ソフトバンク(☆4対2★)オリックス =リーグ戦15回戦(2020.08.27)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:笠谷 俊介(2勝2敗0S)
(セーブ:森 唯斗(1勝1敗15S))
敗戦投手:山岡 泰輔(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】甲斐 拓也(5号・2回裏2ラン),上林 誠知(6号・7回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが5連勝。ソフトバンクは2回裏、上林の犠飛と甲斐の2ランで3点を先制する。2点差とされて迎えた7回には、上林のソロで追加点を挙げた。投げては、先発・笠谷が5回1失点で今季2勝目。敗れたオリックスは、9回に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆オリックス山岡泰輔投手(24)が6月26日以来の先発。通算28勝の山岡だが、ソフトバンク戦は11試合で0勝4敗、防御率5・48。対パ・リーグではソフトバンク戦だけ白星がない。復帰登板でソフトバンク戦初勝利を狙う。

◆ソフトバンクは2回無死一、三塁から上林の中犠飛、甲斐の5号2ランで3点を先制。先発笠谷は3回までパーフェクト投球。 オリックスは4回1死三塁から吉田正の遊ゴロの間に1点を挙げた。先発山岡は3回3失点降板。ソフトバンクは3回以降無得点。 ソフトバンクが逃げ切った。チームは5連勝。今季オリックス戦の勝ち越しを決めた。先発笠谷は2勝目を挙げた。 ソフトバンク森が15セーブ目、オリックス山岡が1敗目。

◆オリックスが今カード3連敗で、対ソフトバンクの7年連続負け越しが決まった。3戦とも4点差以内だったが、力及ばず。中嶋監督代行は「そこを越せなかったのが、力の差ということ」と痛感。 28日ロッテ戦から本拠地・京セラドーム大阪に戻る。「ホークスに3つやられましたけど、相手は変わりますし、なんとかね。(1勝10敗1分けと)やられてるチームですよね。もう1回、そこに向かっていきたい」と力を込めた。

◆ソフトバンク上林誠知外野手が先制打&ダメ押し弾で勝利に貢献した。 2回無死一、三塁で回った1打席目。きっちり中犠飛を打ち上げ先制すると、7回1死からは村西の150キロの直球を右翼スタンドにたたき込む6号ソロ。「打ったのはストレート。久しぶりにいい感じで打てました。練習でしていることが少し出せたかなと思います」。7日の楽天戦以来の1発に手応えを感じ取った様子。打率1割台と低迷しているだけに、復調のアーチとしたいところだ。

◆ソフトバンク甲斐拓也捕手(27)の「キャノン砲」が猛牛を沈黙させた。といっても自慢の強肩でなく、バットで、だ。 2回1死一塁。上林の犠飛で山岡から先制点をもぎ取った直後。打席に入った甲斐はカウント2-1からの直球を見逃さなかった。143キロの速球を豪快に左翼席中段に運び去った。「山岡投手はすばらしい投手。初球から積極的にいこうと思っていた。久しぶりのホームランが追加点になってよかった。しっかり芯で捉えられました」。9日の楽天戦以来の5号弾。先発笠谷に女房役として最高のプレゼントともなった。 ゲンの良さは相変わらずだった。今季初対決となる山岡とは過去9打数6安打、4打点の打率6割。豪快なアーチを見舞って対戦成績を10打数7安打、打率7割と引き上げてみせた。 今季はホークスOB野村克也氏が着けた「19」に背番号を変更。正捕手としてさらに大きな責任を背負う覚悟でマスクをかぶり続けている。笠谷とともに上がったヒーローのお立ち台で言った。「もっとやれることがあると思う。これからも2人で話してやっていきたい」。後輩左腕のさらなる成長を引き出すつもりでいる。【佐竹英治】

◆左脇腹痛を克服し、2カ月ぶりに1軍で先発したオリックス山岡泰輔投手(24)は3回3安打3失点だった。 復帰初戦とあり、予定の60球前後(実際は63球)で降板も「ボールは悪くなかった。離脱してチームに迷惑掛けてきたので少しでも取り返したい」と今後の奮闘を誓った。中嶋監督代行は「本調子だったらもっともっと投げられる投手。(次回は)明日の反応だとかを見てから。(本人と)相談してですね」と話した。

◆ソフトバンク2番手板東湧梧投手も3回無失点の好投で守護神森にバトンをつないた。 「笠谷がいい投球をしていたので、点を与えないように1人1人必死で投げました」。6回から登板し2安打を許したものの、いずれも2死からで、しっかり後続を打ち取った。「ボール球が先行する場面もありましたが、落ち着いて(甲斐)拓也さんのミットをめがけて投げることができたと思います」。文句なしのロングリリーフぶりだった。

◆ソフトバンクは27日、オリックスとの15回戦(ペイペイドーム)に臨み、二回に3点を先制した。勝てば今季のオリックス戦の勝ち越しが決まる一戦で、野手が奮起した。  オリックスの先発は山岡。0-0の二回、先頭の栗原が右翼フェンス直撃の三塁打。松田宣が四球でつなぐと上林の中犠飛で先制。なお1死一塁で、甲斐が143キロ直球を一閃。"確信歩き"の5号2ランだ。  「久しぶりのホームランが追加点になってくれてよかったです。しっかり芯で捉えられました。まだ序盤なのでもう1回集中していきたいです」  甲斐の本塁打は9日の楽天戦(楽天生命パーク)以来。ベンチでは笑顔でハイタッチを交わした。山本、田嶋、山岡からの3タテを狙い、鷹が一丸となった。

◆ソフトバンク・笠谷俊介投手(23)が27日、オリックス戦(ペイペイドーム)で先発し、5回1失点の好投。先発として初勝利の権利を手にした。  「1点は取られましたが、先発としての仕事はできたと思います。五回まで投げることができてよかったし、きょうのような投球を続けたい。(甲斐)拓也さんのリードや、守備にも助けてもらい本当に感謝です」  三回まで無安打。151キロも計測した。四回1死三塁から吉田正の遊ゴロで1点を返されるが、7三振を奪う力投。5回1失点で、2番手の板東にバトンを託した。  立場としてはショートスターター。今季6度目の先発マウンドだった。前回登板の20日のロッテ戦(ZOZOマリン)では4回無失点。工藤監督は試合前「このあいだの感じが出せるのなら、そのあともいける」と明言。今ならローテーションの一角を託せると言い切っていた。ショートスターターという立場から、立派な1本の柱になりつつある。

◆ソフトバンクが5連勝で今季オリックス戦の勝ち越しを決めた。笠谷が5回1失点で先発初勝利、森が15セーブ目を挙げた。二回に上林の犠飛と甲斐の2ランで3点を先取し、七回は上林のソロで加点。オリックスは3連敗となった。

◆左脇腹痛から約2カ月ぶりに復帰したオリックスの山岡は、3回を投げ3安打3失点だった。二回無死一、三塁で上林の中犠飛で先制され、続く甲斐に2ランを浴びた。「ボールの一つ一つは悪くなかったが、投げ急いでしまっていた。何とかゼロで抑えたかった」と悔やんだ。  それでも一回に中村晃と柳田から見逃し三振を奪う。三回も中村晃、柳田、グラシアルを三者凡退に仕留めて今後につながる内容。高山ヘッドコーチ兼投手総合コーチは「久しぶりの1軍で投げられただけでも収穫。(降板後は)すごく表情は良かった。ほっとした」と話した。

◆ソフトバンクは27日、オリックスとの15回戦に4-2で勝利。今季オリックス戦の勝ち越しを決めた。試合後、工藤公康監督(57)が取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。  --笠谷、板東が試合を作った  「よく投げてくれた。笠谷君はオープナーという形ではありましたけど、五回まで投げることができるようになりました。ナイスピッチングだったと思います」  --甲斐、上林にホームラン  「最初の犠打で、上林君が走者をかえせたことが大きかったと思います。甲斐君もホームランが出て一気に3点を取れて、笠谷君を楽にしたと思います。思い切ったピッチングになったと思います」  --勝ち越し  「オリックスに関してはいい戦いができている。こうやってひとつのチームから勝ち越すことは大事だと思うので。他のチームにもしっかり勝てるように頑張ります。負け越しているチームもあるので」  --5連勝  「この3連戦はいい形で勝つことができた。またあした、日々新たに、あしただけを見つめて。勝てるゲームをやっていきたいです」

◆173センチの体を目いっぱいに使って、まっさらなマウンドを楽しんだ。先発したソフトバンク・笠谷が、ショートスターターに収まらない好投。5回1失点で先発として初勝利(中継ぎですでに1勝)を挙げた。  「1点は取られましたが、先発としての仕事はできたと思います。5回まで投げる事ができて良かったし、きょうのような投球を続けたい」  前日26日に先発した和田は自主トレをともにする大先輩。その翌日のマウンドで、23歳の左腕がうなった。  三回まで無安打。最速151キロの直球とスライダーを組み合わせた。四回1死三塁から吉田正の遊ゴロで失点し、連続イニング無失点は14回1/3で止まったが、小気味いい投球で5回1失点。7三振で試合をつくった。  ショートスターターとしての役割を任され、今季6度目の先発マウンド。前回登板は20日のロッテ戦(ZOZOマリン)で4回無失点と、内容のある投球に工藤監督は「こないだの感じが出せるんならそのあともいける」と期待。今ならローテーションの一角を託せると言い切っていた。  打線も早々と援護した。二回に1点を先制し、なお1死一塁で甲斐が左中間に5号2ラン。「久しぶりのホームランが追加点になってくれてよかったです。しっかり芯で捉えられました」。9日の楽天戦(楽天生命パーク)以来の一発は、貴重な追加点となった。(竹村岳)

◆互いの距離は自転車で15分。大分市出身バッテリーが鷹を勝たせた。ソフトバンク・甲斐が特大の5号2ラン。先発・笠谷を2勝目に導き、ふたりで仲良くお立ち台だ。オリックス15回戦。13勝2敗でチームは早くも今季の勝ち越しを決めた。  「山岡投手は素晴らしい投手なので。積極的にいった結果です。(笠谷には)試合前に『腕を振った球なら大丈夫だから』と声をかけました」  二回1死一塁で打席へ。山岡の143キロ直球を強振すると、1歩目から歩き出した。手応え十分の5号2ランは15試合ぶりの一発。守備でも笠谷を5回1失点とぐいぐい引っ張った。  「どの投手も不安を抱えてマウンドに立っている。(笠谷には)自信をもっていこうと」  笠谷の先発登板日は打率・313、2本塁打。甲斐が楊志館高、笠谷は大分商高。中学も隣だったといい「チャリで15分とか、それくらいの距離です」。4歳下の後輩だが、笠谷がプロに入る前から「いい投手がいるとは知っていた。身近な友達でも笠谷のことを知っているという人もいる」。大分でともに野球教室も行ったことがある2人が投打のヒーローだ。  オリックス戦はこれで7年連続の勝ち越しだ。チームの貯金「11」を、すべてオリックスから稼いでいる計算になる。「この3連戦はいい戦いができた」と工藤監督。山本、田嶋、山岡から白星を拾い切った。2位・ロッテとも2ゲーム差。ここからのパ・リーグは鷹の独壇場だ。  「同じ大分で、こういったゲームができて良かったです」  今季最長タイの5連勝。バッテリーががっちり握手する姿から、温泉の香りが漂ってきそうだった。 (竹村岳)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
34232 0.596
(↑0.007)
-
(-)
61254
(+4)
216
(+2)
69
(+2)
39
(-)
0.241
(↓0.001)
3.390
(↑0.02)
2
(-)
ロッテ
32252 0.561
(↓0.01)
2
(↓1)
61258
(-)
273
(+15)
51
(-)
48
(+1)
0.244
(↓0.003)
4.490
(↓0.19)
3
(-)
楽天
30263 0.536
(↑0.009)
3.5
(-)
61316
(+15)
264
(-)
62
(+3)
40
(-)
0.273
(↑0.004)
4.250
(↑0.07)
4
(1↓)
日本ハム
29273 0.518
(↓0.009)
4.5
(↓1)
61264
(+7)
260
(+8)
53
(+2)
30
(+1)
0.250
(↑0.001)
3.980
(↓0.04)
5
(-)
西武
24312 0.436
(↑0.01)
9
(-)
63252
(+8)
271
(+7)
58
(+2)
38
(+2)
0.251
(↑0.002)
4.610
(↓0.05)
6
(-)
ORIX
19364 0.345
(↓0.007)
14
(↓1)
61206
(+2)
266
(+4)
41
(-)
41
(-)
0.242
(-)
4.300
(↓0.01)