ヤクルト(★3対8☆)DeNA =リーグ戦16回戦(2020.09.15)・明治神宮野球場=
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DeNA
20110103081002
ヤクルト
0200010003621
勝利投手:坂本 裕哉(2勝0敗0S)
敗戦投手:石川 雅規(0勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(15号・1回表2ラン),宮﨑 敏郎(12号・6回表ソロ)
【ヤクルト】青木 宣親(14号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは2-2で迎えた3回表、ソトの適時打で勝ち越しに成功する。その後は、6回に宮崎のソロ、8回には柴田の3点適時二塁打が飛び出すなど、着実にリードを広げた。投げては、先発・坂本が6回途中3失点で今季2勝目。敗れたヤクルトは、先発・石川が誤算だった。

◆ヤクルトは、この日1軍に選手登録された浜田太貴外野手(20)が「7番・中堅」でスタメンに名を連ねた。先発出場は、今季5試合目となる。 アルシデス・エスコバー内野手が「2番・遊撃」に入り、中山翔太外野手が2試合連続のスタメンで「6番・右翼」に入った。 石川雅規投手と、西田明央捕手の先発バッテリー。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、2試合連続となる15号先制2ランを放った。 1回1死二塁、ヤクルト先発石川の5球目、外角125キロを逆らわずに右翼席へ運んだ。通算99号となる先制弾に「打ったのはシンカーです。ボールを呼び込み、いいコンタクトができました。相手より先に点を奪うことができうれしいです」と真剣な表情で話した。

◆ヤクルト坂口智隆外野手(36)が、同点適時打を放った。 2点を追う2回2死満塁、フルカウントからDeNA先発坂本の130キロスライダーをとらえ、左前へはじき返した。2点適時打となり、先発石川を援護した。 4試合ぶりの打点をマークし「みんながつないでくれたので、何とかして返したかったので、タイムリーになってよかったです」とコメントした。

◆ヤクルト青木宣親外野手が、反撃の14号ソロを放った。 2-5で迎えた6回1死、カウント2-1からDeNA先発坂本の高めに入った124キロスライダーを完璧にとらえた。打球は右翼スタンドへ。「後ろにつなぐことだけを考えて打席に入りました。ホームランになってよかったです」とコメントした。 14号はチームトップ。キャプテンの一振りで、反撃ののろしを上げた。

◆バスケットボールBリーグB2の群馬クレインサンダーズに今季千葉ジェッツから期限付き移籍したマイケル・パーカー(38)が15日、神宮球場で行われたプロ野球ヤクルト対DeNA16回戦で始球式を行った。 野球経験者だというパーカーは群馬のユニホーム姿でさっそうと登場。2メートルの長身から剛速球、とはいかなかったが、DeNAの1番梶谷に対し、ノーバウンド投球。投げ終わったパーカーは、苦笑いでマウンドを降りた。その後、ヤクルトのマスコットのつば九郎に肩をたたかれながら、ボールを受け取り、観客に一礼した。「バスケットとは違う環境で、遠くから観客が見ていて緊張したが、ストライクが取れてうれしかった」と投球を振り返った。 パーカーは08年に当時bjリーグの福岡に入団。その後、国内のチームで活躍し、15年には日本国籍も取得。今年7月に群馬に移籍した。今回の始球式はヤクルトのトップスポンサーである株式会社オープンハウスがオーナー会社を務める群馬クレインサンダーズとの「コラボデー」として実現した。 群馬は18-19シーズンにファイナルに進出したが、あと1歩のところでB1昇格を逃した。昨季は新型コロナの影響で3月に打ち切りとなったが、後半9連勝するなど、上り調子でシーズンを終えた。今季はパーカーだけでなく、B1から多くの選手を補強し、B2優勝&B1昇格を狙う。 開幕は10月3日茨城戦。パーカーは「調子は少しずつ上がってきている。練習にハードに取り組めている。ブースターの応援に恥じないよう頑張って、優勝に向かってプレーしていきたい」と意気込んだ。【松熊洋介】

◆DeNAは1回にソトの15号2ランで先制。ヤクルトは2回に坂口の2点適時打で同点。DeNAは3回にソトが勝ち越し適時打。 DeNAは4回に大和の犠飛、6回に宮崎の12号ソロで加点。ヤクルト先発の石川は4回4失点で降板。 DeNAは8回に柴田の3点適時打で突き放し、快勝。先発坂本が2勝目。ヤクルトは引き分けを挟んで6連敗で石川が4敗目。

◆ヤクルトは今季初の6連敗を喫し、11カード連続で初戦を落とした。今季8戦目の石川は、4回4失点で4敗目。甘く入った球を痛打された。 今季初勝利が遠く、高津監督は「丁寧にいっているのはよく分かったが、この1球、勝負どころで高くなったかな」。16日は新加入の歳内に、初先発で連敗ストップを託すことになり「大変な時に初登板になるけど、非常に期待しています」と話した。

◆DeNAのドラフト2位ルーキー坂本裕哉投手が、約3カ月ぶりの2勝目を挙げた。 序盤は制球に苦しんだが、3回以降は立て直し5回1/3を4安打3失点。「3回以降はバランスを意識して試合を作ることを考えた結果、0でまとめることができてよかったです」と冷静に振り返った。6月25日中日戦でプロ1勝も右足首を捻挫して長期離脱。復帰2戦目で真価を発揮した。 ▽DeNAラミレス監督(坂本の粘投に) 3回から精度がよくなったね。変化球がストライクからボールになる軌道で、打ち取れるようになったのかな。 ▽DeNAソト(先制15号2ランを含む2安打3打点) (15号は)甘い球がきたら積極的にいこうと思っていた。イツモオウエンアリガトウゴザイマス!

◆ヤクルト高津臣吾監督は、14日に1軍の出場選手登録を抹消となった塩見泰隆外野手(27)について「上半身のコンディション不良」と説明した。 塩見は、13日の巨人戦(東京ドーム)の試合前練習に参加していなかった。ベンチ入りメンバーには入ったが、試合にも出場していなかった。 今季は上半身のコンディション不良のため8月12日に抹消となり、9月1日に再登録されたばかりだった。1軍では1番や5番などでスタメン起用され、11日の巨人戦(東京ドーム)では3打数2安打と結果を残していただけに、悔しい離脱となった。

◆ヤクルト高津臣吾監督は、この日に出場選手登録した浜田太貴外野手(20)を「7番中堅」でスタメン起用した。 ベンチ前で円陣を組んで臨んだ6回、1死から青木が14号ソロを放ち、反撃ムードが高まった。2死となり、浜田はカウント1-2と追い込まれてからDeNAの2番手平田の外角低めスライダーに合わせて中前打を放った。得点にはつながらなかったが、昇格即スタメンで安打をマークした。 4番村上の後を打つ5番以降が固定できておらず、下位打線は日替わりで試している状態。高津監督は「ずっと5番以降、下位打線のところがすごい重要で、そこでチャンスを作れるか、上位で作った得点圏のランナーをかえすか、というところが今のチームにとっては大きな問題になっている」と現状を分析。その上で、パンチ力のある打撃が持ち味の高卒2年目浜田について「もちろん(走者を)かえせないこともあるかもしれないけど、しっかり経験して、しっかりバットを振って。今はしっかりバットが振れているからいいんじゃないですか」と期待を込めていた。

◆DeNAのネフタリ・ソト内野手(31)が、一回1死二塁から右越えの先制15号2ランを放った。ヤクルト・石川の125キロの変化球を運んだ。  「打ったのはシンカーです。ボールを呼び込みいいコンタクトができました。相手より先に点を奪うことができうれしいです」  来日1年目となった2018年に41本塁打、19年に43本塁打を放ち2年連続本塁打王に。これで通算99本塁打とし、大台到達に大手をかけた。

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が「1番・一塁」で先発出場。2点を追う二回2死満塁から、左前2点打を放った。  先発左腕・坂本が投じた8球目、130キロのスライダーを逆らわずに打ち返し「みんながつないでくれたので何とかしてかえしたかった。タイムリーになってよかったです」とうなずいた。

◆DeNA・大和内野手は3-2の四回1死一、三塁の第2打席で、カウント2-2からの内角球を打ちにいくとファウルとなり、そのまま自打球が左膝辺りに直撃。その場に倒れこみ、苦悶の表情を浮かべた。両脇を抱えられながら治療のためにベンチへ。約3分後に拍手に迎えられながら打席に復帰すると、2球目を左犠飛とし、チームの4点目をたたき出した。  四回の攻撃が終わると柴田と交代した。

◆ヤクルト・石川雅規投手(40)が先発し、4回82球を投げ5安打4失点。またも今季初勝利はお預けとなった。  一回、先頭の梶谷に左前打とされると1死二塁から、ソトに右翼席への先制2ランを浴びる。二回は三者凡退に抑えたが、三回は2死二塁からまたもソトに左前適時打とされた。四回は1死一、三塁から大和の左犠飛でさらに1失点。雨中のマウンドで粘りながら投球したが、四回の攻撃で打席が回り、代打が送られた。  試合前の時点で7試合に登板して0勝3敗、防御率4・67。今季8度目の先発登板だったが、19年連続の白星はつかめなかった。

◆ヤクルト・青木宣親外野手(38)が「5番・左翼」で先発出場。3点を追う六回1死から、右翼席への14号ソロを放った。  先発左腕・坂本が投じた129キロのスライダーを捉え、12日の巨人戦(東京ドーム)以来、2試合ぶりの一発。「後ろにつなぐことだけを考えて打席に入りました。ホームランになってよかったです」とうなずいた。

◆DeNAが8得点を奪い、快勝。先発のD2位左腕・坂本が5回1/3を投げて4安打3失点で2勝目を挙げた。前回の登板では5回7失点に終わったが見事に修正し、6月25日の中日戦以来、約2カ月半ぶりの白星をつかんだ。  DeNAは一回にヤクルト先発・石川を攻め立て1死二塁とすると、DeNA・ソトが15号2ランを叩き込み、先制する。二回にヤクルト・坂口の左前2点打で同点とされるも、三回、2死二塁から再びソトが適時打を放ち、勝ち越しに成功した。  四回に大和の左犠飛、六回は宮崎の12号ソロで追加点。八回には1死満塁から柴田の3点二塁打で試合を決定づけた。六回にヤクルト・青木から意地の一発を浴びるも、7回以降はパットン、エスコバー、国吉の投手リレーでスコアボードに0を並べた。  ヤクルトはこれで引き分けを挟んで6連敗。11カード連続でカード初戦を落とすことになり、先発の石川は4敗目を喫した。

◆40代の初白星が、またもお預けとなった。先発したヤクルト・石川は4回5安打4失点。四回2死で打席が回ったところで、代打・荒木を告げられた。  「どんな状況であれ、しっかりとした準備をすること。何とか長いイニングを投げたいと思います」と意気込んだ不惑の左腕だが、苦しい投球だった。  一回は先頭の梶谷に左前打を許すとその後、2死二塁からソトに右越えの先制2ランを被弾。二回は三者凡退だったが、三回、四回にも1点ずつを許した。  チームも厳しい戦いが続いている。引き分けを挟んで5連敗中で、10カード連続で初戦を落としている。7月には一時、首位に立ったが試合前の時点でチーム防御率(4・61)、被安打(714)、被本塁打(92)はいずれもセ・リーグワーストだ。  課題の投手陣に加え、打撃陣も状態が良いとはいえない状況となっている。チーム総得点(298)、チーム本塁打(65)は同5位と投打で振るわない試合が続いている。  「こちらに流れが来ると思って、しっかり我慢して努力をするということは絶対に続けていきたい」と話していた高津監督。風向きが変わる日を信じ、戦い続ける。(横山尚杜)

◆2年連続本塁打王にようやく量産ムードが高まってきた。DeNA・ソトが一回に先制の15号2ランを放った。  「ボールを呼び込み、いいコンタクトができました。相手より先に点を奪うことができうれしいです」  一回1死二塁、ヤクルト・石川が投じた125キロのシンカーを軽々と右翼席へ運んだ。来日1年目の2018年は41本塁打、19年には43本塁打。この日の15号を合わせて通算99号。100本塁打の大台到達に王手をかけた。9月に入り、13試合目で今季の自身月間最多に並ぶ6本目。この日は同点の三回にも適時打を放っており、月間19打点も7月に並ぶ今季最多だ。  ソトの活躍に後押しされ、先発のD2位・坂本(立命大)も何とか役目を果たした。2-0の二回は2死二塁から8番・西田を申告敬遠で歩かせたあと、続く投手の石川に4球連続ボールの四球。満塁から坂口に2点打で同点を許したが、3-2とリードしてからは立ち直った。  六回1死から青木にソロを浴びて交代となったが、5回7失点と崩れた8日の阪神戦からは修正した投球。4回4失点で先にマウンドを降りたヤクルト・石川との17歳差対決は、23歳の坂本に軍配が上がった。(湯浅大)

◆ヤクルトは今季ワーストの6連敗。4回4失点で4敗目を喫した石川に、高津監督は「勝負どころでちょっと高くなったかな。(球が)コーナーにいったり、ファウルでカウントを稼げたりすれば、状況はまた変わっていたと思うけれど」と渋い顔だった。  3-5の八回無死一塁から村上と近藤が連続して失策。1死満塁から柴田に走者一掃の二塁打を浴びた。監督は「もっと練習して鍛えていかないといけないかな」と嘆いた。

◆先発の石川は4回5安打4失点で降板。8試合目の登板も今季初勝利を手にできなかった。一回にソトに先制2ランを浴びると、三、四回にも1点ずつを失い、高津監督は「丁寧にいっているのは分かったんだけど、勝負どころが高くなったかな。一発で決められている感じだった」。4敗目を喫した40歳は、9連戦中にもう一度、登板する予定となっている。

◆ソトが一回に先制の15号2ラン。同点の三回には勝ち越し打を放つなど、2安打3打点で先発の坂本を援護した。9月は6本目で、来日3年目で通算99本塁打。大台に王手をかけた2年連続の本塁打王は「甘い球がきたら積極的にいこうと思っていた。次(の本塁打)がすぐ来ることを願っています」と量産態勢に突入した。

◆ヤクルトは、投打ともに振るわず11カード連続で初戦黒星を喫し、6連敗。連敗ストップを懸け、16日のDeNA戦(神宮)の先発に四国アイランドリーグplus・香川から新加入した歳内宏明投手(27)を立てる。  高津監督は「ブルペンを見ましたけど、すごく楽しみです。大変なときに初登板になりますけど、非常に期待しています」と語った。歳内は神宮外苑で短距離のダッシュなどをこなし最終調整。「結果を残していくしかない。今できる最大限の力を発揮できればいい」と決意を示した。  勝利を挙げれば、NPBでは阪神時代の2015年9月29日の広島戦(甲子園)以来5年ぶり。苦しい状況のチームに右腕が新風を吹き込む。(横山尚杜)

◆DeNAは15日、ヤクルト16回戦(神宮)に8-3で勝利。先発のドラフト2位・坂本裕哉投手(23)=立命大=が六回途中4安打3失点で2勝目を挙げた。ヤクルト・石川雅規投手(40)との"17歳差左腕対決"を制したルーキーが、敵地初登板でチームを勝利に導いた。  9連戦の初戦をルーキーでものにした。坂本が苦しみながらも六回1死まで4安打3失点と粘り「投球はよくなかったけど、野手の皆さんに点を取ってもらって感謝しています」と息をついた。  自ら窮地を招いても"大けが"せずにしのいだことが大きかった。2-0の二回、2死二塁から8番・西田を敬遠四球で歩かせ、投手・石川と勝負。しかし、ストライクが1球も入らずに四球で満塁とすると坂口に2点打を浴びた。  「バランスも悪く、ボール先行で自分でも必要以上に思い込んでしまった」。何とか同点で止め、ベンチに戻ると捕手の戸柱からも同じ指摘を受けた。「自分が投げやすくなる声掛けをしてくれる。頼りになる先輩です」。三回以降は1安打投球と立ち直った。  デビュー戦だった6月25日の中日戦で12球団新人一番乗りの先発勝利を挙げたが、その試合で右足首を捻挫。長いリハビリを経て、今月8日の阪神戦で復帰したが5回7失点と崩れた。  今回は映像でヤクルト打線を研究し、ブルペンでも予想スタメンを頭に描いて事前に"対戦"。「初めての神宮でしたけど違和感なく試合に入れた」。警戒していた村上、山田哲を計6打席で1安打に封じた。  初登板勝利からの2連勝は新人左腕では球団初。ラミレス監督は「三回から精度がよくなった。変化球の軌道もストライクからボールになっていた」と修正能力を評価した。今永、平良が離脱する苦しい先発陣の中で、若き力の飛躍が首位との差を詰める希望の光となる。(湯浅大)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
46224 0.676
(↑0.004)
M38
(-)
48345
(+6)
232
(+3)
93
(-)
44
(+1)
0.259
(↑0.001)
3.170
(-)
2
(-)
阪神
36334 0.522
(↓0.007)
10.5
(↓1)
47308
(+3)
296
(+6)
74
(+2)
48
(-)
0.245
(-)
3.560
(↓0.04)
3
(-)
DeNA
36345 0.514
(↑0.007)
11
(-)
45330
(+8)
296
(+3)
75
(+2)
16
(+2)
0.273
(-)
3.770
(↑0.01)
4
(-)
中日
33385 0.465
(↓0.006)
14.5
(↓1)
44253
(+3)
311
(+6)
44
(+3)
19
(-)
0.239
(-)
3.790
(↓0.03)
5
(-)
広島
28378 0.431
(↑0.009)
16.5
(-)
47316
(+6)
348
(+3)
72
(+1)
31
(+1)
0.264
(-)
4.390
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
26416 0.388
(↓0.006)
19.5
(↓1)
47301
(+3)
370
(+8)
66
(+1)
45
(+1)
0.251
(-)
4.610
(-)