123456789
楽天
31010 0101 7140
福岡
00000 0010 150
勝利投手:岸 孝之(9勝1敗0S)
敗戦投手:攝津 正(2勝4敗0S)
◆楽天は初回、田中の先頭打者本塁打、銀次とアマダーの連続適時打で幸先良く3点を先制する。その後は2回表に島内の適時打で追加点を挙げるなど、小刻みに得点を重ねた。投げては、先発・岸が9回1失点完投で今季9勝目。敗れたソフトバンクは、先発・攝津が試合をつくれなかった。

◆8連勝を目指す楽天岸孝之投手(33)はソフトバンク摂津との投げ合い。  岸と摂津の先発対決は、岸が西武時代の12年に3度、14年に2度の過去5度あり、結果は岸1勝、摂津3勝。今日は摂津に投げ勝ち、連勝を伸ばせるか。

◆またしても先発投手が崩れてしまった。ソフトバンク摂津正投手(36)がこの日、楽天戦に先発。プレーボール直後の先頭打者・田中に左翼席へ9号ソロを被弾。続く茂木に四球を与えると、2死後から銀次、アマダーの連続適時打など3点を失った。  前回登板した21日の日本ハム戦(札幌ドーム)でも、中田に2ランを浴びるなど初回に3失点。2試合連続で立ち上がりからつまずいた。  制球が定まらず2回にも1失点。3回2死から連続四球を与えたところで降板となった。「チームにいい流れを持ってきたかったのですが、初回から自分の投球ができず、苦しいピッチングになってしまった」とうなだれた。  前日(27日)はバンデンハークが4回まで無失点ながら、5回に一挙5失点で逆転された。後半戦がスタートして先発が白星を挙げたのは連勝した16、17日の西武戦(ヤフオクドーム)だけ。昨年王者が苦しい戦いを強いられている。

◆ソフトバンク摂津正投手836)が2回2/3、4失点でKOされた。初回、先頭の田中に初球の139キロ直球を左翼テラス席へ運ばれた。  9号先頭打者弾で先制されると、2死二塁から銀次に左前適時打、アマダーに中堅フェンス直撃の適時打と連続適時打を浴び3失点。2回にも1失点し、3回2死から藤田、ペゲーロと下位打線に連続四球を与えたところで交代を告げられた。  摂津は「チームにいい流れを持ってきたかったのですが、初回から自分の投球ができず、苦しい投球になってしまった。先発としての仕事ができず、チームに申し訳ないです」とコメント。6月13日の巨人戦で2勝目を挙げて以降、4試合勝ち星がない。

◆楽天岸孝之投手(33)がソフトバンク打線を5安打1失点に抑え、昨季を超える9勝目を挙げた。西武時代の13年以来、5年ぶりに自身8連勝を飾った。「先週の反省を生かしてしっかりストライクで勝負できた。(打線が)初回から点を取ってくれたので、その流れに乗れた。気持ち良く投げられた」と振り返った。  前回登板した21日の西武戦では、7回途中まで投げて7失点で降板した。勝敗がつかず、連勝記録は途切れなかったが「それは結局、自分が点を取られても追いついてくれて、負けが付かなかっただけ。特に先週は自分の責任と分かっていた。今週は自分1人でいければと思っていた」。最初から完投を狙ってマウンドに上がっていた。  これでチームは後半戦9勝1敗と絶好調で、5位オリックスに3・5差と迫る。平石洋介監督代行は「まだまだ。浮かれるつもりはない」と話した。

◆どこまでも勝ち続ける。楽天岸孝之投手(33)がソフトバンク打線を5安打1失点に抑え、13年以来5年ぶりに自身8連勝を飾った。直球と変化球の緩急にとどまらず、直球の中にも強弱がついた投球で今季4度目の完投。4連勝で後半戦9勝1敗と快走を続けるチームをさらに加速させた。気が付けば5位オリックスとは3・5ゲーム差まで迫っている。  質のよい岸の直球は、何物にも代え難い。今宮に甘いチェンジアップを二塁打され、1点を奪われた8回無死二塁。「あそこでズルズルいって、あっちの雰囲気がよくなるのが嫌だった」とギアチェンジ。上位3人を直球でなで切り、唯一のピンチを切り抜けた。「今週は1人でいけたらと思っていた」。7回途中7失点で降板した前回登板の借りを返すべく、狙っていた完投を果たした。  捕手の嶋が証言する。岸の直球は「低いと思うのが上に上がってくる感じ。真ん中が高く感じる」。きれいなバックスピンがかかり、垂れない。振ればバットの上を通過し、見逃せばストライクゾーンから落ちない。加えて「去年よりカーブはブレーキがかかっている。真っすぐが生きてくる」。鬼に金棒状態だ。  直球にも強弱がついた。1回先頭の上林には、143→144→145と1キロずつ球速を上げ、最後は115キロのカーブで三振。4回の松田宣には140→143→146と3キロずつ上げて二飛。5回の福田は141→144→146と5キロ上げた後に、126キロのチェンジアップで腰砕けの三振。岸は「そんなことしてない。たまたまです」と言うが、嶋は「強弱をつけないと9回は投げられない。追い込んだら力を入れたり、抜いたりしてると思う」と話した。  8連勝で岸は9勝1敗となったが、チームも後半戦に入って9勝1敗と絶好調だ。序盤にまったく機能しなかった打線が、後半は1試合平均6・5得点。岸も「初回から点数を取ってくれ、その流れに乗れた。気持ち良く投げられた。何とか粘っていれば、点を取ってくれる」と感謝した。投打がかみ合い始め、5位オリックスには3・5ゲーム差。平石監督代行は「まだまだ。浮かれるつもりはない」と引き締めた。【斎藤直樹】
 ▼岸が5月2日日本ハム戦から8連勝。岸のシーズン8連勝以上は西武時代の13年に9連勝して以来2度目になる。2球団で8連勝以上を記録したのは、岩隈が近鉄時代の04年に12連勝、楽天時代の08年に8連勝を2度マークして以来、10年ぶり。西武時代は9連勝が最高の岸だが、楽天では連勝をどこまで伸ばすか。

◆ソフトバンクは楽天に連敗し、後半戦では13年7月26日以来5年ぶりとなる借金1となった。  先発摂津が3回持たず4失点でKO。打線は楽天岸から1点を奪うのがやっと。工藤監督は「僕がマウンドに上げているんで、僕が悪い」とガックリ。今日29日楽天戦で先発予定だった中田がこの日、ウイルス性胃腸炎で登録を抹消。代役には19日から無期限2軍調整中の武田が急きょ指名。工藤監督は「投げる投手がいないということもあり...」と本音を隠さなかった。

◆楽天が序盤から点を重ねソフトバンクに快勝。先発の岸は5安打1失点完投で9勝目(1敗)を挙げた。チームの連勝は4。敗れたソフトバンクは4月以来となる「借金1」となった。  楽天は一回、ソフトバンク先発の摂津から1番・田中が先頭打者本塁打となる9号ソロを左翼席に運び先制すると、なおも二死二塁から5番・銀次、6番・アマダーの連続適時打でこの回3点を奪った。  楽天は二回二死二塁から3番・島内の中前適時打で1点を加えると、四回にも一死三塁で島内が中前適時打で追加点。七回には先頭のアマダーが左翼ホームランテラスへ20号ソロを放ち6-0と大きくリードを奪った。  ソフトバンクは八回、無死一塁から9番・今宮が右中間フェンスを直撃する適時二塁打を放ち1点を返したが、楽天は九回無死三塁から銀次の右前適時打で突き放した。

◆楽天の田中が自身初の初回先頭打者本塁打を放った。摂津の初球の外角直球を迷わず強振し、左越えに運んだ。チームの日本人ではトップとなる9号ソロに「有利に戦える状況をつくれた」と誇らしげに話した。  27日に1点差の試合を制した良い流れを途切れさせないため、平石監督代行は序盤で得点したいと考えていたという。「勢いをつけてこい」と送り出した田中が最高の結果を出し「見事に打ってくれた」と驚いた様子だった。 平石監督代行(3連戦の勝ち越しを決め) 「まだまだ借金があるので満足してはいけない。目の前の試合を全力で戦う」 アマダー(2年連続で20本塁打をマーク) 「自分のやるべき仕事をやって達成できて、チームの勝利に貢献できてうれしい」 銀次(一回に適時打) 「集中して打席に入ることができた。もう1点欲しいところで、しっかり仕事ができた」

◆岸が5安打1失点の完投で9勝目。7三振を奪って今季118奪三振とし、パ・リーグ1位の則本に並んだ。前回登板した21日の西武戦は6回を自責点6。「先週の反省を生かし、ストライク先行でいきました」と明かし、「初回から点を取ってくれて、気持ちよく投げられました」と打線にも感謝。平石監督代行を「いうことない」とうならせた。

◆楽天は28日、ソフトバンク16回戦(ヤフオクドーム)に7-1で勝ち、4カード連続での勝ち越しを決めた。これでオールスター後の後半戦は9勝1敗と急上昇。田中和基外野手(23)が、プロ初の初回先頭打者本塁打で好調なチームをさらに勢いづけた。  「試合前に、監督から『初球から行け』と言われました。先攻なので、こっちが先に点が入る状況。先発も頼れる岸さんなので有利に戦える」  一回先頭で摂津の初球、139キロの外角直球を流し打ち、左翼のホームランテラスに着弾させた。この9号ソロで打線に火をつけ、いきなりの3得点を呼び込んだ。  生粋の"博多っ子"は福岡入りした26日夜、天神付近の焼き鳥店に直行。大好物の鶏皮、豚バラに舌鼓を打った。「福岡といえば焼き鳥。ラーメンより、うどん。水炊きより、もつ鍋なんです」と地元を"PR"するなど気分は乗っていた。  二回には左前打で出塁すると、14盗塁目(二盗)を決め、島内の中前適時打で生還。平石監督代行は「試合前、和基に勢いをつけてこいといったら本当に決めた。あれで岸が楽になった」と目を細めた。俊足好打の2年目が、チームの先頭に立っている。 (広岡浩二) 七回の左越え20号ソロで月間11本塁打となり、球団の外国人選手の記録を更新した楽天・アマダー 「自分のやるべき仕事を、一生懸命やってきた結果。うれしいし、チームも勝てたのでよかった」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
513510.593
(-)
0
(-)
56483
(-)
415
(-)
114
(-)
96
(-)
0.274
(-)
4.44
(-)
2
(-)
日ハム
503810.568
(↑0.005)
2
(↑0.5)
54391
(+3)
349
(-)
100
(-)
57
(+1)
0.248
(-)
3.56
(↑0.04)
3
(-)
ロッテ
434230.506
(-)
7.5
(-)
55358
(-)
358
(-)
45
(-)
90
(-)
0.258
(-)
3.71
(-)
4
(-)
福岡
424310.494
(↓0.006)
8.5
(↓0.5)
57381
(+1)
382
(+7)
124
(-)
55
(-)
0.255
(↓0.001)
4.25
(↓0.03)
5
(-)
ORIX
414640.471
(↓0.006)
10.5
(↓0.5)
52337
(-)
356
(+3)
71
(-)
58
(-)
0.24
(↓0.002)
3.69
(↑0.02)
6
(-)
楽天
385010.432
(↑0.007)
14
(↑0.5)
54336
(+7)
362
(+1)
87
(+2)
46
(+2)
0.246
(↑0.001)
3.81
(↑0.04)