1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 | 1 | 0 |
DeNA | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 7 | 9 | 2 | 1 |
勝利投手:濵口 遥大(4勝4敗0S) 敗戦投手:松葉 貴大(2勝4敗0S) 本塁打 |
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◆DeNAは初回、宮崎の適時打とオースティンの3ランで幸先良く4点を先制する。その後1点差とされて迎えた5回裏には、倉本の適時打などで3点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・濱口が5回3失点で今季4勝目。敗れた中日は、先発・松葉が試合をつくれなかった。
◆"ホスト界の帝王"ROLANDが始球式に登場した。捕手高城のミットを大きく外し、中日大島の背中を通す大暴投に思わず苦笑い。登板前は「いいピッチングをしたいですし、ファンの皆さんを勇気付けられるように投げたいです。今回決まって、浜辺でマネジャーと練習してきた。大島選手の内角高めを狙っていこうかなと」と意気込んでいたがマウンドでは勝手が違った。 帝京高時代はサッカー部に所属。DeNA守護神の山崎と3年間、クラスメートで青春時代を過ごした。調子が上がらずにクローザーから中継ぎに配置転換された同級生に「康晃は同じクラスでさっき対談したんですけど、お互いにいい時期か悪い時期かでいったら、そんなにいい時期ではないかもしれないですけど、僕自身もいろいろな逆境といいますか、そういった中で戦っている最中なので一緒に頑張ろうぜ、と話をして。お互いにいい刺激をもらっているのでいい友人です」と逆境からの飛躍を誓い合った。
◆「ハマのオースティンパワーズ」が鮮烈復帰を飾った。 7月31日阪神戦(甲子園)で首の張りを訴え、8月5日に登録抹消をされていたDeNAタイラー・オースティン内野手(29)が、首の張りと脳振とうが完治し、1軍に復帰した。 復帰初戦は「6番・右翼」でスタメン出場。初打席となった1回2死一、二塁、中日松葉の141キロ直球を完璧に捉え、左中間席へ5号3ランを運んだ。 衝撃的な復活弾に「ヤッター! 前の打者がつないでつくってくれたチャンス、いい形でランナーをかえすことができて良かったです。ファームから取り組んでいたスイングができた」と振り返った。
◆DeNAは1回に宮崎の適時打、オースティンの5号3ランで4点を先制した。中日松葉は2回2/3、6安打4失点で降板した。 DeNAが5回にオースティンの押し出し四球、倉本の2点適時打で3点を追加した。先発浜口は5回3失点で降板した。 DeNAが中日を振り切り、連敗を2で止めた。先発浜口が4勝目、9回は三嶋が締めて今季10セーブ目をマーク。中日は連勝ならず。松葉が4敗目を喫した。
◆"ホスト界の帝王"ROLANDが始球式に登場した。帝京高時代はサッカー部に所属。DeNAの山崎と3年間、クラスメートで青春時代を過ごした。調子が上がらずにクローザーから中継ぎに配置転換された同級生に「康晃は同じクラスでさっき対談したんですけど、お互いにいい時期か悪い時期かでいったら、そんなにいい時期ではないかもしれないですけど、僕自身もいろいろな逆境といいますか、そういった中で戦っている最中なので一緒に頑張ろうぜ、と話をして。お互いにいい刺激をもらっているのでいい友人です」と逆境からの飛躍を誓い合った。始球式前の対談の様子は下記の通り(一部抜粋)ROLAND 康晃も今大変な時期だし、俺もコロナの影響で店閉めたりしてお互い大変な時期だよね。でも俺は全く心配していないし、結果で黙らしちゃえば良いとも思ってるよ。 山崎 勇気もらえるわ! 今すごい苦労してる時期だけど、そういう時期もあるよね。 ROLAND 勝って騒がれるうちは二流で、負けた時に騒がれるのが一流なんだよ。だから世間からいろいろ言われるのは、俺らスターの宿命なんだよ。これは負けじゃなくて、勝ちの途中だと思ってる。だから一緒に頑張ろうぜ!! (始球式について) 山崎 高校の時も運動神経よかったから、楽しみにしてるよ! ベイスターズのファンも子どもたちもみんな楽しみにしてるから! ROLAND 「子どもたちに夢を」がテーマのイベントだからね! 康晃も子どもたちに夢見せないと! 山崎 お互い頑張ろう!
◆DeNA佐野恵太内野手が今季10度目の猛打賞で両リーグ最速で100安打に到達した。 1、3回は松葉、5回は木下雄からいずれも中前打をマーク。つなぎの4番として好調を維持し「数字は特に意識していませんが、日々練習していることが結果として表れているのはうれしい。チームの勝利に貢献できる一打を増やしていけるように、引き続き頑張ります」と話した。
◆DeNAオースティンが鮮烈復帰弾で返り咲いた。1点リードの1回2死一、二塁で迎えた復帰初打席。中日松葉の真ん中低めの141キロツーシームを左中間席へ軽々と放り込んだ。「久しぶりのゲーム。とにかくチームに貢献しようと。強くスイングすることを心掛けていた」と、持ち前のパワーをアピールした。 度重なるケガに泣かされてきた。7月に右手人さし指の腫れで登録抹消。8月5日に首の腫れと脳振とうで再離脱。1軍復帰したこの日は球場到着後にラミレス監督と2人だけで話し「野球だけでなく、日本の文化、環境になじむことがプレーにつながる」と助言を受けた。当初のプランだった代打起用からスタメンに切り替えた指揮官は「オースティンが帰ってきたということは希望につながる」と絶賛。5回2死満塁からは押し出し四球を選び、いきなり4打点の「オースティンパワー」が逆襲の号砲を鳴らした。
◆中日が横浜での6年連続負け越しが決まった。先発松葉貴大投手が今季最短の3回途中4失点KO。初回無死一塁で送りバントを決められず、好機に3併殺と流れを呼び込めなかった。 与田剛監督は「どんどん安打や本塁打が出るわけではない。選手の意識も含めて、できないことを必死に練習していくしかない」。横浜で1勝7敗、甲子園でも6戦全敗中で、上位浮上には鬼門の打破が課題になった。
◆脳しんとう、首の張りから復帰したDeNA・オースティンが「6番・右翼」でスタメン出場を果たすと、第1打席で本塁打を放った。 「『ヤッター!(日本語)』。前の打者がつないで作ってくれたチャンス、いい形でランナーをかえすことができ良かったです。ファームから取り組んでいたスイングができました」 1-0の一回2死一、二塁で中日・松葉の141㌔をとらえ、中堅左へ飛び込む5号3ランはトラックマンデータで定飛距離133㍍と計測された。加入1年目から打線の中心を担っていたが、7月31日の阪神戦で打球を追った際に外野フェンスに激突し、8月5日に首の張りで再び抹消。同7日にはラミレス監督が脳しんとうと診断されたことを明かしていた。
◆脳しんとう、首の張りから復帰したオースティンらの活躍でDeNAが連敗ストップ。先発・浜口は5回4安打3失点の粘投で8月5日の中日戦以来、約1カ月ぶりの白星を手にした。 DeNAは一回、宮崎の中前適時打とオースティンの5号3ランで4点を先制する。三回には2死から佐野、宮崎の連打でチャンスを作り、中日先発・松葉を今季最短となる2回2/3でノックアウトした。 しかし、四回、無死満塁のピンチを迎えると、ビシエドが放った二ゴロを4-6-3の併殺を狙った遊撃手・倉本が悪送球。その間に2点を奪われ、さらに京田の右前適時打で1点差まで追い上げられた。 それでも五回、2死満塁でオースティンが押し出し四球を選ぶと、続く倉本も中前2点適時打で加点し、7-3と突き放した。 中日は先発・松葉が4敗目。打線も六回以降、DeNA救援陣の前に放った安打は高橋の1本のみ。投打に精彩を欠き、連勝を逃した。
◆中日はDeNAに敗戦。先発・松葉が一回にオースティンに3ランを浴びるなど4失点し、主導権を渡した。 援護したい打線も四回に失策絡みで3得点を挙げたが追いつけず、1点差の五回も連続四球でつくった1死一、二塁のチャンスでアルモンテ、ビシエドが凡打に倒れた。 3併殺の拙攻に与田監督は「(四回は)エラー絡みの得点だったのでうまく打てたというような状況ではなかった。五回も1死一、二塁というチャンスもあったし、点が取れない時というのはあと1本が打てない。何とかそれを出るようにはしないといけない」と決定打を欠いた部分を悔やんだ。
◆横浜で今季初勝利を挙げた前夜の余韻も、ベイファンの歓声でかき消された。中日の先発・松葉が三回途中4失点でKO。ベンチへ下がる際の表情は、スタジアムを覆う空のように曇った。 「昨日のいい流れを初回で壊すような形になってしまい、チームに申し訳ないです」 落とし穴はいきなりの一回だった。わずか6球で2死を奪いながら、ソトと佐野に連打を浴びて一、二塁。宮崎にはカウント3-1からストライクゾーンに投じたスライダーを中前へとはじき返された。先制点を献上した直後の打席には、この日復帰したばかりのオースティン。2球目、真ん中へのツーシームを弾丸ライナーで中堅へ放り込まれた。 二回は三者凡退に抑えるも、三回は再び2死から佐野と宮崎に連打を浴びて二、三塁のピンチ。オースティンを迎える場面だったが与田監督はベンチを飛び出し、球審に交代をコール。リベンジを果たす機会さえも与えてもらえなかった。 打線も三回までに、松葉の犠打失敗を含めて2併殺。四回は相手の2失策も絡んで3点を返すも追いつけず、五回は1死から連続四球で好機を作りながらアルモンテとビシエドが凡退と、決定力を欠いた。 勝利の方程式を形成する祖父江とR・マルティネスが前夜までに3連投し、リリーフ陣のやりくりに苦慮するのは目に見えていた。それだけに松葉の三回での降板はあまりにも早かった。3番手・木下雄が五回2死から押し出し四球を与えると、なおも満塁でバトンを受けた藤嶋も2点打を浴び、再び4点差。上空からは竜党の心情を表すような、冷たい雨が降り注いだ。(須藤佳裕)
◆DeNA・佐野恵太内野手が今季10度目の猛打賞(1試合3安打以上)を記録し、リーグトップの安打数を100に伸ばし、両リーグ最速での大台到達となった。 「数字は特に意識していませんが、日々練習していることが結果として表れるのはうれしいです。チームの勝利に貢献できる一打を増やしていけるように引き続き頑張ります」 巧みなバットコントロールで3安打とも中前打。過去3年間で通算60安打の男が、今季から主将に就任し、4番も任されると、高い打撃センスを披露。打率・356で首位打者も独走中だ。 ラミレス監督は「月を追うごとによくなっているくらい。このままシーズンが終わるとどれくらいの数字を残すのか楽しみ。アメージングなシーズンで終えてくれたら、MVPをとってもおかしくない」と絶賛した。
◆佐野が3本の中前打を放って今季10度目の猛打賞(1試合3安打以上)とし、両リーグ最速で今季100安打に到達。「数字は特に意識していませんが、日々の練習が結果として表れているのはうれしい」。打率・356もリーグトップ。ラミレス監督は「この調子でシーズンを終えたら、MVPを取ってもおかしくない」とたたえた。
◆浜口が5回3失点(自責点1)で、8月5日の中日戦以来、約1カ月ぶりの白星となる4勝目を挙げた。「立ち上がりから直球が走っていて調子は良かったです。しかし四回、五回と四球を与えピンチを招き、リズムを悪くしてしまったことは反省点です」。今季4勝のうち3つは中日からで、お得意さまとなっている。
◆セ・リーグ3位のDeNAは12日、中日14回戦(横浜)に7-3で快勝し、連敗を2で止めた。「脳振とう」と「むち打ち」で離脱していたタイラー・オースティン内野手(29)が「6番・右翼」で復帰。一回の第1打席で、いきなり5号3ランを放つなど4打点を挙げて勝利に貢献した。首位・巨人とは10ゲーム差あるが、昨季は17試合で10ゲームの差を縮めた実績もある。頼れる大砲の復活を逆襲へののろしとする。 逆襲の秋へ、ド派手な一発が放たれた。脳振とうで離脱していたオースティンが、復帰初打席の初スイングで特大弾。お立ち台から開口一番に「オマタセ!」と日本語で叫び、白い歯をのぞかせた。 「とにかくチームに貢献しようと、強く打つことを意識していました」 1点を先制した直後の一回2死一、二塁。松葉の141キロの速球を捉えた。バックスクリーン左へたたき込み、子供サイズの特別ユニホームが配布される人気イベント「キッズ STAR☆NIGHT」に足を運んだちびっ子を喜ばせた。 トラックマン(弾道測定器)の計測によると飛距離は133メートル。さらなる衝撃は打球速度だ。時速183キロは、昨季ソトが出した178キロを超え2016年の機器導入後、最速記録。往年の人気映画「オースティン・パワーズ」を想起させる「パワー」を見せ「取り組んでいるスイングができた」と自賛した。 米大リーグ通算33本塁打の実績を引っ提げ、年俸1億円で加入。オープン戦では12球団トップの4本塁打、開幕後も22試合で4本塁打、15打点と打線を引っ張っていた。 しかし、7月31日の阪神戦で打球を追った際に右翼フェンスに激突し、8月5日に出場選手登録を外れた。フリー打撃再開まで1カ月以上を要し「日常生活は問題なかったけど、いつ治るのか不安が大きかった」と、来日1年目のアクシデントを振り返る。 理由が理由だけにラミレス監督は復帰まで慎重を期し、この日も代打起用を予定していた。だが、試合前の会話で「何とか貢献したい」との思いを強く感じ方針転換。助っ人は3ランを含む4打点で期待に応えた。 オースティンの離脱前は5ゲームだった首位との差は現在10。ただ、諦めるのは早い。DeNAには、7月16日に10・5ゲーム差あった首位・巨人との差をわずか17試合で0・5差まで縮めた昨季の実績がある。 「彼が帰ってきたことは希望につながると思う」とラミレス監督も"ミラクル"を予感する。衝撃の復帰弾が、反撃への号砲となる。 (湯浅大) ★DeNA・昨夏の首位急接近VTR DeNAは、7月16日に最大10・5ゲーム差をつけられていたが19-27日に1分けを挟んで7連勝。本拠地で迎えた8月4日までの首位・巨人との3連戦に3連勝し、17試合で0・5差まで接近した。この間DeNAは13勝3敗1分けで、巨人は3勝13敗。その後7日まで0・5差が続き、最終的にDeNAは巨人と5・5差の2位に終わった。
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
44 | 22 | 4 | 0.667 (↑0.005) | - (-) |
50 | 336 (+5) | 228 (+4) | 91 (+3) | 42 (+3) |
0.258 (-) | 3.210 (↓0.02) |
2 (-) |
阪神 |
35 | 32 | 4 | 0.522 (↑0.007) | 9.5 (-) |
49 | 298 (+3) | 284 (+1) | 71 (+1) | 47 (-) |
0.244 (↑0.001) | 3.480 (↑0.04) |
3 (-) |
DeNA |
35 | 33 | 5 | 0.515 (↑0.008) | 10 (-) |
47 | 320 (+7) | 290 (+3) | 72 (+1) | 14 (-) |
0.274 (-) | 3.790 (↑0.04) |
4 (-) |
中日 |
32 | 37 | 5 | 0.464 (↓0.007) | 13.5 (↓1) |
46 | 247 (+3) | 303 (+7) | 40 (-) | 19 (-) |
0.239 (↓0.001) | 3.780 (↓0.05) |
5 (-) |
広島 |
27 | 36 | 8 | 0.429 (↓0.006) | 15.5 (↓1) |
49 | 304 (+1) | 338 (+3) | 70 (-) | 27 (-) |
0.264 (↓0.001) | 4.380 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
26 | 39 | 6 | 0.400 (↓0.006) | 17.5 (↓1) |
49 | 297 (+4) | 359 (+5) | 65 (+2) | 43 (-) |
0.252 (-) | 4.620 (↓0.01) |
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