ソフトバンク(☆6対2★)オリックス =リーグ戦12回戦(2020.08.16)・福岡PayPayドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ORIX
0000002002500
ソフトバンク
13001001X6901
勝利投手:石川 柊太(5勝0敗0S)
敗戦投手:アルバース(2勝5敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】川島 慶三(2号・5回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 ORIX戦チケット予約
◆ソフトバンクは初回、栗原の適時打で幸先良く先制する。その後は、2回裏に松田宣と今宮の連続適時打で3点を加えると、5回には川島のソロでリードを広げた。投げては、先発・石川が今季5勝目。敗れたオリックスは、先発・アルバースが2回4失点と試合をつくれなかった。

◆オリックスのアダム・ジョーンズ外野手(35)が、試合前に帰阪した。 この日は疲労などを考慮して、ベンチを外れた。試合前練習にも姿を現さず、休養となった。 今季は48試合に出場して打率2割3分6厘、5本塁打、23打点。今週は20打数2安打1打点だった。

◆ソフトバンクは1回、栗原の適時打で先制。2回にも今宮の2点適時打などで3点を追加した。先発石川は3回まで無安打無失点。 ソフトバンクは5回、川島の2号ソロで加点。オリックスは6回に2死満塁としたが若月が右飛に倒れ無得点のまま終盤に入った。 オリックスは7回に2点を返したが、反撃もそこまで。ソフトバンクは対戦成績を10勝2敗とした。先発石川は無傷の5勝目。 オリックス・アルバースが5敗目。

◆ソフトバンク石川柊太投手(28)がチームトップで開幕から無傷の5勝目を挙げた。中14日での先発で6回途中を8奪三振無失点。 プロ入り後自己ワーストの7四死球を与えながら、ホームを踏ませない「怪投」を見せた。前日15日にノーヒットノーランを達成した創価大の1学年先輩、ヤクルト小川の活躍から刺激を受け、18年からの連勝を「10」に伸ばした。前回登板から中14日の間隔を空け、石川は制球に苦しんだ。「初回はいい感じに投げられたんですが、それだけに反動というか、感覚のずれが多かった」。3人で抑えた3回以外はすべての回で四球を与えた。1、2、4回は得点圏に走者を置きながら無失点。「内容はどうであれ、しっかりストライクを投げられれば、抑えられる手応えはあった。野球は難しい」と試行錯誤しながら踏ん張った。6回2死満塁で降板したが、自己ワーストの7与四死球に2安打で0封。「怪投」で開幕から無傷の5連勝。チームトップの勝ち数となった。 前夜の快挙が刺激になった。創価大の1学年先輩であるヤクルト小川がノーヒットノーランを達成した。プロに進んだOBたちで作ったLINEグループで知り「大学の頃から常にすごい人。影響されて『頑張らないと』と思いました。負けないように。OBみんなで、大学を盛り上げられるようにと思ってやっているので」と力をもらった。 その際に、石川独特の感性で「吉兆」を感じ取ったという。石川は前回の8月1日西武戦で1安打完封勝利を挙げていた。「それを超えられて『くっそー』と思うメンタルだと良くないと思った。でも率直に『誇らしい』と思えるメンタルだったので、大丈夫かなと思いました」。小川を意識することが力みなどマイナスに作用する不安はないと確信し、思う存分に腕を振った。 18年から足かけ3年で10連勝となった。石川は「物足りないですね、全然。ここで終わったら5勝止まりなので。勝ち続けて2ケタとかいけるように。今はまだ序盤のつもりで。積み上げていくものなので」と口元を緩めることなく、上だけを見つめた。【山本大地】

◆ソフトバンク栗原陵矢捕手が4番で初の決勝打を放った。初回2死二塁から128キロのスライダーをうまく中前に運んだ。 8回には右翼フェンス直撃のダメ押しタイムリー。主軸としての役割をきっちり果たした。「何とか自分のやるべきことをやろうと一生懸命です」。オリックス6連戦はすべて先発4番で出場し、チームは5勝1敗。チーム内では「ただの4番目の打者だぞ」と言われ、緊張をほぐされたのもあったのか「あまり意識はしていません」とヒーローのお立ち台でも照れていた。

◆ソフトバンク川島慶三内野手が貴重な中押し弾を放った。4点リードの5回2死走者なし。沢田にカウント1ー2と追い込まれたが、136キロのカットボールを左翼テラス席に運んだ。 「(打者)3人で終わるわけにはいかないし、次の1点が欲しいところで、まさかのホームラン」。6月25日の西武戦(メットライフドーム)以来の2号アーチに「自分が一番びっくりしています」と笑顔で話した。

◆オリックスは投打がかみ合わず、12球団最速の30敗を喫した。 先発アルバースが今季最短の2回4失点で降板。打線も先発石川に7四死球をもらいながら決定打を欠き、2点にとどまった。西村監督は「これだけ負けているので、連勝しないと借金は減っていかない」と厳しい表情。借金は再び今季ワーストタイの14で最下位に沈み、最短19日にも自力優勝の可能性が消滅する。「次、ホームに帰って火曜日からやるしかない」。指揮官は言葉を絞り出し、18日から京セラドーム大阪で戦う5位西武との6連戦で巻き返しを誓った。

◆数字は正直だった。ソフトバンク今宮が今季3試合目の「1番遊撃」で先発出場。いきなり初回にアルバースの140キロのツーシームを右前にはじき返すと、チームは主導権を握った。2死二塁となって4番栗原の中前タイムリーで先制。対アルバースはこれまで12打数8安打、打率6割6分7厘とカモにしていた背番号「6」が躍動した。1点を追加した直後の2回1死二、三塁では143キロの速球をはじき返すと、遊撃手の頭上をライナーで越す2点適時打。「打ったのは真っすぐか、ツーシーム。相性がいい相手なのは知っていたので、チャンスだったし、思い切って打ちにいきました。いい追加点になってくれたと思います」。チームは2回までに4点を挙げアルバースをKOした。「1番」の打順も好数字だ。この日は4打数2安打。今季3度目の1番打者で計13打数6安打、打率4割6分2厘とハイレベルな数字を残している。ダメ押しの1点を挙げた8回には無死一塁から投前へきっちり送りバント。今季5個目の犠打を決めた。今宮にしてみれば6回1死一、二塁で二飛に倒れた打撃に不満が残っただろうが、リードオフマンとして十分すぎる活躍であった。今季は右肩の違和感もあり、計9試合欠場している。守備の要とも言われる「遊撃」を今宮がプレーボールから守ってこそ、チームも引き締まるというものだ。18日からは千葉で苦手ロッテとの6連戦。熱暑のナイトゲームが待ち構えている。コンディション維持も大事だが、正念場の6連戦、今宮にはしっかり遊撃を守り続けてもらいたい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆ソフトバンクは一回、栗原の適時打で先制し、二回に松田宣の適時二塁打と今宮の2点打で3点。五回に川島のソロ、八回には栗原の適時打で加点した。石川は六回途中無失点で無傷の5勝目。オリックスはアルバースが序盤に崩れた。

◆ソフトバンクは一回、栗原の適時打で先制し、二回に松田宣の適時二塁打と今宮の2点打で3点。五回に川島のソロ、八回には栗原の適時打で加点した。石川は六回途中無失点で無傷の5勝目を挙げた。工藤公康監督(57)との主な一問一答は以下の通り。  --栗原が2打点で4番の仕事を  「なかなか柳田と勝負してくれないというケースも多かったので。その中でよく2本の適時打を打ってくれたと思います」  --川島の本塁打も貴重だった  「どっちが先に点を取るかなと。うちが取れればこのゲームは取っていけると思っていた。ホームランで得点できたのは大きかった」  --石川の評価は  「久しぶりでイメージ通り、いかない球もあったみたい。次は修正してくれると思うけど、その中でゼロで抑えてくれましたし。彼のいいところが出たんじゃないか」  --5勝1敗で終わった  「いい形で今週はゲームができた。来週はビジターになりますけど、そこでもホークスの野球をすることが何より大事」

◆もらった刺激を胸にソフトバンクの"ライアン石川"が5回2/3を無失点。チームトップの5勝目も喜びは一瞬。自らにむちを入れた。  「勝ててうれしいですけど、もっと(白星を)積み上げていかないと」  7四死球も14回2/3連続無失点。中14日を与えた工藤監督も「力感のないところからイメージ以上の球がくる」と評価した。  この日だけは結果で応えたかった。前日15日、DeNA戦(横浜)でノーヒットノーランを達成したヤクルト・小川は石川にとって創価大時代の1学年先輩。今年のはじめも母校のグラウンドでともに汗を流した。自身は1日の西武戦(ペイペイドーム)で1安打完封。登板のたびに存在感は増すばかりだ。  「『小川さんを見習ってノーヒットノーランしようと思ったんですけど無理でした』と連絡しようと思います。(小川は)大学の頃からすごい、常にすごいです。自分も卒業生として大学を盛り上げていかないと」  チームの貯金は再び今季最多タイの「9」。同窓の誇りを胸に、石川はマウンドで仕事をする。(竹村岳)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
29201 0.592
(↑0.009)
-
(-)
70220
(+6)
185
(+2)
54
(+1)
32
(+2)
0.243
(↑0.001
3.420
(↑0.03)
2
(-)
楽天
27212 0.563
(↓0.011)
1.5
(↓1)
70273
(+1)
223
(+11)
56
(-)
36
(-)
0.274
(↓0.001)
4.210
(↓0.13)
3
(-)
ロッテ
27221 0.551
(↑0.009)
2
(-)
70222
(+6)
232
(+5)
45
(-)
44
(+6)
0.245
(-)
4.530
(↓0.01)
4
(-)
日本ハム
24242 0.500
(↓0.011)
4.5
(↓1)
70214
(+5)
220
(+6)
43
(+1)
26
(+1)
0.244
(-)
4.020
(↓0.05)
5
(-)
西武
20262 0.435
(↑0.013)
7.5
(-)
72215
(+11)
230
(+1)
49
(+2)
28
(-)
0.245
(↑0.003)
4.630
(↑0.08)
6
(-)
ORIX
16304 0.348
(↓0.008)
11.5
(↓1)
70179
(+2)
233
(+6)
34
(-)
38
(+1)
0.244
(↓0.001)
4.450
(↓0.04)