日本ハム(★2対4☆)西武 =リーグ戦15回戦(2020.09.06)・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
0200000002700
勝利投手:松本 直晃(2勝3敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝0敗16S))
敗戦投手:バーヘイゲン(5勝3敗0S)
  DAZN
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◆西武が逆転勝利。西武は2点を追う3回表、外崎と源田の連続適時打で同点とする。続く4回には、岡田の適時打などで2点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、先発・松本が6回2失点の好投で今季2勝目。敗れた日本ハムは、打線が3回以降は散発4安打で無得点と精彩を欠いた。

◆日本ハム中田翔内野手(31)は通算250本塁打、西武山川穂高内野手(28)は通算150本塁打へあと1本。 このカードで両者が本塁打を打ち合ったのは18年1度、19年1度、20年2度。5度目の打ち合いでそろって記録達成なるか。

◆日本ハムは2回、ビヤヌエバの左前適時打で2点を先制。西武は3回、外崎、源田の連続適時二塁打で同点に追いついた。 西武は4回、岡田の適時打で勝ち越し。金子の中犠飛で1点を追加した。日本ハムは中盤チャンスをつくるも無得点。 西武が2点差を逃げ切り、3カード連続で勝ち越し。松本は2勝目。日本ハムは2カードぶりの負け越しで借金1となった。バーヘイゲンが3敗目。西武増田が16セーブ目。

◆日本ハム・クリスチャン・ビヤヌエバ内野手が先制打を含む2安打2打点3出塁と存在感を示した。2回1死満塁で松本の149キロ直球を左前にはじき返す先制2点適時打。 第3打席では左翼フェンス直撃となる二塁打を放ってチャンスをつくった。「いろんな調整をしているのですごく調子がいい」。西武投手陣の継投の前に反撃こそ及ばなかったが「同じ状態を続けたい」と次戦へ向け気持ちを高めた。

◆日本ハム・ドリュー・バーヘイゲン投手が自身2試合連続の黒星で3敗目を喫した。2点の援護を受けた直後の3回に外崎、源田の連続適時二塁打であっさり同点とされると、4回には岡田に勝ち越し適時打を許すなど7回5安打4失点。 5回2死から5者連続三振を奪うなど立て直したが、味方の援護に恵まれず。「投手として成長ができるように、次回の登板に向けて頑張っていきます」と前を向いた。

◆西武松本航投手が6回5安打2失点の好投で、7月18日以来1カ月半ぶりとなる2勝目を挙げた。 先制点を許す展開も、岡田の直球主体の好リードに応えリードを守りきった。先発ローテーションに入りながらも白星はつかめなかったが「本当に久しぶりの勝ちで素直にうれしい。ここから個人の連勝を伸ばしていきたい」と次を見据えた。

◆西武岡田雅利捕手(31)が、援護を受けて一層力む右腕松本を言葉でもプレーでも落ち着かせた。 4回、2点勝ち越しに成功した直後、安打と2四球で1死満塁のピンチ。岡田がマウンドに駆け寄り、松本に一声掛けた後、立て続けに要求したのは直球だった。「松本は真っすぐが強い。その部分は変えず、押せるところは押していきたかった」。3球目、低めのスプリットがワンバウンドするも、前のめりで好捕球。再び直球で右飛、続く浅間は直球で3球三振に打ち取った。 4回勝ち越しの立役者こそ岡田だった。同点で迎えた1死二、三塁。辻発彦監督は「よっぽどスクイズ出そうかと思ったけど」。151キロのツーシームを詰まらせながら、右前への勝ち越し適時打。今季20打席目にして生まれた初安打がV打。「バットに当てたら何とかなると思ったんで必死でした」と3カード連続勝ち越しを呼び込んだ。 中村に続き木村と鈴木が負傷離脱。さらに背中の張りで森が2戦連続先発を外れた。試合前には松本リードの傾向と対策をレクチャーされ「今日勝って次のゲームにつなげられるように、森と今日も話して、松本をどういうように攻めるか教えてもらいました」と最速150キロの直球主体に変化球をちりばめた。昨年8月の左手親指と左膝手術から完全復活。捕手陣は森が不振、新人の柘植が台頭する中で「うかうかしてられない。結果残さないと1軍で試合出られないと重々感じている」と逆境で大きな存在感を示した。【栗田成芳】

◆日本ハムは西武15回戦(札幌ドーム)で逆転負けを喫し、借金1に逆戻りした。打線は2回に2点を先行も、3回以降は拙攻。9残塁と、あと1本が出なかった。先発バーヘイゲンは3回2死無走者から四球を与えてリズムを崩した。4回も立て直せず、その2イニングで4失点。今カードは1勝2敗で、対西武は今季4カード目にして初の負け越し。栗山英樹監督は「何とか勝ちたいゲームだったので、何とかしたかった」と悔しさをにじませた。 試合前、球場は祈りとともに静寂に包まれた。この日は北海道胆振東部地震から丸2年の節目。両軍もベンチ前に整列し、球場全体で黙とうがささげられた。 栗山監督 時間がたてば、なんとなく風化してしまうものなんだけど、風化しないようにしっかりやっていかないといけない。いまだに大変な思いをされている方もいると思う。我々が少しでも、こうやって必死になって野球をする姿を見ていただいて、ちょっとの時間でも、それを忘れていただくということしかない。 試合は敗れたが、必死な姿はいつだって見せることができる。好機で打ち損じても、次のチャンスで取り返せばいい。2日楽天戦の9回2死満塁で凡退した西川が、3日楽天戦や5日西武戦では好機で適時打を放ち、悔しさを晴らした。栗山監督も「それこそ風化させない、1つのミスを」と言う。8日からの3連戦4カードは敵地で2位ロッテ、3位楽天、そして地元に戻って首位ソフトバンク、ロッテと続く。この黒星を真正面から受け止めて、勝負の2週間を勝ち切るパワーに変えられるか。ここからが、正念場だ。【木下大輔】

◆道産子左腕の日本ハム福田俊投手が被災地に勇気を届けた。8回から2番手で登板し、源田、スパンジェンバーグの左打者2人を封じ込めた。 この日は北海道地震から2年。大学4年生だった当時を思い返しながら「被災された方に直接何かできることは少ないと思いますけど、前向きな気持ちになれるようなプレーをして、誰かのプラスになればいいと思う」と話した。

◆西武・水口大地内野手(31)が6日、日本ハム15回戦(札幌)で2017年以来、3シーズンぶりの安打を放った。6日に出場選手登録され「7番・二塁」で即スタメン出場。4-2の九回2死で迎えた4打席目で、日本ハム4番手・宮西から中前打をたたき出した。さらに、次打者・岡田のときに二盗を成功させた。

◆西武は0-2の三回に外崎と源田の連続適時二塁打で追い付き、四回に岡田の適時打、金子の犠飛で2点を勝ち越した。松本が6回2失点で7月18日以来の2勝目。増田が16セーブ目。日本ハムは9残塁の拙攻で勝率5割を切った。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38273 0.585
(↓0.009)
-
(-)
52291
(+2)
247
(+4)
82
(-)
44
(-)
0.240
(-)
3.310
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
38282 0.576
(↑0.007)
0.5
(↓1)
52292
(+4)
309
(+2)
61
(+1)
55
(-)
0.244
(↓0.001)
4.340
(↑0.04)
3
(-)
楽天
34313 0.523
(↓0.008)
4
(-)
52345
(+6)
306
(+9)
72
(+1)
42
(-)
0.265
(-)
4.300
(↓0.07)
4
(-)
日本ハム
32333 0.492
(↓0.008)
6
(-)
52295
(+2)
298
(+4)
55
(-)
35
(-)
0.253
(↓0.001)
4.000
(-)
5
(-)
西武
30342 0.469
(↑0.009)
7.5
(↑1)
54292
(+4)
299
(+2)
67
(-)
43
(+2)
0.248
(↓0.001)
4.420
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
22415 0.349
(↑0.01)
15
(↑1)
52244
(+9)
300
(+6)
45
(+2)
53
(-)
0.242
(↑0.002)
4.200
(↑0.01)