DeNA(☆3対2★)広島 =リーグ戦14回戦(2020.08.27)・横浜スタジアム=
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広島
0101000002701
DeNA
01020000X3800
勝利投手:井納 翔一(5勝3敗0S)
(セーブ:三嶋 一輝(1勝1敗8S))
敗戦投手:K.ジョンソン(0勝6敗0S)

本塁打
【広島】堂林 翔太(12号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆DeNAは1点を追う2回裏、嶺井の適時打で同点とする。勝ち越しを許した直後の4回には、1死一二塁から井納の2点適時二塁打が飛び出し、逆転に成功した。投げては、先発・井納が6回途中2失点で今季5勝目。敗れた広島は、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆広島堂林翔太内野手(29)が2回に12号先制ソロを放った。 2回1死走者なしからDeNA井納の内角高め真っすぐをコンパクトに振り抜き、左翼ポール際のスタンド上段に突き刺した。「いいスイングが出来ました。先制点につながって良かったです」。9試合連続安打となる4試合ぶりの1発が貴重な先制弾となった。

◆DeNA井納、広島ジョンソンが先発。広島が2回に堂林の12号ソロで先制。DeNAも嶺井の中前適時打で同点とした。 4回に広島が松山の適時打で勝ち越し。直後の攻撃でDeNAは井納が右中間へ2点適時打を放ち、逆転に成功した。 DeNAが1点差で競り勝った。井納は5回1/3、被安打6、2失点で5勝目。三嶋は8セーブ目。広島ジョンソンは6回3失点も6敗目を喫した。

◆DeNAスペンサー・パットン投手(32)が今季初のお立ち台で冷蔵庫をゲットした。 1点リードの1死一、二塁のピンチで登板。松山を二直、堂林は四球で歩かせたが、続く田中を左飛にしとめ、無失点でしのいだ。 5勝目を挙げた先発井納とともにお立ち台に上がり「井納さんが、僕においしい焼き肉をごちそうしてくれる」とリクエスト。井納も「外食がOKになったら行きたいと思います」と快諾した。ヒーロー賞として家電量販店のノジマから最新型の冷蔵庫が贈呈された。

◆広島石原慶幸捕手(40)が、27日のDeNA14回戦(横浜)で負傷交代した。5回、高いバウンドで投手の頭上を越える当たりで一塁に向かうも、前方に転がるように転倒(結果は遊ゴロ)。左太もも裏付近を痛めたとみられ、担架で運ばれた。 松原チーフトレーナーは「見ての通りです。走塁中に下半身にケガがあったので途中交代しました」と説明。28日以降、病院で検査を受ける予定。会沢翼捕手(32)は「コンディション不良」で、27日のベンチ入りメンバーから外れた。

◆広島K・ジョンソンが6回3失点で開幕から登板9試合目も勝ち星なく、6敗目を喫した。 先制点をもらった直後の2回に先頭の安打からピンチを招き、嶺井に同点打。4回に1点を勝ち越すも、その裏1死一、二塁から投手の井納に右中間を破られ、逆転を許した。白星が遠い左腕は試合後、ノーコメント。 佐々岡監督は「球の力はあった。本当に1つ勝てば変わると思う」と次回に期待した。

◆一体感で乗り越えろ。広島が石原慶幸捕手(40)の負傷交代のショックを振り払えず、DeNAに負け越した。先発K・ジョンソンは開幕から9試合勝ち星なく、6敗目。チームも2カードぶりの負け越しとなった。この日は会沢翼捕手(32)もベンチ入りメンバーから外れた。停滞感とともに、精神的支柱のアクシデントを乗り越えなければならない。何度もマウンド上で深呼吸して、自分を落ち着かせた。先発K・ジョンソンは味方の好守をたたえ、厳しい判定にも表情を変えず、ベンチで迎えるチームメートに応えた。開幕から登板9試合で勝ち星がなく、6敗目。それでも毎回ピンチを招きながら、6回を3失点にまとめ、5回から初めてバッテリーを組んだ坂倉とも呼吸を合わせた。結果には結びつかなかったが、前を向く材料はあった。 立ち上がりから直球の球速は140キロ台後半を連発。力で押した。許した6安打のうち長打は1本。粘り強さもあった。ただ、失点はいずれも味方の援護点の直後。特に1点リードの4回に逆転打を浴びたのは、投手の井納だった。投球内容は上がっているだけに、結果が悔やまれる。佐々岡監督も「(井納に打たれた)あそこだけだね。不用意に行った。ストライク先行で我慢強く行っていただけにもったいなかった。前回も、見えた。本人も変わろうとやっている。球の力はあった。本当に1つ勝てば変わると思う」と復調の兆しを感じている。 沢崎投手コーチも「本当に粘って6回3失点で試合をつくってくれた」と、7月30日中日戦以来3度目のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を評価した。森下、大瀬良、遠藤が続く週末のローテーションが安定。今季は6連戦が続き、来週は13連戦が控える。ローテ再編が困難な状況なだけに、週頭に先発する3投手が鍵を握る。経験のあるK・ジョンソンの復活は浮上に欠かせない。 今カード負け越しで借金が5に逆戻り。5回には石原慶が負傷交代した。28日以降、病院で検査を受け、戦列から離れる可能性もある。正捕手の会沢もこの日「コンディション不良」を理由に、球場に姿を見せず。精神的支柱2人のアクシデントは、チームに影響を与えかねない。危機的状況を乗り越えるためにも、指揮官が掲げる一体感が必要だ。【前原淳】

◆広島堂林翔太内野手(29)の12号先制ソロも、空砲に終わった。2回にDeNA井納の内角高め直球をコンパクトに振り抜いた。 「割り切って真っすぐを打ち返せた。打球が切れずにそのまま行ってくれて良かったです」。左翼ポール際の上段に突き刺さる4試合ぶりの本塁打で9戦連続安打。試合後は「何とかKJ(K・ジョンソン)に勝ちを付けてあげたかった」と敗戦を悔やんだ。

◆DeNA井納翔一投手が"ほぼ必勝打"をさく裂させた。1点を追う4回1死一、二塁で広島K・ジョンソンの初球を右中間へ逆転の2点適時二塁打。 「バントがあると思わせるために前に立った。バントはないと先に言われていた。初球が直球だったので、振るしかないなと思ったら当たった」と頭脳プレーの一端を自ら明かした。プロ通算11打点目で打点を挙げた試合はチームの勝率8割。勝ち投手の可能性は87・5%を誇る。5回1/3、2失点で5勝目をマーク。ラミレス監督は「歴史的に広島に対して打っている」と伝説を認めた。

◆DeNAの井納翔一投手が27日、広島戦(横浜)の四回にバットで球場を沸かせた。  1-2に勝ち越された直後の四回に細川の安打、柴田の四球などで1死一、二塁とすると、9番の井納が打席に。井納は広島のK・ジョンソンの初球、甘く入った145キロの直球を弾き返し右中間への二塁打。打者が投手ということで広島の外野陣も守りは浅く、二走の細川だけでなく、一走の柴田も一気に生還し、逆転に成功した。井納は今季3安打目となり、打点も3とした。

◆広島・石原慶幸捕手(41)が27日、DeNA戦(横浜)で負傷交代した。  五回、先頭打者として第2打席に立った石原は、投手の頭上を高いバウンドで越すゴロを放ち一塁へ走り出したが、塁間の中間あたりでバランスを崩し、前方へ倒れこんだ。一塁ベースに到達することもできずに苦悶(くもん)の表情で左脚を抱え、一塁のランナーコーチも即座に両手でプレー続行不能を意味する「×」印を作った。  石原は担架で運ばれて退場。五回の守備から坂倉と交代した。

◆DeNAの井納翔一投手(34)が投打で活躍し、このカード勝ち越しを決めた。  試合は二回、広島が堂林の左翼席へのソロ本塁打で先制したが、その裏、DeNAが1死二塁のチャンスを作ると、嶺井が中前適時打を放って同点に。広島は四回、松山が左越え適時二塁打で勝ち越すも、またしても直後、DeNAは1死一、二塁とし、9番の投手・井納が右中間への二塁打。打者が投手ということで広島の外野陣も守りは浅く、二走だけでなく、一走も一気に生還し、逆転に成功した。  井納は六回途中2失点でマウンドを降りると、リリーフ陣が奮闘。2番手のパットン、3番手のエスコバー、4番手の国吉と継投し、この4人が1安打無失点に抑えると、最後は三嶋がマウンドに上がり、三者凡退で試合を締めた。

◆DeNAは井納が6安打を許しながらも六回途中2失点と粘り、チームトップに並ぶ5勝目を挙げた。打っても1-2の四回1死一、二塁で逆転の2点二塁打。広島はK・ジョンソンがリードを守れず、6回3失点で開幕から6連敗。

◆DeNAの井納翔一投手(34)が投打で活躍し、このカード勝ち越しを決めた。1-2に勝ち越された直後の四回、1死一、二塁で打席に入った井納は広島のK・ジョンソンの初球を弾き返し右中間への二塁打。逆転に成功した。  お立ち台に上がった井納は、四回の打撃について聞かれると、「打席に入る前にコーチからここは『バントをしないで打つ』というのは言われたんですけども。『もしジョンソンがけん制した時にバントの構えをしてくれ』とも言われた。立ち位置もバントの立ち位置にした。そしたら真っすぐが来たので『これしかない』と思って振ったらいい当たりになりました。なかなか打てないので素直に気持ち良かった」と振り返った。  インタビュワーから「井納選手は普段からバッティング練習を大事にしていると聞いているんですけど?」と質問されると、井納は「いや、全くしてないです」と即否定。「バント練習はしてますが、バッティング練習はけがすることを恐れてやってないです」と淡々と話した。

◆DeNAが期待をかける未完の大器、細川が前日26日に今季初の1軍昇格を果たし、27日の広島戦に「6番・右翼」としてスタメンで初出場した。  「前から必ず、将来4番になるポテンシャルがあると言ってきた。あれだけのパワーがあれば、どのチームでもレギュラーになれるものを持っている」  試合前にラミレス監督が改めて細川の潜在能力に言及した。細川は1打席目は三振に倒れたが、1-2の四回には先頭打者として中前打で出塁し、柴田の打席では二盗も成功させて好機を広げると、一、二塁から投手・井納の右中間への逆転二塁打を呼び込んだ。  明秀学園日立高(茨城)から入団4年目。入団当初から規格外のパワーで将来の大砲候補として期待されている。  ルーキーイヤーの2017年にはデビュー戦で初安打を本塁打で飾り、さらにそこから2試合連続アーチを放つなど、非凡な打撃センスを誇る。今年はイースタン・リーグでチーム三冠となる打率・289、6本塁打、26打点(リーグトップタイ)をマークし、今季初昇格を果たした。  DeNAの外野陣は左翼・佐野、中堅・梶谷はほぼ固定。右翼をこなすソトが内野で出場した場合、右翼をめぐり細川、神里、乙坂、桑原の激しいポジション争いとなる。(湯浅大)

◆広島はK・ジョンソンが今季9試合目の登板でも、また勝てなかった。味方が2-1と勝ち越した直後の四回1死一、二塁から投手の井納に甘く入った初球、145キロを捉えられ、逆転の2点二塁打を浴びた。佐々岡監督は「我慢強くいっていた中で、もったいなかった」と不用意な一球に渋い表情だった。  球界屈指のサウスポーが6敗と苦しんでいる。監督は球威が戻りつつある点をプラスに捉え「一つ勝てば変わると思う」と期待した。

◆DeNA、井納翔一投手が27日、広島戦(横浜)で投打にわたって活躍し、3-2の勝利に貢献した。  井納は打者として、1-2の四回1死一、二塁で右中間へ逆転の2点二塁打を放ち、その後は投手陣の踏ん張りで3-2で逃げ切った。お立ち台で打撃練習が好きかと聞かれた井納は「バントの練習はしているけど、バッティングはまったくしていません。打てないと思って」とおどけて笑わせた。  投げては六回途中、2失点の好投で5勝目をマーク。広島には今季3戦3勝と好相性が光った。

◆DeNAは27日、広島14回戦(横浜)に3-2で競り勝った。先発の井納翔一投手(34)が、投げては六回途中を6安打2失点にまとめ、チームトップに並ぶ5勝目。打っては1-2の四回1死一、二塁では、右中間へ決勝の2点二塁打を放ち勝利を引き寄せた。首位・巨人を5・5ゲーム差で追う中、負ければ勝率5割に逆戻りとなるチームを投打で救った。  井納とお立ち台に上がったのはパットン。六回1死一、二塁から2番手で登板すると無失点で切り抜け、井納の白星を演出した。ベンチに戻り、井納に声を掛けられた助っ人は「『焼き肉をごちそうしてくれる』と言ってくれた」とおどけ、井納も「外食OKになったら」と快諾した。ちなみに、この日は家電量販店「ノジマ」の冠試合。昨年8月にベンチの冷蔵庫を殴って右手指を骨折したパットンは、くしくもヒーロー賞で冷蔵庫を贈られ、大きな拍手を受けていた。

◆DeNAは27日、広島14回戦(横浜)に3-2で競り勝った。先発の井納翔一投手(34)が、投げては六回途中を6安打2失点にまとめ、チームトップに並ぶ5勝目。打っては1-2の四回1死一、二塁では、右中間へ決勝の2点二塁打を放ち勝利を引き寄せた。首位・巨人を5・5ゲーム差で追う中、負ければ勝率5割に逆戻りとなるチームを投打で救った。  ハマスタをどよめかせ、歓声を呼んだ。井納が"二刀流"の貢献でチームを勝利に導いた。  「これしかないと思って振りました。素直に気持ちよかったし、うれしかったです」  振り返ったのは"打"の場面。1-2の四回1死一、二塁でK・ジョンソンの145キロの初球を捉えた。打球は浅めの守備位置だった右中間を真っ二つ。この2点二塁打が決勝打となった。  打席に向かう前、坪井コーチから「バントはない。でも、ジョンソンが牽制(けんせい)をしたらバントの構えをしてくれ」と指示を受けた。チームの戦略は犠打ではなくヒッティング。相手バッテリーを揺さぶって重圧をかけた。  井納も頭脳戦を仕掛けた。「打席の後ろに立ったらバントはないと思われる」と、あえて投手寄りに立ち、犠打によるアウトを取りにいった相手左腕の甘い直球を見逃さなかった。  ズバリはまった強攻策。球団では1998年の野村弘樹以来22年ぶりとなる日本投手による逆転V打を演出したラミレス監督は「バントの考えもあったが、井納は広島戦で打っているのを加味した」と狙いを明かした。井納はここまで広島戦で6打数2安打。2017年の広島とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルでは、自ら決勝打を放って1-0の勝利を演出したこともある。  独特な言動から「ハマの宇宙人」とも称される右腕が、見事にプレーで相手を幻惑。巨人・坂本と同じ型のバットを使用する"打のヒーロー"は「翔一モデルのバットです」と満足げに笑った。  "本職"の投手としても六回途中を2失点にまとめ、今永、大貫と並ぶチームトップの5勝目を挙げた。開幕から先発陣を支えてきた今永、平良が離脱する中、先発陣最年長の34歳は「一人でも多く、1イニングでも長く投げるつもりでやっていきます!」とお立ち台で高らかに叫んだ。(湯浅大)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
33203 0.623
(↑0.008)
-
(-)
64265
(+5)
191
(+2)
77
(+2)
36
(-)
0.257
(↑0.001)
3.390
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
29273 0.518
(↑0.009)
5.5
(-)
61235
(+3)
220
(+2)
59
(-)
12
(+1)
0.267
(-)
3.580
(↑0.03)
3
(-)
阪神
27273 0.500
(↑0.009)
6.5
(-)
63244
(+6)
226
(+3)
54
(+2)
40
(-)
0.243
(↑0.001)
3.580
(↑0.01)
4
(-)
中日
26304 0.464
(↓0.009)
8.5
(↓1)
60199
(+3)
245
(+6)
33
(-)
15
(-)
0.241
(-)
3.770
(↓0.05)
5
(-)
広島
23286 0.451
(↓0.009)
9
(↓1)
63247
(+2)
259
(+3)
60
(+1)
23
(-)
0.268
(↓0.001)
4.140
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
23295 0.442
(↓0.009)
9.5
(↓1)
63249
(+2)
298
(+5)
52
(+1)
36
(-)
0.249
(-)
4.820
(-)