オリックス(★1対3☆)西武 =リーグ戦7回戦(2020.08.18)・京セラドーム大阪=
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西武
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ORIX
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勝利投手:髙橋 光成(3勝5敗0S)
(セーブ:増田 達至(2勝0敗10S))
敗戦投手:ヒギンス(1勝2敗0S)
  DAZN
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◆西武は0-1で迎えた5回表、相手失策の間に1点を挙げ、同点とする。そのまま迎えた8回には、メヒアの2点適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・高橋光が7回1失点の好投で今季3勝目。敗れたオリックスは、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆西武山川穂高内野手(28)は苦手山本から打てるか。昨季まで通算対戦成績は17打数2安打だったが、今季も4打席対戦して無安打。山本からの安打は19年6月28日が最後で、現在まで14打席連続で無安打が続いている。

◆オリックス中川圭太内野手(24)が京セラドームで行われた西武戦前の練習で1軍に合流した。 中川は今季「5番三塁」で開幕スタメン入りしたが、10試合に出場して7月1日に2軍落ち。7月28日に1軍に再昇格も3試合無安打で再び出場選手登録を外れていた。今季ここまで13試合出場で39打数5安打6打点、打率1割2分8厘、1本塁打と打撃不振に陥っていた。 2軍ではここまで23試合に出場し、打率3割1分7厘、3本塁打、ウエスタン・リーグトップの23打点と好成績を残していた。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が18日、来日初となるベンチスタートとなった。 9日ロッテ戦(京セラドーム大阪)、16日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)はベンチ入りメンバーから外れ、欠場したが、今回のようにベンチ入りメンバーに名を連ね、スタメンから外れるのは初めて。試合前練習には参加し、汗を流した。 ジョーンズは来日1年目の今季、ここまで48試合に出場し、打率2割3分6厘、5本塁打、23打点の成績を残している。

◆オリックスは2回、T-岡田が中堅フェンス直撃の適時二塁打を放ち先制。先発山本は、西武打線から3回までに7三振を奪った。 西武は5回、先頭の7番森が左中間二塁打で出塁すると、続くスパンジェンバーグの一失の間に同点に追いついた。 西武は8回、メヒアが決勝2点適時打を放った。高橋光は3勝目。増田が10セーブ目。ヒギンスは2敗目。オリックスは今季ワーストを更新の借金15。

◆オリックスが西武に敗れ、今季ワーストを更新する借金15となった。 先発山本由伸投手(22)は7回4安打1失点(自責0)。相手先発全員から三振を奪うなど計12三振の好投も、2番手ヒギンスが打たれて、勝つことはできなかった。 「今日はピンチの場面でも粘り強く投げることが出来たと思います。先頭打者を出してしまったり、(5回の)ベースカバーの部分など反省するべきところはありますが、なんとか最少失点で切り抜けられたところはよかったと思います」 5回無死二塁の場面で8番スパンジェンバーグを一ゴロに打ち取ったが、一塁手ロドリゲスと連係が取れず、失点してしまった場面を悔やんだ(記録は一失)。 西村監督は「今まで何回かと違うモノを出してくれましたね。あそこ(5回)のエラーがちょっともったいなかったかなというね」と神妙な表情で話した。7回103球での降板には「(球数も考えて)あそこまでかなという感じですね」と説明した。 打線は2回のT-岡田が放った適時打二塁打の1得点止まり。指揮官は「チャンスは作るんだけれども、そこであと1本というところ。2回も、あそこ(T-岡田がタイムリーを放ち、無死二塁)で点を取っていかないといけないですよね。最低、あそこ(2回)はもう1点。1点止まりになったんで...」と打線に注文を出した。 6、7、8、9回は得点圏に走者を置くも無得点。「そこで、どうやって1本を出していくかというところですね。チャンスは作るんだけれども、というところですね」と嘆いた。 スタメン落ちしたジョーンズはベンチ入りしていたが、最後まで試合に出ることがなく欠場。西村監督は「そこはいろいろというところですね」と話した。

◆西武高橋光成投手が夏の大阪で輝いた。2回、先制点を献上してからギアを上げた。11人連続凡退で最少失点のまま援護を受けると、6回1死一、二塁で4番吉田正。「相性がよくないので、気持ち入れて投げました。フォークを見逃されると思ったので、配球でベストのボールを投げた」。直球2球で追い込むと、ファウルで粘られるも、最後も自分の信じた直球で三ゴロ。相手先発の山本に投げ勝ち、7回1失点で6試合ぶりとなる3勝目を挙げた。 7年前を思い出していた。前橋育英の2年生エースとして夏の甲子園優勝。今夏、センバツに出られなかった甲子園交流試合をテレビで見届けた。「試合は見ていました。楽しそうにやられていた。甲子園というのは夢の舞台。イキイキして目が輝いていた。自分自身、元気をもらいました」。7月22日にはロッテ小島と"甲子園V腕対決"が実現。プロの舞台でも優勝投手の肩書に負けないように、腕を振っている。 チームを3連勝に導く白星は6月30日以来約2カ月ぶり。「本当最高なので、次もいい投球で勝ちにつながる投球がしたい」。勝利の味は格別だった。【栗田成芳】 西武辻監督(7連敗後に、引き分け挟み3連勝。高橋光に)「非常に踏ん張ってくれました。ピンチのところで踏ん張った。気持ちが出ていたと思う」

◆オリックスの新外国人、アダム・ジョーンズ外野手(35)=前ダイヤモンドバックス=が18日、西武戦(京セラ)で来日初となるベンチスタートとなった。  9日のロッテ戦(京セラ)、16日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)とベンチ入りメンバーから外れ、欠場したことはあったが、ベンチ入りメンバーに名を連ねつつ、スターティングメンバーから外れるのは今季初めて。  ジョーンズは来日1年目の今季、この日の試合前の時点で48試合に出場し、打率・236、5本塁打、23打点。直近2試合は9打数無安打に終わっていた。

◆西武が3連勝を飾った。1-1の八回にメヒアの2点適時打で勝ち越した。高橋光が7回1失点で6月30日以来の勝ち星となる3勝目。増田が5年連続2桁となる10セーブ目をマークした。オリックスは好機を生かせなかった。

◆オリックスの山本は好投が報われず、7月12日以来の勝利を手にできなかった。三回以降は得点圏に走者を背負う展開が続いたものの、7回1失点(自責点0)でしのいだ。先発全員から計12三振を奪い「失点したのは悔しいけど、リードを許さず粘りの投球ができた。ボールが先行する場面もあったけど、結果的にたくさん三振を奪えたのは良かった」と前向きに捉えた。  これまで制球が甘くなって失点していたが、昨季の最優秀防御率投手らしい姿を取り戻しつつある。「調子の悪い部分がたくさんあったけど改善できた」と語った。

◆西武のメヒアが勝ち越しの2点適時打を放った。1-1の八回2死二、三塁で、ヒギンスの浮いたチェンジアップをきっちり捉えて左前へはじき返した。チームを3連勝に導き「ビジターの連戦の頭を取れたことは価値がある」と胸を張った。  先発の山本には3三振と全くタイミングが合っていなかった。投手が代わって好結果を出し「引きずらずに切り替えて打席に入ったことがいい結果につながったと思う」とうなずいた。

◆オリックスは、山本の力投を白星につなげられなかった。7回を4安打12奪三振1失点(自責0)の奮闘。先発全員から三振を奪ったが、打線の無援護に泣いた。  「フォームだったり、調子の面で納得のいかない面だったり、悪い部分があったので、きょうはそれを改善できたので、それは良かったかなと思います」  手応えはあった。不安定な投球が続いていたが、この日は一回1死から5者連続三振と復調。真っすぐの強さ、変化球の精度が戻ってきた。だが、1-0の五回無死二塁。スパンジェンバーグの内野ゴロを処理した一塁手・ロドリゲスとベースカバーの呼吸が合わず適時失策(ロドリゲスの悪送球)に。西村監督も「もったいなかった」と指摘した。  打線は六回1死一、二塁や七回1死二塁と好機をつくりながら追加点が奪えない。来日初のスタメン落ちとなったジョーンズは最後まで出番はなく、将は「そこはいろいろと、というところ」とだけ話した。山本の好投に報いることができず、20日にも自力優勝の可能性が消滅する危機が付きまとっている。(西垣戸理大)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29211 0.580
(↓0.012)
-
(-)
69224
(+4)
191
(+6)
56
(+2)
33
(+1)
0.241
(↓0.002)
3.470
(↓0.05)
2
(1↑)
ロッテ
28221 0.560
(↑0.009)
1
(↑1)
69228
(+6)
236
(+4)
45
(-)
44
(-)
0.247
(↑0.002)
4.480
(↑0.05)
3
(1↓)
楽天
27222 0.551
(↓0.012)
1.5
(-)
69277
(+4)
232
(+9)
57
(+1)
36
(-)
0.274
(-)
4.300
(↓0.09)
4
(-)
日本ハム
25242 0.510
(↑0.01)
3.5
(↑1)
69223
(+9)
224
(+4)
45
(+2)
26
(-)
0.247
(↑0.003)
4.000
(↑0.02)
5
(-)
西武
21262 0.447
(↑0.012)
6.5
(↑1)
71218
(+3)
231
(+1)
49
(-)
28
(-)
0.245
(-)
4.550
(↑0.08)
6
(-)
ORIX
16314 0.340
(↓0.008)
11.5
(-)
69180
(+1)
236
(+3)
34
(-)
39
(+1)
0.243
(↓0.001)
4.400
(↑0.05)