ロッテ(★2対4☆)西武 =リーグ戦13回戦(2020.09.02)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:内海 哲也(1勝1敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝0敗15S))
敗戦投手:小島 和哉(4勝5敗0S)

本塁打
【西武】木村 文紀(4号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆西武が4連勝。西武は両軍無得点のまま迎えた6回表、相手失策の間に先制する。続く7回には、木村のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・内海が5回無失点で2年ぶりの白星。敗れたロッテは、先発・小島が好投するも、打線が援護できなかった。

◆西武内海哲也投手(38)が移籍後初白星の権利を得てマウンドを降りた。 2度目の先発マウンドで5回2安打無失点で好投。6回に味方が先制し、勝利投手の権利を得て交代。75球を投げ、内海の両足太もも裏をつっていた。 降板後、内海は「初回、2回と先頭打者をフォアボールで出してしまいましたが、全体的に粘り強く投げることができたと思います。柘植とはファームで何度もバッテリーを組んでいましたので、自分のいいところを引き出してうまくリードしてくれました。最後は両足のハムストリングをつって降板してしまいましたが、先発投手として次はこのようなことがないようにしたいです」とコメントした。

◆西武内海哲也投手(38)が743日ぶりとなる移籍後初白星を手にした。2度目の先発マウンドで5回2安打無失点で好投した。6回に味方が先制し、勝利投手の権利を得て交代。75球を投げた内海の両足太もも裏はつっていた。 降板後、内海は「初回、2回と先頭打者をフォアボールで出してしまいましたが、全体的に粘り強く投げることができたと思います。柘植とはファームで何度もバッテリーを組んでいましたので、自分のいいところを引き出してうまくリードしてくれました。最後は両足のハムストリングをつって降板してしまいましたが、先発投手として次はこのようなことがないようにしたいです」とコメントした。 前回先発登板した8月22日オリックス戦(京セラドーム大阪)では2発に泣き6回4失点で白星を逃していた。巨人時代の18年8月21日DeNA戦以来743日ぶりの白星。通算134勝目となった。 ▽西武内海(試合後のインタビューで)「去年、人的保証で入って期待されてきたんですけど、何にもできず、1軍登板もできず、辛い思いばっかりしてようやく勝てたなと思います。辛い思いはしてきたんで、与えられた試合でベストを尽くしてようやく貢献できたんで、これを何回も続けられるように頑張りたいです。ようやくライオンズの一員になれたと思います。これからどんどん活躍できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」

◆ロッテ小島、西武内海の両先発が上々の立ち上がり。2人とも3回までに出した走者は四球によるものだけだった。 西武は6回1死一、二塁、相手失策の間に1点を先制。先発内海は5回2安打無失点。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。 西武は7、8回に追加点でダメ押し。内海は743日ぶりの勝利となる移籍後1勝を挙げた。西武は4連勝。ロッテは3連敗。

◆西武は6回、二塁走者の外崎が三塁へタッチアップにロッテ右翼マーティンの悪送球で先制。8回に連続押し出し四球でリードを広げて逃げ切った。先発内海はカーブを多用するなど6三振を奪う投球で5回無失点。743日ぶりの白星を挙げた。敗れたロッテは3連敗。

◆前回8月26日楽天戦で涌井に投げ勝った左腕ロッテ小島和哉投手が、今度は西武内海と投手戦を展開した。 5回まで2安打無失点。0-0の6回1死一、二塁でメヒアを右飛に打ち取ったが、右翼マーティンがタッチアップの二塁走者を刺そうと三塁へ悪送球。先制点を献上すると、7回には木村に1発を浴びた。それでも7回4安打2失点(自責点1)は井口監督も納得の内容。小島は「内容的には悪くなかったですが詰めの甘さがあった。それでも最低限の仕事はできたかなと思います」とうなずいた。

◆西武内海哲也投手(38)が743日ぶりとなる移籍後初白星を手にした。2度目の先発マウンドで5回2安打無失点で好投した。6回に味方が先制し、勝利投手の権利を得て交代。75球を投げた内海の両足太もも裏はつっていた。前回先発登板した8月22日オリックス戦(京セラドーム大阪)では2発に泣き6回4失点で白星を逃していた。巨人時代の18年8月21日DeNA戦以来743日ぶりの白星。通算134勝目となった。 試合後のお立ち台での一問一答 -初勝利の気持ち 素直にうれしいですけど5回しか投げられなかったんで、バッター陣と後投げたピッチャー陣に感謝したいです。 -ボールをもらって笑顔 勝つことを信じて応援していた。最後アウトなるまで気が抜けないなと思って、必死で応援しました -監督からは何を (1点差の7回1死満塁から登板し打ち取った)宮川に感謝しろよって言われました。 -5回75球。内容は 四球が2回あって、あんまりリズムよくないなって立ち上がったんですけど、回を追うごとに調子よくなってきて。5回しか投げられなかったですけど、よかったと思います。 -捕手とは 投げたボール、どんなボールだったのかと、配球のことについて話しました。 -ウイニングボールはどんな思いがこもっている 去年、人的補償で期待されてきたんですけど、なんにも活躍できず、1軍登板もできず、本当につらい思いばかりしてきたんで、ようやく勝てたなって感じですね。 -チームは4連勝。後半への意気込み つらい思いしてきたんで、与えられた試合でベスト尽くして、ようやく貢献できたんで、これを何回も続けられるように頑張りたいです。 -ファンへ ようやくライオンズの一員になれたと思います。これからどんどん活躍できるように頑張っていきますんで、応援よろしくお願いします。

◆西武内海哲也投手(38)が、移籍後初白星を手にした。今季2度目の先発登板で、5回2安打無失点で好投。ベテラン左腕は最後に両足太もも裏をつりながら、6回に味方の援護を受け、勝利投手の権利を得て交代した。炭谷のFA移籍に伴う人的補償で、15年過ごした巨人から移籍して2年目。巨人時代の18年8月21日DeNA戦以来743日ぶりとなる白星で、チームに4連勝をもたらした。快投とは裏腹に38歳左腕の両足は、限界を超えていた。内海が、この試合初安打を許した5回2死。内野安打と右前安打の連打で、一塁カバーに入った際に2度、両足太もも裏に異変を感じ取った。一、三塁で9番の快足・和田。内角高めのツーシームで三邪飛に打ち取り、743日ぶりに手にしたウイニングボール。「ただただうれしかった。家族はもちろんですが、リハビリから僕にかかわってくれたトレーナー陣とかいろんな人に感謝したい。感無量です」。格別だった。 移籍後、2度目の挑戦に、スタンドでは家族が総出で見守った。前回登板8月22日オリックス戦(京セラドーム)では2発に泣き、6回3安打4失点で移籍後初勝利を逃した。土曜日の試合。少年野球の試合があった子どもたちは観戦できなかった。「1人では不安で、あそこのマウンド。支えてくれる人もいれば家族もいる、後ろについているよという気持ちになる」。1度登録抹消されるも最短10日で回ってきたチャンスに、しっかりと応えた。 プロ17年目の38歳。1軍登板0で終わった昨年10月、「引退」の2文字が頭をよぎった。球団から都内のホテルに呼ばれた。スーツを着ながら「もしかしたら...」とネクタイを締め、部屋をノック。すると渡辺GMから「来年こそよろしく頼む」。心配は杞憂(きゆう)に終わった。それよりもチームに必要とされたことがうれしかった。「ライオンズで活躍することで恩返しする」。不退転の覚悟を決めた。直後に「左前腕・筋腱修復術」の手術。すべては1軍で投げるためだった。西武で27番のユニホームを身にまとい、勝利を挙げるためだった。 巨人から西武、セからパへ。新天地は、すでに"ホーム"となっていた。試合前。練習を終えると仲間たちから拍手で送り出された。試合後はお立ち台で、ファンから743日ぶりの白星に祝福の拍手に包まれながら言った。「ようやくライオンズの一員になれたと思います」。最後は目に涙をためて、にじむスタンドを見た。上ずる声を抑え、勝利の喜びをかみしめた。【栗田成芳】 ▽西武辻監督(内海の移籍後初勝利で、チームは4連勝)「昨年1年どこじゃないよ、彼(内海)にしてみればね。それだけ実績のある投手が移籍して、故障もありながら復活して、まあ、ベンチも勝たせてあげたいというところでね。いい1勝になったと思います」

◆西武内海哲也投手(38)が、移籍後初白星を手にした。今季2度目の先発登板で、5回2安打無失点で好投。ベテラン左腕は最後に両足太もも裏をつりながら、6回に味方の援護を受け、勝利投手の権利を得て交代した。炭谷のFA移籍に伴う人的補償で、15年過ごした巨人から移籍して2年目。巨人時代の18年8月21日DeNA戦以来743日ぶりとなる白星で、チームに4連勝をもたらした。内海が昨季36歳で踏んだ新天地での背番号は、巨人での26番ではなく27番だった。 15年間背負った番号は、巨人OBの祖父五十雄さんがつけた番号。愛着も強かったが、移籍が決まった19年1月時点で、先にドラフト指名を受けたルーキー粟津の背番号として発表されていた。19年"同期入団"ではあるが、およそ2カ月の時間差で、空き番号ではなくなっていた。しかし「26番=内海」という印象はファンには強い。プロ野球生活を「西武の26番」としてスタートさせようとしていた粟津にも、自然と耳に入ってきた。 居たたまれなくなった粟津が入団直後、内海のもとへいき「すいません」と頭を下げると、内海が言った。「ホンマやで!」と冗談を言いながら笑顔で最初はおどけていたが「気にしないで。ジャイアンツでは26番だったけど、ライオンズでもらった番号は27番。26番はジャイアンツまで。俺は27番で活躍がしたいんだ。だから気にするな」。ルーキーの心中を察しながら、球界を代表する左腕が言った決意の言葉は、当時新人だった粟津の負い目をぬぐい去ると同時に「僕も26番で活躍したい」とかき立てた。【西武担当 栗田成芳】

◆西武内海哲也投手(38)が、743日ぶりとなる移籍後初白星を手にした。今季2度目の先発登板で、5回2安打無失点で好投。ベテラン左腕は最後に両足太もも裏をつりながら、6回に味方の援護を受け、勝利投手の権利を得て交代した。FA移籍に伴う人的補償で、15年過ごした巨人から移籍して2年目。巨人時代の18年9月21日DeNA戦以来の白星を勝ち取った。元個人トレーナーの保田貴史氏の自宅には、西武内海が巨人時代最後に勝った18年8月21日のDeNA戦のウイニングボールが飾られている。昨年1月、送迎車の荷物整理中に発見。内海は記念球などに執着がなく、車内に無造作に置かれた1球だった。先日、2歳の長男が手に取って、遊んでるのを見て、ふと日付を確認。「これ、あの時の勝利球やん」と気づき、運命を感じた。保田氏は「また1軍で投げてる姿を見られて、うれしいです」とボールを強く握り締めた。

◆西武が4連勝した。六回に外崎の足を絡めた攻撃から失策で1点を先行し、七回に木村の4号ソロ、八回に木村と柘植の押し出し四球で2点を加点した。内海が5回2安打無失点で移籍後初勝利。ロッテは好機で攻め切れず3連敗。

◆2018年8月21日のDeNA戦以来、743日ぶりの白星をめざし、西武・内海がマウンドに上がった。  巨人から炭谷銀仁朗捕手の人的補償で西武に移籍した昨季は、左前腕筋腱(けん)修復手術を受けるなど、けがに苦しみ1軍登板なしに終わった。復活の決意を胸に臨んだ移籍後初登板となった8月22日のオリックス戦(京セラ)ではジョーンズに2発を浴びるなど、6回3安打4失点。「調子良かっただけにもっとやりようがあったなと正直思っているけど、久しぶりの1軍で落ち着いて投げれていたので、今後もう一度チャンスをもらったときに反省を生かせるように頑張りたい」と意気込んでいた。  中10日で迎えた今季2度目の登板では、最多勝に2度輝き、通算133勝を積み上げてきた実力をいかんなく発揮した。  最速138キロの直球とツーシーム、カーブを駆使した緩急を使ったベテランの投球術でロッテ打線を翻弄。四回まで圧巻の無安打投球を見せた。五回に先頭の井上、清田を連続三振に斬った後、菅野に初安打となる一塁内野安打を許し、続く田村にも右前打を打たれ一、三塁のピンチを招いたが、和田を三邪飛に仕留めピンチをしのいだ。  六回に打線がロッテ・小島から1点を奪い、勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。5回75球、2安打無失点の快投だった。(樋口航)

◆西武のルーキー宮川がチームの窮地を救った。七回に平良の押し出し四球で2-1と追い上げられてなおも1死満塁のピンチで登板。代打角中を直球で見逃し三振に仕留め、続く中村奨は変化球で遊ゴロに打ち取った。  東海大山形高から上武大、東芝を経てドラフト1位で入団。これで29試合目の登板と中継ぎの一員として働いている。辻監督は「一番しんどい場面。本当によく抑えてくれた」と褒めちぎった。

◆ロッテは打線が振るわず今季2度目の3連敗を喫した。ここ3試合の得点は0、1、2と貧打が深刻で、井口監督は「中軸がなかなかつながらない。四球は取れているが、その後の一本が出ない」と悩ましそうに語った。  0-2で迎えた七回には、1点を返してなお1死満塁から、代打角中が見逃し三振に、中村奨が遊ゴロに倒れた。井口監督は「あそこが勝負どころだった。最善の手は尽くしたが、結果的に追い付くことができなかった」と残念がった。

◆西武・内海哲也投手(38)が2日、移籍後初白星をマーク。喜びもひとしおだった。  --勝利の瞬間は  「走馬灯のように蘇るかなと思ったけど、そういうのはなく、ただただうれしかった」  --白星は格別か  「めちゃくちゃ久しぶりで、しかもライオンズで勝てたのはうれしい」  --心境は  「素直にうれしいけど、5回しか投げられなかったので、打者陣と投手陣に感謝したい」  --降板後は  「勝つことを信じて応援していた。最後のアウトを取るまで気が抜けないと思って応援していました」  --辻監督から、どんな言葉をかけられたのか  「宮川に感謝しろよと言われました」  --今後に向けて  「与えられた試合でベストを尽くしたい。つらい思いをしてきた。ようやく貢献できたので、これを何回も続けられるように頑張りたい」

◆西武・内海哲也投手(38)が2日のロッテ13回戦(ZOZOマリン)に先発し、5回2安打無失点の好投。巨人時代の2018年8月21日のDeNA戦以来、743日ぶりの白星を挙げた。  内海の敦賀気比高時代の監督で、現在は顧問の林博美さん(62)は福井県内の自宅で勝利の報を聞き、「巨人でエースとして十何勝を続けていたときは(先のことを)考えませんでしたが、登板の機会が少なくなっても、こんなに長くプロで投げられる投手になって頑張っているんだなと思いました」と感慨深げに話した。  内海の高校時代を「入ってきたときは球も速くないし、腕立て伏せもろくにできない子でした。でも、努力することを当たり前のようにやってきた。だから、勝ってどうこうしたとかより、思い出すのはフェンス際をひたすら走っている内海の姿ですね」と振り返る。  室内練習場は投手が4人投げるのがやっとのスペース。雨や雪のときは打撃練習があれば、投手は屋外を走るトレーニングが中心。グラウンドの周囲の約1・5キロ、急勾配の坂もあるコースを走るのが定番で、1周を7分間で走ることが一つの目安となっていた。  「内海はいつも指示よりも速く走っていた。終わってからもノルマ以上の本数を走っていた。やるのが当たり前で、手を抜くなんて全くなかったから、今も自主練習でやっているでしょう」と懐かしみ、現在の姿も言い当てた。

◆感慨深い1勝をつかんだ。西武・内海哲也投手(38)が2日のロッテ13回戦(ZOZOマリン)に先発し、5回2安打無失点の好投。巨人時代の2018年8月21日のDeNA戦以来、743日ぶりの白星を挙げた。昨季、フリーエージェント(FA)で西武から巨人入りした炭谷の人的補償で移籍。けがに苦しんだが、2度の最多勝に輝いた左腕は4人の子供の前で復活した。  過去に133度も積み上げてきた白星なのに、この夜のそれは格別だった。内海は辻監督からウイニングボールを受け取り、笑顔。743日ぶりにつかんだ勝利の喜びを、かみしめた。  「去年、人的補償で入って期待されてきたんですけど、なんにも活躍できず、本当につらい思いばかりしてきたんで、ようやく勝てたなと。ただただうれしかった」  移籍1年目の昨季は左前腕筋腱の修復手術を受けるなどけがに苦しみ、1軍登板はなし。西武で2度目の先発マウンドで、最多勝2度などの実績を誇る力を発揮した。  直球の最速は138キロながら、巨人での全盛期と同様にチェンジアップやカーブを駆使した緩急を使った投球術を披露。四回まで無安打で、五回に2安打で2死一、三塁とされたが、和田を三邪飛に仕留めた。5回を2安打無失点、6奪三振。両太もも裏をつって75球での降板となっただけに「5回しか投げられなかった」と悔やんだが、貫禄を示した。  2018年12月、FAで西武から巨人に移った炭谷銀仁朗の人的補償として西武入り。長くエースを務めた巨人のプロテクトから外れての移籍は、球界を揺るがすニュースになった。球団から通告を受けたときには、瞳を潤ませた。それでも新天地での活躍を誓ったが、今度は故障。だがくじけることなく、リハビリやトレーニングに励んだ。所沢の2軍施設で黙々と走る姿は、若手選手の手本にもなった。  腐らない心の原点に、巨人時代の先輩、杉内俊哉にかけられた言葉がある。『過去の栄光は生ゴミと一緒だ。それにすがっているようでは駄目だ』。実績やプライドは、成長への障壁になる。38歳になっても、謙虚な姿勢を変えない。  4児の父。帽子のつばの裏に家族のイニシャルを書き込み、登板前に見て深呼吸する。「マウンドでは一人で不安で。後ろに付いているという気持ちになる」。活躍する姿を見せたいという気持ちも、闘志を奮い立たせてきた。「子供たちも野球をやっていて、野球の難しさもわかってきている年齢なので、そういう中で偉大な父でありたい」。球場に駆けつけた妻と子供4人ら家族の前で、復活を示した。  西武加入時に「日本シリーズで対戦しましょう」と巨人ナインにメッセージを送ったベテラン左腕の復活勝利で、チームは4連勝。「ようやくライオンズの一員になれた。本当に感無量。これからどんどん活躍できるように頑張っていきます」。"西武の内海"として、大きな一歩を踏み出した。(樋口航) 内海の投球について西武・辻監督 「本当にいい1勝だった。実績がある投手が移籍して故障がありながらも復活して、ベンチの中の選手も早く勝たせてあげたいということでね。持ち味で打たせてとるという、コントロールでヒットを打たせなかった。本当にリズム良く投げていたと思う」

◆広島の打撃コーチ時代(2006-09年)、内海は3年連続で2桁勝利を挙げるなど成長著しい頃。巨人戦になると、どうやって攻略しようかと頭を悩ませたものだ。  彼の最大の武器はチェンジアップ。この日も、しっかり腕を振って右打者の膝元に投げ込み、勝負どころでは外角にストンと落としていた。真っすぐのスピードこそ130キロ台後半しか出なくなったが、テンポがよく、いい頃の姿とだぶった。  移籍後初勝利がついたことも大きい。前回8月22日のオリックス戦(6回4失点)も悪くなかったとはいえ、先発投手には白星が一番だ。  今の西武は平井を先発に回したことで、ブルペン陣が1枚足りない。この2試合の投球ができれば十分に先発ローテーションに入れるし、それによって平井を後ろに戻すことができる。  辻監督は移籍1年目の昨春のキャンプで「開幕投手があるかもしれないよ」とうれしそうに話してくれるほど、内海のことを信頼していた。故障続きで戦力になるまで時間がかかったが、チームが苦しい時期に出てきてくれて、本人以上に喜んでいると思う。 (本紙専属評論家)

◆西武・内海哲也投手(38)が2日のロッテ13回戦(ZOZOマリン)に先発し、5回2安打無失点の好投。巨人時代の2018年8月21日のDeNA戦以来、743日ぶりの白星を挙げた。  元巨人監督の堀内恒夫氏(72)は同日、自身のブログで「西武の内海が勝ったってね。よくやった!!」と祝福。「移籍後、故障とかあって苦しい思いもしただろうけど 厳しい言い方をすれば期待を裏切ってきたわけだからね それをこれから返していかなきゃな」とエールを送り、「まだ出来るはず。これから、これから! 頑張ってくれよ!!」と今後に期待していた。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
37243 0.607
(-)
-
(-)
56277
(+3)
230
(+3)
77
(+2)
41
(-)
0.241
(-)
3.330
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
34282 0.548
(↓0.009)
3.5
(↓0.5)
56271
(+2)
295
(+4)
55
(-)
51
(+1)
0.240
(↓0.001)
4.410
(↑0.03)
3
(-)
楽天
32293 0.525
(↑0.008)
5
(↑0.5)
56329
(+5)
285
(+3)
65
(-)
42
(-)
0.268
(-)
4.250
(↑0.02)
4
(-)
日本ハム
30313 0.492
(↓0.008)
7
(↓0.5)
56281
(+3)
286
(+5)
54
(+1)
32
(-)
0.253
(↑0.001)
4.070
(↓0.02)
5
(-)
西武
28322 0.467
(↑0.009)
8.5
(↑0.5)
58275
(+4)
281
(+2)
63
(+1)
40
(+1)
0.249
(↓0.001)
4.400
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
21385 0.356
(-)
15
(-)
56223
(+3)
279
(+3)
42
(-)
48
(+2)
0.241
(-)
4.150
(↑0.03)