オリックス(☆5対0★)ソフトバンク =リーグ戦16回戦(2020.09.01)・京セラドーム大阪=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ソフトバンク
0000000000400
ORIX
00000311X5600
勝利投手:山本 由伸(4勝2敗0S)
敗戦投手:千賀 滉大(5勝3敗0S)
  DAZN
チケットぴあ ORIX戦チケット予約 ソフトバンク戦チケット予約
◆オリックスは0-0で迎えた6回裏、吉田正の適時打などで3点を先制する。続く7回には、吉田正の2打席連続となる適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・山本が7回2安打無失点の力投で今季4勝目。敗れたソフトバンクは、打線が4安打無得点と振るわなかった。

◆オリックス先発の山本は初回に3四球を与え2死満塁のピンチも3回まで無失点。ソフトバンク千賀も序盤を無失点に抑える。 オリックスは6回無死満塁から4番吉田正の2点適時打で先制に成功。ソフトバンク千賀は6回の1イニング4四球が響いた。 オリックスは7回に吉田正の適時二塁打で追加点。山本は7月12日以来の4勝目。ソフトバンクの連勝は8でストップ。千賀は3敗目。

◆オリックス山本由伸投手がソフトバンク打線を7回2安打無失点に抑え、7月12日以来51日ぶりとなる今季4勝目をゲットした。 「とにかく勝ち(星)から遠ざかっていた。ホッとしています。ここから全部を、勝っていく気持ちで頑張っていこうと思っています」。 試合中に修正を施した。初回に3四球を与えるなど、自己ワーストタイの5与四球と制球に苦しんだ。マウンドで首をかしげるシーンも見られたが「(初回は)感覚がイマイチでした。体のズレがあったりで...。2回からは力まず、いい感覚も思い出せた」と立て直した。相手エース千賀とは今季3度目の対戦となったが、やっと白星を挙げた。 この日は、新生中嶋オリックスになってから初めて宮内義彦オーナー(84)が京セラドーム大阪へ観戦に訪れた。統帥は、投打の軸が躍動した勝利を見届けると高らかに笑った。【真柴健】

◆オリックス吉田正尚外野手が先制打を含む2安打3打点で、先発山本を援護した。 6回無死満塁で2点適時打。自己最長を更新する19試合連続安打となった。「甘い球を打つ準備をした。エース対決だったので、先に1点を取ることが大切」。今季、千賀とは10打数5安打4打点と相性がいい。「いいピッチャーなので楽しみにしながら。すごいボールがあるので、追い込まれるまでに」。相手エース撃ちで、チームを引っ張った。

◆ソフトバンクの連勝がエースで止まった。今季最長の8連勝中だったが、先発した千賀滉大投手(27)が両チーム無得点の6回に突然の大乱調。 1イニング4四球と荒れて一挙3点を失った。今季3戦3勝と得意にしているオリックスに完敗。今季3度目の顔合わせとなった山本との投げ合いでも初めて敗れた。エースの背信投球で工藤監督就任以来、最長タイの9連勝を逃した。 千賀は6回無死から8球連続ボールで無死一、二塁。3番中川のバントは三塁線でぴたりと止まり、不運な内野安打で満塁となった。4番吉田正に2点打。さらに2死から押し出し四球で3点目を献上。7回にも1点を失い、7回途中4失点で降板。「今日のような試合展開で、先制点を与えてしまったということが一番の反省点だと思う。試合を壊してしまい申し訳ない」と唇をかんだ。 千賀に期待するだけに工藤監督も厳しかった。6回の乱調に「四球から生まれるものはない。勝負して打たれた方がいい。マウンドって、そういうところだと思うので」と一喝。5回には甲斐からの返球を取り損ねて右手に当てるアクシデントもあったが、指揮官は「トレーナーやコーチからは何もなかったので、そこに関しては(影響は)ないと思います」と言い切った。 今後も6連戦が続き「火曜日の男」の役割は重い。工藤監督は「彼が(マウンドに)上がったら、降りるときは負けるときというくらい、エースとしての責任を感じて過ごしてほしい」と奮起を促した。【山本大地】

◆ソフトバンクが好調だった打線も沈黙してしまった。初回、3四球で2死満塁と絶好の先制機も6番松田宣が中飛。山本からは計5四球を選びながら2安打、7三振を喫した。 工藤監督は「いつもと違う配球だった。変化球でかわされたというか、うまく投げられた」。終わってみれば今季3度目の0封負け。2位ロッテが敗れていただけに、痛い1敗となった。

◆オリックスは山本が7回無失点の好投で4勝目。六回に吉田正の2点適時打などで3点を奪い、七回は吉田正の適時二塁打、八回は大城のスクイズで加点した。ソフトバンクの連勝は8で止まり、千賀が七回途中4失点で3敗目。

◆オリックスの吉田正が0-0の六回無死満塁で2点適時打を放った。千賀の直球に力負けすることなく、鋭く中前へはじき返した。これで連続試合安打を19に伸ばし、「いい流れで回ってきたチャンスだったし、(山本)由伸がいい投球をしていたので何とか先制点を取ることができて良かった」と満足そうだった。  七回2死一塁では右中間への適時二塁打で3打点目をマーク。3試合連続で4番に座った主砲がきっちりと仕事を果たした。

◆オリックスの西野が3試合連続の安打を放った。一回1死走者なしで千賀の内角直球を中前にはじき返した。1軍昇格即先発した8月28日から出場全3試合、全て一回の打席で的確に球を捉えた。六回無死一塁では四球を選んで好機を広げ、先制点につなげた。  2年目の2016年に正二塁手として全試合出場したが、近年はけがに悩み、オフに左足首の手術を受けた。復帰に時間はかかったが、2軍でしっかりと調整。「やってきた証拠」と真っ黒に日焼けした顔に自信が満ちている。

◆エース対決を制した山本が51日ぶりに白星を手にした。3与四球で招いた一回2死満塁のピンチをしのぐと、7回を2安打無失点。7月12日の日本ハム戦(京セラ)以来となる4勝目をつかんだ。「調子の悪い期間が続いていたのでホッとしています。(千賀との投げ合いでは)2敗しているので、負けないぞと思ってマウンドへ上がった」。敗れれば、自力でのクライマックスシリーズの可能性が消滅した一戦。視察した宮内オーナーにも最高の勝利をプレゼントした。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
37242 0.607
(↓0.01)
-
(-)
57274
(-)
227
(+5)
75
(-)
41
(-)
0.241
(↓0.002)
3.340
(↓0.04)
2
(-)
ロッテ
34272 0.557
(↓0.01)
3
(-)
57269
(+1)
291
(+9)
55
(-)
50
(+1)
0.241
(↓0.003)
4.440
(↓0.08)
3
(-)
楽天
31293 0.517
(↓0.008)
5.5
(-)
57324
(+1)
282
(+8)
65
(+1)
42
(-)
0.268
(↓0.002)
4.270
(↓0.07)
4
(-)
日本ハム
30303 0.500
(↑0.008)
6.5
(↑1)
57278
(+8)
281
(+1)
53
(-)
32
(+1)
0.252
(↑0.002)
4.050
(↑0.05)
5
(-)
西武
27322 0.458
(↑0.01)
9
(↑1)
59271
(+9)
279
(+1)
62
(+1)
39
(-)
0.250
(↑0.001)
4.440
(↑0.06)
6
(-)
ORIX
21384 0.356
(↑0.011)
15
(↑1)
57220
(+5)
276
(-)
42
(-)
46
(+3)
0.241
(-)
4.180
(↑0.07)