西武(★3対4☆)日本ハム =リーグ戦10回戦(2020.08.25)・メットライフドーム=
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日本ハム
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西武
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勝利投手:上沢 直之(4勝2敗0S)
(セーブ:秋吉 亮(1勝1敗11S))
敗戦投手:髙橋 光成(3勝6敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(17号・8回裏ソロ)

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◆日本ハムは初回、渡邉の適時打で幸先良く1点を先制する。続く2回表には、中島卓也のスクイズと松本の適時三塁打で2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・上沢が6回2失点で今季4勝目。敗れた西武は、9回に一打サヨナラの好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆日本ハム渡辺諒内野手(25)が、先制打を放った。 1回2死一、三塁で高橋光成の初球、直球を捉え中前適時打。異名である「直球破壊王子」の名の通り、得意の直球を適時打とした。「中田さんが軽打でつないでくれたチャンスを、ものにすることができてよかったです。まずは先制することができたので、この後も点数を積み重ねていけるように頑張りたいです」と貪欲だった。

◆日本ハム中島卓也内野手(29)が、技ありの一打で追加点を挙げた。 1点リードの2回1死三塁、カウント2-1から投前スクイズを決めた。三塁走者のビヤヌエバの好走塁もあり「ビヤ(ビヤヌエバ)がいいスタートを切ってくれたので、とにかくバットに当てようという気持ちでした。ビヤのおかげです」と感謝した。

◆帰ってきた日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手が、全力疾走でチームに活力を与えた。左足の打撲から1軍復帰で即スタメン。2回に左翼線二塁打を放ち、犠打で三塁に進んだ。打者中島のカウント2-1の場面で出されたサインは、スクイズだった。 西武高橋光がモーションに入ると同時に、病み上がりのビヤヌエバが本塁へスタート。タイミングが早すぎるようにも見えたが、高橋光は大きなモーションを崩すことなく、ストライク投球。グングン加速したビヤヌエバは、中島が打球を転がした時点で本塁の約5メートル手前まで来ており、スライディングをすることなく本塁を駆け抜けた。スクイズを決めた中島は「ビヤ(ビヤヌエバ)がいいスタートを切ってくれたので、とにかくバットに当てようという気持ちでした。ビヤのおかげです」と最敬礼だ。 自打球を患部に当てた影響で7月30日に登録抹消されていたビヤヌエバは、調整を一足早く切り上げて1軍に合流した。当初は23日の2軍戦で昇格の最終準備を行う予定だったが、栗山監督は「雨で流れたんだから、しょうがないだろ」と見切り発車で合流させた。そんな不安を取り除くような、ややフライング気味の好走塁は、好調なチームをさらに乗せていきそうな予感を漂わせた。【木下大輔】

◆西武高橋光成投手が修正力を披露した。1回に四球と連打で先制され、2回にも3本の長打とスクイズで2失点。ストライクとボールがはっきりする内容では日本ハム打線の餌食になる。投球に集中する一方で相手打線と駆け引きをする余裕は相手打線皆無だった。象徴的だったのは2回1死三塁で迎えた中島の場面。カウント2-1からの4球目は足を上げて打者勝負に集中し、あっさりとスクイズで追加点を献上した。 3連敗中とチームの苦境で託された6連戦初戦の先発マウンド。「自分のやるべきことをやって勝利に貢献したい。リズムのいい投球をしたい」と意気込んだ。3回以降は立ち直り、打たせて取る投球でリズムも生まれた。4回に森がチーム初安打と山賊打線も呼応。5回2死満塁で山川が押し出しの死球で1点を返すと、相手の暴投で1点差に迫った。高橋光は6回3失点で役目を果たし中継ぎ陣へつないだ。

◆日本ハムが1回2死一、三塁から渡辺の適時打で先制。2回にも1死三塁からの中島のスクイズと松本の適時三塁打で2点を追加した。 西武は5回2死満塁から山川の押し出し死球と、相手の暴投で2点を返した。先発の高橋光は6回8安打3失点で降板した。 日本ハムが逃げ切って3連勝。先発上沢は6回2失点で4勝目を挙げた。秋吉は11セーブ目。西武は8回に山川の17号ソロで迫るも、及ばず4連敗。高橋光は6敗目。

◆西武高橋光成投手が序盤の失点に課題を残した。2回までに5安打3失点。 3回以降は立て直し、追加点を許さずに6回まで投げ抜いた。6回8安打3失点と役割は果たすも6敗目。「3回以降は気持ちを切り替えて、何とか粘ることができた。中盤以降のような投球を立ち上がりからできるように練習を重ねていきたい」と次戦を見据えた。

◆西武エルネスト・メヒア内野手(34)が咽頭炎のため日本ハム10回戦(メットライフドーム)を欠場した。

◆西武は1点差まで迫るも競り負けて4連敗となった。 辻発彦監督は「ヒットだけがすべてじゃない。四球を選ぶのも粘りの1つ。それで2点を取った。粘りというところでは必死にやっている中で粘りは出してくれている」。

◆1軍復帰した日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)の激走が勝利を呼び込んだ。日本ハム栗山英樹監督(2回のスクイズの際のビヤヌエバの早すぎるスタートに)「答えさせるなよ。察しろよ。(二塁打2本は)すばらしかった」

◆日本ハム渡辺諒内野手が、"直球破壊"で決勝打だ。1回2死一、三塁、高橋光の初球。外角の149キロ直球を振り抜き、中前へ運んだ。「初球から打つつもりでいきました。直球が良い投手なので、しっかり直球を狙っていきました」。すっかりファンに浸透した「直球破壊王子」が、持ち味十分の一打でヒーローになった。 5試合連続安打、3試合連続打点と好調をキープ。打率は2割9分3厘で、近藤に次ぐチーム2位タイに浮上した。今季は主に中軸を任されながら、ときには2番も務め、チーム状況に応じて役目に徹してきた。7回にも中前打で、複数安打も3試合連続。「しっかり狙った球を打ち返すことが出来ているので、そこが(好調の)要因かな」と、堅実な打撃が結果に結び付いている。 ヒーローインタビューでは、上気した顔で「ベンチの雰囲気は良いですし、みんな楽しく試合に臨めている」と笑みを浮かべた。不遇の時を経たプロ7年目。"直球破壊"の武器を開花させ、主力の風格が増してきた。

◆日本ハム上沢直之投手が"山賊キラー"ぶりを発揮した。6回3安打2失点で今季4勝目。昨季から西武戦は5連勝となった。 2連打からピンチを広げた5回は、暴投と押し出し死球で2点を失ったが「追い込んだら変化球のイメージがあると思い、真っすぐで押していこう」と、配球を工夫。「カウント球を変化球、決め球を真っすぐにしたことが良かった」と、勝因を口にした。

◆1軍復帰した日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)の激走が勝利を呼び込んだ。西武10回戦(メットライフドーム)の2回1死三塁。三塁走者のビヤヌエバが、フライング気味の"神スタート"を切って中島卓也内野手(29)のスクイズ成功をお膳立て。左足甲の打撲から完全復活した助っ人の「足」で盛り上がったチームは今季3度目の3連勝。貯金を今季最多タイの2とした。腹をくくった三塁走者のビヤヌエバが、会心の? スタートを切った。2回1死三塁。打者中島のカウントは2ボール1ストライク。ベンチからのサインは、スクイズだった。 西武高橋光がセットに入り、わずかに左足を動かした瞬間に走りだした。「中島選手が必ず決めてくれると信じて、思い切りスタートを切った」。投球か、けん制か、まだ判断できないくらいのタイミング。さらに投球をウエストされれば憤死する可能性もあったが、結果的に"ギャンブルスタート"は成功した。 グングン加速する助っ人の視界には、スクイズの構えをする中島の姿がどんどん大きくなった。本塁まで約5メートル。バントした打球が自身に向かってくる危険もあり、顔はやや避け気味。それでもスピードは緩めず、打球が投前に転がった頃には、スライディングもせずに本塁を駆け抜けていた。「結果的に、いいバントを決めてくれて、追加点を取ることができてよかった」。あまりの好スタートにベンチは爆笑。栗山監督は試合後、報道陣からの質問に「答えさせるなよ。察しろよ」と苦笑いした。 自打球を左足甲に当てた影響で7月30日に抹消されていたビヤヌエバは、予定よりも早い昇格だった。21日に2軍戦で実戦復帰。23日に昇格への最終チェックを行う予定だったが、同監督は「雨で流れた(試合中止になった)んだから、しょうがないだろ」と"見切り発車"でこの日に合流させていた。 そんな不安も拭い去るように「ようやくケガから復帰して、みんなと野球ができてうれしい」との思いを、神走塁&2二塁打で体現。チームは3連勝となり、貯金は今季最多タイの2。頼もしい助っ人も戻り、真夏の大反攻は勢いが止まりそうにない。【木下大輔】 ▽日本ハム中島(2回にスクイズ成功)「ビヤ(ビヤヌエバ)がいいスタートを切ってくれたので、とにかくバットに当てようという気持ちでした。ビヤのおかげです」

◆日本ハムが競り勝ち3連勝を飾った。一回に渡辺の適時打で先制。二回に中島のスクイズと松本の適時三塁打で2点を加え、七回には西川の適時打で1点を奪った。上沢が6回2失点で4勝目。西武は打線に迫力なく4連敗を喫した。

◆西武の高橋光は序盤に点を奪われ、6回8安打3失点だった。三回以降は得点を与えなかったが、6敗目を喫し「球の走りは悪くなかった。中盤以降のような投球を立ち上がりからできるよう意識していきたい」と反省した。  一回、渡辺に先制打を浴び、二回には中島にスクイズと松本に適時三塁打を許した。辻監督は「一、二回で3点というのは後からこたえる。もうちょっと慎重にいかないと」と苦言を呈した。

◆日本ハムの上沢が6回2失点と踏ん張り、4勝目を手にした。「僕は追い込んだら変化球のイメージがあると思った」と相手打線の思惑を逆手に取り、序盤から直球で押し込んだ。五回に暴投などで2点を失ったが、六回は三者凡退に抑えて流れを渡さなかった。  昨年6月の左膝骨折から復帰した今季、順調に勝ち星を積み重ねている。「周りの人に助けられながら勝てている。チームメートに感謝したい」と謙虚に話した。

◆西武のメヒアがベンチ入りメンバーから外れて欠場した。辻監督は「咽頭炎ということ。熱はないんだけど。(明日以降は)大丈夫だと思う」と説明した。

◆復帰初戦でハッスル! 左足甲打撲で離脱していた日本ハムのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(29)が負傷した7月29日のオリックス戦(札幌ドーム)以来の出場で、二回に左翼線へ、六回にも左中間フェンスを直撃する二塁打を放った。  「復帰戦で2本の二塁打を、いい形で打つことができてよかった」  1-0の二回1死三塁では、三走としてフライング気味にスタートし、中島の投前スクイズで2点目のホームを踏んだ。  チームは今季3度目の3連勝で、12日以来の貯金2。3位・楽天とのゲーム差を1に縮めた。栗山監督は2安打の助っ人を「頼もしかった」と評価。ビヤヌエバの復帰で厚みを増した打線は、3試合連続で2桁安打をマーク。Aクラスはもうすぐだ。(山口泰弘)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
32232 0.582
(↑0.008)
-
(-)
63246
(+4)
211
(-)
65
(+1)
39
(+2)
0.242
(-)
3.420
(↑0.06)
2
(-)
ロッテ
31242 0.564
(↑0.008)
1
(-)
63256
(+8)
258
(+4)
49
(-)
47
(+1)
0.249
(↑0.001)
4.380
(-)
3
(-)
楽天
29253 0.537
(↓0.01)
2.5
(↓1)
63301
(+4)
262
(+8)
59
(-)
40
(-)
0.271
(-)
4.360
(↓0.05)
4
(-)
日本ハム
28263 0.519
(↑0.01)
3.5
(-)
63249
(+4)
247
(+3)
49
(-)
28
(+1)
0.250
(↑0.002
3.940
(↑0.01)
5
(-)
西武
23302 0.434
(↓0.008)
8
(↓1)
65239
(+3)
256
(+4)
55
(+1)
35
(+3)
0.249
(↓0.001)
4.500
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
19344 0.358
(↓0.007)
12
(↓1)
63201
(-)
258
(+4)
40
(-)
41
(-)
0.243
(↓0.003)
4.290
(-)