広島(★1対10☆)DeNA =リーグ戦16回戦(2020.09.05)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
201600010101603
広島
0001000001810
勝利投手:大貫 晋一(6勝2敗0S)
敗戦投手:大瀬良 大地(5勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(11号・3回表ソロ),柴田 竜拓(1号・4回表3ラン),ソト(12号・4回表3ラン)

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◆DeNAは初回、ソトの適時打などで2点を先制する。その後は3回表にソトのソロで加点すると、続く4回には打者一巡の猛攻で一挙6点を奪い、試合を優位に進めた。投げては、先発・大貫が9回1失点の快投。プロ初完投で今季6勝目を挙げた。敗れた広島は、投打ともに振るわなかった。

◆広島6年目の桑原樹内野手(24)が1軍に昇格した。14年ドラフト5位で入団も、これまで1軍での試合出場は0試合。今季は2軍で18試合に出場し、打率3割3分3厘と奮闘。1軍行きを勝ち取った。加えて高橋樹也投手(23)も1軍に昇格。8月30日に昇格後出場3試合で無安打だった安部友裕内野手(31)が出場選手登録を抹消された。 桑原は球団広報を通じ「うれしいというよりかは、6年長くかかったなという気持ちの方が大きいです。とにかくやってやるぞという気持ちです。打撃では、打席に立ったら積極的に初球から打ちにいきたい。守備面では、泥臭く、必死にプレーしていきます。少しでもチームの力になれるように、自分のプレーを出せるように、全力で頑張ります」とコメントした。

◆DeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、2試合連続の先制適時打を放った。 1回1死三塁、広島先発大瀬良の初球、外角高め143キロをピッチャー返しで中前に運んだ。「大瀬良投手は好投手なので、先制点を挙げられ、良い形でスタートすることができうれしいです。コントロールがいい投手なので積極的にいきました」と真剣な表情で話した。 2点リードの3回2死走者なしで迎えた第2打席では、右中間席へ2戦連発の11号ソロを運び、追加点を挙げた。 7月は打率2割1分9厘と低迷も、8月は同3割2分9厘と復調。前日4日には3年連続2桁となる10号ソロを含む2安打4打点。2年連続本塁打王が、調子を上げてきた。

◆2年連続本塁打王のDeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、2試合連発となる11号ソロを放った。 2点リードの3回2死走者なしで迎えた第2打席。広島大瀬良の2球目、低めの145キロ直球を逆らわずに右中間スタンド最前列に運んだ。前日4日同戦でのバックスクリーン弾に続く技ありの1発に「正直入るとは思わなかったですが、いいスイングができました。広島打線は強力なので、追加点を奪えるよう引き続き頑張ります」と喜んだ。 1回1死三塁の第1打席では先制適時打をマーク。2試合連続のマルチ安打も決めた。

◆エースが打ちのめされた。先発の広島大瀬良大地投手(29)が4回途中9安打で今季ワーストの8失点でKOされた。 初回先頭の梶谷に左中間への二塁打を浴び、1死からソトに中前への適時打を許すなどいきなり2失点。3回にはソトに右中間への1発を被弾。4回には無死一、三塁から柴田に3ランを浴びた。その後も投手大貫に右前打を許し、1死から梶谷に左前打を打たれたところで降板。2番手を託された中田も2死一、二塁からソトに2打席連続となる左越え3ランを被弾。自力V消滅が目前に迫る中で、苦しい試合展開となった。

◆DeNA柴田竜拓内野手(26)が、今季1号となる3ランを放った。 3点リードの4回無死一、三塁。広島大瀬良の4球目、真ん中に入った134キロカットボールを逃さずに振り抜いた。打球は広島ファンが陣取る右翼席で弾んだ。 リードを大きく広げる3ランに「すごくうれしいです! 最低でも三塁ランナーをかえす打撃を心掛け打席に向かいました。打席に入りやすい状況を作ってくれた前の打者の方々に感謝です」と喜んだ。

◆2年連続本塁打王のDeNAネフタリ・ソト内野手(31)が、2打席連発となる12号3ランを放った。 6点リードの4回2死一、二塁、広島の2番手、中田の初球、内角低め140キロ直球を強振。左翼席上段に飛び込む3ランとした。リードを9点に広げる豪快弾に「打った瞬間、本塁打になると思いました。ボールを呼び込み、センター方向に打ち返す意識でいったところ、体がうまく反応してくれました」と笑顔をみせた。 ソトは2点リードの3回2死で広島先発大瀬良から右中間スタンド最前列に運ぶ11号。1回1死三塁の第1打席では先制適時打を放ち、猛打賞とした。

◆DeNAは1回にソトの適時打などで2点を先取。3回にソトの右中間への11号ソロで1点を加えた。広島は3回まで無得点。 DeNAは4回に柴田の1号、ソトの12号と3ラン2発で6点を追加。広島は4回に松山の右越え適時二塁打で1点を返した。 DeNAは8回に相手守備のミスの間に1点を追加し大勝。先発大貫はプロ初の完投勝利で6勝目。広島大瀬良は4敗目。

◆「ハマの豆苗」が中継ぎ陣に貴重な栄養! DeNAの2年目右腕・大貫晋一投手(26)が、プロ初完投で自己最多に並ぶ6勝目を挙げた。181センチ、73キロのスリム体形から変化球を丁寧に低めに集め、ひょうひょうと9回を112球、8安打1失点。今季チーム初の9回完投にして同トップの6勝目は、過酷な13連戦のさなか、登板過多のリリーフ陣に休養を与える、大きな白星となった。 9点リードの9回2死一、二塁。田中広を中飛に仕留めて27個目のアウトを奪った大貫は、ウイニングボールを手に笑顔を見せた。「いつもリリーフの方に助けられていたので、少しでも休ませることが出来たのならうれしいです。初めて1人で投げ切れたので、自分の中で大事なボールになると思います」。 食の細い右腕は、昨夏に体重が2キロ落ち「自分でも力が出ていないと感じた」という。今季は「意識して食べる量を増やしてます。常に気持ち悪いくらいの状態」。豆苗のパスタ、豆苗の豚肉巻きなど、大好きな豆苗メニューも自炊し体重をキープ。「今は疲れづらくなったと思いますし、ボールにも少し力がついてきた」と自信の表情。チームはここ2試合で7人ずつ、のべ14投手を起用してきただけに価値ある完投だ。 大貫は今回遠征では外出禁止もあり「ホテルに豆苗がなくて困ったんですが、なくてもなんとか投げられましたね」とにっこり。細身でも芯の強い「ハマの豆苗」が、シャッキリ歯応えのある投球で、勝利の味をもたらした。【鈴木正章】 ▽DeNAラミレス監督(チームの連敗を4で止める大貫の完投に)「今年1番のパフォーマンス。『アンビリーバブル』の言葉以外見当たらないよ」

◆2年連続本塁打王のDeNAネフタリ・ソト内野手が、2打席連発となるダメ押しの12号3ランを放った。 6点リードの4回に広島中田の初球を左翼席上段にぶち込んだ。「打った瞬間、本塁打になると思いました。球を呼び込み、センター方向に打ち返す意識でいったところ、体がうまく反応してくれました」と笑顔を見せた。3回には大瀬良から右中間へ11号ソロ。前日4日はバックスクリーンへ10号を放っており、ここ2試合で3発と量産モードに入ってきた。

◆広島大瀬良大地投手(29)が4回途中で、ともに今季ワーストの被安打9、8失点で4敗目を喫した。 前回登板の8月29日阪神戦(マツダスタジアム)では3回5失点。まさかの2試合連続KOとなった。打線も8安打しながら、1得点の拙攻。引き分けを挟んで2連敗で、借金は今季ワーストを更新する「8」。巨人が阪神に勝ち、自力優勝の可能性が消滅した。大瀬良は降板後、ベンチで下唇をかみしめ、うなだれた。制球に苦しみ、試合序盤にゲームの流れを相手に渡してしまった。4回もたず、ともに今季ワーストとなる被安打9、8失点。「ボールの精度も良くなかったし、コントロール的にも高かった。自分のボールを投げられなかった」と猛省した。 出ばなをくじかれた。初回先頭の梶谷に左中間への二塁打を浴び、1死三塁でソトに中前適時打を許すなどいきなり2失点。3回にはソトに右中間へソロ被弾。4回無死一、三塁から柴田に3ランを浴びた。続く投手大貫に右前打を許し、1死から梶谷に左前打を打たれたところで降板。2番手中田も2死一、二塁からソトに2打席連発の左越え3ランを許し、早々と試合の行方は決まった。 マウンド上に本来の大黒柱の姿はなかった。8月上旬にコンディション不良から復帰し、ローテーションの核として投手陣を引っ張ってきた。しかし2戦連続でKOと苦戦が続く。「2試合連続で悔しい結果になってしまった。今後自分の投球ができるように、自分を見つめ直してまた頑張ります」と巻き返しを誓った。 佐々岡監督はエースについて「状態もあまり良くなかったし、ボールも悪かったからこういう結果になっただろうし、あそこ(4回)で試合が決まった」と指摘。次回登板については「考えるよ。今からね」と登板間隔を空ける可能性を示唆した。チームは引き分けを挟んで2連敗。借金は今季ワーストを更新する「8」となった。指揮官は「明日、切り替えてやる。それしかない」と懸命に前を向いた。チーム一丸で巻き返す。【古財稜明】 広島佐々岡監督(大瀬良について)「状態もあまり良くなかったし、ボールも悪かったから、こういう結果になっただろうし、あそこ(4回)で試合が決まった。(ファンは)暑い中、来てくれたのに申し訳ない」

◆広島桑原樹内野手がプロ6年目で1軍デビューを果たした。 ウエスタン・リーグ18試合で打率3割3分3厘と奮闘し、この日初の1軍昇格を勝ち取った。二塁手菊池涼に代わって7回の守備から出場。プロ初の守備機会となった8回2死一、三塁からの佐野の二ゴロを後逸。8回1死からの初打席では三飛に倒れるなど、ホロ苦デビューとなった。「緊張はあまりしなかったですが、いつもと違うところはあった。守備でもミスがあったし、今日は悔しい結果になりました」と反省した。

◆広島高橋樹也投手が2回無失点と力投した。この日に1軍昇格し、8点ビハインドの6回に3番手で登板。7回には先頭戸柱の痛烈な打球をノールック背面キャッチし、球場を沸かせた。 左腕は「たまたまです。基本的には反応は悪い方なんですけど、グラブを出したら入った感じです」と振り返った。

◆DeNAがソトの2本塁打5打点の活躍などで大勝し連敗を4で止めた。2年目の大貫が8安打1失点と好投し、プロ初完投で6勝目(2敗)を挙げた。広島は2試合連続の2桁失点。  DeNAは一回、広島の先発・大瀬良の立ち上がりを攻め1死三塁とすると、ソトの中前適時打で先制。さらに1死三塁とし、宮崎の遊ゴロの間にソトが生還した。三回にもソトの右中間スタンドへの11号ソロで1点を追加した。  四回、DeNAは宮崎、戸柱の連打で無死一、三塁のチャンスをつくり、続く柴田の右翼席への1号3ランで追加点。その後、2死一、二塁からソトがこの日2発目となる左翼席上段への12号3ランで9-0とした。広島はその裏、二死から鈴木誠、松山の連続二塁打で1点を返したが、八回には守備の乱れもあり失点。九回にも二死から連打で一、二塁としたが得点を奪えなかった。

◆広島・大瀬良大地投手(29)が5日、DeNA16回戦(マツダ)に先発し、四回途中(3回1/3)で、ともに今季ワーストとなる9安打&8失点で4敗目(6勝)を喫した。  「球の精度が悪く、制球は高かった。自分の球を投げることができず、2試合連続で悔しい結果となった。自分を見つめ直し、また頑張ります」  一回に2点の先制を許すと、三回にはソトにソロ、四回は柴田に3ラン。1死後、梶谷に中前打を許したところで、佐々岡監督がタオルを投入した。大瀬良の後に登板した中田がソトに3ランを浴び、失点は「8」に膨れ上がった。  前回8月29日の阪神戦(マツダ)でも3回7安打5失点で黒星を喫しており、エースがまさかの2試合連続の早期降板となった。  佐々岡監督は「(大瀬良)大地の状態があまりよくなかったし、球も悪かった。あそこで試合が決まった」と語り、登板間隔をあける可能性について「考えるよ。今からね」と否定しなかった。

◆ソトが今季初の2打席連発を含む3安打5打点と連日の大暴れ。大瀬良から一回に先制適時打、三回は右中間へ11号ソロ。四回は中田から左越えに12号3ランを放ち「体がうまく反応してくれた」と胸を張った。13戦ぶりのアーチを架けた前日に続き、2試合で3本塁打9打点。巨人3連戦で10打数無安打に終わっていた昨季本塁打、打点の2冠王の復調に、ラミレス監督は「タイミングをしっかり修正できている」と太鼓判を押した。

◆大瀬良が四回途中、今季ワーストの9安打8失点でKO。4敗目を喫した。3回5失点だった8月29日の阪神戦に続いての乱調に「自分の球を投げきれなかった」と表情を曇らせた。球は走らず、ソト、柴田には甘く入った球をスタンドへ運ばれた。佐々岡監督は「状態が良くない。考える」と登板間隔を空けることを示唆。チームは借金が今季最多の8に膨らみ、自力優勝の可能性が消滅した。

◆DeNAは5日、広島16回戦(マツダ)に10-1で大勝。前日4日も12-12の引き分けでストップできなかった連敗を、4で止めた。2年目の大貫晋一投手(26)が、プロ初完投で6連勝。チームは13連戦中の上に、直近2試合続けて7投手をつぎ込む苦闘。そんな中でチーム今季初の完投勝利をマークして救援投手陣を休ませ、貯金1をもたらした。  プロ2年目で、初の九回のマウンド。最後の打者・田中広を中飛に仕留めると、大貫はグラブをたたき、控えめにガッツポーズを見せた。表情一つ変えることなく自己最多112球を投げ抜き、ようやく笑顔になった。  「完投したことがなかったのでうれしい。いつもリリーフに助けてもらっているので、少しでも休ませることができたならよかったです」  宝刀のツーシームに今季習得したカットボール。球速は140キロ台中盤ながら、手元で細かく変化するボールを低めに集め、今季初対戦の広島打線を手玉に取った。前日5日は16安打12得点だった打線を封じ込めた。  13連戦中のチームは4日と5日の2試合でのべ14人の投手を投入し、救援陣は火の車。前夜は17安打で12得点を奪ったが、リードを守れず、今季最長の4時間47分を戦い引き分けに終わった。連敗を止め、登板過多のリリーフ陣に休養を与えた右腕の快投に、ラミレス監督も「今年一番のパフォーマンス。戸柱とのコンビはアンビリーバブル以外の言葉が見つからない」とご満悦だった。  ルーキーイヤーの昨季は7月までに5勝を挙げながら、8月以降は1勝と失速。優勝争いを演じるチームの力になれなかった。「体重が2キロくらい落ちて、力も出なかった」という昨季の反省を胸に、今季は夏場でも「常に気持ち悪いくらいの胃の状態」になるまで食事量を増やした。「とにかくきついけど、体重は落ちていない。疲れづらくなったし、少しだけどボールにも力がついた」と胸を張った。  細身の体格から、あだ名は「豆苗」。登板前はパスタや豚巻きなど自ら調理した豆苗料理を食べてきた。今回は遠征中。「ホテルになくて困ったけど、豆苗なしでも投げられるようになりました」とおどけた。今永、平良の両輪を欠く中で、チームトップの6勝。26歳の"豆苗系男子"が、太い柱となってローテーションを支えている。 (浜浦日向)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
39223 0.639
(↑0.006)
-
(-)
56317
(+11)
215
(+2)
83
(-)
38
(-)
0.260
(-)
3.310
(↑0.02)
2
(-)
阪神
32303 0.516
(↓0.009)
7.5
(↓1)
55273
(+2)
260
(+11)
62
(+1)
44
(-)
0.242
(↓0.001)
3.500
(↓0.06)
3
(-)
DeNA
32314 0.508
(↑0.008)
8
(-)
53283
(+10)
263
(+1)
66
(+3)
13
(-)
0.271
(↑0.002
3.780
(↑0.05)
4
(-)
中日
31334 0.484
(↑0.008)
9.5
(-)
52232
(+3)
275
(+1)
36
(-)
18
(+1)
0.240
(-)
3.740
(↑0.05)
5
(-)
広島
25337 0.431
(↓0.008)
12.5
(↓1)
55281
(+1)
311
(+10)
66
(-)
25
(-)
0.266
(-)
4.370
(↓0.07)
6
(-)
ヤクルト
25355 0.417
(↓0.007)
13.5
(↓1)
55270
(+1)
332
(+3)
56
(-)
39
(-)
0.251
(↑0.002)
4.640
(↑0.07)