ロッテ(☆7対4★)ソフトバンク =リーグ戦13回戦(2020.09.25)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
01000030041111
ロッテ
05000002X71300
勝利投手:二木 康太(5勝2敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝2敗24S))
敗戦投手:ムーア(3勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】デスパイネ(5号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは1点を先制された直後の2回裏、福田秀の適時打などで5点を挙げ、逆転に成功する。5-4で迎えた8回には柿沼の2点適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・二木が7回途中4失点で今季5勝目。敗れたソフトバンクは守備の乱れが失点につながり、5連敗を喫した。

◆ロッテ二木、ソフトバンク・ムーアの先発。1点を先制されたロッテは2回、福田秀の2点適時打などで一挙5点を奪った。 二木は2回から6回までソフトバンクに毎回安打を許しながら、3度の併殺打で切り抜けた。6回を終え5-1でロッテがリード。 ロッテは終盤に粘るソフトバンクを振り切って、連敗は3でストップ。二木は5勝目。益田が24セーブ目。首位ソフトバンクと1ゲーム差に迫った。ソフトバンク・ムーアが2敗目。

◆ソフトバンク高谷裕亮捕手が2点適時二塁打を含む3安打で気を吐いた。 3回の左前打に続き、7回1死一、二塁では左中間を破って2者を迎え入れた。「打ったのはストレート。何とか次につなぐ気持ちで打ちにいきました」。9回にも中前打を放った。一方で、先発ムーアとは今季初バッテリーを組んだが、2回に5失点。「3本打てたのはよかったですが、大事な初戦を任されたのに試合に負けては意味がない」。16年5月24日のオリックス戦以来、4年ぶりの猛打賞も喜べなかった。

◆どうしても勝てない。ソフトバンクがロッテの集中打に敗れた。2回に大量5点を献上すると、1点差まで詰め寄った8回にはダメを押される2失点。今季も苦手のロッテとの首位攻防第1ラウンドで黒星を喫し、引き分けをはさんで今季最長の5連敗となった。 昨年2勝10敗と大きく負け越したZOZOマリン。この日は守りで泣き、今季も2勝4敗1分けで呪縛が解けない。1点を先制した直後の2回、先発ムーアがまさかの5失点。二塁手周東が併殺を焦って失策を犯したミスが響いた。ムーアは3回から7回まではわずか1安打と立ち直っただけに、2回はまさに"悪夢"だった。ムーアも「調子は悪くなかった。2回裏の場面で粘らなければいけなかった。3回以降はうまく修正することができただけに悔しい」と振り返った。 周東は汚名返上とばかりに、7回に1点差に迫る左前タイムリーを放った。「エラーでチームに迷惑をかけてしまったので、何でもいいから絶対走者をかえしたかった」。今季25個目の盗塁も決めたが、思いは届かなかった。 もちろん大量ビハインドでも、誰もあきらめなかった。周東だけでなく、ムーアをリードした高谷も3安打で懸命に挽回した。だが初回以外の毎回11安打ももう一押しが足りず、4得点にとどまった。 工藤監督 エラーはするが次を大事にしないといけない。こういう経験が若い人にとっても前を向いてやるためのきっかけにしてほしい。誰でも負けたら悔しい。でもしっかり晴らさないといけない。ここで(悔しさが)出るか出ないかがチームにとって大事かなと思う。 指揮官は猛省と奮起を促した。チームはロッテに対し、4日からのペイペイドーム3連戦で「3タテ」を食らってからの連敗が4に伸び、ゲーム差はわずか1。ナインの意地が試される。【浦田由紀夫】

◆ソフトバンク豪快なソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手の先制弾も勝利に結びつかなかった。 2回1死から二木の138キロの直球を左中間スタンドに突き刺す5号ソロ。「打ったのはストレート。ミスショットしないで完璧にとらえることができたよ」。2試合ぶりの1発に笑顔で感触を振り返った。ベンチ前では左足を上げるパフォーマンスも披露したが、チームは逆転負け。試合後は笑顔が消えた。

◆ロッテが一夜でよみがえった。本拠地ZOZOマリンで、得意とするソフトバンクとの首位攻防戦を制し、1ゲーム差に迫った。2回に、2死後の4連打を含む6安打で一気に5得点。ライバルからFA移籍で加入した福田秀平外野手(31)の2点適時打が効いた。荻野貴司外野手(34)も故障から復帰し、理想の1、2番が実現。一気に首位を奪取する。▼ロッテはZOZOマリンのカード初戦で今季8勝1敗。3連敗から脱出し、12球団でロッテだけ4連敗がない。ロッテはホームで25勝13敗1分けとリーグ最多の貯金12を稼いでいる。 ▼ロッテ二木が昨年4月6日からソフトバンクに6連勝。ソフトバンクに6連勝した投手は10~14年の古谷拓哉(ロッテ)以来。古谷は救援の2勝を含んでおり、すべて先発勝利では12~14年に西勇輝(オリックス=現阪神)が8連勝して以来となった。

◆ロッテが一夜でよみがえった。本拠地ZOZOマリンで、得意とするソフトバンクとの首位攻防戦を制し、1ゲーム差に迫った。 2回に、2死後の4連打を含む6安打で一気に5得点。ライバルからFA移籍で加入した福田秀平外野手(31)の2点適時打が効いた。荻野貴司外野手(34)も故障から復帰し、理想の1、2番が実現。一気に首位を奪取する。初球から振ってこその、福田秀だ。直球だけじゃない。左腕ムーアのチェンジアップにも覚悟を決めた。2回、同点に追いつきなおも2死二、三塁。センター前への2点適時打に「残り36試合、とにかく1試合でもロッテの勝ちに貢献できるようにという思いです」と強く発した。 振れるだけのことをしている。試合直前、タイミングを計るイメージ動作を、素振り以上に行う。「試合の入り、打席の入りは本当に大事にしています」。2番福田秀に乗せられ、5番中村奨まで4連打で5点。2回までに走者一、三塁、または二、三塁が計6度。波状攻撃でソフトバンクを一気にのみ込んだ。 優勝するために、FAで福岡からやって来た。古巣と比べると、おとなしい選手が多い新天地。誰よりも声を出し、6月の練習試合は12球団で打率6位と好調だった。あの時までは。「練習試合最後の打席で死球で骨折して、出ばなをすごくくじかれました」。右肩甲骨を亀裂骨折していた。 注射を2本、錠剤を5錠。徹底的に痛みを消し、6月19日の開幕ソフトバンク戦(ペイペイドーム)に出場した。「どうしても福岡のファンの前でやりたかった」。やはり肩は上がらず、3三振。その後1カ月間、1軍を離れた。復帰後も調子は上がらず、今度は右恥骨筋を痛めた。 「いま考えると、本当に無理をしたなと。1試合のためにそこまでする必要はなかったと後悔しています。その時は、そういう気持ちでした」 それでも何より、大事な今、ここにいる。井口資仁監督が理想とする1番荻野、2番福田秀が今季84試合目でついに実現した。まだ復帰間もないが「今は(体の)状態とか言っている場合ではないです」と力の限りを尽くす。焦り苦しんだ経験が、まもなく来る大一番での覚悟に生きる。【金子真仁】 ▽ロッテ井口監督(荻野復帰について) やっぱり(荻野)貴司が1番に入るとチームも締まる。残り試合しっかりと(福田秀と)2人で機能してもらって、クリーンアップにつないでもらえれば。

◆右大腿二頭筋の筋損傷で離脱していたロッテ・荻野貴司外野手(34)が1軍に復帰し、「1番・DH」でスタメンに名を連ねた。  井口監督は「(前カードの)仙台では3連敗してしまったけど、きょうから荻野も加わって、ようやく1、2番がいい形で今シーズン初めてそろったので楽しみにしています」と2番・福田秀とのコンビに期待を寄せた。荻野は7月22日の西武戦で二盗した際に右大腿部に違和感を訴えて交代し、翌23日から抹消となっていた。  また、井口監督は9月9日の日本ハム戦で死球を受け、「右手第2指末節骨剥離(はくり)骨折」で離脱中の正捕手・田村の近況について「今週上がれる状態でない」としながらも「もうセカンドスローも投げ始めているので、ゲームレベルに達すれば上げたいなと思います」と順調な回復ぶりを説明。2軍で何試合か出場後の昇格についても「いや、すぐできれば。そこまで(日数は)あいていないので」と、すぐに1軍へ上げる方針を示した。

◆ロッテが連敗を3で止めた。0-1の二回に福田秀の2点適時打や安田の適時打などで一挙5点。5-4の八回には柿沼が2点適時打を放った。二木は5勝目。ソフトバンクは守備の乱れが響き、1分けを挟み今季初の5連敗を喫した。

◆ロッテの二木が七回途中4失点と踏ん張り、5勝目を挙げた。回を重ねるごとに直球の質と制球力が落ちていくのを感じたという。苦しい中、得意のフォークボールを軸に3併殺打でピンチの芽を摘み「本当に大きかった」と胸をなで下ろした。  これで昨季からソフトバンク戦は6勝無敗。圧倒的な好相性にも「自分でも不思議」と首をかしげる。首位攻防の初戦を勝利に導き「絶対に負けられない相手だった。何とか勝ちたかった」と晴れやかな表情で言った。

◆パ・リーグ2位のロッテは25日、ソフトバンク13回戦(ZOZOマリン)に7-4で勝ち、連敗を3でストップ。鷹に1ゲーム差に迫った。福田秀平外野手(31)が二回、古巣から初打点となる勝ち越しの2点打を放ち、勝利に貢献。観客数の上限緩和で本拠地に今季最多の8337人が詰めかける中、首位攻防3連戦の初戦を制した。  気持ちを込めた一打となった。今季、ソフトバンクからフリーエージェント(FA)でロッテ入りした福田秀が、古巣から初打点となる適時打を放ち、チームの連敗を3で止めた。  「とにかくヒットを狙いにいきました。体がうまく反応しました。(古巣から初打点は)敵なので、そこは気にせずにやっています」  先制された直後の二回だ。敵失で同点とし、なお2死二、三塁。左腕ムーアのチェンジアップを中前へ。勝ち越しの2点打になった。  8月下旬から右恥骨筋損傷で約1カ月間、離脱した。今月23日の復帰後は3試合連続安打。打線はこの回に6安打を集めて5得点。首位・ソフトバンクと今季の命運を左右する3連戦の初戦を取り、1ゲーム差に接近した。  福田秀は開幕直前、6月16日の巨人との練習試合で死球を受け、右肩甲骨を亀裂骨折。ソフトバンクとの開幕戦には2本の注射と5錠の痛み止めを服薬して強行出場したが、2戦目で離脱。7月23日に1軍復帰したが不振に陥り、8月に再びチームを離れた。  「早く戻りたかったけど、戻ったところで戦力にならなかったら前回と一緒なので」  観客の上限緩和で、この日の本拠地ZOZOマリンスタジアムには8337人のファンが詰めかけた。右大腿二頭筋の筋損傷で離脱していた荻野も1番で復帰。井口監督が理想に掲げる福田秀との1、2番コンビが初めて実現した。  「久しぶりにお客さんが増えて、選手は拍手で奮起してくれましたね」と指揮官。9勝3敗1分けと圧倒する鷹との3連戦で首位浮上を狙う。(湯浅大) ★お立ち台では"失敗"  お立ち台を下りた福田秀は、ベンチ裏での取材対応で「心残りはお客さんが入ってのヒーローインタビューが初めてだったのに『はじめまして』が言えなかった。ロッテのファンの方にあいさつできなかった」と悔やんだ。それでも「また立ってあいさつできるように頑張りたい」と笑顔。今後のモチベーションの一つになった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46344 0.575
(↓0.007)
-
(-)
36355
(+4)
295
(+7)
97
(+1)
60
(+1)
0.242
(↑0.001
3.160
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
46362 0.561
(↑0.005)
1
(↑1)
36351
(+7)
364
(+4)
69
(-)
63
(+1)
0.242
(↑0.002
4.180
(-)
3
(-)
楽天
42393 0.519
(↓0.006)
4.5
(-)
36407
(+4)
372
(+5)
89
(-)
48
(-)
0.260
(↓0.001)
4.260
(↓0.01)
4
(-)
日本ハム
39423 0.481
(↓0.007)
7.5
(-)
36360
(+2)
362
(+9)
64
(-)
46
(+1)
0.256
(-)
3.870
(↓0.04)
5
(-)
西武
38422 0.475
(↑0.007)
8
(↑1)
38350
(+5)
384
(+4)
83
(-)
55
(+1)
0.245
(↑0.001)
4.510
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
30486 0.385
(↑0.008)
15
(↑1)
36315
(+9)
361
(+2)
61
(+2)
65
(+2)
0.243
(↑0.001)
4.080
(↑0.02)