広島(★2対5☆)DeNA =リーグ戦19回戦(2020.09.26)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
01021001051512
広島
2000000002600
勝利投手:濵口 遥大(6勝4敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(1勝1敗10S))
敗戦投手:森下 暢仁(6勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(13号・2回表ソロ),オースティン(9号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは1-2で迎えた4回表、倉本の適時打などで2点を挙げ、逆転する。続く5回にはオースティンのソロ、8回にはロペスの適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・濱口が6回2失点の好投で今季6勝目。敗れた広島は、打線が2回以降2安打と振るわなかった。

◆ここまで6勝2敗の広島森下暢仁投手(23)だが、DeNA戦は3試合で0勝1敗。リーグ内では唯一勝利がない相手で、被打率はカード別ワーストの3割2分8厘。 今日はDeNA打線を封じて勝利できるか。

◆DeNA宮崎敏郎内野手(31)が、13号ソロを放った。 2点を追う2回無死、広島先発のルーキー森下の初球、内角高め145キロ直球を捉え、左翼席最前列に運んだ。15日ヤクルト戦(神宮)以来となる1発に「打ったのはストレートです。正直入るとは思わなかったですが、うまく腕をたたんで捉えることができました」と笑顔で話した。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(29)が、9号ソロを放った。 1点リードの5回1死、広島先発森下の2球、外角148キロ直球を逆らわずに右中間席に運んだ。22日阪神戦(甲子園)以来となる1発に「手応えもよく、打った瞬間入ると思いました。とにかく強い打球を打つことを意識していました。貴重な追加点を挙げられうれしいです」と笑顔で話した。 新助っ人は、12日の中日戦(横浜)で復帰以来、13試合で5本塁打と量産態勢に入っている。

◆開幕からただ1人先発ローテを守るDeNA浜口遥大投手が、チームトップタイの6勝目を挙げた。 初回に2失点も、2回以降は立て直し6回を5安打2失点。「とにかく先頭を切って粘っていこうと思いました。本当に野手の皆さんに助けられました」と感謝した。自身は3連勝。「残りも1つでも多く勝てるよう、チームに貢献していきたいです」と言葉に力を込めた。

◆DeNA新守護神の三嶋一輝投手(30)が、節目となる10セーブ目を挙げた。19日巨人戦以来、中6日で3点リードの9回のマウンドへ。先頭の松山に二塁打を許したが、落ち着いて後続を断ち、チームを1日で5割復帰へと導いた。 「一喜一憂しない」。胸に刻んだ今季のテーマ通り、淡々と試合を締めた三嶋は「中継ぎの時と同じような気持ちで投げて、その積み重ね。その10回目が今日ということ」と静かに喜んだ。昨季は自己最多71試合に登板も「やられたり、抑えたり...『クソ~』『ヤッター!』って、感情の起伏が激しかった」と振り返る。打たれた翌日に同じパターンでやられたケースも。そこで今季は「抑えても『なぜ抑えられたか?』を考えて。配球、精神面、準備などを大事に、一喜一憂しないように取り組んできました」という。 24日には先発投手練習に参加。「休んでいる場合じゃないと思ったので。準備不足なんて論外」と外野ポール間を黙々と走り込み登板に備えた。この日、きっちり役目を果たし、前守護神の山崎から「ナイスセーブ!」と声をかけられたという。残り35試合。「今まで通り戦っている姿勢を見せて、どんどん攻めていきたい」。最後まで一喜一憂せず、9回のマウンドを守り抜く。【鈴木正章】 ▽DeNAラミレス監督(新守護神の三嶋について)「本当に『グッド』では足りない『グレイト』なピッチングを続けているね」

◆セ界制覇ならず。広島森下暢仁投手(23)がリーグで唯一勝ち星のなかったDeNA戦に先発するも、7回11安打4失点で3敗目を喫した。 プロで初めて1試合2桁被安打、複数本塁打を浴び、7月31日巨人戦(東京ドーム)以来の黒星となった。苦しみながらも、森下は115球を投げ抜いた。1回に2点のリードをもらいながらも4回に逆転され、5回にはオースティンのソロでプロ初の1試合複数本塁打を浴びた。7回までプロ初の2桁安打を浴び、4失点。7月31日巨人戦以来の3敗目を喫し、DeNAにはリーグで唯一勝ち星なしの2敗目となった。 立ち上がりから変化球の切れを欠き、制球にもズレが生じた。1回は無失点で切り抜けるも、2回にソロを浴び、4回には3連打で同点に追いつかれ、自らの暴投で勝ち越し点を与えた。「ずっとコントロールが悪かった。コントロールだったり、やってはいけない点数を与えてしまった」。プロ2個目の暴投が初めて失点に直結し、それが決勝点となった。 セ・リーグで唯一、DeNAに勝っていなかった。7回無失点と好投したプロ初登板も白星を逃し、4度目の対戦でも勝てなかった。「そんなことは気にしていられない。しっかりゲームをつくっていきたい」。10月23日からの3連戦(横浜)に再戦の可能性を残す。 本調子でなくても、"ゲームメーク力"の高さを示した。7回まで11安打2四死球ながら、4失点にまとめた。登板13試合中、12試合で1試合100球以上投げている。安定した投球の証しともいえる。佐々岡真司監督も「苦しい投球だった。走者を出しながら7回まで何とか投げられた」と及第点を与えた。新人右腕はルーキーシーズンで、成功だけでなく失敗も糧に、新人王争いを続けていく。【前原淳】 ▽広島佐々岡監督(先発森下に)「制球できていなかった。苦しい投球だった。走者を出しながら7回まで何とか投げられた。(7回続投は)勝ち投手の権利を取らせてあげようと」

◆DeNAが逆転勝ちした。1-2の四回に倉本の適時打と暴投で2点を奪い、五回はオースティンが一発。6回2失点の浜口が3連勝で昨季に並ぶ6勝目。三嶋は2桁セーブに達した。広島の森下は7回4失点で約2カ月ぶりの黒星。

◆ロペスが八回に駄目押しの適時二塁打を放つなど今季初の4安打。「うれしい。体の調子も良いので、この状態を維持していきたい」と手応えを口にした。不調で2軍調整が続いたが、22日の1軍復帰から3試合連続安打。日米通算2000安打まで16、日本&米国での各1000安打にも21と迫った来日8年目の助っ人に、ラミレス監督は「ベリーグッドスイング」と目を細めた。

◆浜口が6回2失点で井納、大貫に並ぶチームトップの6勝目を挙げた。一回に制球が定まらず2失点したが、木塚コーチと投球フォームを見つめ直し修正。「とにかく先頭を取っていこう」と二回以降を無失点に抑えた。今永らが離脱する中ただ一人、開幕からローテを守り3連勝。「欲を言えばもう少し長いイニングを投げられるように」と表情を引き締める左腕にラミレス監督は「10勝できるチャンスもある」と期待した。

◆DeNAは26日、広島19回戦(マツダ)に5-2で勝利。不調の山崎康晃投手(27)に代わって抑えを務める三嶋一輝投手(30)が九回を1安打無失点に抑え、節目の10セーブ目を挙げた。打線は15安打を放ち、投手陣も盤石のリレーで逃げ切り、勝率を再び5割に戻した。  先頭の松山に二塁打を浴びても、動じることはない。三嶋は淡々とアウトを重ね、最後は菊池涼を150キロの直球で空振り三振。節目の10セーブに到達しても、最後まで表情を崩さずに仲間とハイタッチを交わした。  「中継ぎで投げるのと同じ気持ちで投げてきて、その積み重ねが今日、という感じ。九回を任されている意味を、自分の姿で表現するしかないと思っている」  法大から2013年ドラフト2位で入団。8年目の今季は、「一喜一憂しない」をテーマに掲げる。「去年は感情の起伏が激しくて、次の試合も連続でやられていた。今年は同じ失敗をしないよう、振り返りを大事にしている」。中継ぎとしてリーグ2位の71試合に登板した昨季の経験が生かされている。  2年目には開幕投手も務めた右腕が7月、開幕から状態の上向かない2年連続セーブ王・山崎の"代役守護神"に指名された。「慣れないです、まだ」といいながらも、配置転換後19試合でたった3失点、セーブ失敗は1度しかない。  抜群の安定感を誇る裏には"前守護神"山崎の存在がある。セーブシチュエーションでの登板は6日以来だったこの日、「間が空いていると難しいですよね」と声をかけたのが山崎だった。クローザーとしては未経験なことも多い三嶋にとって、経験豊富な後輩が同じブルペンにいることは頼もしい。オフには自主トレをともにする2人。試合後のベンチ裏では「ナイスセーブ!」とねぎらいの言葉もあった。  ラミレス監督も「グッドでは少なすぎるくらいグレートな投球。われわれがこの位置にいるのは彼の功績といっても過言ではない」と絶賛した。政治の世界では、菅義偉氏(71)が法大出身で初の首相に就任した。「法大出身ということは知っていました。すごく光栄なこと」と三嶋。勢いに乗って新時代を駆け抜ける。(浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
52264 0.667
(↓0.008)
M25
(↑1)
38390
(+2)
279
(+3)
103
(-)
50
(-)
0.259
(↓0.001)
3.280
(↑0.01)
2
(-)
阪神
40394 0.506
(↓0.007)
12.5
(-)
37351
(+1)
333
(+2)
85
(-)
52
(+2)
0.244
(↓0.001)
3.550
(↑0.02)
3
(-)
DeNA
40405 0.500
(↑0.006)
13
(↑1)
35363
(+5)
332
(+2)
87
(+2)
21
(-)
0.269
(↑0.002
3.730
(↑0.02)
4
(-)
中日
39415 0.488
(↑0.007)
14
(↑1)
35297
(+3)
349
(+2)
51
(+2)
20
(-)
0.245
(-)
3.830
(↑0.02)
5
(-)
広島
31438 0.419
(↓0.006)
19
(-)
38356
(+2)
404
(+5)
82
(-)
34
(-)
0.265
(↓0.001)
4.560
(-)
6
(-)
ヤクルト
32456 0.416
(↑0.008)
19.5
(↑1)
37353
(+2)
413
(+1)
83
(+1)
47
(+1)
0.252
(↓0.001)
4.580
(↑0.04)