オリックス(★4対5☆)ソフトバンク =リーグ戦18回戦(2020.09.03)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
0020003005822
ORIX
0004000004401
勝利投手:二保 旭(4勝4敗0S)
(セーブ:森 唯斗(1勝1敗18S))
敗戦投手:富山 凌雅(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】松井 雅人(7号・7回表2ラン),甲斐 拓也(6号・7回表ソロ)
【オリックス】松田 宣浩(1号・4回裏3ラン)

  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆ソフトバンクが逆転勝利。ソフトバンクは3回表、川瀬の適時打などで2点を先制する。その後逆転を許すも、7回に松田宣の2ランと甲斐のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・二保が6回4失点で今季4勝目。敗れたオリックスは、3番手・富山が誤算だった。

◆NMB48の"新グラビアエース"横野すみれ(19)が試合前に自身初の始球式を務めた。 小走りでマウンドに上がると、大きく振りかぶって投球。ふんわりとした軌道でワンバウンドで捕手のミットに収まった。元オリックスで現在は野球解説者の星野伸之氏の指導を受けての挑戦で、「ストライクとはいかなかったですけど、結構投げれたので75点」と自己採点した。 この様子はカンテレ「かまいたち×NMBのイイ記事なってんね~!(仮)」(26日深夜2時15分)で放送される。

◆先発に再転向したオリックス増井浩俊投手が、5回4安打2失点と試合を作った。「先発で投げる場所を確保してもらって、このチャンスを生かせるように。フォームを変えて、心機一転してきました」。 ワインドアップ投法は「リラックスして投げられる」と無四球で8三振を奪う好内容。勝利投手の権利を得てマウンドを譲ったが、1440日ぶりの先発勝ち星はならなかった。

◆伏兵の一撃にベンチも総立ちで喜んだ。オリックス松井雅人捕手(32)が移籍後初となる今季1号逆転3ランを放り込んだ。 「得点圏のチャンスでしたし、なんとかしたいという気持ちで打席に入っていたので、最高の結果になってくれてよかったです!」 2点を追う4回。杉本のバットを折りながらのタイムリーで1点を返し、なお2死一、二塁。二保の2球目126キロチェンジアップをすくった。打球は右翼ポール際ギリギリに着弾した。 松井雅は09年ドラフト7位で中日に入団。19年途中にオリックスへトレード移籍した。プロ11年目で自身6本目のアーチ。今季6試合目となるスタメンマスクで、先発では1440日ぶりの白星を狙う増井を好リード。バットでも期待に応えた。

◆ソフトバンクは3回、川瀬の先制適時打と中村晃の中犠飛で2点先取。オリックス増井は1440日ぶり先発勝利を目指す。 オリックスは2点を追う4回、松井雅の1号3ランなどで逆転に成功。ソフトバンクは4回無死一塁から5者連続三振に倒れた。 ソフトバンクは7回、松田宣の7号同点2ランと甲斐の6号ソロで勝ち越した。二保は4勝目、オリックス富山は初黒星を喫した。

◆中11日で先発したソフトバンク二保旭投手が4勝目を手にした。 2点リードした4回に味方の2失策から2死一、二塁とされ、杉本に中前適時打、続く松井雅には3ランを被弾。4失点(自責0)で逆転を許したが、6回86球を投げ2安打投球。直後に打線が再逆転し白星が転がり込んだ。「調子はとてもよかったと思う。野手のエラーをカバーできなかったのが悔しい。失点してしまったイニング以外は、リズムよくアウトを重ねることができたと思う。逆転してくれた野手に感謝です」と話した。

◆ソフトバンク9番川瀬晃内野手が執念の先制打を放った。3回1死三塁。カウント1-1から増井の118キロのカーブを左前に運んだ。「何とかしようという気持ちで打ちにいきました」。 引き分けに終わった前日2日は3打席とも走者を置きながら無安打の2三振。「昨日はチャンスで打てなかったので、最初のチャンスで打ててよかった」。自身8試合ぶりの打点が勝利に結びつき、笑顔いっぱいだった。

◆ソフトバンク守護神森唯斗投手が雪辱の登板を無失点で切り抜けた。1点差の9回2死二塁としたが、大城を投ゴロに仕留めた。「先頭打者は出してしまいましたが、粘り強く自分の投球ができたと思います。2日連続でやられるわけにはいかなかったのでよかった」。 前日2日は9回に3安打2失点。セーブ機会で救援失敗して引き分けただけに意地の18セーブ目。「明日からも大事な試合が続くので頑張ります」と2位ロッテとの対戦に向け、気を引き締めた。

◆ソフトバンクが得意の1発攻勢で逆転勝利した。2点を追う7回だ。まずは1死一塁で松田宣浩内野手(37)が左中間スタンドへ同点7号2ラン。「今年一番いい当たりを打てた。自分らしい打球がいき始めた」。丁寧に手を洗うしぐさを加えた20年バージョンの「熱男!」ポーズも披露しチームに勢いをもたらした。 次打者の甲斐拓也捕手(27)も続き、左中間へ決勝の6号ソロ。「二保さんが頑張って投げていた。ピッチャーを勝たせること、チームを勝たせることだけを考えていました」。王球団会長が1977年(昭52)に世界一となる756号を打った「ホームラン記念日」に試合を決める2者連続弾。リーグでダントツのチーム本塁打数78、79本目で、嫌な流れを吹き飛ばした。 最下位オリックスとぶつかったこのカードは、1日の初戦で完封負けし連勝が8でストップ。前日2日は9回に2点リードを追いつかれ、痛い引き分けだった。そしてこの日も、2点リードしていた4回に2失策でピンチを広げ、松井雅の3ランで一時逆転を許す苦しい展開だった。 接戦をものにし、1勝1敗1分けで3連戦を終えた工藤監督は「助け合ってということです。若い選手も出ているのでミスは出る。そういうときに持ちつ持たれつというか、なんとかしたいという気持ちが必要」とうなずいた。4日からは本拠地福岡に戻り、3・5ゲーム差で2位のロッテと直接対決3連戦に臨む。【山本大地】

◆オリックスが、自力CS進出の可能性が最短で4日にも消滅する危機に直面した。ソフトバンクに敗れ、借金は今季ワーストタイの18。増井が1440日ぶりの先発白星を目指し、5回4安打2失点と試合を作ったが、7回に富山が2被弾し逆転負け。中嶋監督代行は「増井の勝ちと(松井)ミヤビのホームランを消してしまって申し訳ない」と肩を落とした。 不運もあった。7回1死一塁で松田宣に初球を投じた際に、松井雅が腰を負傷。治療中は宗がマスクを被って2球受け、その後に捕球役を伏見と代わるなどばたついた。急きょ、捕手が若月に代わってから連続被弾。指揮官は「あの『間』のときに嫌な...。(富山に)経験が少ないだけに、もうちょっと何かできたのかな...」と悔やんだ。8、9回は好機をつくるも、実らず。「選手だけのせいではない。こちらの問題でもある。どんなことをすれば良いのか考えていきたい」。全力で試練を乗り越える。

◆ソフトバンク嘉弥真新也投手が通算300試合登板で好救援を見せた。 「二保が頑張っていたので、0点で切り抜けられてよかった。通算300試合の登板でしたが、チームが勝てたことが一番うれしい。明日からも自分の仕事をしっかりできるように頑張りたい」

◆オリックス・松井雅人捕手が3日、ソフトバンク戦(京セラ)に「8番・捕手」で出場。四回に2018年の中日時代以来、移籍後初本塁打となる逆転の今季1号3ランを放った。  「得点圏でのチャンスでしたし、なんとかしたいという気持ちで打席に入っていたので、最高の結果になってくれてよかったです!」  1-2とし、なおも2死一、二塁。ソフトバンク先発・二保が投じた126キロの変化球をとらえ、右翼2階席まで運んだ。2018年6月29日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来、プロ通算6本目の本塁打となった。

◆ソフトバンクは2-4の七回に松田宣の7号2ラン、続く甲斐の6号ソロで3点を奪い、逆転した。6回4失点の二保が4勝目。終盤は救援陣がピンチをしのぎ、森は18セーブ目。オリックスは4年ぶり先発の増井の好投を生かせず。

◆ポンポンポン-。試合開始直前からエド・シーランの「Shape of You Ed Sheeran」が流れる。おなじみの登場曲とともに、オリックス・増井が4年ぶりに先発のマウンドに立った。  「何とか上で投げられるように、という場所を与えてもらったと思う。いただいたチャンスをしっかり生かせるように投げるだけです。スタミナの部分だけが心配だったので、そこをファームで投げ込んで、クリアできたかなと思います。心配はないですね」  2016年の日本ハム時代以来の先発。登板前には「初めてではない。久しぶりにあの感じで投げるんだな、という感じ。中継ぎで結果が出なくての先発転向なので多少、不安はあります」と率直な気持ちを明かした。  守護神の奪還に燃えていた今季だが、開幕は2軍スタート。6月24日に昇格したが、11試合で0勝1敗5ホールド、防御率3・72で、7月27日に出場選手登録を抹消された。その後、自身の不調や首脳陣の意向を受け、8月上旬から先発に転向。高山ヘッド兼投手総合コーチは「中継ぎでは行き詰まっていた部分がある。新しいものを引き出してあげたい。彼のためにもチームのためにもなれば」と説明した。  先発星を挙げれば、2016年9月24日の楽天戦(札幌ドーム)以来1440日ぶり。守護神への思いを封印しつつ、チームのためにゲームを作った。  「あの時も同じような形で、リリーフで結果が出なくて先発転向だった。同じようにいけばいいかなと思いますけど、相手も違うし、自分も年もとっていますし。どうなるか分からないですけど、本当に一生懸命やろうと思います」  今年36歳の年男。三回に2点を失ったものの、5回2失点と勝ち投手の権利を手にマウンドを降りた。しかし、3番手・富山が七回に2連続ホームランを浴びて、チームは敗退。増井の白星は幻と消えた。(西垣戸理大)

◆オリックスの松井雅が0-2の四回、1点を返し、なお2死一、二塁から右越えに3ランを運んだ。昨季途中に中日からトレードで移籍した32歳の捕手は、2018年以来の本塁打に「最高の結果になってくれて良かった」とベンチで笑顔を浮かべた。  2球目、高めの変化球を引っ張りポール際へ。「得点圏の好機でしたし、何とかしたい気持ちだった」と必死さを強調した。少ない出番の中で存在感を示したが、七回の守備中に腰に違和感を訴え、途中交代した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
38243 0.613
(↑0.006)
-
(-)
55282
(+5)
234
(+4)
79
(+2)
42
(+1)
0.241
(-)
3.270
(↑0.06)
2
(-)
ロッテ
35282 0.556
(↑0.008)
3.5
(-)
55279
(+8)
300
(+5)
58
(+3)
52
(+1)
0.243
(↑0.003)
4.420
(↓0.01)
3
(-)
楽天
32303 0.516
(↓0.009)
6
(↓1)
55329
(-)
289
(+4)
65
(-)
42
(-)
0.265
(↓0.003)
4.240
(↑0.01)
4
(-)
日本ハム
31313 0.500
(↑0.008)
7
(-)
55285
(+4)
286
(-)
54
(-)
34
(+2)
0.253
(-)
4.000
(↑0.07)
5
(-)
西武
28332 0.459
(↓0.008)
9.5
(↓1)
57280
(+5)
289
(+8)
64
(+1)
40
(-)
0.250
(↑0.001)
4.470
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
21395 0.350
(↓0.006)
16
(↓1)
55227
(+4)
284
(+5)
43
(+1)
49
(+1)
0.239
(↓0.002)
4.170
(↓0.02)