楽天(★2対3☆)西武 =リーグ戦14回戦(2020.08.30)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:森脇 亮介(2勝0敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝0敗14S))
敗戦投手:ブセニッツ(1勝1敗7S)

本塁打
【西武】メヒア(7号・9回表3ラン)

  DAZN
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◆西武が逆転勝ち。西武は2点ビハインドで迎えた9回表、2死一二塁の好機からメヒアの3ランが飛び出し、土壇場で試合をひっくり返した。投げては、最後を締めた守護神・増田が今季14セーブ目。敗れた楽天は、5番手・ブセニッツがリードを守れず、痛い敗戦を喫した。

◆楽天が「済美リレー」を見せた。 2年春の甲子園で優勝投手となった福井優也投手が先発。5回まで2安打無失点と試合を作り、77球で降板。9学年下で2年春の甲子園準優勝投手の安楽智大投手が6回から2番手で登板。3者凡退に抑え、1回無失点で降板。直後の攻撃で先制。白星の権利が舞い込んだ。 先発の福井は「調子は良かったです。とにかく試合をしっかりと作れたことが良かったですね。後はチームが勝てるように応援したいと思います」と納得の表情を見せた。

◆楽天福井、西武松本の両先発が3回までともに無失点。西武は3回に1死一、三塁の好機を迎えるが木村、栗山が凡退した。 楽天は6回に相手の暴投で先制。先発福井は5回77球無失点で降板。福井と同じ済美出身の2番手安楽が1回を無失点。 楽天は8回に1点を追加した。西武は3点を追う9回2死一、二塁、メヒアが起死回生の7号逆転3ラン。連勝を飾った。 西武森脇が2勝目、増田14セーブ目。楽天ブセニッツが1敗目。

◆楽天が"魔の日曜日"に悪夢を見た。2点リードの9回2死一、二塁。守護神ブセニッツが、メヒアを2球で追い込んだ。しかし3球目のカーブを左翼ポール際へ運ばれ逆転された。白星へあと1球及ばず、球場が一瞬静寂に包まれ、ため息が漏れた。 8月の日曜試合は5戦全敗。今季通算では3勝8敗。3カード連続の負け越しで貯金3、首位ソフトバンクに今季最大の5・5ゲーム差をつけられた。三木監督は「僕も悔しいけど、選手たちはもっと悔しい。結果として起きた現実を受け止めて進めたい」と前を向いた。 ▽楽天ブセニッツ(1回3失点で今季初黒星)「チームにただ申し訳ない」

◆会心の逆転アーチで勝利した試合後のお立ち台。西武エルネスト・メヒア内野手が自分で叫んだ。「メヒア、サマサマヤ!」。 楽天との3連戦を2勝1敗とし、7月下旬のロッテ6連戦以来、実に6カードぶりのカード勝ち越しで8月を締めくくった。辻監督も「メヒアがチームを救ってくれた」と何度も繰り返した。 2点を追う9回2死一、二塁。楽天の抑えブセニッツに2ストライクと追い込まれた。絶体絶命のピンチ。「第3打席まで全て空振り三振しているから、とにかくボールを前に飛ばして、試合を終わらせないことだけを考えた」。133キロカーブを低いライナーで左翼席最前列へたたき込んだ。今季7本塁打中、6本が楽天戦。キラーぶりを発揮して勝利を引き寄せた。 辻監督は「今日の円陣で外崎が『昨日は助っ人がいっぱい打ってくれたから、今日は日本人で』って言ってたんだけど、やっぱりまた助っ人に助けられたね」。チームは低迷中だが、シーズンはまだあと半分ある。メヒアは「残り60試合。何が起こってもおかしくない。自分のベストを尽くしてクライマックスシリーズ争いに残っていければ」。瀬戸際で放った1発を浮上のきっかけにする。【千葉修宏】

◆西武が土壇場で逆転勝ちした。0-2の九回2死一、二塁でメヒアの7号本塁打でひっくり返した。八回に登板した森脇が2勝目を挙げ、増田が14セーブ目。楽天は六回以降を継投でしのいできたが、抑えのブセニッツがつかまった。

◆西武の松本は六回途中まで1失点と試合をつくったが、2勝目はならなかった。威力のある直球を主体に五回までは2安打で得点を与えなかった。だが六回1死一、三塁でワンバウンドの暴投で先取点を許し「高めに球が浮かないようにという意識が強過ぎて、体が突っ込み気味になってしまった」と反省した。  7月18日を最後に勝利から遠ざかる。それでも8月は登板した全4試合で2失点以下と安定しており「前回同様、自分のリズムで投げることができたと思う」と内容には満足そうだった。

◆楽天の抑えのブセニッツが2-0の九回に登板して逆転負けを喫した。2死一、二塁でメヒアを2ストライクに追い込みながら3球目の甘くなった変化球を左翼席に運ばれた。今季25試合目の登板で初めて本塁打を浴びて今季初黒星。「チームにただ申し訳ない」とうなだれた。  メヒアの今季7本塁打のうち楽天投手陣が6本を許している。三木監督は「まだ残り試合がある。対策を練っていきたい」と厳しい表情で話した。

◆楽天の島内は左腕に張りを訴えて五回の守備から退いた。試合後、三木監督は「大事を取って交代した」と説明した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
37232 0.617
(↑0.007)
-
(-)
58274
(+8)
222
(+5)
75
(+3)
41
(+1)
0.243
(↑0.002)
3.300
(↓0.01)
2
(-)
ロッテ
34262 0.567
(↓0.009)
3
(↓1)
58268
(-)
282
(+5)
55
(-)
49
(-)
0.244
(↑0.001)
4.360
(↑0.01)
3
(-)
楽天
31283 0.525
(↓0.009)
5.5
(↓1)
58323
(+2)
274
(+3)
64
(-)
42
(-)
0.270
(↓0.001)
4.200
(↑0.02)
4
(-)
日本ハム
29303 0.492
(↓0.008)
7.5
(↓1)
58270
(+5)
280
(+8)
53
(-)
31
(-)
0.250
(-)
4.100
(↓0.07)
5
(-)
西武
26322 0.448
(↑0.009)
10
(-)
60262
(+3)
278
(+2)
61
(+1)
39
(-)
0.249
(-)
4.500
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
20384 0.345
(↑0.012)
16
(-)
58215
(+5)
276
(-)
42
(+1)
43
(+2)
0.241
(↓0.001)
4.250
(↑0.07)