ヤクルト(☆4対2★)阪神 =リーグ戦12回戦(2020.08.23)・明治神宮野球場=
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阪神
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ヤクルト
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勝利投手:小川 泰弘(6勝2敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(2勝1敗9S))
敗戦投手:ガンケル(0勝2敗0S)

本塁打
【ヤクルト】坂口 智隆(5号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトは1点を先制された直後の1回裏、坂口のソロで追いつく。その後2-2となって迎えた7回、2死一三塁から坂口が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・小川が7回2失点の好投で今季6勝目。敗れた阪神は、打線が2得点と振るわなかった。

◆ヤクルト-阪神のスタメンが発表された。 2連勝中の阪神は10カードぶりの同一カード3連勝を目指す中、先発マスクを入れ替えた。3試合連続安打中の梅野隆太郎捕手(29)を休養させ、坂本誠志郎捕手(26)を先発させた。 梅野は6月27日DeNA戦(横浜)以来、46試合ぶりのベンチスタート。坂本は6月21日巨人戦(東京ドーム)以来、今季2度目のスタメンマスクをかぶる。 先発の秋山拓巳投手(29)は自身5連勝がかかる。

◆ヤクルトの球団マスコットつば九郎が、試合前恒例の「きょうのひとこと」で、22歳の誕生日を迎えた長谷川宙輝投手をお祝いした。 「きょうは#90 はせがわくんの たんじょうびです。おめでとう!」「はせがわくんは ほーくすからやくるとすわろーずにきた ぴっちゃーです。ばれんてぃん がんばれ~!」と昨年までのチームメートで、現在1軍の選手登録抹消中のソフトバンク・バレンティンへエールを送った。 さらに長谷川について「しょうがくせいのころ すわろーずふぁんくらぶに はいっていたといううわさで」「しょうらいのゆめが あおきせんしゅとたいせんすることだったらしい。まさかのちーむめいと」とエピソードを披露した。 しかし、お祝いメッセージだけでは終わらないのがつば九郎。「わかき22さい すてきなばーすでーになるように」「たいがーすのみなさん そんたくしないと はにーとらっぷしかけますよ!」と脅し文句。 「ほんじつは たいきがふあんていですので みなさんごちゅういください」と呼びかけ、「ちーむもふあんていですが きょうは らいあんでかちましょう!」と力強いメッセージでチームを鼓舞した。

◆阪神ジェリー・サンズ外野手(32)がノーヒッター小川から先制打を放った。 ヤクルト先発は前回登板で無安打無得点を達成した小川。阪神打線は初回、1番近本が遊撃への内野安打で出塁した。犠打などで2死二塁。4番サンズが追い込まれてから外角カットボールを逆方向にはじき返し、右前適時打で走者近本をかえした。 「得点圏にランナーがいたので、何とかかえすことができて良かったよ。チームに勢いをもたらすことができたらいいね」 サンズは試合前まで得点圏打率は両リーグトップの4割2分9厘。20日巨人戦から4番に座り、4試合目で4番初打点となった。

◆ヤクルト小川泰弘投手のNPB史上初となる2試合連続ノーヒットノーランは、先頭打者で止まった。 阪神の先頭近本を、カウント1-2と追い込んでから132キロのフォークボールを遊撃への内野安打とされた。 小川は、15日DeNA戦でノーヒットノーランを達成。2戦連続でのノーヒットノーランはNPB史上おらず「挑戦権はありますね。そんなことができたらすごいですけど、それより普通に勝ちたい。しっかりした野球をして、勝ちに貢献したい」と話していた。

◆ヤクルト坂口智隆外野手の今季2度目の先頭打者弾で、同点に追いついた。 1点を追う1回、先頭でカウント1-1から阪神の先発秋山の128キロスライダーを右翼席へ運んだ。 2試合ぶりの5号ソロで先発小川を援護し「チームが苦しい状態なので、何がなんでも出塁するつもりでしたが、いい形で得点することができました」とコメントした。 ベンチでは、上田が帽子の下にアフロのかぶり物をし、高津監督のカラオケの十八番「大都会」のクリスタルキングをほうふつとさせる姿で坂口を出迎え、選手たちには笑顔が広がった。

◆ヤクルト山田哲人内野手(28)が、通算1000試合出場を達成した。 5回終了時に、球団マスコットのつば九郎から記念ボードを手渡され、帽子をとってスタンドへあいさつした。 ▼通算1000試合出場=山田哲(ヤクルト) 23日の阪神12回戦(神宮)に先発出場して達成。プロ野球507人目。初出場は12年4月5日の阪神2回戦(神宮)。

◆阪神が小技、小技で同点に追いついた。 1点を追う5回。先頭の7番木浪が中前打で出塁。8番坂本はバットを寝かせて、送りバントの構えを見せた。初球を見逃し、2球目。一塁走者がスタートを切ると同時に坂本はヒッティングに切り替え強攻策。打球は中前に抜け、バスターエンドランが決まって無死一、三塁の好機をつくった。 続く9番の投手秋山はバントの構え。初球を一塁方向へ転がすと、打球が弾んだのを見て三塁走者の木浪が本塁に突入した。打球を処理した先発小川の本塁送球がやや高くなり、クロスプレーの判定はセーフ。フィルダースチョイスで同点となった。 しかし、続く無死一、二塁から勝ち越しはならなかった。

◆阪神秋山拓巳投手(29)は6回5安打2失点と試合を作ったが、5勝目とはならなかった。 初回に先制点をもらうも、直後に先頭坂口に先頭打者本塁打を浴びて同点とされた。2回には相手先発の小川に適時打を浴びて勝ち越されたが、その後は安定感を取り戻した。3回から6回までヤクルト打線を1安打に抑えて、無失点で踏ん張った。打線は5回に同点に追いつき、2-2のまま7回の攻撃で代打を送られた。 「立ち上がりからバタバタしてしまいましたが、粘っていればチャンスはくると思って投げました。状態自体は良くなかったですが、何とか試合を作ることはできました。後はチームが勝つことを信じて応援します」 今季の秋山はヤクルト戦で3戦2勝と好相性で、4度目の登板だった。勝利投手の権利は得られなくても、先発の役割を果たしてリリーフ陣にマウンドを託した。

◆阪神は初回、サンズの適時打で1点先制。ヤクルトは1回、坂口の5号ソロで同点。2回に先発小川の適時打で1点勝ち越し。 阪神は5回、秋山の当たりが小川の犠打野選となり1点追加。ヤクルトは6回、青木が中前打を放つも無得点。2-2で終盤へ。 ヤクルトは7回、坂口の内野安打で勝ち越し、連敗を2で止めた。小川が6勝目。石山が9セーブ目。阪神の連勝は2で止まり、ガンケルが2敗目。

◆阪神がヤクルトとの接戦に敗れ、3連勝とはならなかった。 初回、先頭の近本が俊足を飛ばして遊撃への内野安打を放ち、ヤクルト小川の2戦連続ノーヒットノーランをいきなり阻止。その後2死二塁から4番サンズが適時打を放ち、先制に成功。しかし直後に、先発の秋山が坂口に先頭打者本塁打を浴びた。 1-2の5回無死一塁から、坂本がバスターエンドランを決めるなど小技を絡めて一時同点に追いつくも、たたみかけることが出来ず。小川を攻略しきれなかった。 この日で7日広島戦(マツダスタジアム)から始まった長期ロードが終わり、次戦は25日中日戦(甲子園)。長期ロードは6勝8敗1分けと負け越したが、本拠地から再び巻き返したい。

◆阪神秋山拓巳投手(29)が6回5安打2失点と粘ったが、5連勝はお預けとなった。「2回に打順が下がっていくところで、バタバタしてしまって、そこはもう1回反省しないといけない。その後はなんとか粘れたと思いながら、辛抱強く投げることが出来ました」。1-0の初回、坂口に先頭打者弾を浴び同点。2回は2死一、二塁から小川に右前へ勝ち越し適時打を許した。「対ピッチャーの迎え方を、もうちょっと勉強しないとなと思う部分もあります」と悔しい2点目だったが、大崩れはしなかった。 3回からは安定した投球を続け、6回は暴投も絡んで2死二塁とするも、最後はエスコバーをフォークで空振り三振。「ゼロで抑えるピッチャーでもないですし、自分で許す部分を作りながら、なんとか投げられたかなと思います」。渾身(こんしん)のガッツポーズで、同点のままマウンドをガンケルに譲った。 前回16日広島戦(京セラドーム大阪)では、無失点好投を続けながらも5回82球で降板。矢野監督はこの日の投球を「前回よりはちょっと良くないかなと思ったけど。それでもしっかり6回粘ってくれて。アキらしく投げてくれた」と評価した。2戦連続で勝敗がつかず、7月14日ヤクルト戦(甲子園)からの5連勝は持ち越し。それでも、今季はここまでヤクルト戦で4戦2勝と相性の良さを見せた。次回こそ久しぶりの白星をつかみたい。【磯綾乃】

◆阪神ジェリー・サンズ外野手が4番で初打点を挙げた。 「4番左翼」で先発し、初回2死二塁。前回登板でノーヒットノーランを達成した小川の外角141キロカットボールを右前に運んだ。 自身7試合ぶりの打点となる先制適時打。追い込まれてからの厳しい内角攻めにも臆することなく、力強く踏み込んだ一打。「チームにとって早いイニングの得点は大きいと思う。今日はそれができて良かった」。昨季の韓国球界打点王の看板通り、得点圏打率は両リーグトップの4割4分4厘と無類の勝負強さを見せつけた。 20日巨人戦から4番に座り4試合目。これまでの野球人生で2番から8番までの打順経験があるという助っ人は、4番に入っても自然体で打席に立ち続ける。「いま何かを変えることもない。自分のスイングをするだけなので。意識はしていません」。第2打席以降はいずれも先頭打者で無安打。サンズの前でいかにチャンスを作れるかが、得点のカギを握る。

◆今季2度目のスタメンマスクをかぶった阪神坂本誠志郎捕手はマルチ安打で存在感を示した。 6月21日巨人戦以来、2カ月ぶりの先発出場で2回に中前打。1点を追う5回無死一塁、今度は中前打でバスターエンドランを決め、9番秋山の同点スクイズを呼び込んだ。 3戦連続安打中だった梅野は6月27日DeNA戦以来、46試合ぶりのベンチスタート。矢野監督は正捕手の欠場について「休養もあるし、体の状態も連戦が続いていてちょっと...そういうところもあって。総合して」と話すにとどめた。

◆ノーヒットノーラン達成から中7日での先発となったヤクルト小川泰弘投手は、7回2失点で6勝目を挙げた。 初回に先制を許したが最少失点でしのぎ、2回には自ら右前適時打を放った。球を低めに集め「全体的に最少失点で粘りながら、最低限の仕事は出来ました」。高津監督は「小川なら何とかしてくれるとチームも僕も思って、マウンドに送り出している。状況、試合の流れを読んで粘った、いい投球だった」と評価した。

◆12試合ぶりのスタメン出場となった阪神福留孝介外野手は、4打数無安打に終わった。 「3番右翼」で先発。初回は1死二塁の先制機も、先発小川のフォークに空振り三振。フル出場したが快音は響かなかった。矢野監督は長いシーズンの中で「いろんなことを含めてスタメンを考えている。そういう中では休んでいる時間も代打があったけど、スタメンで行く時ももちろんある。これからも頑張ってもらいたい」と、球界最年長の奮闘に期待を込めた。

◆阪神が8月長期ロードを8年ぶりに負け越した。前回登板でノーヒッターのヤクルト小川相手に先制、同点と食らい付いたが、もう1本が出ず、連勝は2で止まった。矢野燿大監督の一問一答は以下の通り。 -策は打ったが、紙一重の試合だった 矢野監督 ガンケルも勝負に出た結果やし、優(岩崎)もちょっとアンラッキーなところもあったし、みんな精いっぱいやった結果。それは受け止めてるけど、やっぱり5回に一気に追い越せなかったのは。この1週間を振り返っても、点を取るというところの課題はチームとして残っている。ああいうところで一気に追い越せるようにしていかないと。そんなにチャンスも何回も何回もあるわけじゃないんで、そこは課題かな。 -ノーヒッターの小川との対戦で、セーフティースクイズなども決まって、いい流れではあった 矢野監督 ノーヒットノーランはうちじゃないんで、そんなにうちが意識しているわけじゃないけど。でも、どっちにしても、丁寧に投げてくる投手なんで、たくさん点を取れるっていう形にはなりにくいので、いろいろやっていったという部分はそういうふうに出たとは思うけど。 -先発秋山について 矢野監督 前回よりはちょっと良くないかなと思ったけど。それでもしっかり6回粘ってくれて。アキ(秋山)らしく投げてくれた。 -2回、投手の小川に打たれたのは悔やまれる 矢野監督 振り返ればそこはアキ自身も反省するところであると思うし。まあまあそれがあったとしても、2点で粘ったというのは評価できるピッチング。粘り強く投げてくれたと思う。 -福留が久しぶりに先発 矢野監督 1年間やっていく中では体の疲れも状態もあるけど、いろんなことを含めて俺もスタメンを考えていっている。そういう中では休んでいる時間も代打があったけど、スタメンで行く時ももちろんある。これからも頑張ってもらいたいな、と。 -梅野は 矢野監督 休養もあるし、体の状態も連戦が続いていてちょっと...。そういうところもあって。総合して。

◆阪神が8月長期ロードを8年ぶりに負け越した。前回登板でノーヒッターのヤクルト小川相手に先制、同点と食らい付いたが、もう1本が出ず、連勝は2で止まった。矢野燿大監督(51)は打線の"追い越し力"を課題に挙げた。2週間の遠征は6勝8敗1分けで、借金を2つ増やして3。ただ、開幕当初の長期ロードで4勝10敗の後、甲子園で借金を返済した。25日からは本拠地で3位中日と3連戦。V字回復よアゲイン!終盤に1点を争う展開で勝利の女神はほほえまなかった。同点の7回。マウンドには2番手ガンケルが上がっていた。来日初の3連投。2死一、三塁から一塁強襲安打。この失点が決勝点となった。8回には3番手岩崎が会心の当たりではなかったが、連打されるなど1失点。7回の坂口の打球もガンケルは詰まらせていた。だが、飛んだコースが一、二塁間方向。なんとも不運な形で、チームの連勝は2で止まった。 矢野監督 ガンケルも勝負に出た結果。優(岩崎)もちょっとアンラッキーなところもあったし、みんな精いっぱいやった結果。それは受け止めてるけど、やっぱり5回に一気に追い越せなかったのは。この1週間を振りかえっても、点を取るというところの課題はチームとして残っている。 指揮官が振り返ったのは小技で追いついた直後の場面だ。1点を追う5回は、先頭木浪が中前打。続く坂本の2球目にバスターエンドランが成功。さらに秋山のセーフティースクイズで同点とした。ただ、無死一、二塁から勝ち越しとはいかなかった。 矢野監督 ああいうところで一気に追い越せるようにしていかないと。そんなにチャンスも何回も何回もあるわけじゃないので、そこは課題かな。 前回登板でノーヒットノーランを達成した小川から初回に得点するなど出だしは良かったが、徐々にペースに引き込まれてしまった。 これで甲子園を離れた8月の長期ロード15試合は6勝8敗1分けで、8年ぶりの負け越しとなった。だが、25日は甲子園に帰っての中日戦だ。19日ぶりの本拠地ゲーム。思い返せば、開幕から5カード連続ビジターで4勝10敗だったチームは、その後の甲子園13試合で9勝3敗1分けと息を吹き返した。借金は3となったが、この日は首位巨人も敗れ、Gとの6・5ゲーム差は変わらなかった。再び甲子園から反攻の歩みを強めていきたい。【松井周治】

◆やっぱり燕のリードオフマンだ。ヤクルト坂口智隆外野手が2-2で迎えた7回2死一、三塁、阪神ガンケルの148キロツーシームをとらえた。一塁手強襲の適時内野安打。悪送球も誘った。連敗を2で止め、小川に勝利をプレゼントする決勝打に「打った瞬間はヤバイと思ったが、飛んだところはよかったので、走れば何かあると思った」。 1点を追う1回には、今季2度目の先頭打者弾となる5号ソロ。山田哲が上半身のコンディション不良から復帰後、坂口の打撃も上向きになり最近4戦3発と絶好調で「自分もびっくり」という。2番山田哲との並びで出場した計31試合では、打率2割8分5厘。山田哲の離脱などでコンビ解消となった16試合では打率2割1分3厘と、7分2厘の差がある。強打者の前にいることで増す存在感。高津監督は「相手にかかるプレッシャーは、今の並びがすごくいいかなと思う。グッチが当たって、ノリ(青木)ムネ(村上)と続く打順がいいんじゃないかな」と信頼を置く。 昨季死球を受けた左手には、まだテーピング。同じ形のグリップエンドのバットも使えなくなった。昨季の悔しさを胸に、チームのために出塁する。【保坂恭子】

◆阪神は失策が2つ記録され、リーグワーストの「40」となった。 2回2死一、二塁で小川に右前適時打を打たれ、右翼福留が本塁への悪送球で走者の進塁を許した。7回2死一、三塁では坂口の一塁強襲内野安打の後、一塁ボーアが一塁への悪送球で同じく走者を進めてしまった。首位を走る巨人の失策数は両リーグ最少の「13」。細かいミスの積み重ねも差がついている。

◆スターティングメンバーが発表され、阪神・福留孝介外野手(43)が、「3番・右翼」で先発出場。9日の広島戦(マツダ)以来のスタメンとなった。また、坂本誠志郎捕手(26)がスタメンマスクをかぶることとなった。先発出場は6月21日の巨人戦(東京ドーム)以来。45試合連続でスタメンだった梅野隆太郎捕手(29)は疲労を考慮しての、ベンチスタートとみられる。

◆阪神が一回にサンズの適時打で先制した。15日のDeNA戦(横浜)で無安打無得点試合を達成して以来の登板となったヤクルト・小川から先頭の近本が遊撃内野安打。ノーヒッターからあっさりHランプを灯すと、2死二塁で助っ人が右前に運んだ。

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(36)が23日、阪神12回戦(神宮)に「1番・右翼」で先発出場。1点を先制された直後の一回、右翼席へ5号先頭打者弾をたたき込んだ。  先発右腕・秋山が投じた128キロのスライダーを捉え「チームが苦しい状態なので、なにがなんでも出塁するつもりでしたが、良い形で得点することができました」とうなずいた。先頭打者アーチは今季2度目。燕のリードオフマンが、流れを引き戻した。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(28)が23日、阪神12回戦(神宮)に「2番・二塁」で先発出場し、通算1000試合出場を達成した。史上507人目。  プロ10年目での達成で、初出場は2012年4月5日の阪神戦(神宮)。八回に代打で出場した。

◆ヤクルト・小川泰弘投手(30)が23日、阪神12回戦(神宮)に先発し、7回5安打2失点の好投を見せた。  「一回に先制されていましたが、気持ちを切り替えて投げることができました。最少失点で、全体的に粘りながら最低限の仕事ができました」  前回登板のDeNA戦(神宮)ではプロ野球史上82人目のノーヒットノーランを達成した右腕。この日は一回に先制を許したが、直球で阪神打線を押し込み淡々を腕を振り続けた。  打線は2-2の七回に坂口の一塁手を強襲する適時打で勝ち越し。昨季の5勝を上回る6勝目の権利が舞い込んできた。

◆ヤクルトは2-2の七回2死一、三塁から、一回に先頭打者本塁打を放っていた坂口の適時内野安打で勝ち越した。八回は山崎の犠飛で加点。小川は7回2失点で6勝目。阪神は打線がつながらず、3連戦3連勝を逃した。

◆阪神は試合終盤に救援投手が踏ん張れず、2-4で敗れた。  一回2死二塁でサンズの適時打で幸先よく先制したが、その裏に先発の秋山が坂口に先頭打者弾を浴び、あっさり同点に。二回にも連打でピンチを招き、投手の小川に勝ち越しの適時打を浴びた。  五回の攻撃では連打で無死一、二塁と好機を作り、秋山の犠打が小川の野選となり再び試合を振り出しに戻したが、2番手のガンケル、3番手の岩崎が1点ずつ失点を許した。打線は六回以降は、チャンスを作ることができず、3試合ぶりに敗戦した。

◆脳内には「いいイメージ」が残っていただろう。ヤクルトの右腕エース・小川が阪神戦に先発。ノーヒットノーラン達成から中7日での登板を前に、気合を入れ直した。  「求められるのは1人でも、1イニングでも長く投げて勝ちにつなげるというところ。5、6回で勝ち投手になったとしても満足はしないと思いますし、7、8回を投げていくのが自分の仕事だと思う」  昨季、自己ワーストの5勝に終わった男に、新たな"勲章"が加わった。前回15日のDeNA戦(横浜)で史上82人目、通算93度目のノーヒットノーランを達成。前日22日の試合前練習では、選手やスタッフらが記念Tシャツを着用して汗を流すなど、小川を中心に「いい雰囲気」がチーム内に充満している。  「相手も変わって状況も変わりますけど、その日のベストを尽くしたい。変わらず強気に攻めていきたいです」。2戦連続の快投を期待されたマウンドで、試合を作った。  一回先頭の近本に遊撃内野安打を打たれて、あっさりと史上初の2試合連続での快挙達成は逃し、2死二塁から、サンズに右前適時打とされたが、簡単に崩れないのが今季の小川だ。二回には自ら右前適時打を放ち、7回5安打2失点で、救援陣にバトンタッチ。清水、石山がきっちり抑えて今季6勝目をあげた。(赤尾裕希)

◆阪神は試合終盤に救援投手が踏ん張れず、2-4で敗れた。以下、矢野監督の主な一問一答。    --策も打って、紙一重の試合だった  「うん、まあガンケルも勝負に出た結果やし、(岩崎)優もちょっと(内野安打からで)アンラッキーなところもあったし、みんな精いっぱいやった結果なんで。それは受け止めてるけど、やっぱり五回に一気に追い越せなかったのは(痛い)。この1週間を振りかえっても、点を取るというところの課題はチームとして残っているんでね。ああいうところで一気に追い越せるようにしていかないと。そんなにチャンスも何回も何回もあるわけじゃないんで、そこは課題かな」  --秋山の投球は  「前回よりはちょっと良くないかなと思ったけど。それでもしっかり6回粘ってくれて。アキ(秋山)らしく投げてくれたっていうことは、なんていうのかな、すごく評価できるって言ったらおかしいけど」  --投手の小川に打たれたのは悔やまれる  「振り返れば、そこはアキ(秋山)自身も反省するところであると思うし。それがあったとしても、2点で粘ったというのは評価できるピッチングやった。粘り強く投げてくれたと思う」  --福留を久しぶりに先発で起用した  「1年間やっていく中では体の疲れも状態もあるけど、いろんなことを含めて俺もスタメンを考えていっている。そういう中では休んでいる時間も代打があったけど、スタメンで行くときも、もちろんあるんでね。これからも頑張ってもらいたいなと」   --梅野は休養も兼ねて   「休養もあるし、体の状態も連戦が続いていてちょっと。そういうところもあって、総合して」

◆坂口が先頭打者本塁打と勝ち越しの殊勲打でヤクルトに勝利を呼び込んだ。  小川が先制を許した直後の一回は、秋山の内角へのカットボールを右翼席にたたき込んですかさず同点。2-2の七回2死一、三塁ではガンケルの速球を引っ張り、一塁手ボーアを強襲する適時内野安打とし「当たりはともかく、点が入ったので良かった」と笑った。  本塁打は今季5号ながら、ここ4試合で3発目。「僕のホームランは全部まぐれ」と謙遜するが、オフの自主練習から強い打球を求めて振り込んできた成果が、夏場に実を結んでいる。

◆阪神の秋山は一、二回に1点ずつを失うも、立て直して6回2失点と粘った。チームは敗れ「最低限の仕事はできた。辛抱強く投げられた」と淡々と話した。  悔やまれるのは1-1の二回の失点。2死一、二塁から投手の小川に右前への適時打を許した。「昔と違って、今は投手もどんどん振ってくる。もっと(攻め方を)勉強しないといけない」と反省した。

◆阪神・坂本が6月21日の巨人戦(東京ドーム)以来、今季2度目となるスタメンマスクをかぶった。バットでは二回2死から中前打。さらに、五回無死一塁からはバスターエンドランも決め、一時同点に追いつく得点を演出した。守備では四回2死一塁から山崎の盗塁を読んで刺した。ここまで45試合連続で先発出場していた梅野が休養も兼ねてスタメンから外れた試合で存在感を示した。

◆山田哲が、507人目の通算1000試合出場を達成した。初出場は2012年4月5日の阪神戦。8年間で大台に到達したが、この日は4打数無安打に終わった。上半身のコンディション不良から復帰後も打撃の状態は一進一退で、高津監督は「相手にかかる重圧というのは、今の並びがすごくいいのかなと思います」と2番打者の復調に期待した。

◆1番・坂口が2安打2打点の活躍を見せた。一回は右越えに5号先頭打者弾。2-2の七回2死一、三塁では一塁強襲の決勝打を放った。4戦3発と好調の36歳は「僕の場合、本塁打は全部まぐれ。(七回は)何とかしたい気持ちで打席に入った。当たりはともかく、ああいう形で点が入ってよかったです」と笑みを浮かべた。

◆2-3の八回に登板した阪神・岩崎は4点目を献上し、攻撃への流れを作ることができなかった。青木の高いバウンドの打球は遊撃内野安打に、村上の飛球は左翼と遊撃の間に落ちて左前打になるなど不運が続いた。続くエスコバーの犠打で二、三塁とされ、山崎の中犠飛で失点。僅差の展開で救援投手が踏ん張り切れなかった。

◆阪神・梅野が6月27日のDeNA戦(横浜)以来、46試合ぶりにスタメンを外れ、出番がなかった。矢野監督は「休養もあるし、体の状態も連戦が続いていて」と疲労などを考慮しての采配だったことを説明した。梅野は今季ここまで51試合に出場し、チームトップの打率・301をマークするなど攻守でチームをけん引している。

◆3連投となった阪神・ガンケルが痛恨の失点を許した。2-2の七回に登板したが、1死から中村に右前打を許すと宮本には死球。川端を遊ゴロに打ち取って2死一、三塁としたが、坂口の打球をボーアが飛びつくもはじいてしまい決勝点を奪われた。中継ぎ転向後は安定した投球を見せていたが、この日は踏ん張り切れず。リリーフとなってから初めて勝ち越しを許した。矢野監督は「勝負に出た結果」とかばった。

◆ヤクルト戦11勝を挙げている"燕キラー"の阪神・秋山は、先発して6回5安打2失点で試合を作ったが、青柳と並ぶチームトップタイの5勝目ならず。立ち上がりの投球を悔いた。  「二回に打順が下がっていくというところで、バタバタしてしまって、そこは反省しないといけない。その後は辛抱強く投げることができた」  一回に坂口に先頭打者弾を浴びて同点とされると、二回には先頭のエスコバーと山崎に連打を許して一、二塁。その後2死までこぎつけたが、投手の小川に直球をはじき返され、一時勝ち越しとなる適時打を許した。五回無死一、三塁でセーフティースクイズ(記録は犠打と投手の野選)を決めて同点に追いついたが、白星はつかめなかった。  矢野監督は「前回よりはちょっとよくないかなと思ったけど、しっかり粘ってくれた」と評価したが、粘投も報われず、救援投手が打たれてチームも敗戦。それでも秋山は「引きずることなくいけたので、それを続けていきたい」と前を向いた。(織原祥平)

◆虎の新4番が"ノーヒッター"を撃った。痛烈な打球が一、二塁間を切り裂く。塁上で笑顔をみせた阪神・サンズが、ベンチから届く歓声に右手を挙げた。  「近本がノーヒットノーランを崩してくれたからね。チームとしても早いイニングでの得点は大きいと思う。きょうはそれができてよかったよ」  ヤクルトの先発・小川は前回登板した15日のDeNA戦(横浜)でプロ野球史上82人目のノーヒットノーランを達成。勢いそのままにこの日のマウンドに上がった右腕。その出ばなをくじいた。  一回、先頭の近本が遊撃内野安打でさっそく「H」ランプをともすと、2死二塁としてサンズが打席へ。フルカウントから6球目。外角に逃げていくカットボールにバットを合わせた。右前適時打で電光石火の先制劇。セ界1位の得点圏打率・444を誇るS砲は、やはり頼りになる。絶好調の小川もチャンスの場面では、サンズに屈した。  その勝負強さを買われ、大山に代わって20日の巨人戦(東京ドーム)から、阪神の第106代4番を任されている。伝統球団の顔として、これまで以上に期待も、重圧もかかるが、「2番から8番までどの打順も打ってきたし、何かを変えることはないね。自分のスイングをするだけだよ」と本人はいたって冷静だ。  前日22日に22打席ぶりに快音を響かせるなど2安打。この日の2試合連続安打が、4番として初のタイムリーだった。チームは敗れたが、上り調子の助っ人の存在が救いとなった。  「自分自身1試合ごとに(調子の)良しあしは決めたくないというのもある。長いシーズンいいときもあれば、悪いときもあるからね。いま調子はむしろいいくらいに思っているよ」  夏の長期ロードを終え、戦いの舞台は再び本拠地・甲子園。"ノーヒッター撃ち"の男が、新猛虎打線の核となる。(原田遼太郎)

◆ヤクルト・小川泰弘投手(30)が23日、阪神12回戦(神宮)に先発し、7回5安打2失点で6勝目(2敗)を挙げた。前回15日のDeNA戦(横浜)で史上82人目のノーヒットノーランを達成した右のエースは自身2連勝。自己ワーストだった昨季の5勝を早くも超え"復活"を印象付けた。先発陣が序盤で降板する試合が続いていたチームは、4-2で勝って連敗をストップ。頼もしさを増す右のエースが反攻の旗印となる。  マスク姿で歓喜の列に加わった小川は、球団公式マスコットのつば九郎に頭をなでられ、少し頬を緩めた。  「先制されてしまいましたが、気持ちを切り替え投げることができた。最少失点で粘りながら、最低限の仕事はできた」  15日のDeNA戦でノーヒットノーランを達成。135球を投げた前回登板の疲労を考慮され、中7日のマウンドで役割を果たした。  チームの負の流れを止めるのがエースの役割だ。最近5試合中4試合で先発が5回以内に降板。序盤に失点を繰り返す展開が続いていた。その中で、小川は「強気に攻めていく」スタイルを貫き、7回を88球で投げ抜いた。  一回は先頭の近本の内野安打から1点を失いながら大きく崩れず、逆に調子を上げた。2-1の五回はスクイズに対する自身の本塁送球が高くなって同点(記録は犠打野選)とされたが、2死一、三塁から福留を内角直球で遊飛に斬るなどして後続を断った。  打っては二回2死一、二塁で右前に勝ち越しの適時打。投打で輝き、自己ワーストだった昨季を早くも超える6勝目を手にした。  再起をかけた今季。開幕前の練習試合で結果が出ない中、1通の"救い"のメールが届いた。「投球内容は決して悪くなかったと思うよ」。送り主は開幕投手に決まっていた40歳左腕、石川だった。  オフには自主トレーニングに同行させてもらうなど、尊敬する先輩の気遣いに「本当にありがたい」と感謝。「実績があれだけあるのに、毎年変化を恐れずに挑戦している姿勢を見て、すごく前向きだなと感じます」と改めて刺激も受けた。  上半身のコンディション不良で離脱していた石川は、25日からの巨人3連戦(神宮)での先発が有力。しっかりバトンをつないだ。  開幕直後は小川を「再生中」と表現していた高津監督は「今は自信を持って送り出せる。小川ならなんとかしてくれると、チームも僕も思っている」と目を細めた。負ければ最下位転落もあった試合。上位進出へ、さあ反攻だ。(赤尾裕希) ★みんなで記念Tシャツ  チームメートも一丸となり、小川の好投を後押しした。前日22日の試合前練習では、選手やスタッフがノーヒットノーラン達成を記念してつくられたTシャツ(27日までオンラインショップで受注販売)を着用。小川は「何か不思議な感覚で、うれしかったですね」と恥ずかしそうに笑っていた。この日の熱投は、仲間たちへの"恩返し"にもなった。

◆阪神はヤクルト戦に2-4で敗れ、夏の長期ロード6勝8敗1分けで8年ぶりの負け越しに終わった。この間、15試合のうち4試合で完封負け。この日もチャンスに一本が出ず、矢野燿大監督(51)は「点を取るというところの課題はチームとして残っている」と振り返った。借金3で4位。甲子園に戻って出直す。  熱帯夜の攻防は、わずかに勝利に届かなかった。打線の爆発力を欠いたまま、真夏の長期ロードも紙一重で負け越し。矢野監督はこの日の敗因を最近のチーム状態と重ねた。  「やっぱり五回に一気に追い越せなかったっていうのは(敗因)。1週間を振り返っても、点を取るところの課題はチームとして残っているんでね」  指揮官が悔やんだのは1-2の五回だ。先頭の木浪が中前打を放ち、続く坂本がバスターエンドランを決めて無死一、三塁。秋山のセーフティースクイズもはまり、動いて同点として流れを引き寄せたはずだった。しかし、近本の一ゴロで1死二、三塁となった後、上本の遊ゴロで三走の坂本が本塁憤死。2死一、三塁で福留が遊飛に倒れ、勝ち越し点を奪えなかった。  同点止まりで主導権をつかみ損ねると、救援陣が踏ん張れず、競り負けた。8月初の3連勝を逃し、過去2年は勝率5割でしのいだ夏の長期ロードは6勝8敗1分け。2012年以来、8年ぶりの負け越しが最後の試合で決まった。  ロード中、何度も貧打に泣いてきた。15試合で4度の完封負け。特に2勝4敗の東京での最後の6連戦は攻撃に苦戦した。球団9年ぶりの37イニング連続無得点の屈辱を味わい、18日からの伝統の一戦(東京ドーム)は巨人の敵地では57年ぶりとなる3試合連続の完封負けを喫した。  20日の巨人戦では、大山を38試合ぶりに4番から外し、21日のヤクルト戦(神宮)では5番を任せていたボーアも来日初の7番降格。3番で機能していたサンズに4番を託すなど打順の組み替えにも苦心した。「いろんなことを含めて俺もスタメンを考えていっている」。前夜まで2試合連続7得点の連勝と息を吹き返したが、3試合は続かなかった。  守りでは、二回2死一、二塁で秋山が投手の小川に右前適時打を浴びた。10日のDeNA戦(横浜)の国吉、14日の広島戦(京セラ)の森下に続いて、投手の適時打は3度目。すべて敗戦につながった。長期ロード中の戦いを象徴するような試合運びで、6月28日のDeNA戦(横浜)で敗れて以来、6勝1分けだった日曜日に黒星。やはり将の最大の悩みは攻撃陣だ。  「ああいうところ(五回)で一気に追い越せるようにしていかないと。そんなに好機も何回も何回もあるわけじゃない。そこは課題かな」  開幕直後も苦しんだ通り、遠征中は打ち込みなども難しい。25日からは、19日ぶりに甲子園に戻って中日戦が待っている。本拠地での逆襲を願うばかりだ。(安藤理)

◆長期ロードの3連勝締めならず-。ヤクルトに接戦で敗れた阪神に対して、球団OBで楽天初代監督の田尾安志氏(66)=本紙専属評論家=が指摘したのは「3番・福留」だった。「ずっと状態が悪かったのに、なぜ3番?」と、首脳陣のスタメン復帰の見極めに疑問を呈した。  福留を「3番」でスタメン復帰させた首脳陣の見極めがどうだったのか。結果的にもチャンスで打てず、4打数ノーヒット。ブレーキになってしまった。  スタメンから外れ、代打出場が続いていた福留を見てきたが、真っすぐに泳ぐケースが多かった。変化球に泳ぐことはよくあるが、真っすぐに泳ぐということは、相当状態が悪い証拠。あえてスタメン復帰させたのだから、私が見ていない期間に相当復調してきたのかと期待した。一回無死一塁から上本に送りバントで福留に託したのだから、その期待はさらに膨らんでいた。  が、結果は前述の通り。ただ、この日は真っすぐに泳ぐのではなく、逆に詰まっていた。いずれにしても、状態の悪さは明白だった。  福留を使うなとは言わない。起用するなら、いきなりポイントゲッターの3番ではなく6番か、7番に。3番にサンズ、4番に大山の打順で問題なかった。  もちろん、福留一人の責任ではない。たとえば同点に追いついた直後の五回1死二、三塁から遊ゴロの上本。同点の七回の先頭打者で二ゴロの木浪。ともに外角寄りの球を引っ張っての内野ゴロだった。  相手がどういう攻めをしてくるのかを考えてほしい。それが駆け引き。難しくもあるが、相手との駆け引きは打者の楽しみでもある。もっと考えて、もっと楽しんで打席に立ってもらいたい。これは大山の全打席にも当てはまる。1打席を大切に、その勝負を楽しむことが、ひいては攻撃力のアップにつながるはずだ。(本紙専属評論家)

◆何がノーヒットノーランのライアン小川だア!?  その開き直りが、ズバリと的中して(?)、一回先頭の近本がいきなりヒットで「ノーヒット敗れたり!!」。そして、サンズのタイムリーで「ノーランも敗れたり!!」と3連勝に向けて、幸先いい出足をみせてくれたから勝てると思ったのに...、グスン。  あの~、矢野さんこれは負けたからズルい俺になっているのかもしれませんけど、何で連勝しているのにキャッチャーが梅ちゃんじゃないんですか!? 疲れているのは分かるけど、明日は試合ないんだし...。  代わりの坂本は2安打に盗塁を見事に刺したし、いい仕事をしてくれました。それは大いに認めますが、勝っているのに流れを自ら変えてしまったような...。腑に落ちない黒星となったのでした。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
30203 0.600
(↓0.012)
-
(-)
67240
(+1)
180
(+2)
73
(-)
29
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.370
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
27263 0.509
(↓0.01)
4.5
(-)
64225
(-)
210
(+3)
57
(-)
10
(-)
0.267
(↓0.002)
3.590
(↑0.01)
3
(-)
中日
26274 0.491
(↑0.01)
5.5
(↑1)
63192
(+3)
223
(-)
33
(-)
15
(+1)
0.244
(-)
3.630
(↑0.06)
4
(-)
阪神
24273 0.471
(↓0.009)
6.5
(-)
66222
(+2)
219
(+4)
48
(-)
37
(-)
0.240
(-)
3.650
(↓0.01)
5
(-)
ヤクルト
23265 0.469
(↑0.011)
6.5
(↑1)
66238
(+4)
273
(+2)
47
(+1)
34
(-)
0.250
(↑0.001
4.640
(↑0.05)
6
(-)
広島
22266 0.458
(↑0.011)
7
(↑1)
66237
(+2)
249
(+1)
58
(+2)
22
(-)
0.269
(-)
4.180
(↑0.06)