西武(☆2対1★)オリックス =リーグ戦22回戦(2020.10.16)・メットライフドーム=
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ORIX
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西武
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勝利投手:宮川 哲(2勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(3勝0敗27S))
敗戦投手:山岡 泰輔(2勝5敗0S)
  DAZN
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◆西武が逆転で接戦を制した。西武は1点ビハインドの6回裏、2死一二塁の好機から栗山の2点適時二塁打が飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、2番手・宮川が今季2勝目。敗れたオリックスは、9回に一打逆転の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆西武源田壮亮内野手(27)が相手野手と交錯した。0-1で迎えた6回1死一塁、二盗を試みた。二塁に滑り込んだ際、オリックス安達と交錯。顔面付近を打ち、トレーナーらが駆けつけた。源田はしばらくすると立ち上がり、二盗に成功した後もプレーを続行した。 続く3番森は四球で出塁。一、二塁とすると、4番メヒアは三振に倒れたが、5番栗山が右中間に逆転の二塁打を放った。キャプテン源田の闘志に応えた。

◆オリックス先発の山岡泰輔投手(25)が痛打を浴びた。 5回までは走者を出しながらも無失点の力投。1点を先制した直後の6回に暗転した。1死一、二塁でメヒアを低めスライダーで空振り三振。栗山には3球連続で内角速球を投じたが右中間を破られる逆転の2点適時二塁打を浴びた。この日の試合前には「流れを止めるのも、流れを維持するのも金曜日。連敗を止めたい。中5日でも気持ちが変わることはない」と気合を込めていた。チームは3連敗中。10日日本ハム戦以来、中5日のマウンドで奮闘したが、カード初戦の勝負どころで踏ん張れなかった。この日は6回2失点で降板。今季3勝目はならなかった。

◆試合終盤に珍事が起こった。 8回裏、西武の先頭金子侑司外野手の打席。カウント2-1で、球場内の大型ビジョンの映像が真っ黒に消えた。場内は一時騒然。消えたまま試合を続行し、約5分後に再び映し出された。

◆西武今井は1回先頭から連続四球を出すも守備に助けられ、3回無失点で切り抜けた。オリックス山岡も安打を許すも3回無失点。 オリックスは6回、モヤの中前適時打で先制した。西武はその裏、栗山が右中間を深々と破る逆転の2点適時二塁打。 1点差を守りきった西武は連敗を2でストップした。宮川が2勝目。増田が27セーブ目。敗れたオリックスは4連敗を喫し、今季の負け越しが決まった。山岡は5敗目。

◆オリックスは手痛い逆転負けで6年連続のシーズン負け越しが決まった。 5回まで無失点だった先発山岡泰輔投手が1点リードの6回2死一、二塁で栗山に内角速球を打たれ、右中間に逆転2点適時二塁打を浴びた。9回は2死満塁まで攻めたが追いつけなかった。 打線が振るわず4連敗。中嶋聡監督代行は「全員で、いかに借金を減らすかということだけ。ネガティブな数字が並ぶが、どうやって前を向いていくかが大事」と話した。前日15日に24年連続のV逸が決定。今季終盤に意地の見せどころを迎えた。

◆オリックスが拙攻の連続で4連敗を喫した。6回にモヤの中前適時打で先制したが、先発山岡が踏ん張れず、その直後、栗山に右中間適時二塁打を浴びて逆転された。1点を追う9回は2死満塁まで攻め立てたが1歩及ばなかった。 中嶋聡監督代行(51)は「序盤にもらったチャンスを生かせなかったところ。相手の四球の数(7四球)を考えたら、もっと点を取らないといけない。そこは課題。流れが良くないことになっている」と話した。直近の5戦で3度の完封負け。敵地に乗り込んでも、ちぐはぐな攻撃を変えられなかった。 悔やまれるのは1回だ。西武先発今井は制球が定まらず、先頭福田に4球連続ボールの四球。佐野もカウント3-1となった。完全に球が上ずった状態だったが、5球目に一塁走者福田が二盗を敢行も失敗。立ち上がりが苦しい今井にみすみす1死を献上する形になった。その直後、佐野は四球で出塁したが安達が併殺打で生かせなかった。じっくり攻めていれば無死一、二塁のチャンスもあった。動いたことが裏目に出た。4回も2者連続四球の無死一、二塁で得点できず、主導権を握れなかった。 指揮官は「山岡はゲームの形を作ってくれました。毎回になってしまいますが何とか援護したかった」と悔しさをあらわにした。先発山岡も試合前から気合十分だった。18日はドラフト1位新人の宮城がプロ2度目の先発する方向で「(宮城が)結構、連勝連敗を気にしていた。『そこは考えず自分の投球だけをしてくれ』と言った。投げやすい環境を作ってあげたい」と話していた。6回2失点と力投したが、カード初戦を奪えなかった。6年連続のシーズン負け越しが決まった。前日15日には24年連続のV逸...。中嶋監督代行は「全員でいかに借金を減らすかということだけ。ネガティブな数字が並ぶが、どうやって前を向いていくかが大事」と言い聞かせた。

◆八回の西武の攻撃中、先頭打者の1番・金子のカウントが2ボール1ストライクとなったところで、突然審判団が試合を中断させ、マウンド付近に集まった。  センターの大型ビジョンの映像がとまってしまい、投手の球速やボールカウントなどが表示されなくなった状態となっていたためだ。「メインビジョンを調整しております」との場内アナウンスが流れ、一度ビジョンの映像は消された状態になった。  そのまま試合は再開され、金子は四球、2番・源田の犠打後、3番・森が打席に向かったところでビジョンは復旧した。

◆西武が連敗を2で止めた。1点を先行された六回に栗山の2点二塁打で逆転した。今井が六回途中2安打1失点で粘り、2番手の宮川が2勝目。九回は増田がしのいで27セーブ目を挙げた。オリックスは好機を生かせず4連敗を喫した。

◆オリックスの山岡は6回2失点で5敗目を喫し「課題でもあった六回で粘り切れなかったところ」と振り返った。  五回までは走者を出しても打たせて取り、二塁を踏ませなかった。だが打線が1点を先制した直後の六回2死一、二塁。栗山に甘く入った直球を痛打されて逆転を許した。「調子自体がどうこうというよりも、勝てる投手になりたい。チームを勝たせるピッチングがしたかった」と悔しがった。(メットライフ)

◆西武の平良が完璧な救援で、連続試合無失点を15に伸ばした。2-1の八回にマウンドに上がると、佐野を遊ゴロ、安達を156キロで見逃し三振、吉田正を二ゴロで三者凡退に仕留め「いい球がいった。これからも無失点を続けていけるように頑張る」と話した。  体に張りが出たため7日以来の登板だったが「投げている感じも良かったし、まとまって投げることができた」と言う。43試合に登板し、防御率1・74。抜群の安定感で新人王獲得へアピールを続けている。(メットライフ)

◆西武・栗山巧外野手(37)が仲間の思いをバットに込め、2-1の勝利を呼び込んだ。  「非常にいい場面で回ってきた。源田が気合の入った盗塁をしてくれてこっちも盛り上がった」  0-1の六回2死一、二塁で、山岡の内角へのカットボールを振り抜いた。右中間へ逆転の2点二塁打。二走の源田は直前の守備で失点のきっかけとなる失策をしており、取り返そうと左前打後に二盗。気迫のヘッドスライディングで相手の膝が頭にぶつかり、かなりの衝撃を受けたが、出場を続行。後輩の必死な姿にベテランが応えた。  「プロ選手として一つの見せどころ。こういうところで何を見せられるか」。この日は札幌からの移動で迎えた、いわゆる"移動ゲーム"。長旅の疲れも見せず、栗山が2安打2打点で輝いた。(湯浅大)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
58395 0.598
(↑0.004)
-
(-)
18435
(+7)
350
(+3)
111
(+2)
78
(+1)
0.246
(↑0.002)
3.100
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
55442 0.556
(↑0.005)
4
(-)
19402
(+5)
414
(+1)
80
(+3)
77
(+2)
0.237
(-)
3.900
(↑0.04)
3
(-)
楽天
49484 0.505
(↓0.005)
9
(↓1)
19468
(+3)
435
(+7)
102
(+1)
59
(-)
0.258
(↓0.001)
4.150
(↓0.04)
4
(-)
西武
47493 0.490
(↑0.006)
10.5
(-)
21405
(+2)
449
(+1)
95
(-)
66
(+1)
0.239
(-)
4.350
(↑0.05)
5
(-)
日本ハム
45534 0.459
(↓0.005)
13.5
(↓1)
18428
(+1)
443
(+5)
79
(-)
64
(-)
0.252
(↓0.001)
3.960
(-)
6
(-)
ORIX
37586 0.389
(↓0.005)
20
(↓1)
19380
(+1)
427
(+2)
73
(-)
81
(+3)
0.248
(↓0.001)
4.040
(↑0.02)