ヤクルト(★2対4☆)中日 =リーグ戦13回戦(2020.09.04)・明治神宮野球場=
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中日
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ヤクルト
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勝利投手:又吉 克樹(1勝0敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(1勝0敗10S))
敗戦投手:高梨 裕稔(2勝4敗0S)

本塁打
【中日】高橋 周平(4号・6回表2ラン)
【ヤクルト】青木 宣親(12号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は2点を追う5回表、2死一三塁からアルモンテの適時二塁打で同点とする。続く6回には、高橋の2ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・又吉が今季初勝利。敗れたヤクルトは、打線が4回までに2点を挙げるも、その後は2安打と沈黙した。

◆先発はヤクルト高梨と中日柳。ヤクルトが1回1死、青木の右越え12号ソロで1点。中日は序盤、毎回走者を出したが無得点。 4回ヤクルトがエスコバーの適時打で2点目。中日は5回、アルモンテの2点二塁打で同点。6回に高橋の4号2ランで勝ち越し。 中日が逃げ切り2連勝で30勝目。2番手の又吉が今季初勝利。ヤクルトは2連敗で今季ワーストの借金9。高梨は4敗目となった。 中日R・マルティネスが10セーブ目。

◆中日守護神のライデル・マルティネスが来日初の2ケタセーブを達成した。9回に5番手で登板。1死から変化球で塩見を空振り三振に打ち取ったが、暴投で振り逃げ出塁。雄平に中前打を許したが結局、4選手から空振り三振を奪って10セーブ目を手にした。 「登板間隔が空いていたけど、ゼロで抑えられて良かった。(4奪三振は)野球の中ではあることだと思うよ」と笑顔で振り返った。 ▼1イニング4奪三振のプロ野球タイ記録=R・マルティネス(中日)が4日のヤクルト13回戦(神宮)の9回に、振り逃げを含む4奪三振を記録。19年7月2日の上茶谷(DeNA)以来、プロ野球25人、26度目。中日では13年7月9日高橋聡以来2人目。9回に1イニング4奪三振でセーブを挙げたのは初めて。

◆ヤクルトは前夜に続く逆転負けで、今季最多借金9となった。高梨が7回127球、自身3年ぶりの2ケタ奪三振と力投したが長打に泣いた。5回に2点二塁打、6回に決勝2ランを被弾。高津監督は「技巧派で力勝負にいってやられるシーンがよくある。自分の投球を冷静に分析して、勉強が必要かなと思う」。 打線は9回2死一、三塁まで攻めたが加点できず。8カード連続の初戦黒星に「全体的に重い空気になってるのは間違いない」と話した。

◆神宮LOVEの中日高橋周平内野手が勝利を運んだ。2-2で迎えた6回無死一塁。ヤクルト先発高梨の129キロのフォークに体勢を崩しながら打ち返した。逆風にも負けず、打球は右翼スタンド最前列。11試合ぶりの4号2ランがV弾になった。 「何とかしようと思って打席に入った。打てて良かった。反応で打てた」と胸を張った。1打席目に同じフォークで空振り三振に打ち取られるなど、高梨に2打席連続三振を奪われていた。決め球を鮮やかにとらえ、リベンジに成功した。この日で神宮球場での打率は今季球場別トップの3割4分5厘。昨季も打率4割2分9厘、3本塁打、15打点と打ちまくっており、抜群の相性を誇る。 与田監督も「我々の期待に応えてくれた。任せて打たそうという中で決めてくれたので、本当に価値ある1発だった」と称賛。監督就任1年目の昨季に主将に指名。チームリーダーの活躍に目を細めた。 この日は、アルモンテを8月22日DeNA戦以来となる2番に起用。5回の同点適時二塁打を含む3安打1四球と期待に応えた。指揮官は「攻撃的な打順が、うまく今日は機能した」とニヤリ。9月に入って3勝1敗。竜が再び勢いに乗ってきた。【伊東大介】

◆ヤクルト・青木宣親外野手(38)が4日、中日13回戦(神宮)に「2番・左翼」で先発出場。一回1死から、右翼席へ先制の12号ソロを放った。  またも柳からだ。相手の先発右腕が投じた8球目、139キロのカットボールを捉え「インコースの球でしたが、うまく反応して良い形で打つことができました。先制できてよかったです」とうなずいた。8月20日の対戦でも、柳から決勝のソロアーチを放った。この日はチームに勢いをつける一撃だった。

◆中日が逆転勝ちでカード初戦を制した。先発・柳が四回で降板後、又吉、祖父江、福、R・マルティネスがヤクルト打線を2安打無失点に封じ、勝利へ導いた。  先手を取ったのはヤクルト。一回に青木の12号ソロで先制すると、四回はエスコバーが中前適時打を放ち、2点を先行する。ヤクルト先発・高梨も四回までに7三振を奪い、無失点に抑えた。  流れが変わったのは五回。中日は1死二塁のチャンスを作ると、ここで与田監督は4回2失点の柳に代打・井領を送った。井領は空振り三振に倒れたが、続く大島が二塁内野安打、アルモンテが右翼線へ2点二塁打を放ち同点とした。さらに六回無死一塁から高橋に4号2ランが飛び出し、勝ち越しに成功した。  ヤクルトも九回、2死一、三塁の好機を作り、意地を見せるが、最後は代打・廣岡が空振り三振に倒れた。

◆四回まで7奪三振で無失点の快投だったヤクルトの高梨は、五回と六回に痛い長打を浴びた。2-0の五回は2死一、三塁でアルモンテにこの日初の長打となる2点二塁打を打たれて同点。六回は先頭のビシエドを安打で出し、続く高橋に2ランを打たれた。落ちる球に対応され「本塁打だけは避けないといけない場面。悔いが残る」と肩を落とした。  チームは8カード連続で初戦を落とした。高津監督は「カード頭を取るのが勝ち越す近道。でも全体的に重い空気になっているのは間違いない」と首を振った。

◆ヤクルトが、中日3連戦(神宮)の初戦で幸先よく先制点を挙げた。一回1死一塁から青木が右越えにソロ本塁打を放ち「内角の球でしたが、うまく反応していい形で打つことができました。先制できてよかったです」と笑顔を見せた。  中日先発・柳が投じた139キロのカットボールを完璧に捉え、チームトップの12号とした。さらに1-0の四回には2死から塩見が左中間への二塁打で出塁すると、続くエスコバーが中前適時打を放った。  チームは8月に7勝17敗1分けと大きく負け越したが、最下位で前半戦を折り返したが、青木はキャプテンとして仲間を鼓舞し続けている。  「前半の反省をいかして個人的にも、チームとしても技術を向上させて粘り強く勝っていくことが大事だと思います」  9、10月は61日間で52試合を戦う過密日程。米大リーグで大型連戦の経験もあるベテランは「試合でベストなパフォーマンスを出すために自分の必要な部分を知ること。試合前の準備は大切になる」と正念場を乗り越えていく術を明かしていた。  先発の高梨は四回まで粘りの投球を見せていたが、五回2死一、三塁からアルモンテに右翼線へ同点の2点二塁打、六回には無死一塁から高橋に右越え2ランを浴びた。7カード連続で初戦黒星を喫している燕がまたも苦戦した。(横山尚杜)

◆投打がかみ合わず、8カード連続で初戦を落とした。先発の高梨は10奪三振も7回9安打4失点で4敗目(2勝)。2-2の六回無死一塁で高橋に決勝2ランを浴び、「野手の方にリズムをつくってもらいましたが、六回は本塁打だけは避けないといけない場面でした」と反省した。高津監督は「自分の投球を分析して、勉強することが必要」と苦言を呈した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
38223 0.633
(↓0.011)
-
(-)
57306
(+4)
213
(+5)
83
(-)
38
(+1)
0.260
(↓0.001)
3.330
(↓0.03)
2
(-)
阪神
32293 0.525
(↑0.008)
6.5
(↑1)
56271
(+5)
249
(+4)
61
(+2)
44
(+2)
0.243
(↑0.001)
3.440
(↑0.01)
3
(-)
DeNA
31314 0.500
(-)
8
(↑0.5)
54273
(+12)
262
(+12)
63
(+1)
13
(-)
0.269
(↑0.002)
3.830
(↓0.13)
4
(-)
中日
30334 0.476
(↑0.008)
9.5
(↑1)
53229
(+4)
274
(+2)
36
(+1)
17
(-)
0.240
(-)
3.790
(↑0.03)
5
(-)
広島
25327 0.439
(-)
11.5
(↑0.5)
56280
(+12)
301
(+12)
66
(-)
25
(-)
0.266
(↑0.002)
4.300
(↓0.08)
6
(-)
ヤクルト
25345 0.424
(↓0.007)
12.5
(-)
56269
(+2)
329
(+4)
56
(+1)
39
(-)
0.249
(↓0.001)
4.710
(↑0.01)