オリックス(★3対5☆)ロッテ =リーグ戦13回戦(2020.08.28)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
1001300005823
ORIX
1010010003900
勝利投手:石川 歩(5勝2敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗18S))
敗戦投手:山﨑 福也(2勝3敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(5号・1回表ソロ),マーティン(15号・4回表ソロ),マーティン(16号・5回表3ラン)

  DAZN
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◆ロッテは1-2で迎えた4回表、マーティンのソロで同点とする。続く5回には、マーティンが2打席連続本塁打となる3ランを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・石川が6回3失点の好投で今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・山崎福が試合をつくれなかった。

◆オリックス吉田正尚外野手(27)が自身最長の16試合連続安打に延ばした。同点の3回2死二塁で石川のカットボールをとらえ、ライナーで右前に運んだ。 主軸らしい勝ち越しタイムリー。「低めの変化球にうまく対応できたと思います。なんとか(山崎)福也さんに勝ちをつけられるようにと思っていたのでタイムリーになってくれてよかったです」と話した。 8月は11日ソフトバンク戦から安打が途切れず、月間打率は4割を軽々と超えるなど好調だ。

◆ロッテは1回、中村奨の5号ソロで先制。オリックスはその裏、中川の適時打で同点。3回に吉田正の適時打で勝ち越した。 ロッテは4回、マーティンが同点の15号ソロ。5回にも2打席連続の勝ち越し16号3ラン。オリックス山崎福は6回5失点で降板。 ロッテは継投で逃げ切り、オリックス戦の連勝を4に伸ばした。オリックスは4連敗で、借金は今季最多の18に膨れ上がった。 ロッテ石川は5勝目、益田は18セーブ目。オリックス山崎福は3敗目。

◆通算500試合登板=益田直也(ロッテ) 28日のオリックス13回戦(京セラドーム大阪)で9回にリリーフ登板して達成。プロ野球102人目。初登板は12年3月30日の楽天1回戦(Kスタ宮城)。プロ9年目での達成は、63年稲尾(西鉄)と63年秋山(大洋)の8年目に次ぎ、07年岩瀬(中日)14年山口(巨人)16年宮西(日本ハム)に並ぶ3位タイのスピード記録。

◆オリックスが今季最多の借金18で、前半戦を折り返した。同点の5回無死一、二塁。先発山崎福がマーティンに浮いたチェンジアップを捉えられた。2打席連発となる勝ち越し3ランを浴び、劣勢に。この日の5失点は3被弾によるもの。マーティンには4戦連続アーチを食らい、5発の固め打ちを許している。 中嶋監督代行は「どれもホームランになっちゃっている。防げたら、勝負になる。もったいない失点。抑え方次第。苦手だと思っている打者に対して、どう攻めていくか。もう1回、やり直さないといけない」と指摘した。 21日の新体制発足後は3連勝スタートを切ったが、4連敗。この日は反撃も及ばなかった。「右に打ったりができない選手たちじゃない。それを簡単に引っ張ってしまったりはもったいない。そこは反省点。一、三塁をどうやって作るかが大事になってくる」と話した。 区切りの60試合目も力負けで2位ロッテに4連敗。通算成績も1勝11敗1分けで、今や天敵だ。ソフトバンクにも2勝13敗と大きく負け越している。指揮官は「半分をどう過ごすか。次の半分も同じようなことをしていたら、どんどん借金は増えていくだけ。来年、再来年につながるか。そこに関しても前向きにとらえるしかない。これからの半分をどう戦うか」と語気を強めた。最下位に低迷し、クライマックスシリーズ進出も厳しい情勢に追い込まれているが、シーズンの折り返しで、逆襲を誓った。【酒井俊作】 ▽オリックス山崎福(3被弾で6回5失点の今季3敗目)「(5回の被弾は)追い込むところまではよかったのですが、決めきることができませんでした。勝負どころで何とか粘りたかった」 ▽オリックス吉田正(3回の右前への勝ち越し打で自身最長の16試合連続安打)「低めの変化球にうまく対応できたと思います」 ▽オリックス中川(1回に4番として今季初適時打)「なんとしても(1軍昇格即先発で左前打出塁の)『西野さんをかえすことだけ』。もうそれだけでした」

◆ロッテがオリックスに今季11勝目を挙げ、120試合制となるシーズンを33勝25敗2分の貯金8で折り返した。 中村奨吾内野手(28)の5号ソロで先制し、レオネス・マーティン外野手(32)の2打席連続本塁打で加点。投げては石川歩投手(32)が自身5連勝となる5勝目を挙げた。 首位ソフトバンクに、2ゲーム差の2位で食らいつく。井口資仁監督(45)は「貯金を1つでも多くしていかなくちゃいけないと思いますし、カード頭にこうやって勝てているので、まずは明日またカード勝ち越しを決められるように」と引き締めていた。

◆ロッテ益田直也投手(30)が、史上102人目となる通算500試合登板を達成した。 オリックス戦の9回に登板し、打者3人で抑えた。今季28試合目の登板で、18セーブ目。防御率も1点台となった。「入団した当初は500試合なんて投げられると思っていなかったです。ファンの皆様と家族には本当にありがとうの気持ちでいっぱいです」とお立ち台で感謝を口にした。 益田は市和歌山商、関西国際大を経て、11年ドラフト4位で入団した。リリーフ一筋で、今季で9年目。8月7日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では、史上33人目となる通算100セーブも達成している。

◆乗せたら怖い。ロッテのレオネス・マーティン外野手(32)が、2打席連続で京セラドーム右翼5階席へ放り込み、勝利を呼び込んだ。 相手のオリックス山崎福には8月6日の前回対戦で敗れた。マーティンは1安打したものの、三振も2つ奪われた。「すごくいい投手で、いい球種を持っている」。4回の15号同点ソロはツーシームを、5回の16号勝ち越し3ランはチェンジアップを、それぞれしっかり捉えてやり返した。 15号ソロは、22打席ぶりの安打でもあった。甘い球は減り、投手の攻め自体も厳しくなっている。直近10試合で13四死球。うち6つが死球だった。 怒ったら怖い...のだろうか? 痛みはちゃんと覚えている。「足にも手にも。腰にも背中にも」。ひとしきり振り返った後で「冗談だよ。どれも故意じゃないのは分かるので」と落ち着いた表情で話した。ただ、それだけでは終わらず「故意と感じたら...どうなりますかね」と、笑いながらも、チームの看板打者としてしっかり表現した。 本塁打はシーズン換算で30発超のペースになった。「数字は気にしてない。一番大事なのはチームが勝つこと。どういう状況でも打点を稼ぎたい。数字は最終的にシーズンが終わってから見るものだと思う」。相手には怖く、味方にはこの上なく頼もしい3番打者だ。【金子真仁】

◆ロッテが3本塁打で5得点を挙げた。一回に中村奨の5号ソロで先制し、マーティンが四回に同点の15号ソロ、五回に勝ち越し3ランを放った。石川が6回3失点で5勝目をマーク。益田は18セーブ。オリックスは4連敗。

◆接戦なら、今季のロッテにお任せだ!! 新型コロナウイルスの影響で3カ月遅れの開幕となった今季。120試合制となり、この日がちょうど折り返しの60試合目となった。  「同じ相手と6連戦もしんどかったが、(今季初の)移動ゲームもしんどいね」  前日は楽天に0-15と大敗。仙台から大阪に移動した井口監督はそう話したが、表情は明るい。今季は7点差以上の大敗が7試合ある一方で、3点差以内の勝利は32勝中23勝。特に1点差勝利は12試合にも及ぶ。チーム総失点(273)が総得点(258)を上回っているにもかかわらず、貯金7の2位。故・野村克也氏が監督時代に「強いチームは、勝つときは接戦、負けるときは大敗。弱いチームは、その逆」とよく語っていたが、まさに今季のロッテは"競り勝ち、バカ負け"を地で行っている。  1-2で迎えた四回、先頭のマーティンが山崎福が初球に投じた内角のツーシームを右翼席上段に特大の15号。「久しぶりに1本出たし、同点に追いつくことができてよかった」と、7試合ぶりの一発に笑顔満開。驚がくの一発は続く五回無死一、二塁でも飛び出す。今度はフルカウントから内寄りのチェンジアップを捉えた。「今日は練習から感じが良かったんだ。結果につながって最高だよ。YES! マーティン!」と再び右翼席上段に勝ち越しの16号3ラン。今月7~9日にも京セラドームで3戦連発を記録しており、よほど大阪の水が合うようだ。(東山貴実)

◆ついに、中嶋オリックス期待の新4番が、快音を響かせた。監督代行就任以降、4番で起用されてきた大卒2年目の中川が、7試合目で初の適時打を放った。  「なんとしても(二走の)西野さんをかえすことだけ、もうそれだけでした」  0-1の一回2死二塁。フルカウントからロッテ先発・石川が投じた139キロの外角カットボールに食らいつき、左前へはじき返した。1年目の昨季も4試合で4番を務めたが、打点はこれが初。「つなぎの4番」が、しぶとく「H」ランプをともした。  試合前の時点で打率・125、1本塁打、6打点。状態は思わしくないが、新指揮官は「期待しかないですよ。僕は無敵の中川を(2軍で)見ていましたので。今の(打)率とはまったく関係ないので。新しい中川と思って使っています」と期待をしている。  だが、一方の先発・山崎福がピリッとしない。一回は中村奨に先制ソロ、2-1の四回にはマーティンに同点弾。五回も無死一、二塁からまたもマーティンに右翼5階席へ特大の勝ち越し3ランを浴び、6回5失点で降板。チームに流れを運ぶことはできなかった。(西垣戸理大)

◆ロッテの福田秀がコンディション不良で欠場した。試合前練習には姿を見せていたが、練習を途中で切り上げていた。井口監督は「トレーナーの報告を受けて、どうするか決めたい」と話した。

◆ロッテの益田が通算500試合登板を達成し、18セーブ目を挙げた。5-3の九回に登板し、3人で片付けた。9年目で節目に到達。「入団当初は500試合なんて、投げられると思っていなかった」と感慨深げに語った。  今季は防御率1・98と首脳陣の期待に応えている。シーズンの半分を終え、首位ソフトバンクと2ゲーム差の2位。後半戦に向け「リーグ優勝をして、ファンの皆さんにそれを見せたい」と決意を示した。

◆俺に当てたら、痛い目に遭うぜ!! ロッテのレオニス・マーティン外野手(32)が、今季初の2打席連続本塁打をマークした。  「きょうは練習から感じが良かった。結果につながってくれて最高だよ。でも、あんなに飛ぶとはね」  四回に7試合ぶりの15号同点ソロを放つと、五回に勝ち越しの16号3ラン。1本目は内角速球、2本目は内角高めのチェンジアップを捉え、ともに京セラドームの右翼5階席上段へ運ぶ特大弾。同球場では7-9日にも3戦連発を記録していた。  2年連続本塁打王の山川(西武)と並んで両リーグ最多の11死球。執拗(しつよう)に内角を攻められ、最近5試合は15打数1安打。それだけに「手も脚もいかれて、背中も腰もいかれて...。これ以上、当てられ続けたら、いつかは行くぜ」と報復宣言と思いきや、「冗談だよ。故意でないのは分かっている」とSNS上ですっかりおなじみになった女優・広瀬アリス似の笑顔に戻った。  この日でチームはちょうど60試合を消化し、シーズン32発ペース。143試合制の昨季にチーム最多の"32貫"を握ったレアードに並ぶ数字だ。(東山貴実)

◆オリックスは一発攻勢を浴び、中嶋監督代行初の4連敗となった。  「言い方が悪いけど、どれもホームランになっちゃっているので。これを防げたら勝負になると思う」  新指揮官が指摘した。先発の山崎福が一回に中村奨に先制ソロ、2-1の四回にはマーティンに同点弾。五回にもマーティンに勝ち越しの3ランを浴びた。25日からのソフトバンク3連戦(ペイペイドーム)でも投手陣が3試合で5被弾。一発にやられていた。  借金は今季ワーストの「18」で8月は5勝17敗1分け。今カードで残り2試合とも敗れると、2017年5月(6勝19敗)以来の球団ワーストタイの月間最多敗戦となる。30日にも自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消える危機となった。  60試合を消化し、シーズンも折り返し。チームの立て直しを託された中嶋監督代行は「次の半分も同じことをしていたらどんどん借金は増えていくだけ。前向きにとらえていくしかない」と巻き返しを誓った。(西垣戸理大)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
35232 0.603
(↑0.007)
-
(-)
60263
(+9)
217
(+1)
72
(+3)
40
(+1)
0.242
(↑0.001)
3.350
(↑0.04)
2
(-)
ロッテ
33252 0.569
(↑0.008)
2
(-)
60263
(+5)
276
(+3)
54
(+3)
48
(-)
0.244
(-)
4.430
(↑0.06)
3
(-)
楽天
31263 0.544
(↑0.008)
3.5
(-)
60318
(+2)
265
(+1)
62
(-)
42
(+2)
0.272
(↓0.001)
4.190
(↑0.06)
4
(-)
日本ハム
29283 0.509
(↓0.009)
5.5
(↓1)
60265
(+1)
269
(+9)
53
(-)
31
(+1)
0.250
(-)
4.060
(↓0.08)
5
(-)
西武
24322 0.429
(↓0.007)
10
(↓1)
62253
(+1)
273
(+2)
58
(-)
39
(+1)
0.249
(↓0.002)
4.570
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
19374 0.339
(↓0.006)
15
(↓1)
60209
(+3)
271
(+5)
41
(-)
41
(-)
0.242
(-)
4.310
(↓0.01)