広島(☆10対4★)巨人 =リーグ戦11回戦(2020.08.22)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
0101000024612
広島
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勝利投手:大瀬良 大地(5勝2敗0S)
敗戦投手:畠 世周(0勝3敗0S)

本塁打
【巨人】丸 佳浩(12号・2回表ソロ),モタ(1号・9回表2ラン)
【広島】堂林 翔太(11号・4回裏2ラン),會澤 翼(4号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は1-1で迎えた3回裏、堂林、ピレラ、會澤の3者連続適時打など、打者一巡の猛攻で6点のリードを奪う。4回には堂林の2ラン、會澤のソロが飛び出し、試合の大勢を決めた。投げては、先発・大瀬良が8回2失点の好投で今季5勝目。敗れた巨人は、先発・畠が誤算だった。

◆広島大瀬良大地投手(29)が巨人戦に今季初登板。巨人戦は通算8勝7敗だが、地方球場を含めたビジターで3勝7敗に対し、本拠地のマツダスタジアムでは5勝0敗。14年の初対戦から本拠地の巨人戦はまだ負けていない。

◆広島西川龍馬外野手(25)が2戦連続で1回に先制打を放った。 1回1死二塁から巨人先発畠に追い込まれながらも、6球目の外角147キロを引っ張って一、二塁間を破った。二塁走者の菊池涼が三塁を蹴って本塁へヘッドスライディング。右翼からの送球が大きくそれて、2試合連続で先制に成功した。「チャンスだったので、後ろにつなぐ気持ちでいきました。菊池さんがよく走ってくれました。引き続き頑張ります」。前日から3番に起用され、いずれも1打席目で走者をかえす打撃を見せた。

◆巨人丸佳浩外野手(31)が、移籍後初めてマツダスタジアムで本塁打を放った。 1点を追う2回1死、カウント1-1から、広島大瀬良の142キロのシュートを左翼席に運ぶ12号同点ソロ。「すぐに追いつけてよかったですね。いいスイングができたと思います」と振り返った。19年の移籍後、マツダスタジアム17試合目で初の1発とした。

◆広島が3回に、1イニング6四球と乱調の巨人投手陣の隙を付き、打者12人の攻撃で6点を勝ち越した。 同点の3回。犠打を挟み3四球で1死満塁とすると、4番鈴木誠も押し出し四球を選んで勝ち越しに成功した。巨人が先発畠から田中豊にスイッチするも、堂林、ピレラ、会沢の3者連続適時打で点差を広げ、1死満塁から大瀬良の一ゴロの間にこの回6点目を奪った。 5試合連続打点の堂林は「(先発大瀬良)大地にいい援護が出来て良かったです」と振り返った。

◆巨人畠世周投手(26)が制球を乱し、3回途中5四死球5失点で降板した。初回、西川の適時打で先制を許した。 2回は3者凡退に抑えたが、3回、鈴木誠にこの回4四球目となる押し出し四球を与えたところで降板となった。2番手田中豊も広島打線の勢いを止められずこの回一挙6失点。畠は「先発の役割を果たせずに、試合を壊してしまい申し訳ないです」と言葉を振り絞った。

◆巨人イスラエル・モタ外野手(24)が、プロ初安打となる1号2ランを放った。8点を追う9回1死一塁、広島薮田の直球を左翼"場外"へと運んだ。 来日2年目の今季はキャンプからアピールを続け、春季キャンプのMVPに選出。2月末には育成から支配下登録された。3月のオープン戦中に2軍落ち。一時は3軍に降格したが、21日の広島戦から1軍に初昇格し、プロ3打席目でメモリアル弾を放った。

◆広島が1回に先制も、2回に巨人が丸の12号ソロで同点。広島は3回に打者12人の攻撃で6点勝ち越した。巨人畠は2回1/3で降板。 巨人は4回に1点を返すも、広島はその裏に堂林の11号2ランと会沢の4号ソロで3点を追加。巨人を突き放した。 2桁得点の広島が継投で逃げ切り2連勝。大瀬良が8回2失点で5勝目を挙げた。巨人は先発畠ら投手陣が踏ん張れなかった。畠は3敗目。

◆巨人は先発畠が3回途中5四死球5失点で降板し、1イニング6四死球、計10四死球はともに今季ワーストになった。 原監督は「先発の差がはっきり出た。作戦の使いようもない」と厳しく指摘。救援陣は田中豊が6試合ぶり、大江は12試合ぶりに失点したが、指揮官は「ああいう状況下。下を向く必要はない」と切り替えを求める。連敗後の23日にプロ初先発する直江には「先輩お兄ちゃん2人がだらしなかった分、思い切っていけばいい」と背中を押した。

◆巨人原辰徳監督(62)が、3回途中5四死球5失点で降板した先発畠に苦言を呈した。 「何とか4回は持ってもらいたいと思ったんだけど、4回持たなかったね。なかなか難しいね。先発の差がはっきり出たということでしょ。ゲームというのはやっぱり、先発ピッチャーがゲームを支配しないとね。なかなか作戦の使いようもないしね」と指摘。前日6回6失点だった田口に続き先発が粘れず「非常に先発投手の責任はやっぱり重いものだし、選ばれたメンバー、選ばれた1人だからね。5人、あるいは6人のうちの1人だから。その重さを感じながらやって、ゲームというのも、やっぱり先発ピッチャーの差というのが大きく出るというのが、これがやっぱり野球だから」と言った。 3回の1イニング6四球、1試合計10四死球はともに今季ワーストになった。 ▽巨人畠(先発し3回途中5四死球5失点で3敗目) 先発の役割を果たせずに、試合を壊してしまい申し訳ないです。

◆広島大瀬良大地投手が8回5安打2失点の力投でチームトップタイの5勝目を挙げた。 今季初対戦の巨人打線に140キロ後半の直球を軸に丁寧に低めに制球し、凡打の山を築いた。巨人戦は本拠地では負けなしの6連勝。前回15日阪神戦では5回5失点と苦戦しただけに「前回ふがいない投球をしてしまったので、なんとか勝ちたかった」と振り返った。 "ハイサイパワー"で夏場を乗り越える工夫を凝らす。もともと汗かき体質という右腕は、ミネラルを世界一含む塩として、ギネスに認定された沖縄の海塩「ぬちまーす」を取り入れた。これまで練習中には摂取していたが、試合では8日の登板から導入。5グラムの粉末を2リットルの容器に入れ、試合中にトータルで5リットル飲んでいるという。「暑さ、蒸し暑さでもつる気配がなかった。継続していきたい」と手応え。南国から自ら取り寄せた「秘密兵器」が、右腕のスタミナを支えている。また、調整期間中には日中の炎天下の中で1人黙々とランニングを行い、猛暑に体を順応させるなど、暑さ対策に余念がない。 エースの力投でチームは2連勝、今季初の巨人戦カード勝ち越しと4カードぶりの勝ち越しを決めた。最下位からの逆襲は、大黒柱が引っ張る。【古財稜明】 ▽広島佐々岡監督(大瀬良について)「粘り強くやってくれて、彼本来の投球だった。援護に恵まれた中で丁寧に投げてくれた。連戦の中で、中6日で回ってくれている。8回投げてくれて十分です」

◆巨人のイスラエル・モタ外野手(24)が、プロ初安打初アーチを放った。8点を追う9回1死一塁。 "2軍の父"阿部2軍監督から課題とされた直球を左翼"場外"へと運んだ。背中の文字は「MOTA」で逆から読めばアトム。アニメ「鉄腕アトム」ばりのパワーを披露した。2月末に育成から支配下登録されたが、一時は3軍に降格。「新しい人間になったんだ」との思いを込め、丸刈りにした。ホームランボールを手に「お父さんにプレゼントしたい」と笑顔で話した。原監督は「いいスタート。ひたむきにやってもらいたいね」と今後に期待した。 ▽巨人丸(2回に移籍後マツダスタジアムでの初アーチとなる12号ソロ) いいスイングができたと思います。

◆広島堂林翔太内野手(29)が、1発を含む2安打4打点で巨人連倒を導いた。 前日21日から新打線の5番で起用され、1点を勝ち越した3回に追加点の2点タイムリー。4回にはバックスクリーンへ11号2ランをたたき込んだ。一時3割を切った打率を3割1分1厘にまで戻した新5番が、佐々岡カープを上位へ押し上げる。食らいつく気持ちが白球に乗って、野手の間を抜いた。1点を勝ち越した3回。なおも1死満塁で5番堂林は巨人田中豊に追い込まれたが、外角低めスライダーに粘り腰でバットの先に当てた。開幕から徹底する中堅から右方向の意識が下半身の粘りとなり、転がった打球は一、二塁間を抜けていった。 「とにかく点を取る。ただ、それだけを考えて打席に入りました」。 中軸としての自覚が芽生えつつある。5点リードの4回は左腕大江の内角直球をコンパクトに振り抜き、バックスクリーンに放り込んだ。最近4試合で3本塁打。5試合連続打点と、長打力とともに勝負強さも光る。一時3割を切った打率も3割1分1厘に戻した。 20日まで広島は10試合1試合平均2・5得点。前日21日から打順を入れ替えた。リーグ2位の出塁率4割3分を残す4番鈴木誠の後ろを託された。「(打順が変わっても)やることは変わらない。でも誠也をサポートできればと思っている。誠也が打てなければ何とか自分が打てるように」。新打線の中軸にどっしり座り、2安打4打点。前日の7得点に続き、この日は10得点に導いた。 得点力だけでなく、広島に補い合う形が戻ってきた。大量リードの試合展開にも8番田中広は粘って2四球。本調子ではない4番鈴木も無安打ながら3出塁で2得点を記録した。試合前には堂林の守備面をサポートしようと、菊池涼が三塁後方からノックを見守り、キャッチボール相手を務める田中広は身ぶり手ぶりで下半身の使い方などをアドバイス。浮上の気配が見えるチームに、佐々岡監督も「うちらしい点の取り方に、1発もあっていい攻撃ができている」と手ごたえを感じている。先発全員出塁で首位に連勝、今季初の巨人戦カード勝ち越しを決めた。新打線とともに、佐々岡広島が停滞感を打ち破ろうとしている。【前原淳】 ▽広島会沢(7点リードの4回に右越え4号ソロ) いい追加点になってよかったです。 ▽広島西川(初回1死二塁から右前へ先制タイムリー) チャンスだったので後ろにつなぐ気持ちでいきました。菊池さんがよく走ってくれました」 広島会沢(8点リードの4回に右越え4号ソロ)「いい追加点になってよかったです。

◆巨人モタがプロ初安打初アーチを放った。 8点を追う9回1死一塁。"2軍の父"阿部2軍監督から課題とされた直球を左翼"場外"へと運んだ。背中の文字は「MOTA」で逆から読めばアトム。アニメ「鉄腕アトム」ばりのパワーを披露した。2月末に育成から支配下登録されたが、一時は3軍降格。「新しい人間になった」との思いを込め、丸刈りに。ホームランボールを手に「お父さんにプレゼントしたい」と笑顔で話した。

◆巨人の畠は5四死球の大乱調で自滅し、三回途中5失点で降板した。前日21日の田口に続き、序盤に大量点を奪われ「先発の役割を果たせずに試合を壊してしまい申し訳ない」とうなだれた。  1-1の三回、先頭打者の投手の大瀬良を四球で出すと、続く長野にも四球。犠打で1死二、三塁とされ、西川も四球で歩かせて満塁となり、鈴木誠に押し出し四球を与えて交代を告げられた。立て直せず、ぼうぜんとした表情でベンチに下がった。

◆新カープ打線が猛威を振るった。広島が巨人の先発・畠を三回途中5得点でKO。西川が2試合連続の先制打で口火を切った。  「チャンスだったので後ろにつなぐ気持ちでいきました。菊池さんがよく走ってくれました」  一回1死から菊池涼が右翼へエンタイトル二塁打で好機をつくり、西川が畠の147キロの直球を右前へはじき返し、2試合連続で先制に成功した。  元広島の丸のソロで追い付かれた三回には、畠の3四球などで訪れた1死満塁のチャンスに、鈴木は押し出し四球を選んで勝ち越し。なお満塁で2番手・田中豊から堂林、ピレラ、会沢が3連打。さらに田中広が四球でつないだ満塁から、投手・大瀬良の内野ゴロの間に1点を加え、この回計5点を奪った。  前日21日に佐々岡監督は1番に好調の長野、3番に打撃技術の高い西川を置き、4番・鈴木誠から、5番・堂林、6番・ピレラの右打者を並べる新打線をお披露目。1戦目を11安打7得点で勝利した指揮官は「点が取れていなかった。基本である1点を取りに行く野球ができている」と手応えを口にしていたが、2日連続で機能した。  四回には3番手・大江から堂林がバックスクリーンに飛び込む11号2ランを放つと、会沢の4号ソロでさらに3点を追加。攻撃の手を緩めなかった。  先発した大瀬良は8回5安打2失点で今季5勝目をあげた。(柏村翔)

◆広島は22日、巨人との11回戦(マツダ)に10-4で快勝した。先発の大瀬良は8回2失点で5勝目。堂林は11号2ランを含む4打点と気を吐いた。  --どのような気持ちでマウンドに上がったのか  大瀬良「前回ふがいないピッチングをしてしまったので、勝ちたいなと思った」  --好投の要因は  「序盤からストレートを多く投げた。それが良かったのかな」  --八回には2死満塁で4番岡本を打席に迎えた  「ボール先行の悪い時のピッチングになった。最後はトップギアで抑えてやろうという気持ちで投げた」  --その場面では1球ごとにファンの拍手があった  「ああいう苦しい時に拍手をいただけると、ひとりじゃないんだなって勇気をもらえる。本当にありがとうございます」  --打席でも三回には四球で出塁して6得点の口火を切った。攻撃陣はどのように感じた  「本当に頼もしい。僕も打席に立つときは一員として何とかしたいと思っている。良い流れでかえしてくれて本当に感謝です」  --1本塁打を含む2安打4打点。三回のタイムリーはどのような気持ちで打席に入ったのか  堂林「とにかく点を取る。その気持ちで打席に入った」  --四回にはホームラン。これで4試合で3本塁打  「一時期かなり成績が悪かった。調子を上げたいと思って毎日やっていた。最近良い打撃ができて良かったと思う」  --ホームランの感触は  「感触はかなり良かったです」  --ホームランは自己最多(14本)がみえている  「全く考えていない」  --ファンへ最後にひとこと  「何とか勝ち試合を多く見せられるように頑張りたい。応援よろしくお願いします」  大瀬良「きょうも熱い熱い応援ありがとうございました。明日もゲームがある。たくさんの応援お願いします。ありがとうございました」

◆巨人・イスラエル・モタ外野手(24)が22日、広島11回戦(マツダ)の九回1死二塁で薮田から左越えの特大1号2ランを放った。育成出身で前日に初の1軍昇格を果たしたモタは、通算3打席目で初のアーチ。初安打、初本塁打、初打点と初尽くしの打席となった。  昨季、育成選手としてドミニカ共和国から来日。今春のキャンプでは猛アピールが実って原監督からMVPに選ばれ、2月28日に支配下選手登録された。同日に東京ドームで行われた会見では母・アルバニアさんから「こんにちは、イスラエル。みんなにとってあなたは本当に誇りです。愛していますよ」というビデオメッセージが寄せられ、号泣した姿も話題になった。  喜怒哀楽を隠さず、チーム屈指の愛されキャラでもあるモタ。その号泣会見から176日。一時は打撃の師でもある阿部慎之助2軍監督から3軍落ちを通告され、どん底も経験したパワーヒッターが、敵地で会心の一撃を放った。

◆広島の曇り空に舞い上がった打球はぐんぐん伸びた。1点を追う二回、丸が12号ソロ。巨人移籍後、これが初めてマツダスタジアムで放った本塁打となった。  「打ったのはシュートかツーシームです。いいスイングができたと思います」  大瀬良が投じた外角低めの142キロを逆らわずに打ち返した。3試合ぶりの一発で、先発の畠を援護。ベンチに戻ると、巨人ファンにすっかりおなじみとなった丸ポーズで味方のムードを盛り上げた。  フリーエージェント(FA)権を行使して広島から巨人に移籍した昨季、シーズン29本塁打を放ったが、マツダスタジアムではアウェー球場最多の59打席に立ちながらも、本塁打はゼロ(打率は・295)だった。  「ファンの方の声援というか圧力はすごく感じる球場の一つ。芝の状態や季節によって違うし、風の感じも違う」と熟知する古巣の本拠地で、久しぶりにゆっくりとダイヤモンドを一周した。  昨季に続き、今季も2、3番での起用が続いていたが、打撃不振で今月12日のヤクルト戦(東京ドーム)から6番に降格。その試合で3安打を放つと調子を上げ、14日からは5番で固定。3番を外れてから前日21日までの9試合は打率・406、3本塁打と打ちまくった。  思い出の詰まったマツダスタジアムで見せた逆方向への一発で、完全復調をアピールした。(谷川直之)

◆巨人は2試合続けて序盤に大量失点。2連敗を喫した原辰徳監督(62)は「(広島とは)先発の差がはっきり出たということ。先発投手がゲームを支配しないと」と厳しい表情だった。  三回、先発・畠が大瀬良から打者5人に対して4四球。鈴木誠に押し出し四球を与えて交代を告げられた。救援した田中豊、大江も悪い流れを変えられず...。2018年8月15日のヤクルト戦(神宮)以来、2年ぶりの1試合10与四死球と投手陣が乱れた。  指揮官は準備の時間が少なかった田中豊と大江には「下を向く必要はない」とし、畠に「先発の責任は重い」と猛省を促した。畠は「先発の役割を果たせずに試合を壊して申し訳ない」と悲壮感を漂わせた。  23日は高卒2年目の直江がプロ初登板する。21日は田口、この日は畠と先発投手がふがいなく、原監督は「先輩のお兄ちゃん2人がだらしなかった分、思い切っていけばいい」と期待をかけた。(伊藤昇)

◆本拠地の声援を力に変えて、今季初対戦の巨人打線をねじ伏せた。広島・大瀬良がマツダでのGキラーぶりを発揮した。  「苦しい時に拍手をいただけると、一人じゃないんだなって勇気をもらえる。本当にありがとうございます」  四回までに10点の援護をもらった中、8回を107球で5安打2失点。同級生の堂林と上がったお立ち台で4998人のファンに感謝した。本拠地での巨人戦先発は1年目の2014年から10戦負けなしの6連勝と無類の強さだ。  1-0の二回に丸に同点ソロを浴びた。四回にも丸の三塁打を起点に1点を失ったが、粘って2試合ぶりの白星をつかみ、ドラフト1位・森下(明大)に並ぶチームトップの5勝目。チームを4カードぶりの3連戦勝ち越しに導いた。  佐々岡監督は「粘り強くやってくれた。完投が一番いいが、球数を考えた。中6日で、八回まで投げてくれたら十分」とたたえた。  前回15日の阪神戦(京セラ)で5回5失点で黒星を喫したエースは、新人時代から関係が続く師匠の快投が励みになった。日本時間19日に前田(ツインズ)がブルワーズ戦(ミネアポリス)で八回で無安打無得点投球。「見ていましたよ」と数カ月ぶりにメールを送ったところ、「また頑張るわ」と返信。短いやり取りだったが、自分もと気持ちが前向きになった。  「前回ふがいないピッチングをしてしまったので勝ちたかった」。本拠地で巨人に負けを知らないエースが、逆襲の旗印になる。 (柏村翔)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
30193 0.612
(↓0.013)
-
(-)
68239
(+4)
178
(+10)
73
(+2)
28
(-)
0.249
(↓0.001)
3.390
(↓0.14)
2
(-)
DeNA
27253 0.519
(↓0.01)
4.5
(-)
65225
(-)
207
(+5)
57
(-)
10
(-)
0.269
(↓0.002)
3.600
(↓0.04)
3
(-)
中日
25274 0.481
(↑0.01)
6.5
(↑1)
64189
(+5)
223
(-)
33
(+1)
14
(-)
0.244
(↑0.002)
3.690
(↑0.07)
4
(-)
阪神
24263 0.480
(↑0.011)
6.5
(↑1)
67220
(+7)
215
(+5)
48
(+1)
37
(-)
0.240
(↑0.001)
3.640
(↓0.03)
5
(-)
ヤクルト
22265 0.458
(↓0.01)
7.5
(-)
67234
(+5)
271
(+7)
46
(+2)
34
(-)
0.249
(-)
4.690
(↓0.04)
6
(-)
広島
21266 0.447
(↑0.012)
8
(↑1)
67235
(+10)
248
(+4)
56
(+2)
22
(-)
0.269
(-)
4.240
(-)