DeNA(★2対3☆)中日 =リーグ戦13回戦(2020.09.11)・横浜スタジアム=
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中日
1002000003901
DeNA
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勝利投手:柳 裕也(3勝4敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(2勝0敗11S))
敗戦投手:井納 翔一(5勝4敗0S)

本塁打
【中日】アルモンテ(5号・1回表ソロ)
【DeNA】ソト(13号・9回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は初回、アルモンテがソロを放ち、先制に成功する。そのまま迎えた4回表には、阿部の2点適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・柳が6回途中1失点で今季3勝目。敗れたDeNAは、9回にソトの一発で1点差まで迫るも、その後つくった好機であと1本が出なかった。

◆中日ヤリエル・ロドリゲス投手(23)が11日、体幹のコンディショニング不良のため、出場選手登録を抹消された。 今季育成契約で加入し、8月3日に支配下登録。同9日の巨人戦(ナゴヤドーム)で来日初登板初先発し、7回1死まで無安打投球を見せた(7回途中2安打2失点で、勝敗つかず)。同15日の同戦(東京ドーム)で初勝利を挙げるなど、5試合に先発して2勝2敗、防御率3・77だった。 この日から吉見一起投手(35)が1軍に合流しており、ロドリゲスが登板予定だった13日DeNA戦での先発が見込まれる。

◆中日は1回にアルモンテが右翼席へ5号先制ソロを放つ。先発柳は3回まで無安打無失点の完璧な滑り出しを見せた。 中日は4回に阿部の2点適時打で加点。DeNAは6回に代打戸柱の適時打で1点を返した。先発井納は6回3失点で降板。 中日が逃げ切り、引き分けを挟んでの連敗を3で止めた。柳が6回途中1失点で3勝目。R・マルティネスは11セーブ目。DeNAは今季本拠地での中日戦初黒星。井納は4敗目。

◆DeNAの連続2ケタ安打が7試合で止まった。2点を追う土壇場の9回にソトが13号ソロで1点差。なお、2死一、二塁と好機をつくるも最後は蝦名が空振り三振に倒れ、及ばなかった。 2戦連続で1点差で敗れて3位転落。首位巨人とは10ゲーム差に広がったが、ラミレス監督は「とにかく、目の前の試合に集中して勝っていくことだけ。目の前の試合に集中していきたい」と繰り返した。

◆中日が鬼門の横浜で初勝利を挙げた。今季ここまで6戦全敗。前半で3点を先行し、2点差に迫られた6回2死二、三塁で先発柳から谷元にスイッチ。福のあとに3連投の祖父江、R・マルティネスをつなぎ、1点差で逃げ切った。 プロ入り後初めて横浜で勝った柳は「プロで勝てなかった球場(過去5試合0勝3敗)なので、いい1勝になりました」と記念の勝利をかみしめた。監督通算100勝を挙げた与田監督は「柳は今年1番良かったと思う。(6回は)バランスを崩し始めていたので、交代させた。(リリーフ2人は)本当に体が疲れている中で、よく投げてくれた」と投手陣をねぎらった。

◆中日柳裕也投手(26)が、6回途中3安打1失点で待望のハマスタ初勝利を手にした。 1点を奪われ、6回2死二、三塁。交代を告げにマウンドに向かう阿波野投手コーチを見ると、マウンドを降りて後ずさるそぶりを見せ、続投への意欲も見せたが、リリーフ陣に後を託した。柳を含め5人の継投で逃げ切り、チームにとっても今季6戦全敗と鬼門の敵地での初勝利に貢献した。 柳は自身3連敗中の敵地で初白星を手にした。「ヒーローインタビューを受けていますが、中継ぎ投手陣や野手の方のおかげです。プロで勝てなかった球場で、いい1勝になりました」。横浜高で3年間を送りながら、横浜で勝てなかった。「高校時代を過ごして好きな町です」と、青春時代を過ごした第2の故郷への思いを再確認した。

◆中日が今季、開幕から6戦全敗だった"鬼門"の横浜スタジアムで初勝利。先発・柳は5回2/3を1失点の好投で3勝目(4敗)を挙げた。8月12日の広島戦以来、約1か月ぶりの白星を手に入れ、チームの連敗を「3」(引き分け挟む)で止めた。  中日は一回2死走者なしでアルモンテがDeNA先発・井納から右翼席へ5号先制ソロ。四回無死二、三塁では、阿部が中前2点適時打を放ち、3-0とリードを広げた。先発・柳は三回まで無安打投球。五回までスコアボードに0を並べた。  DeNAは六回に反撃。1死二塁で戸柱が左翼線適時打を放ち1-3とした。さらに2死二、三塁とチャンスを広げると、中日・与田監督は好投の柳を谷元に交代。その谷元がソトを三ゴロに仕留め、指揮官の期待に応えた。  中日は七回に福、八回に祖父江、九回にR・マルティネスという勝ちパターンの救援陣で逃げ切りを図った。しかし、九回、DeNAの先頭・ソトが13号ソロ。さらに2死一、二塁と一打同点のピンチを迎えたが、最後はR・マルティネスがDeNA・蝦名を空振り三振に抑え1点を守り切った。

◆DeNAは本拠地での中日戦で今季初黒星。連敗で貯金は1となり、阪神と入れ替わり3位に転落した。  勝負を分けたのは1-3の七回。2番手のD3位・伊勢(明大)が1回2奪三振、パーフェクト投球で流れを呼び込み、その裏に、先頭の佐野が四球、続く宮崎の左前打で無死一、二塁のチャンスをつくった。  両走者とも走力にたけてはいないなか、左投手を得意とする続く倉本に、ラミレス監督はバントのサインを出した。4球目を投前に転がしたが、結果は三塁封殺で痛恨の犠打失敗。リクエストも判定は覆らず、反撃ムードがしぼんだ。  ラミレス監督は「走者が佐野、宮崎なのでバントをすれば他の選手より三塁でアウトになる確率が高いことは分かってていた。あの状況で倉本に打たせる選択肢もあったが、同時に併殺の可能性もある。そうなれば2死走者なし。バントは失敗しても走者が2人、得点圏にも残るので、結果として得点できなかったが、そちらを選択した」と説明した。

◆中日が敵地・横浜で今季7戦目にして初勝利。先発した柳裕也投手(26)が5回2/3を3安打1失点と粘投し、8月12日の広島戦(マツダ)以来の白星をつかんだ。  「ずっとふがいない投球が続いているので1球1球、思い切って全力で投げました」  持ち球をフル活用した。特に縦のスライダーは丁寧に制球し、ゴロでアウトを積み重ねた。五回まで許した走者は四回先頭で中前打を放った梶谷のみ。序盤からテンポのいい投球で安定感を示した。  六回は1死から四球で歩かせた走者を暴投で二塁へ進め、代打・戸柱に左翼への適時打を浴びて1失点。続く梶谷にも左翼へ二塁打を浴び、1死二、三塁と一打同点のピンチを招いた。  「木下拓さんがいい配球をしてくれましたし、それに応えたいという思いで投げた」と柳は、大和に粘られながらも縦のスライダーで見逃し三振を奪い、雄たけび。ここで交代した谷元がソトを三ゴロに仕留めた。終盤も救援陣がリードを守り、白星を届けてくれた。  「ここ(横浜)で勝てていないというのはチーム全員で話していましたし、僕自身もプロでこの球場で勝てていなかったので、いい1勝になったかなと思います」  敵地・横浜での今季連敗を止める1勝は、プロ4年目の右腕にとってもこの球場での初勝利。横浜高出身で「高校時代は横浜で過ごしたので好きな街です」という柳が、思い出の地でマークした1勝を好転のきっかけにする。

◆今季は6戦全敗で、鬼門と化す敵地・横浜。カード頭で悪い流れを断つべくマウンドに送り出された中日・柳は己を信じて腕を振った。  「必死に頑張ります」  相手は好調なベイ打線だったが、落ち着いていた。  序盤から変化球を多投。低めに縦のスライダーを制球し、ゴロを打たせてアウトを積み重ねた。三回までは無安打投球。四回は先頭の梶谷に中前打を浴びたが、1死後にソトを、フルカウントから二直に抑えた。スタートを切っていた一走・梶谷は戻れず併殺と、運も味方した。  打線も今季、すでに2勝を献上している井納から一回にアルモンテが、右翼への先制弾、四回には阿部が中前2点打を放った。右腕の背中を押す序盤の大きな3得点だった。  柳は横浜高時代から夏の選手権大会などで、この横浜のマウンドを経験してきた。しかし、プロに入ってからは救援の1試合も含めて登板5試合で0勝3敗。今季も8月5日に2回1/3を7安打3失点(自責2)でKOされるなど、2戦2敗と負のイメージが先行していた。チームだけでなく自らの相性も好転させるマウンドだった。(須藤佳裕)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
43224 0.662
(↑0.006)
-
(-)
51331
(+2)
224
(+1)
88
(+1)
39
(+1)
0.258
(-)
3.190
(↑0.04)
2
(1↑)
阪神
34324 0.515
(↑0.007)
9.5
(-)
50295
(+4)
283
(-)
70
(+2)
47
(+1)
0.243
(-)
3.520
(↑0.05)
3
(1↓)
DeNA
34335 0.507
(↓0.008)
10
(↓1)
48313
(+2)
287
(+3)
71
(+1)
14
(-)
0.274
(-)
3.830
(↑0.02)
4
(-)
中日
32365 0.471
(↑0.008)
12.5
(-)
47244
(+3)
296
(+2)
40
(+1)
19
(+1)
0.240
(-)
3.730
(↑0.03)
5
(-)
広島
27358 0.435
(↓0.008)
14.5
(↓1)
50303
(-)
335
(+4)
70
(-)
27
(-)
0.265
(↓0.001)
4.390
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
26386 0.406
(↓0.007)
16.5
(↓1)
50293
(+1)
354
(+2)
63
(+1)
43
(+1)
0.252
(↓0.001)
4.610
(↑0.03)