DeNA(☆7対1★)巨人 =リーグ戦14回戦(2020.09.19)・横浜スタジアム=
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巨人
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DeNA
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勝利投手:濵口 遥大(5勝4敗0S)
敗戦投手:今村 信貴(3勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】梶谷 隆幸(13号・3回裏ソロ),ソト(16号・3回裏ソロ),梶谷 隆幸(14号・7回裏2ラン),佐野 恵太(12号・7回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAが一発攻勢で快勝。DeNAは初回、佐野の適時打で先制する。その後は3回裏に梶谷とソトの2者連続本塁打、7回には梶谷と佐野の2ランが飛び出し、試合を優位に進めた。投げては、先発・濱口が6回途中1失点で今季5勝目。敗れた巨人は、投打ともに振るわなかった。

◆巨人今村信貴投手(26)が、初回からエンジン全開でマウンドに上がる。 19日のDeNA戦に先発予定。敵地横浜は、今季初勝利をマークした場所だ。4勝目を目指す左腕は「打線がいいので、しっかり試合を作れるようにしたい。初回から全力でいきます!」と意気込んだ。

◆巨人阿部慎之助ヘッドコーチ代行(41)が19日、DeNA戦(横浜)の試合前練習で精力的に動き回った。 ナイター翌日のデーゲームのこの日は全体練習は行わず、個人で調整。早速、ノックバットを持ち、炭谷にキャッチャーフライを打ち上げ、マウンドでは投球練習、三塁ではノックを受けた。外野に移動した後は、鍵谷らのキャッチボール相手を務めた。2軍監督を務める今季、練習では若手とともに汗を流すことを大事にするが、1軍でもそのスタイルを貫いた。

◆巨人が得点力アップと連敗ストップに向け、オーダーを変更した。3番坂本勇人内野手(31)、4番岡本和真内野手(24)、5番丸佳浩外野手(31)をクリーンアップに起用。試合前の時点で21イニング連続無得点だが、「サカオカマル」でDeNA浜口を攻略する。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が、自身5試合ぶりの安打を放った。1回1死一塁、DeNA浜口の低めの143キロ直球を中前にはじき返した。 11日のヤクルト戦の8回に決勝ソロを放ったが、12、13日の同戦は無安打。15日の阪神戦は3打席凡退で途中交代し、16日、17日の同戦は「軽い体調不良」で欠場した。スタメン復帰した18日DeNA戦は無安打だった。

◆2年連続本塁打王のDeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、来日通算100号本塁打となる16号ソロを放った。 2点リードの3回1死、巨人の先発今村の3球目、真ん中に入った144キロ直球を逃さず、弾丸ライナーで左翼席へ。「感触がよく打った瞬間入ると思いました。積極的にいき、いいスイングができました」と真剣な表情で話した。 ソトは来日3年目での大台到達。過去2年はいずれも9月に10本塁打を放っており、今季は、この1発で17試合で7本目。実績通りのハイペースでアーチを量産している。

◆「ハマの韋駄天(いだてん)」ことDeNA梶谷隆幸外野手(32)が、2試合連発となる13号ソロを放った。 1点リードの3回1死、巨人の先発今村の初球を捉え右翼席に運んだ。 この日から収容人数の上限が1万6000人となり、今季初めて外野席に陣取った横浜ファンも大喜び。絶好調のリードオフマンは「頭の整理ができていて、いいイメージで打席に入ることができました。貴重な追加点を取ることができうれしいです」と喜んだ。

◆巨人坂本勇人内野手(31)が適時二塁打を放ち、連続イニング無得点を26で止めた。 3点を追う6回2死一塁、DeNA浜口の137キロを捉えた打球が右中間を破った。「つなぐ意識を持って積極的にスイングしました。得点につながってよかったです」とコメント。連続イニング無得点は、16日阪神戦の6回から始まり、その後2試合連続ゼロ封負け。21イニング連続無得点で、この試合を迎えていた。

◆巨人先発の今村信貴投手(26)が5回3失点で降板した。 直球とフォークで毎回の8三振を奪うなど被安打は3も、3回に梶谷、ソトに2者連続弾を浴び、1発に泣いた。「自分の失投を逃してくれませんでした。最低限のピッチングはできたのかもしれませんが、もっと高いレベルを目指さなければいけません。同じ失敗をしないためにも、ブルペンから意識を変えていきたい」と振り返った。

◆DeNAは1回に佐野の適時打で1点を先制。3回には梶谷、ソトの2者連続ソロで2点を加点した。先発浜口は3回まで無失点。 巨人は6回に坂本の適時二塁打で1点をかえした。先発の今村は5回3失点で降板。DeNAは先発浜口が6回途中1失点で降板。 DeNAは7回に梶谷の14号2ランと佐野の12号2ランで加点し、2連勝。巨人は中継ぎ陣が踏ん張れず3連敗となった。DeNA浜口が5勝目。巨人今村が1敗目。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手が巨人の先発今村から今季16号を放って通算100本塁打を達成。プロ野球297人目。 出場321試合目で到達は05年ウッズ(中日)19年山川(西武)に並び6位タイのスピード。初本塁打は18年5月6日の巨人8回戦(横浜)で野上から。

◆巨人は「サカオカマル」の中軸で得点力アップを狙ったが、1得点に沈み、3連敗を喫した。 4番岡本、5番丸の前の3番に、18日のDeNA戦では1番だった坂本を起用。坂本はチーム27イニングぶりの得点となる適時打を含む2安打1打点と気を吐いたが、チームは散発5安打に終わった。原監督は「3番で切れるケースがすごく多くて、そこに勇人をね。少し兆候は出てるから。好転していくようにしなきゃいけないですね」と話した。阪神が敗れ、マジックは34に減ったが、2軍からリリーフを補充し、立て直しを図る。

◆巨人は27イニングぶりの得点を挙げたが、3連敗を喫した。 16日の阪神戦の6回から続いた連続イニング無得点を、6回2死一塁から坂本勇人内野手(31)が適時二塁打を放ち、26で止めた。2点を追う7回には1死満塁の好機をつくるもヘラルド・パーラ外野手(33)が投ゴロ併殺に倒れ、追加点を挙げることができなかった。 投げては先発の今村信貴投手(26)が5回3安打で、毎回の8三振を奪うも2本塁打を浴び3失点。中継ぎ陣も、3番手大江竜聖投手(21)、4番手桜井俊貴投手(26)がそれぞれ被弾するなど踏ん張り切れず。計4被弾7失点と崩れた。 原辰徳監督(62)は「やっぱり、あそこ(7回)の1アウト満塁の場面かな。あそこで1点でも取るとまた違うんでしょうね。粘っこく今村は投げていってたけどね。あそこが分岐点になったのかなという気はするね」と悔やんだ。

◆2年連続本塁打王のDeNAネフタリ・ソト内野手が、通算100号となる16号ソロを放った。 2点リードの3回1死、巨人今村の直球を弾丸ライナーで左翼席最前列へ突き刺した。来日3年目、出場321試合目の大台到達は球団史上最速で、歴代6位タイのハイペース。「特別意識はしていませんでしたが、支えてくださった方々に感謝しています。この環境でプレーできていることに幸せを感じています」と喜んだ。

◆ホームランボールプレゼンターだ! DeNA梶谷隆幸外野手(32)が、入場制限が緩和され、初めて外野席にファンを迎えた横浜スタジアムで「規制緩和1号」となる13号ソロを放った。 7回には14号2ラン。2安打3打点の大活躍で首位巨人を相手に2連勝に導いた。7月10日阪神戦(甲子園)での「有観客開催1号」に続くアーチで、チーム今季最多1万3106人のファンを沸かせた。「ハマの韋駄天(いだてん)」梶谷は「1」に強い。1点リードの3回1死、巨人今村の「1」球目、外角低めスライダーを捉え、本拠ハマスタ右翼席へ「1」個目のホームランボールをプレゼントした。これまでの上限5000人の2・5倍以上となる1万3106人の声援がふりそぞく中、悠然とダイヤモンドを周回し「何とか1本出したいという気持ちでした。(先発の)浜口を助けたいと思っていました」と喜んだ。 またもやファンの前で節目の1発だ。7月10日、初の有観客開催となった阪神戦。1回無死、青柳から12球団で「有観客1号」となる3号先頭打者弾を放ち、生観戦を待ちわびたファンへ、12球団最速の「1」個目のホームランボールを届けていた。敵地での記念弾に続き、この日は本拠で「規制緩和1号」。お立ち台に立ったヒーローは「やはりファンの方々の応援には、私たちは背中を押されます」。ほどこされたら、ほどこし返す。そう、恩返し弾だ。 今季は「1」番中堅が定位置で「1」球目に無類の強さを見せる。初球に対して45打数18安打の打率4割。初球本塁打は実に6本目で、これには「甘い球がきたら初球から」と常に話しているラミレス監督も納得の表情。打率3割1分5厘、リーグ「1」位の62得点とフル回転する梶谷に「引きつけて最後までよくボールを見ている。他のチームと比べても今、ベストのリードオフマンといえる」と「1」番の評価を与えた。 首位を独走する巨人の背中は遠いが、梶谷は「残り40試合、より多くの方が足を運んでいただけるように頑張ります」と力強くファンに宣言。チーム打率12球団「1」位の強力打線をけん引し、「1」歩ずつ、その差を縮めていく。【鈴木正章】 ▽DeNAラミレス監督(4本塁打で快勝)「多くのお客さまがこのゲームをエンジョイできたことをうれしく思います。4万人以上の声援に聞こえました」 ◆梶谷の有観客試合1号 有観客解禁となった7月10日阪神戦(甲子園)で先頭打者本塁打を放った。初回、青柳の投じた3球目のカットボールを右翼席へ運び「しっかりトップを作りいいスイングができました」と有観客試合第1号となった先頭弾を振り返った。試合は5回降雨コールドで敗れたが、5回に適時打を放つなど3安打2打点の活躍だった。

◆巨人が試合前の全体練習を休止した。この日はナイター翌日のデーゲーム。さらに9連戦中であることを考慮し、コンディションを優先したとみられる。  フリー打撃は行わず、野手は守備練習やティー打撃など軽いメニューにとどめた。17日の阪神戦(東京ドーム)の九回に三塁守備で2失策を犯した田中俊のノックの途中、原監督が三塁付近で直接指導を行う場面もあった。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(31)が、2-0の三回に迎えた第2打席で左越え16号ソロを放ち、来日3年目での通算100号に到達した。1死から巨人・今村の初球、144キロの直球を弾丸ライナーで左翼席へ突き刺した。  「感触が良く打った瞬間入ると思いました。積極的にいきいいスイングができました」  2018年に41本、19年に43本を放ち、2年連続で本塁打王に輝いたソトは来日3年目、出場321試合目での大台到達となり、中日・ウッズ、西武・山川に並ぶ史上6位のスピードで、球団最速となった。

◆2戦連続の零封だった巨人打線は、この日も1点に抑えられて3連敗を喫した。  前日に続き、DeNAに主導権を握られた。先発の今村は一回、二塁手・吉川尚の失策が絡み2死二塁のピンチを招くと、佐野に右翼線への適時打を浴びて1点を失った。三回には梶谷、ソトの連続本塁打を許し0-3。今村は5回3安打3失点(自責点2)でマウンドを降りた。  巨人はDeNA先発・浜口の前に、5回までわずか1安打に封じられた。六回、坂本の適時二塁打で1点を返すも反撃はここまで。逆に七回、梶谷にツーラン、佐野にツーランを許し突き放された。

◆DeNAが4本の本塁打で圧倒し、2連勝。梶谷はこの日2本の本塁打を放ち3打点、佐野も3打点と大活躍だった。  DeNAは一回、2死二塁のチャンスを作ると、佐野の右翼線への適時打で1点を先制。三回には連続本塁打が飛び出した。1死ランナーなしの場面、梶谷が右翼席へ豪快にボールを運ぶと、続くソトが左翼席へ通算100本塁打となる16号ソロを放ち、3-0。  先発の浜口は5回まで1安打に抑えていたが、六回、吉川尚を四球で歩かせ、坂本に適時二塁打を浴びたところで降板。中継ぎ陣は七回、3番手エスコバーが1死満塁のピンチを併殺で切り抜けるなど粘りのピッチングを見せて、巨人打線を封じた。  梶谷は七回にも14号ツーランを放ち、この日3打点と大活躍。七回には佐野の12号ツーランも飛び出した。

◆DeNAの浜口は六回途中まで2安打1失点の好投で5勝目を挙げた。「調子は良かった。直球に速さがあり、角度、質も良かった」と満足げに振り返った。  一回1死一、二塁で岡本を直球で左飛に、続く丸を変化球で空振り三振に仕留めて波に乗った。武器のチェンジアップを効果的に織り交ぜて二~五回は一人の走者も出さなかった。3-0の六回2死から1点を失ったところで救援を仰いだ。ラミレス監督は「力強いパフォーマンスをしてくれた」とたたえた。(横浜)

◆巨人の今村は5回を投げて8三振を奪う力投で3失点にまとめたが、打たれた3本のヒット全てが得点に結び付き今季初黒星を喫した。「最低限のピッチングはできたかもしれないが、もっと高いレベルを目指さなければいけない」と反省した。  三回に梶谷とソトに連続でソロ本塁打を浴びた。「自分の失投を逃してくれなかった。同じ失敗をしないためにもブルペンから意識を変えていきたい」と話した。(横浜)

◆DeNAのソトが2-0の三回に鋭い打球で左翼席へ16号ソロを運び、来日3年目で通算100本塁打をマークした。321試合目での到達はプロ野球歴代6位タイで球団では最速。「支えてくださった方々に感謝している。この環境でプレーできていることに幸せを感じる」とコメントした。  昨季まで2年連続で本塁打王を獲得。今季はここまで岡本(巨人)らに後塵を拝しているが、9月に入って7本目とペースを上げてきた。(横浜)

◆DeNA・浜口が5回2/3を2安打1失点に抑え、5勝目をマーク。140キロ台後半の直球でグイグイ押した。「ストレートにスピードがあり、角度、質も良かった分、落ちるボールも効果的に使うことができました」。プロ4年目左腕は開幕からチームでただ一人、先発ローテーションを守っている。

◆今村は5回3失点で今季初黒星を喫した。一回に佐野に右翼線二塁打を浴びて先制を許すと、三回は梶谷、ソトに連続本塁打を浴びた。救援陣は七回に4点を失い、3連敗中は計24失点。阿部ヘッドコーチ代行は「カウント負け(ボール先行)を反省しなきゃいけない」と険しい表情だった。

◆打線の組み替えも実らない。巨人は5安打1得点で今季4度目の3連敗。原辰徳監督(62)は、反撃のチャンスを逸した場面を嘆いた。  「あそこ(七回)の1アウト満塁の場面かな。あそこで1点でも取るとまた違うんでしょうね」  3点ビハインドの六回に3番に入った坂本の右中間適時二塁打で27イニングぶりの得点を挙げ、七回にも1死満塁の絶好機を作った。しかし、途中出場のパーラが痛恨の投ゴロで"ホームゲッツー"に倒れた。  助っ人は右膝の故障から復帰した前日18日も3三振。この日も2打数無安打と元気がない。この凡退で追撃ムードはしぼんだ。  巨人は17日の阪神戦で0-11の大敗。前日18日のDeNA戦も0-6で敗れ、2試合連続で零封されていた。原監督はこの日から吉川尚を1番に、坂本を8月22日以来の3番で起用し、岡本、丸の主砲トリオでクリーンアップを組んだ。「なかなか、このところ3番で(攻撃が)切れるケースがすごく多くて。そこに(坂本)勇人を入れた」と説明。坂本は5試合ぶりの安打を含む2安打と気を吐いたが、打線は最後までつながりを欠いた。  2位・阪神も敗れ、優勝マジックは1つ減って「34」。指揮官は「打てなきゃ悔しいし、点が入らなければ悔しいしね。それでいい。つなげていくことが大事」と4連敗阻止へ、気持ちを切り替えた。(谷川直之)

◆ファンに感謝の4発だ!! セ・リーグ3位のDeNAは19日、1万3106人が来場した巨人14回戦(横浜)に7-1で快勝。4番・佐野恵太内野手(25)が駄目押しの12号2ラン、ネフタリ・ソト内野手(31)が16号ソロ、梶谷隆幸外野手(32)が2本塁打を放ち、巨人を粉砕した。この日から政府によるイベント入場制限が緩和され、新型コロナウイルスの感染拡大以降では、国内スポーツで初めて観客動員が1万人を超えた。  コロナ禍で前日まで設置されていた外野席の特大フラッグは取り除かれた。観客数が大幅に緩和された一戦。5-1の七回2死二塁で、佐野が駄目押しの12号2ランをベイスターズファンが陣取る右翼席に届けた。  「追い込まれていましたが、自分のスイングで力強く捉えることができました」  頼れる主将は一回2死二塁でも「コンパクトに捉えることができた」と先制の右前適時打を放つなど、この日は4打数3安打3打点。スポーツ界にとって大きな節目となった試合で大活躍を見せた。  打率・356はリーグトップを独走中。左打者では1982年の長崎啓二(・351)を超える球団最高打率も視野に捉えている。  政府によるイベント入場制限が緩和されたこの日、ハマスタは外野席を開放し、観客数上限は5000人から1万6000人に増員された。今季最多を大幅に更新する1万3106人の観衆が訪れた一戦で対巨人では昨年9月11日以来の1試合4本塁打が飛び出した。  ラミレス監督も「皆さんの声援(拍手)は4万人以上にも聞こえました。本塁打が多く出たのも、声援のおかげ。チームに流れが来たのかなと思います」と満足そうだ。  3安打の佐野に負けじと梶谷が三、七回に本塁打。2年連続本塁打王のソトもファンを沸かせた。三回に弾丸ライナーで左翼席へ16号ソロ。来日3年目、出場321試合で球団史上最速の通算100号に到達した。入団以来、9月は月間10本塁打、20打点をマークしており、今年もすでに7本塁打、20打点。"ミスター・セプテンバー"が逆襲へのキーマンだ。  勝利後に球団応援歌が流れている間、佐野と直立不動でグラウンドに並ぶ姿が今季の話題となっている。「ファンの皆さんへのリスペクトを体現しています」と観客を喜ばすことを常に考えている。  首位・巨人に連勝したものの、まだ10ゲーム差がある。それでも直接対決は残り10試合で、ホームは7試合。ラミレス監督は「観客が増えた重要な試合で勝てた。勝つことで希望をつなぐことができる」と前を見据えた。奇跡を信じて、ジワリ、ジワリと原巨人を追い詰める。(湯浅大)

◆セ・リーグ3位のDeNAは19日、1万3106人が来場した巨人14回戦(横浜)に7-1で快勝。この日から政府によるイベント入場制限が緩和され、新型コロナウイルスの感染拡大以降では、国内スポーツで初めて観客動員が1万人を超えた。  明らかに景色は違っていた。上限5000人だったハマスタで観客は内野席にしか入れていなかったが、この日から外野席や左翼席上部の「ウィング」席も開放。DeNAの選手は久しぶりに360度をファンに囲まれながらプレーする"感覚"を堪能していた。  今まではよく聞こえていた選手の大きな声や捕手の捕球音などは、3倍近く増えた観衆の手拍子やざわめきで、あまり聞こえてこなかった。まだ全体の半分も埋まっておらず、大声での応援は禁止されているが、臨場感は確実に増し、どこか懐かしい雰囲気を思い出した。  その一方で、球団側は密を避けるために客席の両隣と前後を空席にし、試合後は規制退場を実施するなど対策を取っているが、1万人以上が集結した光景にわずかな不安を感じたのも事実だ。国内スポーツの先頭を走るプロ野球を盛り上げるためにも、ファンもよりいっそうの感染予防を徹底しなくてはいけないと感じた。 (遊軍記者・湯浅大)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
47254 0.653
(↓0.009)
M34
(↑1)
44353
(+1)
262
(+7)
95
(-)
46
(+1)
0.255
(↓0.001)
3.330
(↓0.04)
2
(-)
阪神
38354 0.521
(↓0.007)
9.5
(-)
43334
(+1)
311
(+4)
81
(-)
49
(-)
0.246
(↓0.001)
3.530
(↑0.04)
3
(-)
DeNA
38365 0.514
(↑0.007)
10
(↑1)
41345
(+7)
309
(+1)
81
(+4)
19
(+1)
0.271
(-)
3.740
(↑0.04)
4
(-)
中日
34405 0.459
(↑0.007)
14
(↑1)
41263
(+4)
329
(+1)
45
(+1)
19
(-)
0.240
(-)
3.870
(↑0.04)
5
(-)
広島
30388 0.441
(↑0.008)
15
(↑1)
44333
(+3)
366
(+2)
78
(+1)
32
(+1)
0.267
(↑0.001)
4.450
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
29426 0.408
(↓0.006)
17.5
(-)
43329
(+2)
380
(+3)
73
(+1)
45
(-)
0.253
(↓0.001)
4.500
(↑0.02)