広島(☆9対2★)中日 =リーグ戦17回戦(2020.09.16)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:野村 祐輔(5勝1敗0S)
敗戦投手:岡野 祐一郎(2勝2敗0S)

本塁打
【広島】松山 竜平(4号・4回裏2ラン),磯村 嘉孝(1号・4回裏ソロ),ピレラ(9号・7回裏ソロ)

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◆投打のかみ合った広島が快勝。広島は初回、ピレラの適時打で先制する。その後は4回裏に松山の2ランと磯村のソロ、7回にはピレラのソロが飛び出すなど、効果的に加点した。投げては、先発・野村が6回途中2失点で今季5勝目。敗れた中日は、投打に精彩を欠いた。

◆広島ホセ・ピレラ外野手(30)が2試合連続の先制タイムリーを放った。 前日15日に続いて「3番左翼」で先発出場。1番大盛、2番菊池涼が連続左前打でチャンスメーク。無死一、三塁から中日岡野の地面すれすれの変化球を引っ張り、左前打で先制点をたたき出した。助っ人は「ランナーが得点圏にいたので、まずは大盛を返そうと思い打席に入りました。良い先制点になったね」と喜んだ。

◆広島松山竜平外野手(34)が出場32試合ぶりとなる4号2ランを放った。 1点リードの4回、無死一塁から、中日岡野の内角143キロ直球を捉え、右翼スタンドに放り込んだ。8月7日阪神戦以来の久々の1発に「いい反応で捉えることが出来たのでしっかり押し込むことができました。追加点になって良かったです」と振り返った。2死からはこの日昇格したばかりの磯村嘉孝捕手(27)が左越えの1号ソロを放ち、「(野村)祐輔さんが頑張っているので、1本出て良かったです」。1イニング2発の猛攻で先発野村を援護した。

◆広島長野久義外野手(35)が貴重な2点適時打を放った。 2点差まで迫られた直後の6回裏の攻撃、2死満塁から代打で登場。カウント1-1から中日藤嶋の真ん中低め直球を左前にはじき返し、2者が生還。勝負どころで追加点を奪った。長野は「みんながつないで作ってくれたチャンスだったので、かえすことが出来て良かったです。(堂林)翔太ナイスラン。ありがとう」と二塁から好走した堂林をねぎらった。

◆広島野村、中日はルーキー岡野が先発。広島は1回無死一、三塁からピレラの左前適時打で1点を先制。中日は3回まで無得点。 広島は4回、松山の4号2ラン、磯村の1号ソロで3点を追加。中日は6回、代打木下拓の適時打などで2点を返した。 広島は7回にピレラの9号ソロ、8回に坂倉の適時打などで加点。13安打9得点で大勝した。野村が5勝目。中日は2連敗で、岡野が2敗目を喫した。

◆中日先発岡野祐一郎投手は2発を浴びるなど5回6安打4失点。リリーフ陣も終盤に失点を重ねて5位広島に連敗を喫した。 与田監督は「打たれてしまったのは事実。その結果しかない」と言葉少な。初回、ビシエドの二塁打で一塁から本塁突入し憤死したアルモンテについて「ホームにいこうという走りができていたのか...。結果論で言ってもしようがないので」と先制機を逃したことを悔やんでいた。

◆広島ホセ・ピレラ外野手の2戦連続先制打が2戦連続決勝打となった。1回無死一、三塁から追い込まれながら中日岡野のフォークを拾って三遊間を破った。前日に続く1回の先制打でチームを勢いづけた。7回には右翼席へ9号ソロで9日以来の複数安打となった。「走者が得点圏にいたので、打って返そうと思った」。試合後には来日初の本拠地お立ち台に上がった。

◆広島野村祐輔投手(31)が6回途中8安打2失点の粘投でチームを2カードぶりの勝ち越し&連勝に導いた。この日右肘を手術したことを発表し、今季中の復帰が絶望的となった大瀬良大地投手(29)の5勝に並んだ。長年苦楽をともにし、無念の離脱となった後輩の思いも背負い、先発投手陣の最年長右腕が、チームを勝利に導いていく。野村が仲間の思いを背負い、本拠地のマウンドで101球を投げ込んだ。先発として試合を作り、チームを連勝に導いたものの、6回途中で2点目を失ったところで降板となった。右腕は「何とかあのイニングを投げ切りたかった。チームが勝ったのはすごくいいことだが、何とか投げ切りたかった」と悔やんだ。 持ち前の「打たせて取る」投球で、凡打の山を築いた。130キロ台後半ながら、打者へと食い込んでいく直球と、多彩な変化球で的を絞らせず、丁寧にコースに投げ分けた。5回までは毎回走者を出しながらも、後続を断ち、攻撃にリズムをもたらした。佐々岡監督は「あと一押し。粘り強く投げてくれたのは確かですけどね」と一定の評価を口にした。 この日の試合前、チームのエース大瀬良が右肘を手術したことが球団から発表された。手術前に、野村は大瀬良に「焦っても仕方ない。しっかり治して」と伝えたという。体を張って、投手陣、チームを引っ張ってきた後輩右腕について「これからはリハビリになると思う。大地が戻ってくるまでチームを引っ張っていけるように頑張っていきたい」を覚悟を口にした。 野村は2月春季キャンプ序盤に右ふくらはぎを負傷した影響で出遅れ、今季初登板は開幕から約1カ月遅れの7月22日。しかし地道に勝ち星を積み重ね、離脱したエース大瀬良に並ぶ5勝目を手にした。「1戦1戦勝つだけ。上に上がるしかない。1つ1つ勝ちを積み重ねていきたい」。先発投手陣の最年長右腕が、チームを上位へと押し上げていく。【古財稜明】

◆3本塁打の広島が大勝した。一回はピレラが先制打を放ち、四回は松山の2ランと磯村のソロで3点。六回は長野の2点打、七回もピレラのソロで加点した。野村は5回2/3を2失点で5勝目。中日は岡野が崩れ、救援陣も粘れなかった。

◆中日の高橋が17試合連続安打と好調を維持している。ビシエドに続く5番を担っており、六回は先頭打者として右前打を放って得点につなげた。  三塁手としての守備も安定感は抜群で、攻守で欠かせない存在になっている。「明日も頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。

◆広島は中日に9-2で連勝を飾り、2カードぶりの勝ち越し。広島・佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り。  --大瀬良が右肘の手術を受け、長期離脱が決まった  「早く治して帰って来てほしい。いつになるかわからないけど。詳しくはトレーナーに聞いてほしい」  --若手投手のチャンスは増える  「エースが抜けるのは痛いが、先発枠が空くのでつかんでほしい。下から(推薦がなく)寂しいが、当然チャンスはある」  --打線は13安打9得点で援護した  「理想的なね。先制できて、松山が打って、一番大きかったのは長野かな。2点取られて(相手の)追い上げムードだった。2死から長野の一発が出たのは非常に良かった」  --野村は5回2/3を8安打2失点と粘って今季5勝目を挙げた  「いつも六回の100球前後のというところでね。連戦が続く中でもう一押し、あと1人1イニングを粘ってほしいというところは正直な気持ちであるけど、粘り強く投げてくれたのは確か」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
47224 0.681
(↑0.005)
M35
(↑3)
47352
(+7)
238
(+6)
95
(+2)
45
(+1)
0.260
(↑0.001)
3.210
(↓0.04)
2
(-)
阪神
36344 0.514
(↓0.008)
11.5
(↓1)
46314
(+6)
303
(+7)
75
(+1)
48
(-)
0.244
(↓0.001)
3.610
(↓0.05)
3
(-)
DeNA
36355 0.507
(↓0.007)
12
(↓1)
44332
(+2)
299
(+3)
75
(-)
17
(+1)
0.273
(-)
3.770
(-)
4
(-)
中日
33395 0.458
(↓0.007)
15.5
(↓1)
43255
(+2)
320
(+9)
44
(-)
19
(-)
0.240
(↑0.001
3.870
(↓0.08)
5
(-)
広島
29378 0.439
(↑0.008)
16.5
(-)
46325
(+9)
350
(+2)
75
(+3)
31
(-)
0.266
(↑0.002
4.350
(↑0.04)
6
(-)
ヤクルト
27416 0.397
(↑0.009)
19.5
(-)
46304
(+3)
372
(+2)
67
(+1)
45
(-)
0.250
(↓0.001)
4.580
(↑0.03)