそろい踏みで序盤3回までに8得点を奪うと、その後も攻撃の手を緩めず燕投手陣を打ち崩した。今日2日、ヤクルトに勝てば優勝マジックが点灯する。同時に緒方監督にとっては球団史上5人目の通算300勝到達となる。  緒方監督 効果的に点を取ってくれた。今日は打線でしょう。甘い球、失投を見逃さずに捉えられている。集中力を持って打席に入れている証拠。続けて欲しい。  就任してから種をまき、水を与え、成長を続ける選手の姿に目を細める。チームの柱に据えたタナキクマルは大きな柱となり、中軸を託した鈴木も4番が似合う打者となった。「ポジションを与えようなんて思っていない。結果を残さなければ代える」。厳しく見守ってきた若き4番はこの日、5安打7打点で打線をけん引。打率を3割1分6厘まで上げ、16本塁打、58打点と文句のつけようのない成績を残している。 弾丸ライナーのソロを含む複数安打複数打点で「恐怖の6番」と化したバティスタも指揮官が期待を寄せてきた1人。まだ育成選手だった一昨年春のオープン戦から積極的に実戦起用。経験を積ませたことで、早く日本球界に順応した。 バティスタを含め、カープアカデミー出のドミニカ共和国出身選手が外国人4枠のうち、3人を占める。ヤクルト3連戦を前にした7月30日にはドミニカ3選手とクレート通訳を食事に誘い、労をねぎらうとともに、今後の成長にも期待の言葉を送った。「育てながら勝つ」を実践し続ける。 今日にもマジックが点灯するが、緒方監督は「戦っている我々には関係ない」と一蹴する。ただ、一昨年に25年ぶり優勝で花を咲かせたチームは、さらに2年の月日をへて、幹を太くした。さらに大きな花を咲かせる瞬間は、もうすぐだ。【前原淳】
 ▼広島がヤクルトに連勝し、今日にも優勝マジックが点灯する。広島がヤクルト戦に○でM42、ヤクルト戦に△の場合は、DeNAが△か●でM43が出る。昨年の8月8日を抜いて球団最速M点灯日となるか。

◆ヤクルトはブキャナン、広島は九里が先発した。広島は一回、一死一、三塁から鈴木の左越え15号3ランで先制した。二回は二死から丸が左越えに22号ソロ。鈴木が左前二塁打を放つと、松山が左越えに適時二塁打、バティスタが右前適時打で続き、計3点を挙げた。  ヤクルトは二回、二死から中村が左越えに4号ソロを放ち、1点を返した。広島は三回、ヤクルト2番手・星に対し、一死から田中が右越えに8号ソロ。菊池が左越えに10号ソロで続いて8-1とした。

◆ヤクルトのブキャナンは来日2年目で最短となる2回、6失点でKOされ7敗目を喫した。チームは3位に転落。「もっと長い回を投げたかった。だが、野球にはこういう試合もある」とうつむいた。  制球が不安定だった。一回一死一、三塁では鈴木への5球目のカットボールが真ん中に入り、左越えの3ランを許した。二回も2死走者なしで丸に浮いたカットボールを左翼席に運ばれるなど3点を失った。

◆広島が6本塁打を含む16安打で13点を奪った。鈴木が一回に先制3ランを放つと五回に2点二塁打、七回には16号2ランと打線をけん引した。九里が七回途中まで6失点で5勝目を挙げた。ヤクルトは反撃が遅く3連敗を喫した。

◆ヤクルトの山田哲が七回に適時二塁打を放ち、球団新記録の10試合連続打点をマークした。1997年の池山、2003年のラミレス、14年の川端を抜いた。  九里の速球を左中間へはじき返した。13-2と大量リードされた場面での一打に「特に何も思わない。チームが負けているので。いいことは続けていきたい」と淡々。一回に11試合連続安打となる右前打を放ち、3試合連続複数安打と大敗の中でも好調を維持した。 バレンティン(七回にリーグ単独トップとなる25号3ラン) 「みんなでつないでくれたから何とかしたかった」 小川監督(序盤で大量リードを奪われ) 「力の差をまざまざと感じさせられた試合だった。あれだけ完璧に打たれたら、何とも言いようがない」 ヤクルト・田畑投手コーチ(ブキャナンに) 「悪かったね。ストライクが先行できず、苦し紛れの球が高かった」

◆広島は今季最多の6本塁打で大勝した。緒方監督は「甘い球を見逃さずにしっかり捉えた結果。集中力を持って各打者が打席に入れている」と目を細めた。2日のヤクルト戦に勝つか、引き分けてもDeNAが負けるか引き分ければ、昨季の8月8日を上回るスピードで優勝へのマジックナンバーが初点灯する。  1番から4番の自慢の上位打線で5発。二回に22号ソロを放った丸は「一回に(鈴木)誠也が打ってくれて乗っていきやすかった。それぞれがいい準備をしている証拠」と満足そうに話した。

◆球団新記録にも笑顔はなかった。七回二死一、三塁、カウント2-2から、ヤクルト・山田哲人内野手(26)が広島・九里の内角高め直球を振り抜いた打球は、左中間で弾む適時二塁打となった。  「ランナーをかえすことだけを考えていた。(新記録については)特に何も思わない。チームが負けたことが悔しい」  7月20日の中日戦(神宮)から続く連続打点を球団新記録の10試合に伸ばした。山田哲は「良いことは続けていきたい」と懸命に前を向いた。  投手陣が被安打16、13失点と崩れて3連敗。対広島5連敗で3位に後退した。「力の差をまざまざと感じさせられた試合」と小川監督。悔しさを反発力に変えるしかない。 (長崎右) データBOX  ヤクルト・山田哲が10試合連続打点。1997年7-8月に池山隆寛、2003年4月にラミレス、14年8月に川端慎吾がマークした9試合連続を抜き、球団新記録を打ち立てた。プロ野球で10試合連続に到達したのは、2011年9月の中日・谷繁元信以来7年ぶり17人目。

◆4番が打線を活気づけた。広島・鈴木が2本塁打を含む5安打を放ち、6年目で自己最多となる7打点をマーク。2日にも球団初のセ・リーグ3連覇へのマジックナンバーが点灯する状況にチームを導いた。  「ちょっと出来過ぎだけど、ファンの皆さんが喜んでくれたらそれでいい」と満足感に浸った。  一回一死一、三塁、3ボール1ストライクから直球を迷わず振り抜くと、打球は弾丸ライナーで左翼席へ飛び込んだ。  「感触が良かったので、打球は見ていなかった」  打った瞬間、ホームランと確信するほどの一発が、固め打ちにつながった。  二回に二塁打、三回に右前打をマークし、序盤で三塁打を打てばサイクル安打に迫る。8-1の五回二死一、二塁では右翼線へ2点二塁打を放ち、七回には中越えへ16号2ランを放った。  4番の"サイクル安打越え"の大暴れで打線は爆発。丸22号ソロ、田中8号ソロ、菊池10号ソロ、バティスタ17号ソロが飛び出し、今季最多となる1試合6本塁打の大花火ショーだ。  サイクル安打については「打席に入ったら忘れていた。別にチームが勝ったので良かった」と勝利を喜んだ。  個人的な数字には基本的に関心を示さないが、一つこだわりがある。「打点だけは意識している。4番の仕事はそこだと思う」。自身に課された役割を理解し、全うする。その姿勢を体現した1試合7打点。最強4番に率いられて、球団史上初のリーグ3連覇に向けて、突き進む。
二回に22号ソロを放った広島・丸 「一回に(鈴木)誠也が打ってくれて乗っていきやすかった。それぞれがいい準備をしている証拠」 今季最多の6本塁打で大勝した広島・緒方監督 「甘い球を見逃さずにしっかり捉えた結果。集中力を持って各打者が打席に入れている」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
533510.602
(↑0.004)
0
(-)
54459
(+13)
387
(+7)
114
(+6)
54
(+1)
0.262
(↑0.001)
3.99
(↓0.03)
2
(↑1)
巨人
464910.484
(↑0.005)
10.5
(-)
47433
(+7)
392
(+1)
93
(+2)
47
(-)
0.26
(-)
3.91
(↑0.03)
3
(↓1)
ヤクルト
434610.483
(↓0.006)
10.5
(↓1)
53405
(+7)
438
(+13)
85
(+2)
51
(-)
0.264
(-)
4.37
(↓0.09)
4
(-)
DeNA
414820.461
(↓0.005)
12.5
(↓1)
52355
(+1)
413
(+7)
108
(-)
55
(-)
0.247
(-)
4.18
(↓0.03)
5
(↑1)
中日
435110.457
(↑0.005)
13
(-)
48394
(+8)
431
(+5)
64
(+2)
47
(+1)
0.261
(↓0.001)
4.38
(-)
6
(↓1)
阪神
394710.453
(↓0.006)
13
(↓1)
56338
(+5)
387
(+8)
52
(+1)
45
(-)
0.245
(-)
3.99
(↓0.04)