楽天(★0対2☆)ロッテ =リーグ戦14回戦(2020.08.26)・楽天生命パーク宮城=
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ロッテ
0200000002302
楽天
0000000000600
勝利投手:小島 和哉(4勝4敗0S)
(セーブ:益田 直也(1勝2敗17S))
敗戦投手:涌井 秀章(8勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】藤岡 裕大(1号・2回表ソロ),福田 秀平(3号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆ロッテは2回表、藤岡と福田秀のソロが飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・小島が7回無失点11奪三振の好投。その後はハーマン、益田の完封リレーで逃げ切り、小島は今季4勝目を挙げた。敗れた楽天は、先発・涌井が7回2失点と好投するも、打線が援護できなかった。

◆宮城県の村井嘉浩知事(60)が始球式を行った。背番号10の楽天のユニホーム姿で、高めに外れはしたがノーバウンド投球を披露。 地元ファンへ「日頃より新型コロナウイルス感染拡大防止対策にご理解、ご協力をいただき御礼を申し上げますとともに、引き続き各自の感染防止対策をお願いいたします」と訴えた。「ファンの皆さんの思いでリーグ優勝、さらには日本一をつかみとり、喜びを分かち合いたいと思います」と楽天の優勝に期待した。

◆ロッテが2回に2点を先制した。藤岡が楽天涌井から右翼席へ今季1号ソロ。福田秀も右翼ポール際へ今季3号ソロを放った。 ロッテ先発小島はスコアボードに「0」を並べ、楽天涌井も中盤以降は立ち直った。6回終了時点で小島は10、涌井は8奪三振。 楽天は3回以降は三塁を踏むことすらできず今季2度目の4連敗。涌井の開幕からの連勝は8で止まった。ロッテ小島は4勝目。 ロッテ益田が17セーブ目、楽天涌井が今季初黒星。

◆ロッテが2回に2本の本塁打で2点を先制。 ロッテ先発小島はスコアボードに「0」を並べ、楽天涌井も中盤以降は立ち直った。 楽天は3回以降は三塁を踏むことすらできず今季2度目の4連敗。涌井の開幕からの連勝は8で止まった。ロッテ小島は4勝目。

◆楽天涌井秀章投手の開幕からの連勝が8で止まった。2回に藤岡、福田秀にソロを被弾。「配球は自分なりに変えてみました」という3回以降は三塁を踏ませず、7回3安打2失点でまとめた。今季10試合目で8度目のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)も、打線の援護がなく初黒星。チームも今季2度目の4連敗となった。 三木監督は「いろんな引き出しを出してゲームをつくっていく。何とか攻撃で援護したかったですけど申し訳ないです」と謝罪の言葉を口にした。 涌井は「2本目は防げるホームランだった。もったいなかった」という。福田秀には初回にシンカーを二塁打され、本塁打はスライダーを打たれたもの。3打席目は144キロ直球でねじ伏せ、空振り三振を奪っているだけに少し悔いが残った様子だった。それでも「勝つときもあれば負けるときもある。このままズルズルいかずに次、勝てばいい」と前を向いた。

◆3度目の投げ合いでついに無傷の右腕に投げ勝った。2年目左腕のロッテ小島和哉投手(24)が、楽天打線を7回5安打無失点に封じる好投で4勝目を挙げた。開幕から8連勝中だった相手先発の涌井秀章投手(34)に、今季初めて土をつけた。自己最多の11奪三振。昨季はチームメートだった"先輩"との対戦を制し、2連勝でカード勝ち越しを決定。上位を争う楽天に2・5ゲーム差を付けた。投げ勝った、と言われると恐縮してしまう。でも事実、小島は投げ勝った。「まだプロで経験も登板数も浅いので...。本当に、これまで初回の失点が多かったので、そこだけしっかり抑えようと。初回から120%の力でいきました」。楽天涌井はこれまでの防御率が示す通り、今回も2失点でまとめた。大きく崩れたわけじゃない。それでも勝てたのは、小島がゼロに抑えたからだ。 "改革"した。2度の投げ合いで敗れていた。「いろいろ先輩に話を聞いて、フォームもルーティンも変えてみました」。グラウンドにいつもより早く出て、冷房との温度差に体を慣らした。本番前にいつもより多めに動いた。焦りからの投げ急ぎを反省し、軸足にしっかり体重を乗せて投げた。 奏功した。6回の中軸3者連続を含む、自己最多11三振を奪った。真っすぐで押し、チェンジアップでかわした。課題に挙げた初回も1死一、三塁で4番浅村を空振り三振。5番島内を左邪飛に打ち取った。 変化には勇気が伴う。「怖かったですけど、それくらいばくちを打たないと、涌井さんには勝てないと思ったので」。ルーキーイヤーの昨年、涌井は同僚だった。ずっとテレビの向こうにいた人の、裏側を見た。「走り込みをこんなにやるから勝てるんだなとか、練習する姿を見て感じた。1年間しか一緒にいられなかったけど、たくさん学ぶことができました」。努力を知っている。すごさも知っている。だから自分も変わろうと思えた。 初回無失点ともう1つ、小島には進化があった。今季最長の7回を投げ切れたことだ。7月、8月と2試合を6回2/3で代えられた。「何も(交代と)言われなくて、よしよし、と。信頼がうれしかったし、応えられたのもうれしかった」。昨季3勝を上回る4勝目で自身の負け数に並んだ。「後は自分で貯金をつくれるように頑張りたいです」。素直で柔軟。勝ちを伸ばす力がある。首脳陣もそれを信じている。【鎌田良美】 ▽ロッテ井口監督「今日は小島さまさまですね。入りから低めにコースを突いていた。今年一番真っすぐが走っていた。負けより勝ちを増やしていかなきゃいけない投手ですから」

◆ロッテが楽天涌井秀章投手に1イニング2発を浴びせた。 藤岡裕大内野手が先陣を切った。2回先頭、全体的に高く集まった5球目、内角直球を右越えソロに。「先制できて良かった。涌井さんから打てたことも良かったです」と今季1号をかみしめた。2死後は前夜3安打のヒーロー福田秀平外野手が続いた。内角高めのカーブを同じく右へ高々と打ち上げ「体がうまく反応してくれました」。高めを狙えという作戦通りのアーチで、小島を援護した。

◆3度目の投げ合いでついに無傷の右腕に投げ勝った。2年目左腕のロッテ小島和哉投手(24)が、楽天打線を7回5安打無失点に封じる好投で4勝目を挙げた。開幕から8連勝中だった相手先発の涌井秀章投手(34)に、今季初めて土をつけた。自己最多の11奪三振。昨季はチームメートだった"先輩"との対戦を制し、2連勝でカード勝ち越しを決定。上位を争う楽天に2・5ゲーム差を付けた。投げ勝った、と言われると恐縮してしまう。でも事実、小島は投げ勝った。「まだプロで経験も登板数も浅いので...。本当に、これまで初回の失点が多かったので、そこだけしっかり抑えようと。初回から120%の力でいきました」。楽天涌井はこれまでの防御率が示す通り、今回も2失点でまとめた。大きく崩れたわけじゃない。それでも勝てたのは、小島がゼロに抑えたからだ。 "改革"した。2度の投げ合いで敗れていた。「いろいろ先輩に話を聞いて、フォームもルーティンも変えてみました」。グラウンドにいつもより早く出て、冷房との温度差に体を慣らした。本番前にいつもより多めに動いた。焦りからの投げ急ぎを反省し、軸足にしっかり体重を乗せて投げた。 奏功した。6回の中軸3者連続を含む、自己最多11三振を奪った。真っすぐで押し、チェンジアップでかわした。課題に挙げた初回も1死一、三塁で4番浅村を空振り三振。5番島内を左邪飛に打ち取った。 変化には勇気が伴う。「怖かったですけど、それくらいばくちを打たないと、涌井さんには勝てないと思ったので」。ルーキーイヤーの昨年、涌井は同僚だった。ずっとテレビの向こうにいた人の、裏側を見た。「走り込みをこんなにやるから勝てるんだなとか、練習する姿を見て感じた。1年間しか一緒にいられなかったけど、たくさん学ぶことができました」。努力を知っている。すごさも知っている。だから自分も変わろうと思えた。 初回無失点ともう1つ、小島には進化があった。今季最長の7回を投げ切れたことだ。7月、8月と2試合を6回2/3で代えられた。「何も(交代と)言われなくて、よしよし、と。信頼がうれしかったし、応えられたのもうれしかった」。昨季3勝を上回る4勝目で自身の負け数に並んだ。「後は自分で貯金をつくれるように頑張りたいです」。素直で柔軟。勝ちを伸ばす力がある。首脳陣もそれを信じている。【鎌田良美】

◆ロッテが逃げ切った。二回に藤岡の1号ソロと福田秀の3号ソロで2点を先制。小島が11三振を奪うなど7回無失点で4勝目。益田が17セーブ目を挙げた。楽天は涌井が今季初黒星で開幕からの連勝が8で止まり、チームは4連敗。

◆前日25日の試合で3安打2打点と活躍し勝利に貢献したロッテ・福田秀が、二回に13日以来の3号ソロを放った。打った瞬間に本塁打と分かる当たりに「打ったのはカーブです。体がうまく反応してくれました。追加点を取ることができてよかったです」と振り返った。  2試合ぶりに1番打者で先発。1-0とした二回2死で、涌井の内角高めのカーブを捉えると、夜空に高く舞い上がった打球は右翼席に吸い込まれた。第1打席では初球を捉え右中間を破る二塁打で出塁した。  オフにソフトバンクからフリーエージェント(FA)となり、4年総額6億円の大型契約でロッテに新加入したが、開幕直前に死球で右肩甲骨を亀裂骨折し離脱。7月23日に復帰後は打率1割台に低迷するなど苦しんだが、前日25日は移籍後初となる3安打をマークし「なかなか監督、コーチの期待に応えることができずに、もどかしい気持ちがあった」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。  井口監督も「ようやく彼らしいバッティングになってきた」と手応えを感じ始めている。リーグ制覇への鍵を握る男が、長い眠りから目覚めようとしている。(石井孝尚)

◆楽天の涌井は7回2失点と好投しながらも今季初黒星を喫した。開幕からの連勝が8で止まり「勝つときもあれば、負けるときもある」と淡々と振り返った。  痛恨だったのは二回。藤岡と福田秀に制球が甘くなったところを捉えられ、2本のソロを浴びた。それでも三回以降はコースを突き無安打に封じて追加点を許さなかった。  打線が無得点と援護がなく116球の力投は実らなかった。チームも今季ワーストタイの4連敗となったが「ずるずるいかず、次(の登板)で勝てばいい」と気持ちを切り替えた。

◆ロッテの2年目左腕、小島和哉投手(24)が7回5安打無失点、自己最多の11三振を奪う好投で、昨季を上回る4勝目。昨季までチームメートだった楽天・涌井に3度目の投げ合いで初めて勝ち、先輩の開幕からの連勝を8で止めた。  「(涌井に)投げ勝ったというよりは、(これまで)初回の失点が多かったので、そこだけゼロで乗り切ろうということだけを考えていた」  今季2度あった涌井との対戦では、いずれも一回の失点が響いて敗戦投手に。この日も一回、先頭の小深田、鈴木に連打を浴びたが、そこから冷静に3人で打ち取り、0点で切り抜けた。  「ばくちを打たないと、涌井さんに投げ勝てないと思った。ルーティンを変えた」。先輩の助言を仰ぎ、試合への入り方を見直した。ベンチ裏の冷房で体が冷えないように、早めにグラウンドへ出るなど工夫した。  早大からドラフト3位で入団して1年目の昨季、涌井が懸命に走りこむ姿などを近くで見てきた。「たった1年だけど、たくさん学ぶことができた」という先輩に投げ勝った。  「今日は本当、小島さまさまでしたね」と井口監督。楽天に連勝し、この3連戦の勝ち越しを決定。首位・ソフトバンクも勝ったが、24歳の左腕の力で1ゲーム差を保った。(石井孝尚)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
33232 0.589
(↑0.007)
-
(-)
62250
(+4)
214
(+3)
67
(+2)
39
(-)
0.242
(-)
3.410
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
32242 0.571
(↑0.007)
1
(-)
62258
(+2)
258
(-)
51
(+2)
47
(-)
0.247
(↓0.002)
4.300
(↑0.08)
3
(-)
楽天
29263 0.527
(↓0.01)
3.5
(↓1)
62301
(-)
264
(+2)
59
(-)
40
(-)
0.269
(↓0.002)
4.320
(↑0.04)
3
(1↑)
日本ハム
29263 0.527
(↑0.008)
3.5
(-)
62257
(+8)
252
(+5)
51
(+2)
29
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.940
(-)
5
(-)
西武
23312 0.426
(↓0.008)
9
(↓1)
64244
(+5)
264
(+8)
56
(+1)
36
(+1)
0.249
(-)
4.560
(↓0.06)
6
(-)
ORIX
19354 0.352
(↓0.006)
13
(↓1)
62204
(+3)
262
(+4)
41
(+1)
41
(-)
0.242
(↓0.001)
4.290
(-)