オリックス(☆3対0★)西武 =リーグ戦19回戦(2020.09.29)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:山本 由伸(7勝3敗0S)
(セーブ:ディクソン(0勝3敗11S))
敗戦投手:髙橋 光成(5勝8敗0S)

本塁打
【オリックス】伏見 寅威(5号・2回裏ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは初回、吉田正の適時打で先制する。その後は、2回裏に伏見がソロを放つと、そのまま迎えた5回には吉田正の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山本が8回無失点の快投で今季7勝目。敗れた西武は打線が山本の前に沈黙し、連勝は3で止まった。

◆オリックスのスティーブン・モヤ外野手(29)は3試合連続本塁打中。 連続試合本塁打の球団記録は87年石嶺の6試合だが、左打者では76、78年加藤秀、90年門田、07年ローズの4試合が最長。今日も打って3人の記録に並べるか。

◆オリックス山本由伸投手(22)がエースの快投を見せつけた。西武戦でプロ最多の1試合14奪三振。目標の2桁勝利に射程圏内の今季7勝目を挙げた。お立ち台で「冷静に熱く投げました」と叫ぶ。8回無失点でマウンドに仁王立ちした。 登板前、いつも言い聞かせていることがある。「初回がとにかく大事」。1回からストライクゾーンの高低をフルに使う。先頭源田にはすべて高め速球だ。150キロ超であっさり追い込み、空を切らせた。2死後は巧打者の栗山と対決。ファウルで粘られて7球目は外角高め149キロを当てられたが8球目は外角低めにフォークを落とし、空振り三振だ。球威がある分、高低に揺さぶる球に打者の目線はついていけなかった。 1回は3者連続空振り三振。3回から5者三振を続けて奪った。この日は実に17度も3球以内で追い込んだ。山本は「ストライク先行の結果、しっかり打者を圧倒できている。練習してきたストレートが空振りを取れるおかげで、変化球も空振りを取れるようになって1つ1つの球の質が上がっている」と話せばリードした伏見も「フォークが素晴らしく良かった」と絶賛。夏場は1カ月以上、勝てなかったが自身3連勝だ。 防御率2・43と123奪三振は堂々のリーグ2冠で10勝もうかがう。先発転向2年目も着実に進化する。チームは9月の月間勝率5割以上を確定。中嶋監督代行体制下で勝率5割に戻した。指揮官は「(カード)頭を取ってくれると勇気が出る」と感謝。速球の軌道から落としたり曲げて打者を惑わす、大黒柱の独壇場だった。【酒井俊作】 ▽オリックス伏見(2回に5号ソロ、守っては山本を好リード)「(アーチは1-3から)四球を出したくないだろうと思って。由伸『さん』のリズムを崩さないように。ストライク先行にできるのは、由伸という投手のレベルの高さ」

◆西武は15三振を喫し山賊打線が空転した。オリックス山本に初回から3者連続空振り三振。 2回、3回に得点機をつくったものの、あと1本が打てず4安打無得点に終わった。完封負けは8月1日以来約2カ月ぶりで今季5度目。辻監督は「山本はそれだけの投手だから。最初に甘いところを確実に仕留めないといけない。なかなかうまくいかなかった」。連勝は3でストップした。

◆オリックスは1回、吉田正の二塁適時内野安打で1点を先制した。2回は伏見の左翼への5号ソロ本塁打で追加点を挙げた。 オリックスは5回、吉田正の右前適時打で加点。先発山本は6回まで11奪三振の無失点で、西武打線を寄せ付けない好投を見せた。 オリックスは継投で逃げ切り、山本は8回無失点14奪三振で今季7勝目、9回を締めたディクソンが11セーブ目を挙げた。西武は打線が振るわず、3連勝で止まった。先発高橋光は6回3失点で8敗目。

◆オリックス伏見寅威捕手(30)が貴重な追加点を挙げた。1点リードの2回1死走者なし。西武先発高橋光の速球をとらえ、左翼に5号ソロ本塁打を放った。 「感触もよかったですし、追加点になってくれてよかったです。まだまだ序盤なので、これからしっかりと守れるように頑張ってきます」。9月は4発目と持ち前の長打力を発揮している。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が4番の働きだ。1回1死二、三塁の絶好機。渋い二塁内野安打が先制適時打になった。打率はリーグトップの3割5分超え。 オリックスでは14年糸井嘉男以来の首位打者を狙う。西武先発高橋光とは前回対戦の8日に1安打完封負けの屈辱を味わっていた。この日は幸先よく先手を奪った。

◆オリックスは山本が自己最多の14三振を奪い、8回4安打無失点の快投で7勝目を挙げた。一回に吉田正の内野安打で先制し、二回に伏見の5号ソロ、五回に吉田正の適時打で加点した。西武は打線が振るわず、連勝が3で止まった。

◆西武の高橋光は6回3失点で、両リーグワーストの8敗目を喫した。一回に先頭打者の二塁打と四球から1死二、三塁を招き、吉田正の内野安打で先制を許す。二回は9番打者の伏見に速球を左越えのソロとされ、五回も失点した。  球に力がなく「調子はめちゃくちゃ良くなかった」と言う。丁寧に低めを意識することで大量失点を防いだが、相手の先発が好投手の山本だけに、序盤の失点が痛かった。「先に点を取られるとリズムがあっちにいってしまう」と反省の言葉を並べた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
48354 0.578
(↑0.005)
-
(-)
33372
(+6)
308
(+2)
98
(+1)
63
(+1)
0.244
(-)
3.190
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
48372 0.565
(↑0.005)
1
(-)
33366
(+4)
378
(+3)
71
(+1)
64
(+1)
0.243
(↑0.001)
4.170
(↑0.01)
3
(-)
楽天
42423 0.500
(↓0.006)
6.5
(↓1)
33412
(+2)
389
(+6)
91
(-)
49
(-)
0.258
(↓0.001)
4.290
(↑0.01)
4
(-)
西武
40432 0.482
(↓0.006)
8
(↓1)
35361
(-)
390
(+3)
83
(-)
57
(+1)
0.245
(↓0.001)
4.430
(↑0.01)
5
(-)
日本ハム
40443 0.476
(↓0.006)
8.5
(↓1)
33377
(+3)
383
(+4)
67
(+1)
46
(-)
0.257
(-)
3.990
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
32496 0.395
(↑0.007)
15
(-)
33335
(+3)
375
(-)
67
(+1)
70
(+1)
0.247
(-)
4.090
(↑0.05)