楽天(★3対6☆)西武 =リーグ戦13回戦(2020.08.29)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0023010006702
楽天
0002100003802
勝利投手:ノリン(1勝0敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝0敗13S))
敗戦投手:塩見 貴洋(3勝5敗0S)

本塁打
【西武】柘植 世那(2号・3回表2ラン),スパンジェンバーグ(8号・4回表2ラン)
【楽天】浅村 栄斗(18号・4回裏2ラン),ロメロ(17号・5回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 楽天戦チケット予約 西武戦チケット予約
◆西武は3回表、柘植の2ランで先制する。続く4回には、中村の犠飛とスパンジェンバーグの2ランで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・ノリンが6回3失点の好投で来日初勝利。敗れた楽天は、先発・塩見が試合をつくれず、打線も終盤の好機を生かせなかった。

◆乃木坂46の久保史緒里(19)が始球式を行った。 イベント「イーグルスガールデー」にちなみ、ピンク色に白の縦じまが入った背番号46の「イーグルスガールユニホーム」を身にまとい、マウンドへ小走りで登場。ノーワインドアップで左足を小さく上げ、ワンバウンド投球。笑顔でスタンドへ頭を下げ、小走りでベンチ裏へ戻った。 宮城県出身の久保は、2020イーグルスガールイメージキャラクターを務める。幼稚園時代からファンで球団公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」のジュニアチアリーダーズ出身だ。 「始球式は初めての経験でしたので、心臓が張り裂けそうなくらい緊張をしていました。今は大役を終えることができて、ひとまずホッとしています。楽天イーグルスさんは幼少期からずっと応援をさせていただいて、いつも力をいただいていました。地元の宮城や東北のファンの方々、そして今日スタンドをピンクに染めているイーグルスガールの皆さんにとって、選手の方々の活躍はとても力になると思います。今日も素晴らしい試合をしていただけることを願って、一生懸命応援したいと思います」とコメントした。

◆西武ドラフト5位ルーキーの柘植(つげ)世那捕手が先制の2号2ランを放った。「8番捕手」でスタメン出場。3回無死一塁から、楽天塩見の初球を捉えた。 前回出場した27日日本ハム戦の第3打席に続く2打席連続アーチ。「打ったのはシュートだと思います。初球から狙っていた、というわけではなかったのですが、いい球が来たら打とうと思って打席に入りました」と納得の表情だった。

◆左肩コンディション不良で出遅れていた西武左腕ショーン・ノリン投手が来日初登板で初勝利を挙げた。 トルネード、2段モーション風、クイックに上投げ、横投げと多彩な投げ方を駆使し、小気味よく投げ込んだ。2発は献上したが6回3失点。「投球フォームはたくさんあって、全部を使ったわけではないよ」とニヤリ。そして「ウイニングボールは妻のサンドラと愛犬のオギーに、そして今年亡くなってしまった義父のスティーブにも勝利をささげたい」と話した。 ▽西武辻監督(ノリンについて)「どんな球でもストライク取れるのが彼の強みで、非常にリズム良く進んでいったせいで先取点も取れたと思います。また次、1週間でローテーションでいってくれるように願っています」

◆楽天が1つの正念場を迎えた。西武に敗れ首位ソフトバンクに今季最大の4・5ゲーム差をつけられた。 先発塩見が5回5失点で5敗目。主軸の浅村、ロメロに1発が出たが及ばなかった。三木監督は「選手は粘ってくれたが、なかなか僕自身も試合をうまく運べなかった」と唇をかんだ。 5回。「ちょっとしたターニングポイント」と指揮官が捉えた。先頭ロメロがソロを放ち2点差に詰め寄る。続く岡島が左翼線三塁打。いけいけムードの中、足立、小深田が前進守備の内野正面へのゴロで凡退。田中も倒れた。三木監督は「追いつき、追い越せるのかというところ。野球はそういうもの」と1点の重みをかみしめる。 定義がある。「動かないことも作戦の1つ」。理想は"1点を守り、もぎ取る野球"。「今日は試合運びでいろんなことを考えさせられた、野球の難しさを感じた」。昨秋キャンプから機動力の向上を求め、細部までこだわり、開幕ダッシュを支えた。信頼する選手の能力を最大限に引き出すため、後半戦はベンチワークの重みが増す。 「波」が小さい。シーズンを折り返し、最大連敗は4ながら、同連勝は3。勢いに乗り切れない。ファームでは通算126勝の岸、昨季33本塁打のブラッシュが調整中。現有戦力に肉付けする「大駒」の働きが、ここから先は欠かせない。 三木監督はチームと自身へ言い聞かせた。「1点、1アウト、目に見えない流れが試合を左右する。結果論から学ばないといけないこともある。何かもう少し手を尽くしてやることも大事」。引き離されるわけにはいかない。【桑原幹久】

◆楽天・浅村栄斗内野手(29)が29日、西武戦(楽天生命パーク)に「4番・二塁」で先発出場。球団通算1500号となる18号2ランを放った。5点を追う四回2死一塁。先発・ノリンの3球目、128キロのチェンジアップを逆方向の右翼席に放り込んだ。球団広報を通じて、「うまく反応して打つことができました」とコメントした。

◆西武が逃げ切った。三回に柘植の2号2ランで先制。四回にスパンジェンバーグの8号2ランなどで3点を奪ってリードを広げた。ノリンが来日初登板で6回3失点と好投して白星を挙げた。楽天は塩見が5回5失点と崩れた。

◆西武のノリンが来日初登板で6回3失点と好投して白星をつかんだ。三回までは無安打で6三振を奪う完璧な投球。中盤に2本塁打で3点を失ったが、味方の援護にも恵まれ「とにかく初勝利を挙げることができてうれしい」と喜んだ。  クイック気味に投げたり、2段モーションでためをつくったり、サイドスローで投げたりと、多彩なフォームで打者のタイミングを外した。変幻自在な投球にも「投球フォームの種類はたくさんあって、全部を使ったわけではない」と不敵に笑った。

◆楽天の塩見は5回5失点で5敗目を喫した。三回に柘植に甘くなった初球を捉えられて先制2ランを浴びると四回にもスパンジェンバーグに初球を打たれて2ランを許した。  三、四回以外は三者凡退に抑え込んでいただけに2本塁打が痛かった。「調子自体は良かった。走者をためた場面での本塁打ですね」と悔やんだ。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
36232 0.610
(↑0.007)
-
(-)
59266
(+3)
217
(-)
72
(-)
40
(-)
0.241
(↓0.001)
3.290
(↑0.06)
2
(-)
ロッテ
34252 0.576
(↑0.007)
2
(-)
59268
(+5)
277
(+1)
55
(+1)
49
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.370
(↑0.06)
3
(-)
楽天
31273 0.534
(↓0.01)
4.5
(↓1)
59321
(+3)
271
(+6)
64
(+2)
42
(-)
0.271
(↓0.001)
4.220
(↓0.03)
4
(-)
日本ハム
29293 0.500
(↓0.009)
6.5
(↓1)
59265
(-)
272
(+3)
53
(-)
31
(-)
0.250
(-)
4.030
(↑0.03)
5
(-)
西武
25322 0.439
(↑0.01)
10
(-)
61259
(+6)
276
(+3)
60
(+2)
39
(-)
0.249
(-)
4.540
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
19384 0.333
(↓0.006)
16
(↓1)
59210
(+1)
276
(+5)
41
(-)
41
(-)
0.242
(-)
4.320
(↓0.01)